とこなつーーー!!
っという感じの暑さがいよいよやってきましたね(>_<)
日本全国一気に真夏ですね~
まだ梅雨はあけてないようですが、
みなさん熱中症とか本当にお気を付け下さい。
さて、先日四国のお客さんなんですが
ちょっと音に「違和感」を感じるという事で
太鼓をお預かりしてきました。
お預かりした2尺7寸の大桶太鼓。
どれどれ、と早速太鼓を拝見してみると
ああ~なるほど・・・
すぐに様子が見えてきました。
それは、“音がつながっていない事”が原因でした。
音がつながらないと誰でも“違和感”を感じることができるんです。
私は、つながった音を“活きた音”と表現しています。活きた音とは、人と人、人と自然をつなげてくれる音。
だから聴く人の心に響き、受け継がれ残されていく。
つながらない音、つながっていない音は→やっぱりその先に
つながらないんです。
よって、今日は私のチカラでこの鼓の音を、
つなげてあげるんだ(^^♪
では、具体的にどうやって音をつなげるのでしょうか...
太鼓は皮と胴、そしてそれを繋ぎ合わせる調べや鋲が主な材料です。
それぞれの材料が個々に存在しているわけではなく、
音をつなげるということは、すべての素材を一つにつなげるという事です。
伝わりますかね~
胴体だけとはこの状態。
胴体
皮だけとは、この状態。
皮だけ
単に、これを組み合わせれば
胴体と皮がつながるわけでは、実はないのです。
胴と皮をつなぎあわせる為に、大切な様子はたくさんあります。
今回は新しい皮に張り替えるわけではないので
できる範囲で、それを一つずつ、つなぎ合わせていきます。
この記事を書いていて
私にとって「つなぐ」ことって何だろうと考えてたら
「つなぐ」とは「愛」なのかもしれない...
せかっく、こうしてこの世に誕生して頑張っている太鼓さん。
私の所へ助けを求めに来たのであれば
なんとか助けてあげたいな。
この太鼓、一見すると見た目は綺麗な太鼓です。
でも、太鼓は結局見た目じゃなくって
その先にある“音”が何より、何より!大切ってこと。
「違和感」はやっぱり感じる事が誰でもできる。
叩いている人が「違和感」を感じるその音は
聴いている人には「違和感」となって届いているという事。
つながる音は“活きた音”
活きた音とは、人と人、人と自然をつないでくれる音
たくさんの人と自然に幸せをとどけてくれる
そんな太鼓をやっぱり作り続けていきたいな~と
今日はそんなお話でした(^^♪