2018年8月31日金曜日

自分の可能性を増やす方法とは、、、

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)

いよいよ今日で
8月も終わりますね〜♬


今年の夏は、本当に暑くて

そして、熱い!!

夏でした♪( ´▽`)


今夜、夏祭り
最後の反省会を終えたら、

これでようやく一区切り♬


また、

3年目の味噌六に向けて
新たなステップ進んでいきます!




今、おかげ様で

いろんな事できるようになってます。


でも、


実は、

今、私たちができてることって
数年前までは、

全くできなかったこと
だらけだと言うことを

今日は、知ってもらえたらと思うのです♬



つい先日完成した、

コンセプトデザインシリーズ
最新作の花音-kaon-です♬




コンセプトデザインシリーズというのは、
たくちゃん考案の企画シリーズで


太鼓本体とカバーとストラップ♬

この3点が
すべてデザイン統一された
三浦太鼓店オリジナルの企画商品です。







いち商品としては、

キレイにデザインされた桶太鼓、、、

だけかもしれませんが、



ここに至るまでの「道のり」は、

本当に長い道のりでした。






と、言うのは


このコンセプトシリーズを完成させる為に
必要な「技術」である、


・桶作り
・カバーづくり
・塗装


の全ては、


数年前までは、
三浦太鼓店では一切できなかった

モノばかりだからです。



例えば、

カバー作り。


もともと、当店では
カバーは自社では製造しておらず、

名古屋にある石田テントさんに
お願いして作ってもらっていました。





そして、
この方が石田テントの石田さん。





お年も高齢で残念ながら
後継者さんも見えず、、、、


太鼓にとっては、

カバーは決して主役ではないけど
絶対になくてはならぬ大切なモノ。


そこに修行に行ってくれたのが
たくちゃんなのです♬




もともと、

たくちゃんは前職で、

染物屋さんで働いていた経験と、

この石田テントさんでの
縫製技術の修行が積み重なったことで、


自らデザインし、

自らプリントし、


そして、

自ら縫製してしまうという
事ができるようになりました。


余談ですが、
三浦太鼓店の玄関にある「のれん」は、


前職に染物屋さんで
働いていた時に、

たくちゃんが作ってくれた「のれん」です(^^♪





次に、

塗装はしろちゃん♬





太鼓にとっては、塗装も

欠かすことができない技術ですが、



これは、地元にたまたま
家具塗装の専門職人さんがいて、


その方の所へ
しろちゃんが修行に行ってくれて、


今では、

台の塗装から、
美しいケヤキの木目塗装、


そして、
華やかなデザイン塗装まで


すべて
しろちゃんが一人でやってくれてます♬





しろちゃんの師匠も

私と同様で、


残念ながら習い始めて
半年も経たないうちにお亡くなりに、、、、


技術だけでなく、

その方の大切な道具を
引き継がせてもらって「今」があるのです。




そして、言わずと知れた
私の桶作り。





大切な道具は
秋田伝統工芸士の五十嵐さん♬


技術は、2016年の1月から
私の師匠である永谷さんに習いに

行き、今桶作りができるようになってます。





こうした、

様々な「技術」の習得の
積み重ねてきた先に、


ようやく、

今自分たちが「できる事」が
すこしずつ具体的なカタチとなって


実現できるようになりました。




私は、今

いろんな事ができるようになって

思う事があります。



それは、

自分の、

自分たちの「可能性」を増やすには、


「できる事」を増やすこと。



だと感じています。



結果的に、自分達で
できる事が増えると、


それまで、想像もしてなかった
可能性にだって出会えたりします。


「味噌六」なんてまさにそう。


自分で桶が作れなかったら、

当然、味噌六なんて
生まれなかったし、


桶が自分で作れるようになったからこそ、


新しい、その先の世界が
見えてきたんです。






私がいつも、

一歩踏み出す原動力になっているのは、

これをやらなきゃダメ、、、

とか、

こうしなやくちゃいけない、、、


という気持ちじゃなくて



こんな事ができるようになったら
嬉しいなとか、、、


こんな事ができるようになったら
楽しいな!!


そんな未来へのワクワクが
私たちの原動力です♬


そうすると、

必然的に、
必要ない事に時間は使わなくなっていくモノ

なのかもしれません♬


何をやるかを決めるという事は、

一方で、

何をやらないかを決める事だと
言われますからね。



出来ることを増やしたら(行動)

今度は、状況を整理して(思想)



いつも、

行動が先です( ;∀;)
から状況整理は後回しになりがちですが、


少しずつ状況も整理して


また次のステップに
進みたいな♬


さて、

明日から9月!


少しずつ秋の気配ですかね


今日もステキな一日を(^_-)-☆

2018年8月30日木曜日

世界一を目指す友がいる。

こんにちは、六代目彌市です!

昨晩、

9月に行われるパエリア世界大会へ挑戦する

地元岡崎のスペイン料理店
ジュゲムさんの出陣式へ和太鼓零~ZERO~

応援に駆けつけてきました(^^♪






実は、このジュゲムオーナーシェフの

橋本良太郎くんとは、


小学校からの幼馴染の同級生なんです♬




地元岡崎から、世界の頂点をめざして
活躍するだけでも凄い事なのに、


それが、同級生ともあれば

刺激を受けないわけがありません!



今年の春に開催された

「第58回国際パエリアコンクール 日本予選」で


見事、日本一に輝き!!

本場スペインで開催される
国際コンクールへの出場切符を

手にされたのです♬





僕が見ていて、
彼の凄いところが2つあります。



一つ目は
とにかく自分の意志に真っ直ぐな所。




実は、良太郎くんは

忘れもしない

小学校3年生の頃、


自分の将来の夢を書く文集の授業で


すでに、レストランの
オーナーになるって書いてたんです♬


それも、


当時は、ただのレストランじゃなくて
「海底レストラン」って書いてました(笑)


ちゃんと、絵日記になっていたのも
ハッキリと私は覚えていて、


当時、自分なんて
将来の夢なんて当然何も描くことが

できなかったのに対して、


具体的に自分の未来を描ける
良太郎くんがうらやましかったし

凄いなぁって思って、


ずっとその事を忘れずにいました。



当時から何一つ変わらぬ
料理への想いが、今の彼の活躍そのものです。




そして、もう一つは
人を大切にするところ。





彼の周りには、

いつもたくさんの彼を応援する人たちで
溢れています。



それは、きっと

彼の作る料理が美味しいのは
もちろんの事、


彼の「美味しい」の中に

人と人の想いを
繋げる深い「愛」を感じるからこそ


そこに集ってくるんだなって
感じました。


食べる事って、

人間にとってなくてはならぬモノですよね。



そして、
人間にとって最初に口にする

大切な栄養は「お母さん」から
誰もがもらうと思います。

母からもらう最初の大きな栄養は


心も、身体も育んでくれるのと
同じで、


彼の作る「パエリア」は、

それを食べる人の心と身体を
満たしてくれる、


そんな「愛」に溢れてるなって
感じました♬





人それぞれ、

生き方や、価値観、

環境や、生まれ、育ち、


当然違っているけれど、




その人には、
その人に与えられた役割があって、


難しいことも当然たくさんあるけど、


まっすぐそれを
突き進もうとチャレンジする人には


ちゃんと神様が
応援してくれるんだなって♬


とても温かい気持ちに
させてもらえる場所と時間を

過ごさせてもらえたことに
感謝です。


さて、

今日も私には
私に与えていただけたこと

一生懸命がんばります!


今日もステキな一日を(^_-)-☆


2018年8月28日火曜日

吉野杉!入荷しました♬

こんにちは、六代目彌市です!


桶作りをしていて
いろいろ大切にしなくちゃ

ならない事が見えてきましたが、


その一つに
やはり「材料」の課題。


自分自身で
ある程度作る技術が軌道に乗って


少しずつ、」

タガの事だったり、
作り方の事の理解が深まっていくと


やはり、

行き着くさきは「材料」♬



と、いう事で
また9月も行くんですが、

6月に行ってきた秋田原木市場への
買い付けに始まり、



今回、新たに「吉野杉」が
入荷いたしました(^^♪





吉野中央木材の石橋さん!!





石橋さんとの出会いは

あの小豆島のヤマロク醤油さんでの
大桶づくりに参加させてもらった時でした♬





ヤマロクさんへ初めて
大桶づくりに参加させてもらった時、


この大桶で使われている
「スギ」を見て、


何とも言えない美しい木目、

そして、木肌と艶感があるな~♬




そう思って、


今までは「秋田杉」しか
チャレンジしてこなかったので、


いつか、

この吉野杉でも桶作りを
やってみたい!


と、、


ようやく念願かなって
初入荷です!



実は、

以前にサンプル板として
少しいただいておりまして、

サンプルの桶は
いくつか製作済みなのです♬





やはり、


印象としては、

木肌に程よいツヤ感が
あって、

とても良い表情の桶に仕上がりました♬





聞けば、

この程よい木材の樹脂成分というのは


水分をはじき返すので
水分に強いそうです♬


じゃあ、

これは太鼓にしたときに、


どう「音」を共鳴してくれるのか??



響にどう影響与えてくれるのか??



・材料による違い
・タガの本数による違い
・削り方による違い


まだまだ勉強は
始まったばかりですので


いろいろ試してみます~♬


残暑厳しい暑さが続きますが
疲れが出やすいこの季節、、、


今日もステキな一日を(^_-)-☆




2018年8月27日月曜日

ご存知ですか?「桶」と「樽」の違い!?

こんにちは、六代目彌市です!

今日は、

毎年私が伺っている
小豆島のヤマロク醤油さんでの

大桶作りで仲良しになった♬

長崎県は五島列島の
若き桶職人「桶光」の

宮崎光一くんと、

大阪で食のセレクトショップきしな屋を
経営し、

木桶文化をつなぐ活動
「結い物で繋ぐ会」代表の

岸菜さんが、


偶然にも、三浦太鼓店の
秘密基地からすぐ近くにあるカフェ

いのちをつなぐ食育cafe
「Evelina Mamma」さんに


木桶ワークショプに来られると聞いて
しゅん太丸と一緒に行ってきました!




木桶ワークショップは

一体何を教えてくれるのか?


と、

疑問に思う方も多いはず。


今回は、
私も一から桶について

いろいろ学びたいと思って
やってきましたが、


一番最初にすごいな!って
思ったのは、


ワークショップが始まって、

最初のスライドで
このワークショップをなぜ?

やるのか?


と、言う「目的」から
ちゃんとお話ししてくれたことに

とても関心しました↓




私たちも
いろんなイベントを企画したりしますが

なかなか、「目的」が
明確に定まっているか?

と言われると、

う〜ん、、、



逆に、自分たちを思い返してみても


「目的」がきちんと明確な
イベントとか、事業って


やっぱりちゃんと継続されてるなって
思ったので、


このワークショップは
冒頭からスー〜っと言葉が

お客さんに伝わっていました♬


WSの目的↓↓

・手作りの桶は安い物でない、、
・そもそもどう使ったらいいかわからない、、
・管理やメンテナンスが大変そう、、、


こういったちょっとした誰もが
感じる「不安」要素を、


とても分かりやすく
いろんな角度から「木桶」について

教えてくれました♬


当然、まだまだ
浅はかな知識しかない


私にもとても勉強になる内容ばかり!


一番、面白かったのは

これです↓↓



みなさん、

「桶」と「樽」の違いって
ご存知ですか??


私も、
この質問を投げかけられて、


実は、すっと明確な
答えが言えませんでした♪( ´▽`)


見た目や、用途、作り方や規格と

それぞれ同じように
見えて微妙に違う「桶」と「樽」ですが、


一番、違っているところは


「ふた」があるかないか?

だそうです♪( ´▽`)


「ふた」といっても
上からかぶせるだけのふたじゃなくて、

「鏡ぶた」と言って、

割らないと開けられない
密閉するためにつけられたふたの事です。


そう!

あの「鏡ぶた」を割るから
「鏡割り」と言うそうで、

だから、お酒は「酒樽」と
言うんですね!


なるほど〜♬


要するに、

桶は、中に入れる容器で

樽というのは、
密閉して液体を運ぶモノ。




今の時代だったら、

しっかりふたをして
液体を運べるモノと言えば

ペットボトル!ですね。


昔は、そんな便利なモノなんて
当然ない時代ですから、


液体をこぼさずに
運ぶために発明されたのが
「樽」だという事ですね。



光一くんのお話も
本当に上手だったので、

とても分かりやすく
勉強できました!


その他にも、
桶の扱い方や♬



年輪に対して
どうやって木を引いて桶は作るのか?


と言う、

「板目」と「柾目」についての説明♬



本当に、大人でも
子供でも分かりやすく勉強になったので

来年は、

我が子供達の夏休み
自由研究にさせようかと思っちゃいました♪( ´▽`)


そして、
何より身近な関心ネタだったのはこれね↓↓



桶職人の現状。

さて、

みなさんにもご質問です。

2018年現在
桶職人と言われる存在は

全国に一体何人くらいいると思いますか??


①30人

②60人

③120人

④180人



これは、
実際に光一くんのお父さんが

全国の桶屋さんを2011年から
片っぱしから調査した数字だそうです↓




2011年当時で全国に
約130人の桶職人さんだったそうですが、


その年齢比をみてください。

ほとんどが70代の方々、、、、


じゃあ2011年当時70代だった人が
今どれくらい続けられているのか?


改めて5年後の2016年に
再調査されて、

その結果がこれです↓




当然、高齢だった70代の方が
割合の中心だったので、


5年後の2016年には
約半数にまで激減、、、、


私自身も、

光一くん同様に

自分が桶を作れない時に

全国の桶屋さんを
探しに探しまくっていた時期があったので、

この数字は
本当にリアルによくわかるんです。



だから、

こういう若い人たちが

桶の文化や、木桶の歴史まで
伝えて全国歩いている姿には


本当に感銘を受けます♬


ワークショップの最後は、

テーブルの上に置かれた「木桶」を
実際に組んでみようという体験♬



ここは、

他の参加者の方々とは違う
我ら職人の腕の見せどころ♪( ´▽`)



無事に完成です!!







今回、参加させてもらって

改めていろいろ勉強になったし、


感じた事は、


「結い物で繋ぐ会」は、

職人としての「作る」コト。

WSで「伝える」コト。

そして、それを未来に
「繋ぐ」コト。


この3つが
ちゃんと明確に繋がってるなって

感じられて
本当に素晴らしい活動だと
思いました。


また、

この桶の話って、

当然、私たちのように
太鼓の桶を使う人たちにも

学び深い話なので
機会あれば、

三浦太鼓店でも彼らをお招きして
WSを開催したいなって思いました!

その時は、

ご案内させてもらいますので
ぜひ!みなさんご参加くださいね♬


お楽しみに!!

2018年8月26日日曜日

感動を守り、感動を創る。我々は活きた感動を届けます。

こんにちは、六代目彌市です(^^)

昨日の乙川河川敷での
イベント終了後、

味噌六1号はようやく、
常設展示場所である

岡崎サービスエリアへ
帰ってまいりました♪( ´▽`)




今年は、2台になったことで
より多くの「感動」を与えてくれた味噌六。


本当にお疲れ様でした!


担ぎとして「太鼓台」になるのは
また来年の夏までお預けですが、


太鼓のみとしては、
味噌六1号も2号も


また来年までの1年で
いろんな場所で活躍してくれると思いますので

みなさんお楽しみに♬


そして、
こんなモノまでできちゃいました♪( ´▽`)



味噌六のミニチュアサイズ!!


これを見た瞬間
我が家の子供達は大興奮なのです(笑)


実際に味噌六の太鼓台を作ってくれている
大工のタムさんが、


子供用としてではなくて、

味噌六のふるさとである
カクキュー八丁味噌さんへ

ジオラマ展示用として
縮小サイズの太鼓台を無償で作ってくれました♬


しかしながらさすがの完成度と強度で!


キラくんの興奮はマックスです(笑)





我が家の子供達、

実は、味噌六の祭りが始まってからというもの


いつも、太鼓のリズムはもちろんの事

掛け声とか
指揮者の振りとか、


いっつも真似事をして遊んでます。


これ、実は

味噌六太鼓台のモチーフになった
四国中央市土井町のお祭りでも

同じような光景が見れるんです♬



太鼓台が動き出すと
子供達は危ないので当然乗ることはできませんが、

こうやって、

一時、太鼓台が休憩に入ると

途端に子供達がよじ登って来て
大人のマネごとを始めるんです♪( ´▽`)



これ、

男の子って
戦隊もののヒーローの真似をして

よく遊びますよね!

それと同じように
真似事をして遊んでます。



子供達にとって、

大人の姿がヒーローと同じように
かっこいい!!!


そんな「感動」を与えられている
確かな証拠なのです。


実際に、
この四国で私が見た景色は、


あぁ、


伝統ってこうやってやれば
ちゃんと次の世代に繋がっていくんだ、、、


そう教えてくれる光景でもありました。


子供達に「感動」を与えられているか??



子供は本当に素直ですからね(^^)


かっこいいと思ったら
すぐにマネをします。



自分自身を振り返ってみても、

やっぱり


かっこいいって思ったモノや
心に刺さる感動があったモノは、

やっぱり、マネをしたくなるんです。


私が、今桶作りをやっているのだって、


五十嵐さんが作ってくれていた
「桶」に大きな感動があって、


いつか、

自分もこんな桶太鼓を作れるように
なりたい!


そう思ったのが私の
桶作りの原点です。


「感動」というのは、


そうやって、人から人へと
ちゃんと繋がっていくからこそ、


いずれは時を超えて


それを私たちは「伝統」と
呼んでいるだけのことなんでしょうね。


「伝統を守り 伝統を創る」
我々は活きた和太鼓の音を届けます。




これは、三浦太鼓店の
大切な理念ですが、


じゃあ、そのために
どうすればいいのか??


と言う具体的な方法を考えた時、


この「伝統」をと言う言葉を
「感動」に入れ替えてしまったら

おのずと答えになるのかもしれません。


「感動を守り 感動を創る」
我々は活きた感動を届けます!


昨日、味噌六関係の書類を
整理していたら、

味噌六が誕生する前に
私が作った企画書が出てきまし。



そこには、

確かに自分自身の言葉で
こう書いてありました♬




「感動」を通して
人の心と心がつながる場所を創る♬



心に響いた感動と言うのは、


人は一生忘れません。



単に、どでかいモノだったり
派手なモノを作って

ワーワーやりたいのが
目的なんかじゃ決してなくって、


最初から、
この「感動」を生み出すことが
大きな目的として軸になって味噌六は
できています。


そんな感動を
これからもたくさん作って、


未来ある子供達に
感動を与えられる大人であり続けたいな♬


今日も素敵な1日を^_−☆



2018年8月25日土曜日

そのこだわりは誰のためのこだわりなのか?

こんにちは、六代目彌市です^_^

ここのところ
すっかりブログがご無沙汰しておりましたが、

あれもこれも
考えることが多すぎると

いつも途端に書けなくなります♪( ´▽`)


そして、
少し落ち着いてくると

また、あ!

伝えなきゃって

頭と手が動き始めます♬


いよいよ8月も残すところ
わずかになってきましたね〜!


子供たちの夏休みも
残りわずかで、

我が家も宿題遅くまでラストスパートで
頑張ってますよ♪( ´▽`)


さて、今日のテーマは

「お客様に喜んでもらえるモノ作り」

について、、、


改めて、ふと
感じたことがあったので書こうと思います♬


これは三浦太鼓の社是です↓↓




社是っていうのは、

その太鼓が大切にしている考え方という
意味ですが、


これは、何か特別
考えて作ったんじゃなくって


先代や先先代と、


昔から、代々
口グセのように言われてきたことを


そのまま言葉にして
今もなお大切にしていこうと

掲げている言葉です♪( ´▽`)


その中に、ある一つが


「お客様に喜んでもらえるモノ作る」


と言う言葉。



私は、これまでは
この言葉の意味を単純にと言うか


言葉の通り、

お客様に喜んでもらうために

・いいモノを作る
・丁寧にモノを作る
・こだわりのモノを作る


そう理解してました。


でも、


もしかしたら、
ちょっと違うかもなって、、、


お客様に喜んでもらえるモノを
作るというのは、


お客さんが喜んでくれた事によって

結果的に、

誰より何より

自分自身が一番嬉しい!!

そう感じるからこそ
そこにこだわれるのではないか??


そう改めて思ったんです。



だから、


「お客様に喜んでもらえるモノ作る」

というのは、

もちろんお客様のためでありながら


自分自身の「喜び」や「幸福」の
ためにあるんだなって♬


だから頑張れるでしょうね。


先日、とある古い桶太鼓が
修理でやってきました。




中を見てみると、


なんと、18年前に
当店で作った桶でした。



当時は、

まだここ岡崎に桶屋さんが1件だけ
あって、

桶はその桶屋さんで
作ってもらったモノでした。


自分自身が桶を作れなかった時は、

全然わからなかった
それぞれの職人さんの

作り方とか、考え方が
桶そのものから見えてきて

修理させてもらうと
とても面白いです♬

そして、
大切な「道具」と「技術」を
継承させてもらえた今、

ボロボロだった桶も
こんなに綺麗に直せるようになりました↓





ここから、さらにキレイに
塗装しますから

ほぼ新品のように
蘇ります。


きっと、

お客様も喜んでいただけると
思いますが、


やっぱり、


お客様のことを
考えて行動した先に返ってくる


自分自身に対する
喜びの方が、

今は大きく感じます♬


本当にありがたいことです!


さて、

今年の後半戦も

お客様とつながって
互いに幸福を感じられるような

お仕事頑張っていきたいと思います!


今日も素敵な1日を(^_−)−☆



2018年8月14日火曜日

大会裏話。今年も学生たちの熱き戦いが終わりました♬

こんにちは、六代目彌市です♬


みなさん、お盆休みは
お墓参りや帰省されたり、、


各々に過ごされている事かと思います~



我々も、7月末から8月前半まで
続いていたイベントや祭り関係も

ようやくひと段落して、、、


通常の業務に戻っております♬


今日も休まず働いております( ;∀;)


さて、

8月前半といえば
高校和太鼓部の全国大会「総文祭」♬


今年の結果は
このような結果になりました↓↓


~太鼓部門〜

優秀賞 輪島高校

優秀賞 飛龍高校

優良賞 伊豆総合高校

優良賞 八千代高校




高校生たちが3年間の成果を
すべてこの一瞬にかける!


そんな熱き想いは、

今年三浦太鼓店が
出展ブースで用意させてもらった


寄せ書きボードに
こんなにも溢れてます♬



溢れる想いは、

裏面までびっしりと!!





我が社員である母校の

岐阜総合学園や光明学園の子供たちも

結果こそ残念でしたが、



それぞれ岐阜総合はカネゴンが、

光明学園はしゅん太丸が見に行って、



本当にすばらしい演奏だったと
話してくれました(^^♪




今日は、そんな全国大会の直前に
ちょっとしたハプニングがありましたので、


今日は、大会裏話として
お伝えします♬



実は、大会がはじまる直前の
10日ほど前に、


しゅん太丸の母校である
光明学園高校さんから、


突然、桶太鼓が送られてきたんです♬




早速、中をあけて確認してみると、、、





何と!?

桶がガッツリ割れてしまってる、、、




先生に聞くと、、、

大会直前の激しい練習で、
故意ではなく誤って男子生徒の

ひざが入って割れてしまったとのこと、、、



何とか、

1日でも早く練習で使いたいし

本番でも当然使いたいので
本番までに間に合わせて欲しい、、、、


そんなご依頼でした♬



しゅん太丸母校のために
少しでも早く治してあげたい、、、

そんな状況でしたが、


肝心な太鼓の方は
思った以上に損傷が激しい、、、



こんな状況ではありましたが、

しゅん太丸にとって
自分自身も学生時代に散々お世話になった「太鼓」♬


そして、

何より母校のために
しゅん太丸の習得してきた技術が

役に立てるチャンス!


と、いう事で


今回は、

私は一切手を触れずに

彼にこの太鼓の修理
すべてを任せることにしました♬


もちろん、

一人で修理の作業をするのは
はじめての事、、、


いつも、真面目に
真剣に桶作りに向き合ってくれてる

しゅん太丸の表情も、


より一層、真剣な表情に見えました♬




部分的な補修という訳には
今回はいかず、、、


いったん、割れ補修のため
表面全体を削り直し、、、





新たなタガに入れ替えて♬





何とか、無事に
生地の状態まで修理ができました♬





さすがに、無事に修理できた
「安心感」と、


母校のSOSに自分のチカラで
役立つことができた喜びとで、


この嬉しそうな表情を見せてくれました(^^♪



ここからは、

塗装職人シロちゃんにバトンをタッチして、、、





こんなにも美しく
見事に復活いたしました~♬





これも、今回
しゅん太丸初めての経験となる、

修理の記録を自ら書き記し♬



ちゃんと良い「音」に
なっているかサウンドチェック♪






こうして、無事

母校からの急きょいただいた
お仕事を見事にやりきってくれました♬






自分自身が、

3年間お世話になった太鼓を

こうして全く別の角度で
今度は職人として太鼓に触れるなんて、、、


想像もしてなかっただろうし、


いろんな想いが
あったと思います。




大会当日、

太鼓を壊してしまった生徒が

しゅん太丸のもとを訪れて
申し訳ありませんでした、、、


と、


挨拶に来てくれたそうです。



今回は、

彼らのお陰で
いつもとは違った角度で


学生たちの熱き想いに触れられて
感謝です!!



さて、

今日も朝から来客が多くて
お盆休みらしい光景です(^^♪


今日もステキな一日を(^_-)-☆