2013年5月29日水曜日

歩み続ける高みを目指し!

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!


昨日は劇団菊太郎さんの太鼓メンテナンスへ
伺って参りました!


劇団菊太郎さんとは、私たちが依頼を受けた
みかわ温泉さんでのステージで出会って以来

深~いお付き合い(^^♪


舞台も演出も実力もスケール感も!
どれも最高級でございます(^^♪



もちろん!太鼓もド派手に仕上げさせていただきました!






ほんとうに毎回毎回会うたびに
次なるチャレンジを続け

常に高みを目指すその姿勢に脱帽しています(>_<)


いつもたくさんの刺激をもらい
ありがとうございます!


またお会いできる日を
楽しみにしています(^^♪





2013年5月28日火曜日

日本の音に宿る本質

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

そろそろ今年も梅雨入りの声が聞こえつつあります
長雨や湿気が好きという人も少ないと思いますが

日本特有のこういう季節があるからこそ
できることもたくさんありますね


さて、先日縁あって屋台囃子で知られる本場
埼玉県は秩父市から

秩父屋台囃子傳承會の若手太鼓打ちが
ご来店くださいました!


こんなチャンスは逃してはならぬ!?


と先方さんの都合を差し置いて、零メンバーを引き連れて
勝手に太鼓のご指導を依頼してしまいました(苦笑)








まぁとにかく驚きと衝撃の連続でした!



そもそも私達が習ってきた屋台という曲は
地元の方からそもそも習ったものではなく

すでに舞台用にアレンジされたものを
舞台用だという名目で習っただけ・・・


姿カタチは近けれど、


正直、まったく別ものでした。



何がちがうのか?


言葉で伝えきれるか分かりませんが、
舞台用にアレンジされていく過程の中で

やはり本当に必要な音、だったり
“本質的”な部分、核となる部分が失われていた事に気付きました。



屋台囃子という曲の中に込められた
一番大切な本質的な“音”が、残念ながら舞台用という形で
アレンジされてしまう過程の中で失われてしまっていた事に気付かされました。



私達が太鼓つくりで大切にしている活きた“音”を伝えたい
という事と同じです。


伝統を守るためには、その時代に求められる変化にも
対応していかなければ、それはそれで届かない事もあります。


そういう意味で私は“伝統を守る”とは“伝統を創る”事だと思っています。


ただその創る過程の中でやはり一番大切にしなければならないのが
そのものの持つ本質的な部分、核になっている部分だと強く感じます


屋台囃子の音一つ一つに
全て意味があるという事にはじめて気づくことができました。

どちらかと言えば
正直私達が習ってきた屋台囃子というのは

パフォーマンスや見た目でしかありませんでした。


そこには本質的な核となる“音”は残念ながら存在して
いなかったという事が分かりました。


今回は短い時間で
今の私でも深いところまで理解しきれなかったので

これから時間を重ねて
本場の音を学んでいければと思っています。



日本の音というのは、西洋音楽と違って
必ずしもきっちりとした楽譜にできない部分もたくさんあります


ただ、楽譜にできないから音楽ではないという事ではなく
その音の中にはちゃんと日本人の魂と音楽とグルーヴが宿っています。


頭ではいくら考えてもたどりつけない
“感覚”的な事だと思います。


事実、この屋台をはじめ日本各地の祭りの音は
楽譜ではなく、口伝や口唱和という形で継承されてきました。


伝統の音の中にある
本質に触れ、久しぶりにしびれた貴重な体験となりました!(^^)!








2013年5月21日火曜日

行ってきました!

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

昨日は、三宅島芸能同志会と鼓童さんの公演を拝見しに
大阪まで行ってきました!!





ここ最近といいますか
私も今までいろんな公演を見てきましたが

正直、公演を見て涙が(>_<)出そうになったのは
はじめてです。
どうしてそういう感情をいただいたのか
という事も、自分の中で明確です。

ひと言で言うなら、それは


和太鼓の本質をずっと貫いていたから。


最初から最後まで、貫ききってくれた
安心感と心地よさで心は満たされ、そして溢れたんだと思います。



ラストは会場全体がゆさぶられ、
全員が心の中ではスタンディングオベーション!


改めて大切な事を感じさせてくれた
すばらしい公演でした(^^♪



また次回、ぜひ
三宅島芸能同志会さんのWSを岡崎で
やっていただく機会を設けたいと思います!













2013年5月19日日曜日

昔の道具


こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

とうとう今年も花粉の季節がやってきました(>_<)
例年かならず私はこの時期でなんです(泣)


季節外れの花粉症と戦いながら
今日も仕事がんばります!(^^)!


さて、今日は当店に代々伝わります道具をちょっとご紹介しましょ(^^♪

こちら>>>




何に使うかわかります???

ってわかりませんよね~


この地域特有のチャラボコ太鼓などで使われる小〆(コジメ)太鼓
皮を作る時に使います。


小〆太鼓の皮は通常の締太鼓の皮より
強く張りあげる事が要求されるため

この道具をてこの原理のように使って
皮を強く引っ張ります。



ちなみに、作る前の皮は
こんな状態(^^♪


左の皮が実際に叩く面になる皮で
右の皮は、強靭な引っ張りに耐えるように
補強の為にあてる、“あて皮”と呼んでいる皮です。







太鼓一つ作るのに
まだまだたくさんの道具が必要です


現代の科学からしたら
とても原始的な作業が多いのですが


それが手間な作業でも
なんかそうする事をあえてすることが


大事なんじゃないかなって
思う事があります。


こんなこともできないと思いますが
もし機械で太鼓を作れたら、機会が作った太鼓の音がするような気がします


人の手が作るから
人の手が作ったぬくもりや音が宿るのではないでしょうか・・・

2013年5月14日火曜日

太鼓の命

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

今日はこんな太鼓が修理に入ってきました(>_<)


太鼓の胴のなかで、“ガラガラ”と異常な音がする・・・・


皮をはずし、ふたを開けてみるとなんと!?



これなんだかわかりますか????


そう太鼓の命でもある、うた口と呼ばれる部分です。





胴の材質より、固いバチで叩いてしまった事がおもな原因です。


太鼓の場合、どうしても調子やリズムをとったりするのに
ふちを叩く事があり、太鼓によくない事は分かっていても

いたしかたないという現実も理解しています。


その場合は、太鼓に少しでもやさしい
ばちの材質を選ぶなど、方法を考えていかなければなりませんね・・・


もちろん、皮も大事ですが

その皮を支え、和太鼓の軸となっているのは
なんといっても胴です。

胴がなければ太鼓になりません。


逆に言えば、胴を大切にしていただければ
何十年、何百年と受け継ぐことができるのです。











2013年5月13日月曜日

“今日の太鼓から” vol.12 魅惑のメタリックレッド

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

“今日の太鼓から” vol.12

今日は光と影のコントラストが美しい人気のシリーズから
魅惑のメタリックレッドをご紹介します!!!


今回は赤いボディに当店オリジナルの深緑の調べでの組み合わせ!




皮ふちボディと同色にコーディネートしました!





太鼓の外側の塗装や着飾りと言うのは
人でいうところの、服のコーディネートみたいなものでしょうか


どんなに高価で美しい服を身にまとっても
本人の中身がともなっていなければ、本当のその人の魅力とはなりませんね


太鼓も同じです


装いももちろん大事ですが
何より大事なのはやはり、和太鼓本来の“音”


今日も魂入れてがんばります(^^♪









2013年5月10日金曜日

高いだけでない深い音・・・

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!


毎年少しずつではありますが、近隣各地のお祭りに
足を運んでいます。


そこで感じることはたくさんありますが
やはり一番は各地それぞれに、それぞれがこだわりの“音”があるということ。


そして、地域によって明らかに異なった“音”の中にも
共通していることがあるのではという事も感じるようになってきました。


ことばで表すことは非常に難しいですが
例えて言うなら“音の深さ”みたいなものでしょうか・・・


この地域にもチャラボコ太鼓の演奏などに主に使用される
非常に高い音でつくるコンコロ太鼓や、
真鍮製の胴で作る小〆(コジメ)太鼓がありますが


特にこのコンコロ太鼓は一般的な長胴とくらべ
口径も小さく8寸5分という大きさです。




単に口径が小さいというだけでなく
極限まで強く張り上げ高い音を求められるので

皮の作り方から、胴の形状も通常の長胴とは全くちがいます。





コンコロ太鼓の音は先にも言いました通り
非常に高い音を求められるのですが、

単に音が高いという事ではなく、


その高い音の中にも和太鼓特有の音の深さがあるんです。


祭りの音っていうのは演奏する人個人のものではなく
神様であったり、祭りを作る共演者や空間に届ける音、共鳴する音だと感じます


和太鼓と言うのは、単に音が高いとか低いという事でない

和太鼓特有の“音の深さ”があるから
神々に、また多くの人々の心の奥深くに響くんだと感じています。

その音の深さには理屈でない心地よさっていうのが
あるんですね~


祭りの男たちは、きっとその昂揚感や
包み込まれる音を浴びに、一年に一度の祭りに帰ってくるのでしょう


今年の祭りシーズンもこれからですので
まだまだいろんな地域に足を運びたいと思っています。


コンコロと小〆の映像がありましたので
動画リンクさせていただきます>>>









2013年5月9日木曜日

こんなアクセサリー出来ました(^^♪

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

毎年花粉症に悩まされるのですが
時期外れの私はGW明けにいつもやってきます(>_<)

ただ、今年は今か今かと待ち構えているのですが
 一向にやってこない!?

 本当にこのまま来なけりゃ最高なのですが(>_<)

 アレ~グラ~買って待ち構えている今日この頃です(笑)


さて、岡崎にはおかざき匠の会という 職人や作家、
城下町岡崎ならではの方々が集まった会があります。


今年も家の親父が会長を努めさせていただいておりますが
そんな匠の会のメンバーの方が 非常に面白いものを作ってくれました(^^♪


さて、みなさんなんだかお分かりですか????


アップするとこんな感じ・・・



これ、なんと太鼓の革の端材で作ってくれました
アクセサリーです(^^♪




草木染工房しかりさんが染めてくださり、スピーチバルーンさんが片貫&デザインを

三浦太鼓店は皮をあげただけです(笑)



皮が乾燥して自然によれる感じを活かしながら
太鼓らしく欅の葉っぱをイメージして第一号完成です(^^♪


太鼓のミニストラップとかはよく見かけますが
これは岡崎らしさもあり非常に面白い商品にしていただきました!


すでに販売もスタートしていますが
まだまだいろんな形や可能性があるようにおもうので

また新たな発展がありました
ご報告いたします!!!





2013年5月8日水曜日

岡崎三大祭り

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!


今週末の土日は岡崎の三大祭の一つであります
神明宮大祭があります!


当店からもすぐ近くなのですが
地元なだけに中々足を運ぶ機会もなかったので

昨日は本番前の松本町さんの練習へお邪魔して参りました(^^♪




祭りや伝統の音は本当に地域性が強いと感じます。

ここ松本町はむかし花街で、芸者さんがたくさん見え、
当時は実際の山車にのられていたのも、お囃子のリードをとられていたのも
本物の芸者だったそうです!


現在は芸者さんは見えませんが、三味線の伝統は残り
笛と太鼓に三味線が入るという珍しい構成です(^^♪




松本町さんは6曲のレパートリーを
祭りの最中に回して演奏するそうですが、

練習風景少しだけ撮らせていただいたので
アップさせていただきます(^^♪



“今日の太鼓から” vol.11 ウェルカム太鼓!?

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

みなさんGWはいかがお過ごしでしたか(^^♪
例年はこの時期に零~ZERO~の単独公演をやっているのですが

今年は単独での公演はお休みしたので
いつものGWとは違い少しはゆっくりできたかな


ただ今年はそれにもまして
ビックなイベントがありました。


それはメンバーであり親友の結婚式。


2人の出会いもなんと零~ZERO~での共演がキッカケ・・・・


零~ZERO~からうまれた
はじめての縁に大変驚きと、大きな喜びを感じました。


と、いう事で私達からのお祝いはこちら(^^♪




披露パーティのウエルカムボードならぬ
ウエルカム太鼓!?


です(^^♪


小さな飾り用の太鼓に二人の顔をプリント!

もちろん小さくたってくり貫き胴の本物の太鼓ですよ~



作り方も通常の太鼓とまったく同じです(^^♪





まだ身内の結婚式でしかプレゼントしてませんし
製作の依頼はありませんが、意外といける気がするんですが(笑)


結婚のお祝いにはぜひウエルカム太鼓を!!!(笑)