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2018年6月10日日曜日

どこを叩くと一番良い音がするの?「良い音」を鳴らす方法。太鼓打ちの皆さんへ♬

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)

今日からお天気いよいよ
下り坂のようですね〜♬

今日はイベントもひと段落して
通常のお仕事です♪( ´▽`)

昨日は、本当に
梅雨の合間のお天気に恵まれて!

屋外での演奏だったんですが
「味噌六」もまたまた大活躍してくれました!!


そうそう、

初めて「味噌六」を見ていただくと、

その大きさに
当然みなさん驚かれますが、


それと同時に、

「良い音」ですね〜♬って


「音」の良さを感じて
いただいてます♬


まぁ、

味噌六の場合は、

太鼓そのものが
良い音をするってこともありますが、


我々が「良い音」を
鳴らす仕組みをきちんと理解して

叩いているってこともあります♬



これは、

「味噌六」に限らず、


どんな太鼓の種類にでも
言える叩き方なので、


今日は、職人の視点で
お伝えできる

「良い音」の出る
叩き方の仕組みを♬


お伝えしたいと思います!



まずは、

皆さんに質問です。


太鼓って、
そもそも


どこを叩くと一番「良い音」が
出せるのでしょうか???↓↓



どこを叩く???


そんな事、考えた事ないよって
言う方もいるでしょうし、


何となく、
この辺を意識して
叩いているって方もいると思いますが♬


正解は、「ど真ん中」を叩く↓↓
ことなんです♬




音の考え方そのものも
様々ありますが、

私が今日お伝えする
「良い音」というのは、


太鼓が一番大きな
エネルギーを発する「音」と理解してください。


太鼓そのものが持っている
最大限のエネルギーを引き出す♬


そんな叩き方です。



さて、「ど真ん中」を
実際に叩いた時の

音の反響がどのように
伝わっていくのか?


太鼓の中を覗いてみると
こんな感じになります↓↓





ど真ん中を叩くと
このように音の振動が均等に

太鼓全体に広がっていきます♬




だから、

音の「余韻」は残りにくいんですが、


先にお伝えした通り、


「太鼓全体」に一気に
音が伝わるので、


その太鼓が持っている
一番大きなエネルギーのある「音」が

出せるんです♬


これが、
私のお伝えしたい「良い音」の仕組みです♬


で、

ここからもう少し
具体的に説明させてもらうと、


実は、「真ん中」を叩くことを
意識して叩いているよって方も

いると思うんですが、


ただ真ん中を叩けば
良い音が出せるわけじゃないんです♪( ´▽`)


ここが難しい、、、、

例えばこんな感じです↓↓



例え、ど真ん中を
叩けていたとしても、


バチが入る角度が間違ってしまうと、


叩いた音が
まっすぐに入っていかなくて


こんな感じで斜めに音が
入っていってしまします♬↓↓



すると、

せっかく真ん中を
叩けていたとしても、

太鼓全体にエネルギーが
伝わらずに「良い音」には

ならないのです♬


だから意識して
もらいたいポイントは2つあります。

1つは、叩く場所を
ちゃんと真ん中を狙うことと、


もう1つは、

叩いた先の
音の広がり方を

ちゃんと意識して叩くってことです♬





ここは、


真ん中を叩くということは、
目の前の太鼓の叩く面を見てれば

何となくできますが、



太鼓は、目の前の
叩く皮面だけが鳴っているわけじゃなくて


太鼓全体が鳴らせて
初めて良い音につながるので、


叩いていない反対側の皮だったり

胴も「鳴らす」♬
そんな意識が必要なのです。



これは、

目に見えない部分なので
なかなか難しいですね♪( ´▽`)


例えるなら、

最近はほとんどの車が
オートマチック車なので、

マニュアル、ミッションの車の免許を
持っている人も少ないかもしれませんが、


ミッションの免許を持っている人なら
一度は経験があると思いますが、

「エンスト」しますよね♪( ´▽`)


なぜ?

エンストをしちゃうのかっていうと


エンジンが動力と
繋がっている「仕組み」は
残念ながら、

エンジンルームを見ながら
運転できるわけじゃないので、

頭の中で理解できてないから


どこをどう操作したら
上手に車を動かせるか?が


最初のうちはわからないのです。



太鼓も、
それと同じようなことで、


なかなか、
叩いた先の太鼓の「音」の
広がり方まで意識して叩ける人は

少ないでのです♬



ちなみに、

わざと「ど真ん中」を外して
叩く♬

と言う人もいると思います↓↓



さて、こうすると
今度はどんな音になるでしょうか??



真ん中を外して叩くと、


今度は、太鼓の中の音の
振動はこんな感じで伝わっていきます↓↓




こんな感じで、

音の伝わる「距離」が
微妙に変わって複雑に交差するので、


音に「余韻」が響きが
残るんです♬



ど真ん中を叩いた時のような

ドン!!!

と言うエネルギーあふれる「真」の
ある音ではありませんが、


これはこれで、


意識して使い分けて
叩けることで


より、

太鼓の「音」を
上手にコントロールしながら

演奏できるようになります♬



余韻の残る音と、

真のある音の違いをきちんと
理解してもらう為にも、


やはり、

まずは「ど真ん中」を
きちんと叩いた時に

太鼓全体を鳴らせる♬


そこを目指して欲しいですね!




今日お伝えしたのは、

決して目では見ることができない
太鼓の中の世界ですが、


その世界を見る為には、

心で「感じとる」♬
必要があります。


人と人、人と自然との
関わりも同じですが、


相手のことをより
理解をしようと思ったら、


相手の気持ちを
感じとる必要がありますよね♬


それができると、

自然と関係性も深まります。


「関係性」が深まるということは
お互いにハッピーになるってことです♪( ´▽`)


はい、

太鼓の音をより理解できるようになれば、


もっと
太鼓を叩くことが楽しくなるってことです♪( ´▽`)



私は、

いつもそんな太鼓との
コミュニケーションを楽しく感じながら

演奏してますから


めちゃくちゃハッピーなのです♪( ´▽`)


さて、

今日は遠方から
2件ほどお客様が来てくださるので、

楽しみです!


今日も素敵な1日を^_−☆


2018年6月6日水曜日

ボスとリーダーは違うんだよ。

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)

いよいよ梅雨入りですね〜♬

この時期が好きっていう人は
少ないと思いますが♪( ´▽`)

これも「自然」の摂理ですからね〜

外は雨でも、
心は晴れやかに頑張りましょう(^^)

と、

自分に言い聞かせて
今日もお仕事です♬


今日は、今年の1月に発表した

三六-SABUROKU-シリーズの弟的な存在、

三六よりちょっぴり
コンパクトでさらに機能的な

三六-mini-を
組み上げてました!




完成した太鼓は、
いつも必ずサウンドチェックするんですが♬


新人しゅんたまるも、
自分自身で太鼓を作るようになった事で、


今までの演奏だけしている時の
感覚とは違って、


太鼓の「音」のことを
より深く理解してくれている様子です♪( ´▽`)




そんな、しゅんたまるに


音は、どうだ!?


と、聞いてみると


めちゃくちゃ良い音してます♬


と、、、
返ってきたので、



具体的に「良い音」って
どういう音だと思う?


そう質問したら、


こんな風に返してくれました。



「太鼓が一つになっている感じがします♬」



と、、、、



ほーー、

だいぶわかってきたな〜
と関心しました♬


そうなんです。


しゅんたまるが
言ってくれたように、

良い太鼓の「音」と言うのは、


言葉で表現すると、

「胴体」や叩いている部分の
「皮」だけが鳴っている感じじゃなくて、


太鼓全体が一つに
繋がって鳴っている感じがするんです。


だから、

そこから出てくる「音」が
大きなエネルギーになる♬


完成した太鼓の「音」を聞いて
一つになっている感覚が分かるのは、

少しずつ成長してきた証ですが、


私は質問を続けます。




じゃあ、

どうしたら、
太鼓を一つにつなげられるんだろう???





これは、「太鼓」に限ったことじゃないよ


「太鼓」が一つになった時に
大きな力が生まれるように、


人と人、
人間関係だって同じで

それぞれが
全く心通わせることなく

別々の方向を向いていたら
チームや組織の力って強くならないよね。


どうしたら?

「太鼓」も「人と人」も
一つになれるんだろう??


そしたら、

しゅんたまるがハッと!
した顔をして


実は、高校の和太鼓部で
自分がパートのまとめ役をしてた時に

友達にこんな事を
言われたんです、、


しゅんた、

「ボス」と「リーダー」は
違うと思うよ、、、




自分の思い通りに、
チームを導こうと思って

人の意見も聞かずに
強引にまとめようとしていた時に、


友達から言われた
この一言にとても衝撃を受けたと、、、


それから心を一新して、


それまでのワンマンボスではなく、


リーダーとして
チームの力を最大限発揮するために
やった事は、


「人の意見」に耳を傾ける事

だったそうです。



そう、


これ、

太鼓も全く同じなんです♬



自分に言いたい事、

すなわち、

自分のやりたい事を
やりたいようにやっていても


本当に良い音は
聞こえてきません。


太鼓の「声」に
耳を傾けていくと、

自然と太鼓がどうして欲しいのかが
わかってきて、

それを一つ一つ
クリアしていくと、

自然と太鼓が一つに繋がっていく♬


しゅんたまるの話を聞きながら、

私自身も、
あぁ〜やっぱりそうなんだよなって思って


太鼓にとっても、
社員にとっても

ボスではなく、

リーダーになれるように
もっと努力しなきゃなって思いました♪( ´▽`)




「伝統」や培われた「文化」って


単に、モノを作る技術とか
技に限った事じゃなくて、


いつもこうやって
心豊かに生きるための「知恵」を

教えてくれてる気がしています♬


さて、

今日も1日お疲れ様でした^_−☆

2018年4月6日金曜日

我が社の19歳コンビも頑張ってます!!

こんにちは、六代目彌市です(^^)

いよいよ4月に入って
新学期シーズンですね♬

今日から我が家の
子供たちも

小学校はそれぞれ5年と3年に
進級して、

長男は中学2年になりました!

新しいクラスで
不安いっぱいなのかな?と

思いきや、

次男坊は
チョーー!!楽しみーー!と

ワクワクしながら
新しい友達や先生との出会いを

楽しみにしているようでした(^^)


さて、
そんな中、

我が社の新人19歳コンビも
頑張ってますよ♪( ´▽`)


まずは歳は同じでも
入社は1年先輩のカネゴン!

ちょうど1年前の今日の
写真が出てきました(笑)

まだネクタイも締められなかった
カネゴンも♪( ´▽`)


同じ岐阜総合学園出身の
ひーくんこと、貴也先輩の指導のもと、

少しずつではありますが、
職人としての「意識」が根付いてきて
くれてます!



カネゴンが担当してくれている
三浦太鼓店としてのお仕事は、

締太鼓や、桶太鼓の皮を
作る作業♬


「皮」づくりって、
もともとずっと私がやってきた作業で


実は、
この仕事一つで、

完成した太鼓の
「音」の良し悪しが左右される

太鼓にとって「命」とも
言える大事な大事なお仕事なんです♬


よって、


その「技術」と「知恵」を
きちんと伝えるべく、


【めざせ!皮マイスター!!】


という、
独自の評価基準を作って
伝えるようにしました♬



「皮マイスター」になるためには、
たくさんのチェックポイントがあります♪( ´▽`)



約20項目ほどの
技術的なこや、意識するポイントを

5段階評価にして
毎月評価しているんですが、

中でも一番難しい作業がコレです↓



はい、皮を「裁断」すること。


実は、これが
皮作りにとって一番重要で

一番難しい作業なんです♬


「裁断」が難しい!??


ってどういう事か
なかなかイメージつかないですよね、、、


太鼓というのは、

牛1頭分から
いろんな太鼓の種類に合わせて

必要な大きさの皮を裁断します♬


ちなみに、これが1頭分↓



縦横約2メートルほどの
大きな大きな皮から

太鼓は作るんですが、


大きいからと言って
どこでとっても良いというわけじゃないんです♬


ほら、

みなさんお肉をいただく牛さんを
想像してもらうと解ると思いますが、


部位によって、ロースとか
カルビとかハラミとかあって

それぞれ肉質や味が違いますよね。


当然、皮にもそれがあって

場所によって、
伸びやすい部位や

薄くて張りが良い部位、

厚くて強固な部位、、、


などなど、
当然違うわけです。


それを、

どの場所で「裁断」したら

お客様の求められている
「音」に最適な太鼓が作れるか???

それがわかっていないと
太鼓は作れないのです♬


ちょうど、今月最新号の
三浦太鼓店新聞に掲載予定の

ひーくんが作ってくれた
太鼓の皮の細かな解説がこれです↓



皮は、目で見て、手で見て、心で見る♬


まさに、そうなのです。



この裁断する作業の時点で、

完成した太鼓の「音」が
聞こえていなかったら、

太鼓は作れないほど
重要な作業なのです♬



当然、まだまだ1年目のカネゴンは

裁断の時点で全ての「音」が
判断できるレベルではありませんが、


先輩ひーくんの指導のもと
上達してきているので、

2年目に入って
さらなる進化を期待しています(^^)



そして、もう一人は
今年新入社員として仲間入りした

しゅんたまる!!


彼の仕事は、
私のもとで「桶づくり」ですが♬

入社して、早2週間、


ようやく
自身の手で作り上げた

自作桶の第1号が
完成しそうです♬



この1号機は、

当然できも悪いし
商品にはなりませんが、

私も最初に師匠と一緒に作った
1号機は今も大切に自分の太鼓として

演奏で使ってますから、


彼も、

この1号機は
まずは自分で使ってみる♬


これを原点に、
ここから色んなことを

伝えていきたいと思ってます。


しゅんたまるの
桶づくりにしても、

カネゴンの皮づくりにしても、


私たちの仕事というのは、


単なる美しい仕事や
見た目の良さや高い技術力があることが

決してゴールではありません。



ひと昔前のであれば、

「職人」として
求められる仕事は、


先に述べたような

美しい仕事、
見た目や高い技術だったかもしれません。


でも、

今という時代に求められる
「職人」の仕事は

当然それも必要ですが、

それだけじゃないって
感じています。


「伝統」と言われる歴史の中に
ある様々な先人たちの「知恵」には、


いくらお金を出しても
買えることができない、

たくさんの財産が宿っています。


「太鼓」を作るということは、

単に美しい良い太鼓を作ることだけじゃなくて、


そういう、
「知恵」とか「文化」も含めて


彼ら若い世代の人たちの
力を借りながら進化、発展させられたらと

強く思っています。


偉大な先人たちがいてこそ
今の私たちがある。


作り方を教えることは
カンタンですが、

こういう大切な「想い」を
教えていくことは

難しいなぁと感じてます♪( ´▽`)


まだまだ
やれることたくさんありそうです♬


さて、
今日も素敵な1日を^_−☆


2018年3月4日日曜日

でた~!これが噂の金箔太鼓!!??

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


一口に「和太鼓」と言っても

その形や、大きさ、種類は
実に様々なのです。


また、その地域しか使わないような
特殊な太鼓があったり、、、と

私達もまだまだ
知らない太鼓に出会う事が時々あります( ;∀;)


そんな、今回は、
名古屋の港区、稲荷社さんから

それこそ“噂”では聞いたことがあった、


「金箔」が貼られた太鼓!!??


が、修理でやってきたんです♬


こんな感じ↓↓





金箔が貼られていると言っても、

胴の外側に「装飾」として
使われているんじゃないんです( ;∀;)


外見はあくまでも、普通の太鼓!!



この、胴の中に

一面このように煌びやかな金箔が
貼られているんです!!





噂では、聞いたことがあったんですが


実際に、目にしたのは
初めてで驚きと感動です( ;∀;)


では、なぜ?

こういう事をするんでしょうか??


なんでもそうですが、
ここが大事ですね!


そこには、それをやる「理由」が必ず
あるってことです♬


この太鼓、

実は「囃子太鼓」と言って

一般的な盆踊りなんかで
使う太鼓とは違って、

驚くほど「高い音」で
使う事を目的とされた太鼓なんです♬


音と叩き方は、こんな感じです↓♬



ドンドン!

という太鼓の音じゃなくて、

もう「カンカン♬」ですよね!



より、「高い音」を追求する過程で

自然とまず「胴」のカタチが
普通の太鼓に比べて細くて長くなり、


そして、

さらに胴の中に金箔を貼ることで

「空気」の逃げ道を遮断して、

より高くて響く音を
追及されているんですね!


例えば、イメージしてください♬

扉がまったくない部屋の中で、

密閉された空間の中で、
太鼓をガンガン打ち鳴らす。


一方、

扉を解放してあげて、
空気の逃げ道を作って太鼓を叩く。



当然、前者の
密閉された空間の方が

中での共鳴は増すことになります。


その効果を「金箔」を貼ることで
作っているんですね♬


太鼓の「音」作りって
本当に面白いです。


そういえば、
最近「桶太鼓」も

「タガ」の本数で
音が違ってくることが

作り続けていくうちに
だんだんと分かってきたんです♬




これ、

左から6本タガ、4本タガ、2本タガ。


「タガ」の役割は、
胴をしっかりと締め付ける事です。


以前は、タガの本数が増えれば
胴の「強度」が増す♬

ぐらいにしか思ってなかったんですが、


さっきの金箔太鼓と同じで、


締めれば締めるほど、高くてクリアな音♬


逆に、タガの本数が少なくなると
低くて深みのある音♬


になる事が分かってきたんです(^^♪


そしたら、ある方から
「笛」もそうだよって!

教えてくださいました♬


笛も、「籐巻き」と言って
竹に巻いて作られているんですが


一般的な篠笛よりも、
高い音を要求される「龍笛」や「能管」は

確かに、「総巻き」と言って
この籐がたくさん巻いてあります♬



画像引用元:鬼っ鼓ショップ



そうやって考えると、


太鼓の「音」つくりも

「素材」だけじゃなくって

まだまだ様々な方法で
いろんな可能性があるんだなって(^^♪


ますます
ワクワクしてきました♬


まずは金箔太鼓
作ってみようかな(笑)


さて、今日もステキな一日を(^_-)-☆



2017年11月17日金曜日

創作和太鼓の可能性♬

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


昨日、地元愛知県豊橋に拠点を置く
しおかぜ太鼓さんに太鼓の納品に伺ったんですが

今回作らせてもらった太鼓は、
ちょっぴり変わった太鼓なのです(^^♪

その名も『コンコロ太鼓』です♬




みなさん、見た事ありますかーー??


実はこの太鼓、

この三河地域の伝統芸能『チャラボコ太鼓』の
演奏で使われる太鼓なので、

ご存知の方は、当然なじみ深い太鼓だと思います。


この辺りだと、安城の桜井神社が有名ですね!

以前、桜井神社東町地区の練習に
お邪魔した時の様子です↓

後方で一人男の子が叩いているのが
コンコロ太鼓♬




こんな感じで、独特に発展をとげてきた
地域特有の太鼓で、


全国でも当店と、お隣知立の杉浦太鼓さんでしか
作っていない太鼓でもあるんです。



よって!

伝統芸能以外の『創作和太鼓』の舞台では
ほとんど使っていただく機会がありませんでした♬



そこに、今回目をつけてくれたのが
しおかぜ太鼓の青木君ですね!




他の、どんな太鼓の音色とも重ならない
コンコロ太鼓特有の響きが、

創作太鼓のセットとして
新しい可能性を広げてくれそうです♬


和太鼓の世界って、

いわゆる『伝統』の世界と、
現代に生まれた『創作』という世界と

同じ太鼓でありながら、

使われるシーンやニーズの全く異なった
文化があるんです♬


太鼓屋の仕事をしていて感じるのは、

『伝統』の世界は、すでに確立されていて

その地域だったり、お客様の求められる『音』が
決まってます。


例えば、この『コンコロ太鼓』
張り方や音に対する要望は、

私達よりもその地域の方々の方が
こだわりを持ってたりします♬

だから、張り替えの時は
『音』を確認するために

必ず地域の方々が立ち合いに来られるんですね↓↓



だから、

伝統の世界の音は、

今までと違ってたり変わっちゃったりする事を
嫌われるんですね。


一方で、現代の創作和太鼓の世界は
誕生してまだまだ数十年。


伝統の世界のように「確立」されたモノは
ありませんから、

私達の想像次第で、
可能性は無限大にあるって事ですね!


だから楽しいのです(^^♪



来年から、三浦太鼓店は

毎月新商品の太鼓を必ず1台ずつ作って行くこと決めました!


そして、すでに1月の新作案も
出来てきました!

またご紹介しますお楽しみに(^^♪


今日もステキな一日を(^_-)-☆

2017年9月25日月曜日

太鼓の「耳」って何?

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

今朝も気持ちの良い秋晴れの月曜日ですね!
本当に秋は大好きです♬


お祭りや、イベントも多いこの季節
楽しみワクワクいっぱいです~!


さて、そんな祭りシーズンではありますが

先日あるお客さんが
こんなお話をされてました。


皮に穴が開いてしまって、
とある太鼓屋さんで張り替えをお願いしたんですが、


「耳」が切られてしまっていて、、、、


と、、、


みなさん、太鼓の「耳」って

どこの場所のことか?
そもそもどんな役割があるのか?

ご存知でしょうか、、、


ご存じない方のために、
まずはここが太鼓の「耳」と呼ばれてる部分ですね♬↓↓↓



これが太鼓の「耳」と呼ばれる部分です。

では、なんの為にこの「耳」があるのかと
言いますと、


こちらですね↓↓↓




そう、耳とはこのように
皮を張るときに、引っ張るための場所なのです。



昔は、この「耳」というのは
実は切るのが当たり前でした↓↓




どうやってカットしているかというと
こんな感じですね↓↓↓



耳にロープをかけ、
しっかりと引っ張り上げた皮に鋲を打ち終えたら、


もう「耳」の役割はそこで終わりです!


なので、役割を終えた「耳」は
その後カットするのが当たり前でした。


それが、近年の創作和太鼓文化が盛んになり

太鼓の「音」に対する要望や
こだわりが強まってきて、、、

この「耳」を残す傾向が増えたんですね。


では、耳を残すとどんな良いことがあるのか???


それは、締め直しがカンタンにできることなのです♬


太鼓の皮は、打ち込めば当然
皮も伸びてきます。


その際に、この「耳」をカットせず
残しておくことで、

もう一度鋲を外して引っ張り直すことが
できるんですね♬


ある程度打ち込んだ皮を
締め直しすることで、

実は、音も安定して良くなります。



ただし、先ほども言った通り

これは近年になってからの事で
従来太鼓屋さんと言うのは、

耳はカットしてしまうのが当たり前でしたので、
きちんとこちらの意志を伝えないと

カットされてしまう事があると思います。


また、カットする前提で
皮も仕込んでいるので、

たとえ耳が残っていても、
耳のバランスが悪かったり、、、

やたら伸びていたりと、、、




そもそも残す事を考えられていない耳は
見た目やバランスが悪かったりします。


どちらが良い悪いということではありませんが、


本来の「耳」の役割を理解していただいた上で
太鼓屋さんにご相談されることが良いかと思います(^^♪


締め直しがカンタンにできることから
当店では、最近では圧倒的に「耳」を残される方が

増えていますね♬





これも一つの時代の流れでしょうね♬


さて、今日は
本当に気持ちの良い朝で

清々しい気分です!

今日もステキな一日を(^_-)-☆


2017年9月23日土曜日

桶太鼓、使わない時はゆるめた方がいいの??

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


先日、新しい桶を納品させていただいた
お客様からこんなご質問を受けました。

とても素敵な桶太鼓本当にありがとうございます!
これから長く愛用していきたいので教えてください。

桶太鼓、使わない時は
やはり調べ(ロープ)はゆるめた方がいいのでしょうか????


と、、、





さて、あらためて伺ってみると
みなさんもこう言った悩みをお持ちなのかな???


あくまでも私の考え方なので
これが全て正解というわけじゃありませんが、

少しでもご参考になれば幸いです。


まず、今回は桶太鼓の中でも
『担ぎ桶』に限ってお答えさせていただきますが、


締めたままで良いか?
ゆるめた方が良いか?


と聞かれれば、

ゆるめた方がいいとお答えします。




大きく理由は2つあります。


1つ目は、

常に皮にテンションが
かかった状態で保管すると
皮が伸びやすく、最悪の場合破れることもある。


2つ目は、
毎回締めたりゆるめたりすることで、
自分の太鼓の音が分かるようになる。



という事です。

『担ぎ桶』は、
どちらかと言うと張りの良い状態で
使える方がいい太鼓だと思うので

締めっぱなしの状態でずっといると、
例えば、今の状態より音を高くしたい場合、

今よりさらに強く締め上げなければなりません。

難しい表現ですが、
音をなじませたい大きなサイズの桶太鼓や
据え置き専用で使う桶太鼓なんかは

逆に締めっぱなしで音を育てていった方が
深みのある音になってくれたりします。


それから、

2つ目の、
毎回締めたりゆるめたりすることで、
自分の太鼓の音が分かるようになる。


私的には、これが何より
一番大事なことかなって思います。


締めたり、緩めたりして
そうやって手をかけてあげると、


太鼓の事がよく分かっていきます。


ああ、これくらいの強さで締めると
こんな感じの「音」になるんだな~♬とか、


ああ、いつもと同じ強さで締めたつもりでも
今日みたいな湿度の多い日は
思ったよりテンション上がらないんだな~とか、


これ、太鼓打ちの方で
意外と多いなって感じるのは


自分の太鼓の「音」を
自分でよく分からないって言う人が多いです。


太鼓は、「音」を聞いていただく人に
伝える楽器なのに、

自分の太鼓の音が
自分で分からない?というのは

そもそもじゃあ
何を伝えているのかな???

という事になってしまいます。


締めたり、ゆるめたりする
一番の目的は、

自分で自分の太鼓の「音」を知ること♬


そうは言っても、
なかなかやったことがない方も多くて

最初はハードルが高く感じますが、
やってみるとこれ意外と難しくないのです。

いろんな締め方があり、
これは参考までに以前私がYoutubeにアップした

3本締めという締め方です↓↓




3本締は、
締めるのも、ゆるめるのも
時間がかからずカンタンにできますので

おすすめです。


さて、今日は
今年新作で発表し、1台販売することを目標にしてた
四尺の鼓路和ーKORONA-が売れましたので(笑)

がんばって仕上げてまいります!!


今日もステキな一日を(^_-)-☆





2017年9月22日金曜日

タガを締め直すと、良い事がある♬

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

すっかり朝晩は涼しいというより
寒くなってきて秋の気配深まる今日この頃!

みなさんいかがお過ごしでしょうか

実は!!

最近全然やる気が起きなくて(笑)

完全に燃え尽き症候群です(笑)

この夏までの疲れが
どーーーーーーーっと押し寄せてきた感じで


とにかくボーーーっとしたくて
何も手につきません( ;∀;)


当然、ブログも書けなくて(涙)


リラックスるする方法も
分からなくなってしまう今日この頃(笑)

少しずつ回復してますから
ご安心くださいませ!


さて、お蔭様で
日々のお仕事はとんでもなく充実しております!


先日は、静岡県浜松市神ケ谷という地域伝統で
使われている、今年還暦を迎える古い桶太鼓の
修理をさせていただきました。


パッと見ても古い感じでしょ!

はい、昭和32年に作られた
今年還暦を迎える古い大桶太鼓です!

大きさは4尺!


今回の主な修理は、外れてしまったり
割れてしまった「タガ」の交換。




まずは皮を外して、




タガを外すと桶はバラバラになります~♬





さらに、板は1枚1枚バラバラになります~♬




ここまでバラしてから
再び組み直し!


今回はタガの交換のみのご依頼でしたが、
ここは、やっぱり職人魂( ;∀;)


できるだけ、表面のデコボコもキレイに削ってあげたい~♬




思った以上に、表面の状況が悪かったので

やれることに限界はありましたが、
それでも、削り直してあげると
見た目だけじゃなくて、バランスもよくなります!

何より太鼓が喜んでくれてる感じがします(^^♪


そして、いよいよ新しいタガ入れね!





今回は、6本タガを入れ替えるんですが

1つのタガを作るのに

10メートルの竹を2本使って
タガを編んでいきます~

一番胴の太いところに使ったタガは
それでも竹の長さが足らずに

プラス8メートルの竹を2本。

よって、36メートルの竹を使って
ようやく1つのタガができてます~


って言っても分からんですよね(笑)


とにかく、1つのタガをつくる為の
竹が“長い”という事だけわかってくださればいいです( ;∀;)




はい、こうして無事完成↓↓





こうして、キレイに
仕上がった胴に再びロープを組みまして~





無事アップサイクル完了です!!




もともとは、コレでしたから↓↓



綺麗によみがえりました~!!


桶太鼓は、「タガ」の役割がとても重要なんです。


見てもらってわかる通り、

カタチが保ってているのは
「タガ」がしっかりと締めてあるからです。


だから、緩んでしまったタガを
もう一度しっかりと締め直しをしてあげることで

実は、見た目だけじゃなくて
「音」も良くなります。


昔から人の心にも例えた言葉で
「タガをしめ直す」という言葉がありますが、

緩んだ気持ちを引き締めるという
意味と同じですね!


人の心も、太鼓も
タガを締め直すことで“シャキッ!!”とします(^^♪



さて、わたしの心は未だ
ゆるみきったタガのようになっておりますが(笑)


少しずつ、締め直して
気持ちあらたに頑張りたいと思います(^^♪


太鼓と同じように、時にタガが緩むことは
ごくごく自然の事なんでしょうね( ;∀;)

そんな自分を許してあげましょう
今日もステキな一日を(^_-)-☆