2016年6月29日水曜日

時代が変われば何が変わる?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日、東京より

和太鼓兄弟ユニット「は・や・と」

として、活動・活躍される金刺由大さんが

ご来店くださいました!






今回は、1尺5寸のケヤキ長胴太鼓を新調くださいました(^^♪






うれしいですね~(^^♪


東京で第一線で活躍されるプロ奏者と

こうしてご縁をいただけること、

足を運んで頂けること。



実は、私が三浦太鼓店に入った当時では

考えられないほどの「環境」の変化なのです。




いったい、何が変わったのでしょうか???



それは、ほんの20年ほど前までは

私達三浦太鼓店のお客様というのは、

この“三河地域”の方々しかいませんでした。



よって、県内の枠を飛び越え県外のお客様というのは

顧客リストにまったくなかったんです!



それが、世の中にインターネットというものが

普及しはじめ当店も、ホームページを作って

情報を掲載したところから



私たちをとりまく“環境”が劇的に変化してきたんですね。


インターネットにのせて、

最初にご連絡をいただいた鹿児島からの

お客様のことは今でも忘れません。




今や、会社の規模や大きさに関係なく

どんな会社、個人であれ


その“情報”を世界中の人々に伝える手段があるんです。



遠くのお客様にいたっては、

実際にお目にかからずしても注文を受け、

海外であっても送れる流通経路がある。


オーストラリアに送った当店の太鼓。




さて、そのような時代になることを

果たして150年前の初代の頃に想像もしていたでしょうか・・・




写真もモノクロからカラーになりました。

アナログからデジタルになりました。





デジタル化されたことによって、

写真をとりまく“環境”が激変したはずです。



その“環境”の変化にいかに“対応”できるか、、、、



これがこれからの時代にとても

必要な要素だと私は思っています。



“環境”が変わるんですからね、

自分たちがそれに対応、適応していかなければ

ならないのは当然のことですよね。



例えば、住む環境が変われば

それに適応する必要があります。


北海道から、沖縄に引っ越したら

その環境の変化に対応しなければなりません。



そして、現代はその変化のスピードが

恐ろしいほど早い時代なのです。



よって、


私たちは、太鼓作りの技術を高めつつ

同時に、


環境に対する変化を感じ取る

アンテナを高める必要もあるのです。



作ることだけに集中していたら

ふと気づいて周りを見渡したら


無人島だった( ;∀;)


なんてことが実際に起きる時代なのかもしれませんね。



時代の変化の情報をいかに

上手にキャッチできるか。


これからますますの課題となりそうです(^^



左、現在の当店新しい太鼓。 右、初代の頃の古い太鼓。






2016年6月26日日曜日

振り返ることより、振り切ることの大切さ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今日は梅雨の晴れ間の日曜日!


みなさんお出かけですか~(^^)/


いいですね~(^^


私は今日もお仕事です~!


昨日も風呂にも入らず早めにゆっくり寝れたので( ;∀;)

少し体力回復しました~!!


今日も頑張ります(^^)/



さて、昨日は名古屋で活躍される和太鼓チーム「華音」さんの

ライブへお手伝いに行ってまいりました(^^♪








今回、リーダーの鈴木さんのご要望にお応えし、


会場に、三浦太鼓店の販売ブースではなく、


ご来場されるお客様に少しでも

私たちが演奏している楽器、「和太鼓」のことを

しっていただく機会を作りたい!


そうおっしゃっていただいて、

太鼓作り展示コーナーを特設いたしました!!





そりゃ、太鼓演奏している人たちだって

太鼓の皮がいったい何でできているか??


知らない人がいるくらいですからね~(^^



ご来場いただいた方々には、

大変興味深く太鼓作りについて興味、

関心をもって聞いてくださいました~!!






今回で、華音さんの単独ライブは


2度目ですね!



私はファーストライブにもお邪魔しましたから

2度目の拝見です!



ファーストライブの衝撃と感動は

今でも忘れられないほどの驚きでしたが、


今回のセカンドは、

さらに、それを上回る涙が出るほど感動的な

ライブでした!




何が素晴らしかったのか???



この“感動”はいったいどこからくるのか???



ライブが終わってその感動の余韻にひたりながら

とてもとても深く考えさせられました。




もちろん、多くの感動を生む要因は


ひとつやふたつではなく、



たくさんの想いが一つに重なって生まれるモノ。



だから、これが感動の要因!と

ひとつにまとめることは決してできませんが、



私は、彼女たちの一番のすばらしさは


ストーリーにあると思いました。




一つ一つの演目、


舞台にかける想い、


そこへたどり着くまでの道のり、


そして、舞台。




すべてが、一つのストーリーとなって

つながっていきます。



例えるなら、


こどもがワクワクしながら

絵本をめくっていくような感覚でしょうか・・・



ストーリーがあるからこそ、

次のページを読みたくなる!



ストーリーがあるからこそ、

続きが気になるんですよね(^^




そして、そのストーリーって

常に前に前に突き進むからこそ


新たなストーリーを生み続けられるんだと思いました。



最近の私は、

未来より、過去を振り返ることの方が多くなってた気がします。



“過去”を振り返る。


これもとても大切なことではありますが、



こればかりにとらわれていると、

あらたな世界、“未来”を切り開くことは

決してできません。



華音のみなさんの、


振り返ることなく、“振り切る”その強さに


多くの感動を生みました。



一つの大事を成し遂げるためには、


たくさんの苦労、批判、意見、心配、不安、、、

ついていきますが、



そんなことばかり、振り返っていても

やっぱり何も前に進めることはできません。



こんなすばらしいみなさんとの出会い、ご縁があることに

本当に本当に感謝です!


あぁ、これで今年一年がんばれそうです(^^♪


誰かの本気の姿をパッと見て、

背中を押されることって本当にあるんですね!!!!


私もそうありつづけたいーーーーーーーーーー笑
































































2016年6月25日土曜日

大は小を兼ねない。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



ここ数日、


疲れがたまりすぎて、

家に帰ったら、風呂にも入れずバタンキューーー( ;∀;)



安心してください!


朝にちゃんとお風呂入ってまるからね( ;∀;)



今週末もお仕事ですが、

さすがに週明け少し休みを取ろうと思いますーーー(^^



さて、


みなさん「大は小を兼ねる」ということわざ

ご存知ですよね。


大きい物は小さい物の代わりとしても

使えるという意味で、


小さい物より大きい物のほうが

使い道が広く、役に立つというたとえです。







確かに、そういう場面になることも

あると思いますが、


私が日々かかわっているこの世界では、


必ずしも「大は小を兼ねる」が通用するわけではなく、


むしろ、


“大は小を兼ねない”ことの方が

圧倒的に多いのです。



例えば道具。





桶や太鼓を削るカンナは、

それぞれの大きさに合った角度に調整してあります。



大きな太鼓を作る時は、それに合ったカンナ


小さな太鼓を作る時は、それに合ったカンナ




小さな太鼓を作るときに、

大きな太鼓を作る道具では角度が合わず

上手に作ることはできません。




例えば、“技”




大きな太鼓を作るには、

もちろん技術も経験も必要ですが


それより、何より


小さな太鼓を作ることの方が

繊細で圧倒的に難しいのです。




だから、私たちは

技術や経験が浅いうちは


ある程度大きな太鼓から経験を積み、

だんだんと小さい太鼓を作れるようにするんですね~









今、私がつくってる桶もそうです~(^^♪






師匠に習い始めた当初は、

まず大きなサイズの桶から作る練習をして


少しずつ少しずつ


小さなサイズを仕上げられるように

進めてきました(^^)/



昔から手先が器用な日本人は、


小さなモノ、繊細なモノを得意として

来ましたね。



世界と比べれば、ほんの

小さな島国かもしれませんが


それこそ、世界に負けない

“技術”大国となっていますね(^^♪




必ずしも、大きくあることが

すごいことではないと思って



自称日本一小さな太鼓屋!


今日もコツコツがんばります(^_-)-☆



















2016年6月24日金曜日

私達には、私たちにしか伝えられない事。

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


今日は梅雨空ですが、

晴れた日には、もう夏の暑さを

感じる季節になってきましたね~



子供たちの学校も、プールがはじまりました!



プールと言えば!


先日妹の子供から突然の電話で

何を言い出すかと思ったら、


三浦太鼓店のプールに入りに行ってもいいか?と



はて?


三浦太鼓店にプールなんて

ありましたっけ( ;∀;)



ありました!ありました笑



これですがな( ;∀;)







子供たちにはちょうどよすぎる

直径約3メートルのビックサイズプールです(^^



でも、残念!!!!!



これは、子供の遊びプールでいのです~( ;∀;)





これ、なが~い“竹”を沈めるためのプールです(^^♪



竹は、“たが”を組むときに、

折れにくく、しなやかに組めるよう

2日ほど水につけてから組むんですね~



はい、そのためのプールですから

ざんねんながら、子供たちの遊び場には

なりませんでした~( ;∀;)




桶づくり、相変わらずの試行錯誤は続いていますが、

お蔭様で、ここまで本当に順調に来ています!







今までの人生で、


私は、実現できたことと、実現できなかったこと


がそれぞれありますが、



どういう時に実現できて、

どういう時に実現できなかったのか、、、




私なりに振り返ってみると、


実現できたことには、

“不安”こそあれど、それを上回る“勇気”がありました。



その“勇気”が不安を抑え、一歩の行動の源となり

何度失敗しても、再び立ち上がる“勇気”を与えてくれます。




実現できなかったことは、


最初からすべてを諦めてました。



もちろん、タイミングやその時の縁も

大切な要素です。




時代の変化、

そのスピードもまた恐ろしいほど早く

激動の時代と言われています。



最近では機械音痴の親父ですら、

何かモノを買おうとしたときは


いち早くamazonで調べて買おうとしています。



私たちが勝手に何かを買ってくると、

その価格をamazonで調べてamazonのが安かったぞ!



と怒るくらいです( ;∀;)




amazonで売っていないモノを


売らなければ取り残されない時代になったと

確信しましたね~( ;∀;)



amazonで売ってないモノを

探す方が大変なくらい何でも売ってます。




どんな時代であれど、

人から必要とされる存在であり続ける事。



これこそが、求められる唯一の方法だと

思っています。


私達には、私たちにしか伝えられない事がある。


そう信じて、今日も頑張ります(^_-)-☆






2016年6月22日水曜日

新たな時代の職人集団を作りたい!

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日の日曜日は父の日でしたね~!


世のお父様方は、素敵な一日でしたでしょうか(^^♪



日々、あらゆることに追われており

ふと忘れそうになりますが( ;∀;)



私も、4児の父親なのです(^^



そんな父親ですが仕事から帰ると、

子供たちからうれしい手紙をもらいました泣



写真左わたし、右長男


“大人になったらいっしょに三浦太鼓店で働こうね”


泣、泣、泣、、、、、



これほどうれしい手紙はないですね~( ;∀;)



ろくに休みもなく、

世のお父様がたとは全く違った環境で

育っている子供たちですが、、、


それでも、私は一つだけ

子供との関わりの中で貫いていることがあります。



それは、“仕事は楽しい”


と、いう事伝える。


仕事は楽しい!

太鼓作りは楽しい!!


日々そう言い続けてますし、

実際にそう思って仕事をしています。



もし私が、


あぁ月曜日か、、、


会社に行くのやだな~とか、、、


上司の、会社のグチばかり家で言っていたら

子供たちは“働く”事にや将来に対して

どのような感情を抱くでしょうか???



事実、私の親父は

平日サラリーマン、土日で太鼓屋という

仕事をかろうじてつなぎとめている状況で、、


太鼓作りが楽しい!


というより、

とにかく“苦労”している状況が

今でも思い出されます。



だから、当然私たちも

そんな太鼓屋という仕事に対して

夢やあこがれを抱くことはできなかったです。。。



今の私の“夢”は

新たな時代の“職人集団”を作ること!!



つい先日、

地元地域からある古い太鼓の修理を

受けたんです。

その胴の中からこのような銘が出てきました。




この胴の中からこのような銘が出てきました。




大正十三年岡崎市本町
三浦太鼓製作所 職長三浦常市 
大極上 尺七寸


とありました。


大正十三年、岡崎市本町とは

初代の頃の時代なのですが、


職長三浦常市という名前がでてきました。



当時は、商売が大変栄えており

職人もたくさんいたと聞いており、


当時の職人が、のれん分け独立し

あらたな太鼓屋を作ったという話も聞いています。




様々な時代を乗り越えながら、

当時のような状況はずっと続いてきたわけではありませんが



あらたな時代の職人集団を作るのが

私の夢なのです(^^♪



少しずつではありますが、

当店では若い職人が仲間として

やってきてくれています!


家具職人から知識を習い、

今や様々な塗装ができるようになった


慶さん!














私の作った桶も

ピカピカに仕上げてくれます(^^♪







また、昨年

新卒で岐阜県から来てくれた

日置君!






今や4尺以上の大締めの皮も

1人で立派に仕上げられるようになりました!





“職人”という仕事は、

時代と共にだんだんと少なくなっていっていることも

事実です。



後を担ってくれる若者たちに対して、

やはり“夢”を与えることができなかったら、、、


次の世代の若者たちは、

その仕事やってみたい!とは思わないはずです。



子供たちにも、夢を伝えられ、






若い世代にも夢を与えられる事。



“職人”という仕事は、

時代と共にだんだんと少なくなっていっていることも

事実ですが、



できなくなる技術は、

すべて当店であらたな職人を育ててやる!


そんな覚悟で、究極の職人集団をいつか

作り上げたいですね(^^♪






今は、まだ夢の途中です(^_-)-☆






2016年6月18日土曜日

師匠が一番大切にしているモノ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

から梅雨の週末、、、

これだけ天気が続くと雨不足が心配、、、


私はあさから久しぶりに

目玉焼きを食べたら胸やけ( ;∀;)


今日もお仕事がんばります笑


さて、

昨晩!

久しぶりに師匠に会いに行ってきました(^^)/






いつも突然のお電話で、

また何かあったかと( ;∀;)


ドキッとしましたが、


今回は、師匠からお借りしていた道具が

急きょ使うようになったからと、

お返しにあがってきました!



師匠からお借りした大切な大切な道具たち。


相変わらず師匠もお元気そうで、


仕事も大忙し( ;∀;)


たくさんの桶をこしゃってました!






先日、電動ノコギリで

足の裏を切ってしまって救急車で運ばれた師匠。


傷はもう大丈夫ですか??

そう伺うと、

見せてやろうか( ;∀;)


と、絆創膏をはがそうとする師匠!


いえ!!!!

大丈夫です( ;∀;)




何はともあれ、大事にいたらず

本当によかったです(^^




師匠から桶づくりを習うようになって


桶づくり技術以上にいつも

師匠が私に伝えることがあります。


それは、“道具”のこと。



とにかく、“道具”を早くこしゃれ(作れ)と

会うたびに、電話のたびに言われるのです。



そして、道具ができるようになったら

見せに来い!


そう言われます。


決して“桶”ができたら

見せに来い!


とは言いません。


“道具”ができたら見せに来い!



そう言われるのです。



なので、師匠から大切な大切な道具を

お借りしている間に、


とにかく、“道具”のづくり、道具の調達を

一生懸命やってきました。


桶づくりで使う特殊な道具たち。



内側、外側を削るカンナ。



同じモノづくりでも、

今までの太鼓とはやはり、全く違う道具たちですので


知人の大工さんや、建具屋さんなどに

手伝ってもらいながら、


なんとかかんとか

道具が揃ってまいりました(^^



師匠も、わたしがこしゃった

道具たちを見て


いいじゃないか~!


とご満悦な表情でOKをいただきました(^^♪




それでも、せっかく師匠に会いに行くなら!


と、



私が最近こしゃった桶を

見てもらおうと!


内心、とてもドキドキしながら( ;∀;)


師匠に見ていただきました




実は、この桶


試作で2か所ほど間違いではないのですが、


しまったな~と思ったところがあったのですが、


師匠はその2か所を“一瞬”で見抜かれました( ;∀;)



素人目ではまったく

わからない箇所なのですが


さすがに、大ベテラン一流のプロの目は

ごまかせませんね( ;∀;)




誰よりなにより

師匠に納得してもらえる桶が作れたらなぁ~!!



まだまだ精進!

今日も桶づくりがんばります(^_-)-☆





2016年6月17日金曜日

人がどう感じてくれるか?それが一番うれしい。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


イチロー選手!

やりましたね~、すごいですね~(^^♪


ただ凄い!という一言では語れぬ

すごさがイチロー選手の本当のすごさなのでは

ないでしょうか、、、


今までも、事あるごとにイチロー選手からは

大きな感動的な瞬間から多くの方が

パワーをもらってきたことでしょうね(^^♪


そんなイチロー選手の

日米通算安打記録での記者会見。


いったいどんな言葉を

伝えてくれるのか?


そんな期待を抱く中で

私はイチロー選手が最初の質問に答えた

言葉がとても印象的でした。







『僕にとって記録よりも、チームメイトだったり、

 ファンだったり、サンディエゴの反応が一番うれしいこと』





日米通算4,257安打。



日本では、2,000本安打を越えれば名球会入りだが


イチロー選手は1人で、2人分の記録を

成し遂げてしまったんですね。



途方もない記録は、

日々の積み重ね。


自分自身との闘いをやり続ける事でしか

決して“達成”はできなかったはず。



誰より自分自身と喜びを分かち合い

満足しているのかと思ったら、


自分自身の記録達成より、


ファンや地域、社会、みんなの反応、

どう“感じて”くれたかというのが


なにより嬉しいというのだ。




本当にすごいな~と

感じながら、こういう感情は


きっと人としての“真理”なんだと思った。




私もそうだ。


生産的にヒットを生み出すイチロー選手とは

まったく違う、非効率的なお仕事で、、、



1日1台どころか、


半年以上かかってようやく1台完成するという

ペースなのです( ;∀;)



それでも良いですか?


そうした現状をお伝えした上でも

“それでも良いです”と言ってくださるお客様がいる。



本日、新たに完成した太鼓は

昨年10月に九州から発注いただきました。



お時間かかってしまいますが、、、、

よろしいでしょうか???



“信頼”しておりますから

時間かかっても大丈夫です。



そう言ってくださる、

そう感じてくださる方々が


いてくれること。


イチロー選手同様、

何よりうれしい事です涙





“誰か”のためが“自分”のため。


自分自身のチカラの源は、

世の為人の為になれているかどうか?



まだまだ至らぬことが

ありますが、一歩でも多くヒット生み出せるよう


私達も努力しがんばります(^_-)-☆






2016年6月16日木曜日

なぜ“初心”は大切なのか、、、

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


太鼓作りに、演奏活動に

相変わらずの充実した日々にただただ感謝なのです(^^♪


来月は、三浦太鼓店新入社員で、

零~ZERO~メンバーでもある日置の母校である


岐阜総合学園高校のみなさんとの

共同ライブを岐阜県各務原市にてやりますよ~(^^♪



まぁ今回のライブは、日置くんの

並々ならぬ熱~い想いが込められた特別なライブ!


仕事後の零~ZERO~練習、ヒートアップしてまいりました(^^)/






自主企画公演としては、結成以来今回で10回目の

企画公演となりそうです(^^)/




そもそも、人前で演奏すらしたことない時代は


人前で演奏するっていったいどういうことだろう???


何を舞台から伝えるんだろう??




と、いう事すら考える余裕がなかったことを

今でもはっきりと覚えています。



舞台から演奏を通して何をつたえるか?

なんていうのは、



正直、明確に見え始めたのは結成10年を過ぎた

あたりからでしたね( ;∀;)



そんな事を考えながら、


ふと、結成した当時の事を思い起こしました。







なぜ?零~ZERO~を結成したのか。



そして、私たちは


何を目指し→どこへ行きたかったのか、、、




よく“初心”忘れるべからずと言います。



ではなぜ“初心”は忘れてはいけない、

大切にしなければならないのでしょうか、、、



私は、“初心”が大切なのは

そこには大切な“目的”があるからだと思いました。



なぜ?これをやりたかったのか?


なぜ?そうしようと思ったのか?


なぜ?挑戦しようと思ったのか?



これが目的→すなわち“初心”なのです。






長い時間すごしていると、


このなぜ?を忘れたわけではないけれど


気付いたら少し方向が間違った方へ進んでしまう事


あるんじゃないでしょうか、、、





本当はこうしたかったはずなのに、


大切な“目的”を遂げるためじゃなく


その時その時の状況や環境に流され見失ってしまう、、、




そうならないために、


最初に感じた大切な“目的”を遂げるために


きっと“初心”を忘れないことは

大事なんだなぁ~と感じました(^^♪




まだまだ私たちは、“初心”→目的を遂げる道の途中。


今回のライブも、新たな1ページ!



いくつになっても若いもんには負けないです( ;∀;)


初心忘れずがんばります(^_-)-☆














2016年6月13日月曜日

どんなときにやる気に元気が湧いてくるのか?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


ここに来て少し疲れがたまって
来たな~( ;∀;)


日々の日常バランスを崩さぬ

私の秘訣は、とにかく早く寝ること!!


忙しい日々は変わりませんが、

1日の疲れをとるには、十分な睡眠


いよいよ梅雨シーズンで

何かと身体も重く感じる季節ですが


みなさんもお身体に気を付けて
くださいね~!


さて、

梅雨の時期と言えば

このあたりではホタルが飛び交う季節でもあります(^^♪


みなさんの町にもホタルはいますか??



昔は我が家の前は

田んぼだらけでしたから、家の前の田んぼに

たくさんホタルも飛んでましたが


今では残念ながら田んぼもなくなってしまって

家の前では見れませんが、


岡崎では10分も山の方へ走れば

今でもたくさんのホタルに出会う事が出来ます(^^♪



そんなホタルの季節に、


美しい蒔絵で描かれたホタルブクロの華が

太鼓にも咲きました~(^^♪










女性専用の太鼓、当店オリジナルの“舞鼓”

に今回デザインをさせてもらいました。



現代では、ますます女性の活躍が目立つ時代。


家事育児だけではなく、

趣味に仕事に、いくつになっても


素敵に輝く女性がたくさんみえますね!



太鼓業界においても、

今や男性太鼓打ちよりも


圧倒的に女性太鼓打ちの方が多いと思います(^^♪



そんな女性のために

女性が美しく輝ける太鼓が作りたい、、、、



そんな想いで生まれたのが

この“舞鼓”という太鼓です(^^♪



今回のお客様、


最初にご連絡いただいたのは

1年半も前のことでした。


その時にいただいたメッセージが

どうしても忘れられず、ご紹介させていただきます。


お客様メッセージ
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はじめまして。
私は神奈川県伊勢原市在住の主婦です。

太鼓は太鼓教室で練習を初めて1年の新米です。

高齢者施設(ご入居者約400名)に勤務しておりまして、
昨年の施設の夏祭りに教室の先生にご指導いただき、
スタッフで三宅太鼓の演奏をいたしました。


太鼓に関してはほぼ素人ですが、
将来は太鼓ひとつで高齢者施設に
慰問したいとささやかな夢をもっております。

年齢も年齢ですし、技術も体力もございません。
舞妓という太鼓に惹かれました。

たぶん生涯、太鼓を購入できるのはひとつが限度だと思います。
なので、自分一つだけのオリジナルな物が欲しいと思っております。


太鼓の木の命の響きと、施設で見送って来ました
ご入居者の命を共鳴した鎮魂歌を舞いたいと考えています。


残り少ない施設勤務の中で、今を懸命に生きている
ご入居者の前でお届けできればと思っています。

-----------------------------------



この仕事をしていて、


自分が考えた想いが人とつながり

お役に立てること、、、


これ以上の喜びはいったいあるのでしょうか?



我が三浦太鼓店の社是の一つに

“お客様に喜んでもらえるモノを作る”


という言葉があります。


これは今は亡きじいちゃんが大切にしていた

言葉だと親父から受け継ぎました。



お客様に喜んでもらえるモノ=世の為人の為になれるということ



自分一人のチカラで、

やる気を生み出すことももちろん大切ですが、



そんな自分のチカラが

どれだけちっぽけかと感じさせられるのが


こうした人からいただける

“想い”のエネルギー。



これほど強く、強烈なエネルギーは

他に感じたことはありませんね。



今日はさすがに疲れてるな~と

思った朝に、この大切なメッセージを読み返し



大きなチカラを吹き込んで

いただきました(^^)/


よし!


今日もお客様の喜んでもらえるモノ!


誰かの役に立てる太鼓つくり!がんばります(^_-)-☆










2016年6月12日日曜日

ピンチこそ最大のチャンス!と思えるか!?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

今日も日曜ですが、

休んでいる暇はなく、、、


とにかく必死で今は桶づくりに専念しています(*´Д`)






先日もお伝えした通り、

もともと当店がお願いしていた東北の桶職人さん、、、



体調崩され現在製作がストップしてしまっておりまして、、、



たくさんのお客様にご迷惑を
おかけし、ここ最近は謝ってばかりなのですが、


逆にお客様から、励ましの言葉なんかを
いただいてしまって


ありがたいことなのですが、

そんなお声に甘えていられる状況では
これっぽっちもありません。


製作がストップしてしまっていること
は非常にピンチなことなのですが、



今年に入ってから、

一大決心をして桶修行に行きはじめていたことが


たまたま運よくここまでこれたので、



とにかく今は、

必死で技術を磨きながら

桶づくりに励んでおります。






師匠に出会えたことが奇跡でした。


すばらしい腕を持つ、東北の桶職人さんに

出会えたことも奇跡でした。




その“技術”と“知恵”を

これでもかというほど肌で感じていますから


とにかく、今はそれを

自分自身で生み出せるように努力する事に必死です。




やるしかない状況は変わりませんが、

ここまで自分でも驚くほど順調に

仕上がってきている桶づくり。



ピンチこそ最大のチャンス!



この技術と知恵が自分たちのモノになれば、


もっともっと新しいことに

チャレンジできると思っているし、


当店の新しい歴史になっていくことは

間違いないと確信しています。



こんな状況ではありますが、

同時に大きな夢をいだき、世の中に

もっともっと素敵な太鼓を作っていきたいと思ってますから


よろしくお願いします!










2016年6月11日土曜日

先人たちの太鼓から感じる“想い”

こんにちは、六代目彌市です(^-^)

先日、講演をさせていただきました
地元岡崎の南中学校の生徒さんから
感想文が届きました!

子供達から届いたたくさんの感想文



たくさんの子供達から、
それもとても丁寧な文字で

内容もびっしりと
書いていただき本当にうれしかったです(^-^)

その中で、感想として多かったのが

“伝統”とは昔からあるモノを
そのまま受け継ぐことだと思っていたけど

決してそればかりではない
ということを知りました!

という感想。


そんなみんなからの
感想を読ませていただきながら
私自身、改めて思ったことがあります。


それは、まさにみんなが言ってくれた通り、

“伝統”とは昔からある“モノ”を
そのまま受け継ぐことではないということ。

私が、日々の太鼓作りで一番大事にしていることは、

姿カタチを守ることでは
決してないのです。

姿カタチというのは
目に見える部分ですが、

本当に大切なこと、
守るべきことというのは

実は“目に見えない”
ところに宿っています。

とっても不思議なことのように感じますがね(^-^)

太鼓の場合は、その大切な“想い”が
時代を超えて“音”となり

私に教えてくれるんです。

残念ながら、
ご先祖さまに会って
直接太鼓作りにかける想いは
もちろん聞くことはできません。

でも、

初代が作った太鼓や、

何百年と受け継がれてきた
古い太鼓の“音”が

今の私に、これを大事にしなさいと
教えてくれるんですね(^-^)


そうやって考えると、

伝統っていうのは、
何度も言いますが

姿カタチではなく、

人の心、想いなのかもしれませんね。


耳や胸に響く音。想い、、、





心に響く音。想い、、、




心が動くその瞬間に、
人から人へ伝わる“想い”こそ

伝統なのかもしれません。


現代という時代は、

人と人とのつながり、
人と社会とのつながり方が軽薄な時代とも
言われています。


そういう時代だからこそ、

本当に大切なことは、

人の心から人の心へと
伝えられるということを

感じてもらえたら
本当に嬉しいです。


南中学校の皆さん
ありがとうございました!






2016年6月8日水曜日

守るもの、創るもの、そして必ずその中心にあるもの。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


ここのところ、完全に桶職人です笑

いえ、まったくもって笑っていられる状況では

ここに来てなくなってきました。



私自身の桶づくりは、

師匠のおかげもありここまでとても順調です(^^)/




もちろん、たくさんの失敗も同時に

重ねながらではありますが、この失敗は

すべて未来につながる前向きな失敗ですので

失敗というより、“経験”となり“糧”となるもの。



私自身の桶づくり、順調な一方で

笑っていられない状況というのは、


現在、今までの当店の桶胴を一手に作ってくれていた

東北の桶職人さんが体調を崩されて入院されてしまいました。



私の師匠でも、もちろん太鼓用の桶胴

作ってくれるのですが、扱っている木の材料の違いから


師匠からは技術指導のみで

桶胴の製作そのものは、この東北の桶職人さんに

頼っておりました。



師匠にしても、

この東北の桶職人さんにしても


いずれも高齢で、

もちろん後継ぎさんもみえずお一人で

仕事をされています。



まさに身体が資本の職人仕事( ;∀;)



桶職人そのものが衰退する一方で、

いなくなれば、なるほど一手に仕事が集中

してしまうということもあり

師匠も、秋田の桶職人さんも全国から受注が殺到

している状況です。



少しでも負担を減らしてもらおうと、


私たちも日本全国の他の桶職人さんを探し、


たずねてきましたが


これから、本当に守りつないでいくには

外に頼らず、自らその技術を受け継ぐしかない、



そう決断し、今回の桶修行に至ったわけです。






私たちが本当に守りたいもの、、、、


それは“音”です。



そして、私たちが創りたいもの、、、

それも“音”なのです。



何か新しいことをチャレンジしようと思ったときや、

守るべきもの中心には常に“音”があります。


和太鼓の伝統とは“音”そのものです。



私は決して桶づくりが楽しいから

桶修行をしているわけではありません。


守りたい、

守るべき“音”が


その技術の先にあるということを“確信”できたからこそ


本気で桶づくりと向き合う覚悟が生まれました。




“伝統”とは、実はまったく難しいことではないのです。


なぜか?


それは、“伝統”というのは


すでにそれだけの時間と歴史を乗り越えてきたモノとして


目の前に存在しているからです。



伝わってますでしょうか、、、


例えば、太鼓でいうなら

すでに200年、300年と受け継がれてきた

太鼓というのがたくさんあるわけです。



そんな太鼓たちを目の前にして、

何も感じない、考えないのはバカです。



だって、こうしたら

こういう太鼓を作ったら200年、300年残りますよって

答えを目の前で教えてくれてるんですからね(^^♪



だから、


守るも、創るもその中心に“音”があるんです。



不思議なことに、


たった一発の“ドン”という響きでも


人の心の深いところまで伝わる音もあれば

そうでない音もあるんです♬


人と人、

人と自然をつなぐ音。


まだまだ先は長いですが、答えは見えてますからね(^^♪


今の自分と足らないその差をうめるのが

日々の仕事なのです。