2012年12月7日金曜日

由緒ある地元神社の楽太鼓

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

私たちが住まうここ愛知県岡崎市は徳川家康生誕の地です
地元には徳川家ゆかりの地が多々ありますが

そんな徳川家ゆかりのある神社であります
岡崎市明大寺町にあります“六所神社”から楽太鼓の修理を預かってまいりました。


六所神社は家康公の産土神として、代々徳川家の崇敬が篤く、
現在の社殿は寛永十一年(1634年)から寛永十三年にかけて
三代将軍家光公が再建したものだそうです


権現造で、彫刻や色彩が華やかで
現在は安産の神様としても知られ、多くの参拝者が訪れております


そしてお預かりした修理の太鼓はこちらです

 
 
立派な木彫りの火炎に色彩装飾された太鼓
最近では木彫りの火炎は大変貴重です
 
 
そしてその中には徳川家の紋である三つ葉葵が装飾されていました。
 
 
 
太鼓が古く、ほとんど剥がれ落ちてしまっていますが
もともと現在黒く見える火炎の部分はすべて“金箔”で装飾されていました
 
 
太鼓の打面も同じです
今回は皮をあたらしく張り替えて
打面の彩色も新たに施します!
 
彩色と言っても
まず、太鼓の皮を張った後
打面にすべて金箔を張り、その上からさらに彩色していきます
 
 
よって色彩ゆたかできらびやかな
楽太鼓がよみがえります
 




あらたな息吹を吹き込み
完成した太鼓、後日アップいたします!