2016年2月29日月曜日

“成功”は“失敗”の彼方に~!!!!!

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今年は閏年、

そして今日はまさしく、2月29日

4年に一度の閏日となります。



そういえば、私の小学校の友人は

この4年に一度の閏日が誕生日で、


4年に一度しか誕生日がこないので、

まだ2歳なの~( ;∀;)


とか言ってたのを思い出しました笑


閏年はオリンピックイヤーでもありますからね!

夏に向けて盛り上がりそうで楽しみです(^^♪



さて、桶づくり!経過報告です~





だんだんと、杉材の個性や癖もわかってきて

感覚をつかめるようになってきました(^^♪


順調!!!!


と、

言いたいところでしたがーーーーーーーーーーーーーーーー!


今日、次の工程に進もうとおもったらーーーーーーーーーーーーーーーーー!


こんなんになっちゃいました(大泣)







そう、バラバラになっちゃったのですーーーーーーーー( ;∀;)





あぁ、


汗となみだの結晶が無残にもーーー。。。。。



とほほ。



どうして?????


原因がすぐにはつかめず、

即、師匠に緊急電話( ;∀;)



およその原因は分かったものの

すぐさま解決できるようなかんたんなモノではなさそうです。



桶太鼓は張り合わせた板を、外から圧力をかけて

成型していくのですが、


胴の高さが短くなればなるほど、

その成型を保つのが難しいことが分かりました。


“たが”を締めてしまえば、

問題はなくなるのですが、今回はその“たが”を締める前段階。。。


考えられる問題に対して

どう対処していくか、しっかりと考えて次の行動に移さなければ、、、


先は長そうです"(-""-)"



まさに先日もブログで書いた通りのことが

現実に目の前にやってきましたよ( ;∀;)



“成功”は“失敗”の彼方にある。



たった一度の失敗くらいでクヨクヨしてちゃ~

ダメですね(^^



そう分かっていても~


私だってたまには弱音も吐きたいし、凹みますわ~( ;∀;)



ただし、今回“失敗”したことが

たまたま今まで試してきてみた挑戦とうまくつながるかも!?


しれないという一部の方向性が見えてきました。


それが今はまだ果たしてうまくいくか

いかないか分かりませんが、



いちるの望みをかけて、試してみようと思います!




今日は閏日。


4年に一度、ゆがみや時間を調整する日でもありますから


はみでてしまった勢いを受け止めて

少し調整に入りたいと思います(^^)/


がんばるぞ!








2016年2月28日日曜日

写真でみる東京展示会!行ってきましたよ~(^^♪

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


行ってきました!東京展示会!!!



いや~正直本当に疲れましたが
最高に楽しく幸せな時間をみなさまのお陰で過ごすことができ


ただただ感謝申し上げます。


たくさんのお礼をあいさつをさせていただかなければ
なりませんが、

まずは、旅の報告を写真と共に
お届けさせていただきます(^^♪



まだ夜も明けきらぬ、先日開通したばかりの
新東名、岡崎東インター!





新しい道になって、関東までより早くスムーズに
快適になりましたね~


おかげさまで、2日間天気もよく!

静岡では、冬の澄んだ空気に浮かぶ

雲ひとつない美しい富士が迎えてくれました(^^♪




道中大きなトラブルもなく、

無事今年もおなじみこの会場、
渋谷区のラパンエアロに到着!








今年で7回目!


このラパンさんでは、3度目となり
準備設営はみんな手慣れて早い早い(^^


事前打ち合わせバッチリなので、
オープンまでの2時間しかありませんがあっという間に
レイアウトが完成していきます~!




今回は、おかざき匠の会メンバーの
数名で参加ですが、地元岡崎には

まだまだこれだけたくさんのメンバーがいるのです(^^♪





2016はこの方々!

本気布!

と書いて本気布(マジギレ)笑


三河特有の紡績であるがら紡を扱う
ファナビスの稲垣さん(^^♪






ここ最近は、娘さんのまりんちゃんが

協力に会もお父さんもサポートしてくれてます(^^♪





そして、神尾印房神尾さん!




今回も、もくもくとカッコよく
匠らしくお仕事の実演をしてくださいました。

当店のバチ用ゴム印は

この神尾さんが作ってくれているんです(^^)/




トークライブで披露くださった

朱肉のお話勉強になりましたね~!!!







そして、万年青(おもと)の水野さん!




昨年建てた、新居では

引っ越し万年青ととして我が家もお世話になりました(^^♪

東京ではすっかり水野さんファンが増えていて
うれしい限りですーーーー!







さてさて、どんどんご紹介しましょう

磯部ろうそく磯部さん!




今や和ろうそく職人さんというのは、

日本全国に20件ほどしかないそうです。


そんな希少な手仕事を現代にひきつぐ
すばらしいお仕事です。





そして、最後は三河仏壇の都築さん!


今回の出展者の中で、

一番みなさんにインパクトを与えてくれた
三河仏壇という硬いイメージの伝統のなかに

とんでもない確信を続け、
多方面のメディアから注目される方なのです(^^)

そんな都築さんの代表作が
なんと言ってもこれでしょう!



はい、ウルトラマン木魚!!!!!


いったい誰がなんの目的で使うのでしょうか( ;∀;)

怪獣供養のイベント、人形供養のイベントで
実際のお坊さんが使われるそうです(^^


ものすごい発想ですよね、

これぞ革新的な現代アート。

そしてとてもいい音がするんです( ;∀;)



小さいもので、8万円

大きいものはなんと100万円だそうです!



こんな個性あふれるメンバーと
今回の展示会はスタートしました!




アッ!


しまった大事な人わすれてた( ;∀;)

今や全国的な有名人!


我ら岡崎のスター

オカザえもんさんも今年も参加です(^^♪





さてさて、


まだオープン前、会場準備をしていると
早速第一号のお客様!


我ら和太鼓零~ZERO~結成当時の
指導者である、古立ケンジさん通称けんちゃん!





先日発売された、2ndシングルを持って
会いに来てくださいました~(^^♪


オープンすると、今年も
たくさんのお客様!







うれしいですね~、本当に。


こんにちの私達があるのも、こうした方々の
お陰ですから、直接お話しできご挨拶させてもらえることは

本当に幸せです。


情報伝達手段がこれほどまで進化して

普段からSNSなどでみなさんの日常をよく知ることはできましたが、


それでも、やっぱり

そんな時代だからこそ、こうして直接会って

目を見て話ができるということが、


あらためて大切な時間だということに気づかされました。



そんなみなさんに少しでも喜んでもらい、

何か役立つ情報が発信できないかと企画した和太鼓&トークライブ!





ことしは、彩雲打奏ななしきのメンバーの方々に出演を依頼!

リーダーの星野君とメンバーのマギーは

ご存知零~ZERO~で苦楽を共にした
大切な大切な仲間なのです~


今はたがいの歩む道と環境は変わってしまいましたが、

こうして、それぞれの活躍する場で再び同じ舞台に立てることに

本当にうれしく思います!


三浦太鼓店の太鼓もたくさん使っていただいてますからね~( ;∀;)

大切なお客様でもあるのです~


そんな彼らに今回も無理を言って~

東京展示会用に先日仕上げたばかりの3尺大平太鼓を
演奏で使って~と依頼しちゃいました~( ;∀;)




そうはいっても、ご存知太鼓というのは

新しい状態の皮はそもそも音が硬く
ある程度打ち込まないと良い音がでないのです~( ;∀;)


それを承知で無理を言って、

そこは、ななしきさんの技術でなんとかしてくれ~と笑


いつも無茶ぶりな私の要望を
素直に聞いてくれて感謝感謝でした( ;∀;)





スペシャル企画ライブは、ななしきメンバーの演奏に引き続き

今年も匠トークライブを開催!


昨年までは私がMC担当でしたが、

ことしは社長に就任したということで、
親父とMCはバトンタッチ( ;∀;)





オカザえもんさんも、

岡崎の匠をしっかりとPRしてくれました~!!




そうそう、オカザえもんさんと言えば

三浦太鼓店には、お仕事お手伝いに来てくれたり、

零~ZERO~といっしょに太鼓を演奏してくれたり、


もう太鼓のプロなのです~( ;∀;)


今回も、完全なる即興演奏を
フィナーレななしきメンバーと一緒に参加してくれました~!






はい、かんたんではありますが

今回の展示会報告とさせていただきます!


先ほども言いましたが、

便利になったとはいえ、愛知と東京

なかなか毎日顔を合わすことができない方々と

貴重なお時間、お話しをさせていただくことができたこと


本当にしあわせでした。


正直、準備も移動もとにかく大変で

身体は疲れでいっぱいですが、


心がたくさん満たされて

やっぱり来年もがんばろう!と


早くも来年もやりたい!

そんな思いです(^^♪

ありきたりな言葉かもしれませんが、

ご協力いただきましたたくさんの皆様に

ただただ感謝です。



旅の疲れは!

ここ(^^♪





足利らのサービスエリアでゆっくりと
温泉につかって、無事岡崎へ帰ってまりました~!



今年は、おかざき匠の会が発足15年という節目の年を迎えます。


今回の展示会を開催し
私の考えがあらためて変化したことがあります。


それは、伝統とは守るものではなく創るものというキーワード。


では、いったい何を創造するのか????


それは、

私達職人は、モノを“作る”ことが目的じゃないということです。


モノを“売る”ことも目的じゃない。


今の時代を共に生きるみなさんと一緒に
“豊かな時代を創る”こと!



これが一番の目的だと感じました。



今の時代に生きる私たちが感じる大きな時代の波を

決してひるむことなく、先人たちの“知恵”を武器に

これからも豊かさを創ることを大きな目的として立ち向かっていきたいと思います!




第七回東京展示会、

本当にありがとうございました!


来年またみなさまにお会いできることを
楽しみにしています(^_-)-☆






写真提供:ASAKO






2016年2月24日水曜日

社長としての取り組み。その1社員手帳を作る!

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


社長とはいえ、そんなのはただの肩書きなわけで、、、


社長になったからといって、すぐに何かできるかと言えば、

何もできずわけがありませんが


そんな新米社長の私でも唯一できることがあります。



それは、自覚を持ち行動すること!



失敗を恐れずとにかく行動すること。


現状に満足できないことが見つかったら、

その改善のためにとにかく何か思いついたことをやってみること。



“成功とは、失敗の彼方にある”


これはIBMの創立者のワトソンさんの言葉です。



本当にそう思う。


失敗の彼方にある“希望”が見えるかどうかで

その人の人生の歩み方は大きく変わっていくのではないでしょうか(^^



そんなわたくし、新米社長の社長としての最初の取り組みはコレ>>>






さて、これはなんでしょうか(^^


実は、今年はじめて

三浦太鼓店の社員手帳というのを作ってみたんです(^^)/





みなさんの会社には社員手帳ってありますか?



三浦太鼓店には経営理念や大切にする信条こそあれど、


それを共有するためのツールというのがありませんでした。



要するに、口で言ってわかっているつもりでいましたが、

実際はそれがどこまで社員に伝わって共有できているか?



そこに少し不安を感じるようになったんですね。


そんな不安を解消するには、

社員手帳を上手に活用するといい!



と、いつものように聞いてしまったので笑


じゃあやってみようと、はい(^^)/作っちゃいました!







経済の語源は、“経世済民”と言われています。


経世済民とは、世の中をおさめて人々を苦しみから救うこと。


すなわち、“世のため人のためになる”ということです。



誰もが、本気のチカラを発揮しようと思ったら

究極は自分自身のためにはたらくチカラより、


愛する家族や、愛する人、社会や世の中のためにはたらくチカラの方が


みなぎるパワーが沸いてくる、


そうではないでしょうか。



人は、誰かのためになれると分かった時、

自分では想像もつかないチカラが沸いてくるものですね。





お客様に喜んでもらう事、顧客満足というのは

企業にとっては必要不可欠なことです。


でも、


大切なお客様に喜んでもらうためには、


まず、働いている私達が

働くことに対する意義や意欲、満足感を感じられなければならないと思います。



顧客満足を生み出すには、従業員満足が必要不可欠!


という事です。




問題や課題というのは不思議なことにいつも山済みで( ;∀;)


それは一生涯消えるの事は絶対ありません!

人間ですから~(^^



でも、自分自身に負けず嫌いの私は

問題が溢れれば溢れるほど、

課題が見えれば見えてくるほど、


そこに立ち向かう勇気をもらうのです(^^



今年から、私が代表を降りるまで


毎年この社員手帳を更新し残していきたいと思います(^^)/



さて、何年続けられるかな!





2016年2月23日火曜日

素敵な旅の過ごし方。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


この週末は、西へ東へと出張旅行に出ておりました(^^)

あまりにバタバタですっかりご無沙汰のブログ更新です( ;∀;)




突然ですがみなさん、旅の目的ってなんですか?


もちろん目的地へ行き、そこで楽しい時間を過ごすこと!


これは一番の目的だとおもいますが、



私は、目的地へ着くまでの“移動時間”の過ごし方!


これをとても大事にしています(^^



普段は、なかなか一人でゆっくり考えられない事も

移動時間は誰にも邪魔されませんから(^^♪


ゆっくり本を読んだり、

あたまの中を整理したり、

またまた疲れた体を休めたり、、、



移動は単なる目的地にたどり着くまでの手段ではなく、


とてもとても貴重な時間なのです(^^)/




やることや責任が増えてくると、

必然的に忙しくなってしまいますね~



でも忙しい忙しいとバタバタすることは

あまり好きじゃないので、


やることが多くても“忙しく”しないようにしたいなぁと
思ってます(^^


が、、、



まだまだそんな上手に時間を使う事できないので


そのための方法をまだまだ考えるだけの日々です( ;∀;)



そんな忙しいあなたの為の時間活用術!


“時間”はお金では買えないけれど、


“快適な時間”はお金で買える。



そんなキーワードが目に入ってきたんです(^^



過ぎ去る時間は決してお金で買う事はできませんが、

“快適な時間”は手に入れることができる。


というのです。


例えば、


高級ホテルに泊まるとか、

ビジネスクラスに乗るとか、


単純ですが、そういう事です。



そうそう、新婚旅行は私イタリアまで12時間の飛行機の旅を経験しましたが、


行きも帰りもエコノミー。


足が長い私、あっ失礼(笑)


背が高い私は、とにかく狭い狭いその空間での12時間移動は

苦痛でしかなく、寝るにも寝れない、

考え事するにも狭すぎて集中できない、、、


そんな経験をしたことがありましたから

乗ったことがないビジネスクラスや高級ホテルで


過ごすといったいどう違うのかなぁ~と思いました。



はい、


思ったら、即行動!の私ですので、


今回の旅、帰りの新幹線で人生初のこちら!




グリーン車に乗ってみることにしたんです(^^♪


安心してください、


社長になったからと言って経費のムダ使いをしてる
わけじゃなありません( ;∀;)


あくまで、これは実験、体験なのです笑



みなさんグリーン車乗ったことありますか?


中はこんな感じでした。




東京-名古屋間が一般車両約10,000円に対して

+4,000円ですよ( ;∀;)


さて、ここに“快適な時間”の答えがあるのでしょうか(^^



そもそも東京名古屋をグリーン車で!


とチケットを買う時から田舎者の私はドキドキしてますからね笑


乗ってみるとまずは早速、客室乗務員さんが

おしぼりを運んでくださいました。





そして、席は一般車に比べとてもゆったりしていて

一般車は、2列×3列の横5席に対して

グリーン車は2列×2列の横4席なので


隣のひととひじ掛けを共有しなくて済むんですね~



それから、前後も広いですし、

テーブルも大きい。


コンセントもついてます。


音楽も聞けるし、


足をリラックスできるフットレストまでついている。


リクライニング角度も一般車両より

深く倒すことができました(^^



そして、何より“静か”!!



身体もリラックスした状態で、かつ自分のスペースが確保され静かと

これば、それはそれは本を読むにも集中してできるし


休むにしても、快適に休むことができたんです。



百聞は一見に如かず!


実際肌身で、体感してみて

なるほどな~


確かに時間はお金じゃ買えないけど

“快適な時間”は手に入れられる。


の意味が理解できました。


新幹線降りて、在来線で現地へ行くときも

移動時間は同じように本を読もうと思っても


それこそ、隣の人が横綱みたいな方で( ;∀;)

集中して本を読むどころか、


その密着感が気になって気になって何もできませんでしたから、、、


同じ“移動時間”をひとつとっても

まったく違うんだな~( ;∀;)



貴重な貴重な体験をさせてもらった

今回の旅でした(^^♪



何事も体験、経験ですね~。


今回も素敵な旅でした(^_-)-☆







2016年2月17日水曜日

太鼓が上達する考え方。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


太鼓づくりのかたわらで、
演奏活動をはじめて11年が経ちました。


私が演奏活動をはじめたキッカケは、

太鼓職人として、自分の作る太鼓の“音”に責任を持ちたかった。


これだけです。


太鼓職人とはいえど、使われる環境や時代のニーズにこたえるためには、

まずは、自分自身がその環境に身を置いてみないと分からない。


そう感じたからです。


お蔭様で、自分自身が演奏活動をさせていただく中で

たくさんの気づきがあり、それがそのまま


太鼓づくりへと、“音”づくりへとつながっています。






最初は、太鼓職人と言えど

演奏はまったくの初心者でした( ;∀;)


バチの握り方から、太鼓の前にどうやって構えたらよいかもわからない。。。


それを、当時の指導者となっていただいた先生から

手とり足取り教えてもらう日々でした。



そんな活動も10年がたったあたりから、

自分の中である“変化”があらわれてきます。



それは、いろいろな演奏を経験し、

またいろいろな方の演奏を見る機会を通して


心にスーーっと響く、伝わる演奏と


そうじゃない演奏があることに気付き始めました。


これはあくまでも私の主観的な感情ではありますが、

でも、明らかに自分自身の心に伝わる“何か”が違うのです。


みなさんも、そういう経験ってないですか?



さらにさらに不思議なことに、


伝統芸能の“音”と現代の創作系と呼ばれる太鼓の“音”に

明らかな“違い”があることに気付きました。



伝統芸能の“音”というのは、

地域の祭りだったり、祭礼で使われる太鼓の音。



創作系の“音”というのは、

楽器として今や世界中に広がりをみせる現代の音。



実は、伝統芸能の音というのは、

有名な芸能であるないにかかわらず、


どんなに小さな祭りの音であっても心にスーッと入ってくるんです。


太鼓の数だって芸能の太鼓は創作系に比べ
種類も数もそんなにたくさんあるわけじゃないですね。


なのにどうしてこんなにスーッと心に入ってくるんだろう?


ずっとその事が疑問だったのですが、

日々伝統と言われる古い太鼓にかかわったり、


太鼓つくりを通して、また現代の創作系の演奏活動を通して


一つの答えが見えてきました。


それは、太鼓とういは“上達”するためにとてもとても大切な“考え方”

があるという事です。



普通に考えて、何かを上達するためには

“技術”が一番大事。


そう考えがちですよね。


太鼓は体力もいりますから、技術だけじゃなく、

体力、筋力を鍛えたり・・・・



もちろんそういったことも、長い演奏、舞台を作るうえでは

必要不可欠な要素ではあります。



でも、いくら筋力や体力や“技術”があっても、


それ=太鼓が上手


という縮図ではどうやらこの世界は違うということに気付きました。




上手という判断基準はどこにあるでしょうか?



私は単純です。


それは心に“伝わる”か“伝わらない”か。


みなさんも一緒ですよね。


心が動く、“感動”がなければいくらすごい技術でもそこから
世界はつながっていきません。



じゃあ、どうしたら“伝わる”演奏ができるのでしょうか?



その答えは、


“自分自身の目の前にある太鼓とつながること”



ちょっと哲学的で難しい?そう感じますか?



いや、決して難しい考え方なんかじゃありませんよ。



例えば人間関係、夫婦関係、友人関係、子供の教育。



考えてみてください。


豊かな人間関係をきづいている人の心構えってどうですか?


幸せな家族関係をきづけている人の心はどうですか?


子供に対して、きちんと教育できている人の心はどうですか?


そういう人の周りは自然とゆたかに
世界が広がっていませんか?




自分だけの事を考えていたり、

相手の事を思いやれなかったり、

相手の立場になって考えられなかったり、

そこに“愛”がなかったら・・・・


人の心と心はつながりませんよね。



それと全く同じということです。


太鼓と置き換えてみてください。



自分の事だけを考えていたり、

太鼓の事を思いやれなかったり、

太鼓の立場になって考えられなかったり、


そこに“愛”がなかったら・・・・



自分と太鼓の心と心はつながりません。



そもそも自分が目の前にある太鼓とつながってないのですから

その先にいる“人”の心につながる演奏なんてどんなに技術が

上手だろうが伝わりっこない。



そういう事です。



伝統芸能の“音”というのは、素朴であれど

そういう自然に対する“感謝”や豊かさに対する“愛”に


溢れている。

そう感じます。



不思議です。


モノに溢れる現代。


何不自由のない時代と言われる世の中で、

現代人は本当の“豊かさ”を見失っていやしないだろうか?



“環境”の変化はそのまま人の心の“変化”ですから


仕方のないことかもしれませんが、


それでも、先人たちがつちかった大切な大切な“心”を


私たちは見失わないようにしなければなりませんね。



今日も豊かな一日を(^_-)-☆





2016年2月16日火曜日

できる、できないじゃなくて、気付く、気付けるかどうかが大切。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今年に入って2か月がたちましたね。

新年に入ってみなさん今年の目標や夢!


気持ちを新たに掲げられた方も多いのではないでしょうか(^^♪



私も、今年は『走る』をテーマに


新しいことに常にアクティブに挑戦し、行動する気持ちを

大切に頑張っていこうと思ってます。


先日は、フルマラソンにも挑戦しました(^^♪






そして、今年に入って桶胴づくりにも新たに挑戦しはじめ

師匠のところへ弟子入りしています(^^




そして、まだまだ自分の中に

たくさんの大きいことも、小さいことも含めて

走りたいテーマがあります。



日々、いろんなことにチャレンジはしていきますが

私はいつも新しいことに挑戦するときにとても大切にしている思いがあります。



それは、“できる”、“できない”を問題にしないこと。


です。


人は、何かあたらしいことに挑戦しようとするとき、


まず、頭に浮かぶのが




これって私にできるかな~?????


これは今の私にはできないんじゃないか????



見えない世界、経験のない事であれば

なおさら、こういった感情が強くなって当然です。



でも、


私は、どんなに新しいことに挑戦するときでも

この“できる”、“できない”というのは全く無視して行動するようにしています。



だって、そもそも自分にとって新しいことに挑戦するのですから


神様だってその答えは知りませんよ。



そう!  やってみなきゃ分からないのです(^^



だから何も怖くありません。


たとえ失敗しても怖くありません。



でも、実はその一方で


できる、できないは考えてませんが、


その代わりにとても大切にしていることがあります。



それは、“気付く”ということ。


新しいことに挑戦し、行動した先に出たその“結果”に対して


いったい今の自分がそこからどんな事を“気付く”ことができたのか。



これはめちゃくちゃ大事にしています。


むしろ、この“気付き”を得るために行動しているといっても
過言ではありません。



その大切な“気付き”が次の行動の指針となり、

あたらしい目標となっていくんです。



できる、できないを考えていたら何も進みませんが、


気付く心を大切にしていくと

その先の新しい世界へと連れて行ってもらうことが
できるんですね。



そして、“気付く”ためには

“気付ける”心をはぐくむ必要があります。



常に、アンテナを張って周りの環境の変化に敏感でなければなりません。


まだまだやりっぱなしで、何もかも“気付ける”自分には

ほど遠いですが、


そういう未熟な自分と気付けることも

大切な事だと感じながら、今日もあらたな気付きを求めて


日々精進です(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆





2016年2月14日日曜日

800年の奇祭。瀧山寺鬼祭り。

こんにちは、六代目彌市です。

昨日は、地元岡崎の瀧山寺で
なんと800年もの歴史と伝統の奇祭、
鬼祭りが催されました。

瀧山寺と言えば、昨年は零のライブステージとしてもご縁をいただいた場所。

この鬼祭りでは、昨年は私個人での
奉納演奏をさせていただき

今年も引き続き大役を授かったのです^ ^

祭りの準備は、松明作りと
松明で使う竹をいただき
奉納演奏で使う竹バチ作り!

今回はたくさんの写真と共に祭りの
空気を感じてもらいましょう!


これが松明作りの様子です。
真冬の冷たい風が吹き抜け
今年の松明作りは大変でした(≧∇≦)

御住職自らも松明作り!

そのかたわらで、私は竹バチ作り^ ^


12本の竹バチを作りましたが、
今年のメイン竹バチはこれにしました。


やっぱり、ちょっと癖のある
竹バチにどうも惹かれる(≧∇≦)

真っ直ぐで美しいものでなく
少し曲がってる。

紆余曲折。

それが私自身の人生と重なるの
かもしれない。


完成した松明。




さあ、後は本番を待つのみ。

今年は、あいにくの雨模様ですが
当然祭りが中止になることはないです。

奉納演奏の場所である、山門と
本堂は屋根があり演奏は問題なし!



まずは、松明と一緒に山門からの
奉納演奏スタートし、
本堂でのステージの時点で本格的な
雨に。



私自身の影が雨鏡に映されるほど、、



これだけの雨で、皮も竹バチも湿度を含み、思い描いた乾いた音が
今年は出せずでしたが、それでも
無事奉納演奏終えることができました。

さあ、いよいよここからが
祭りのクライマックス。

大松明に灯りがつけられ、
厳粛に祭りが進行していきます。


雨にもかかわらず、今年めすごい人。

また今年は特別来賓で徳川18代宗家の
姿もありました。

実は、私

今年、なんと!
クライマックスの松明を持つという
大役を授かったのです(≧∇≦)

松明作り、竹バチ作りに
参加させていただく中で、
地元の方々に太鼓を叩くなら火の中を
経験しなきゃダメだと(≧∇≦)

ごくごく限られた、
地域の方々の禁断の世界へ
なんと参加させていただけることに

そして、これが私です(≧∇≦)

熱さと同時に命がけ、

そして何より重要文化財である本堂の
中でこれだけの松明を燃やしてる
訳ですから、

自分の熱さより、本堂を燃やさない
ために周りの消防団の方々の指示に
対応することに必死。




年男の今年。

こうして貴重な貴重な今年の鬼祭り
が幕を閉じました。

祭りに参加して感じたこと。

それは日常でした。

日常とは、生きることだけではなく
そこに、死もあるってこと。

水、や雨



風や土。


 

花や木。




そして火。


どれも私たちの暮らしに欠かすことの
できない大切な資源であり“自然”であるということ。


と、同時にその自然は
時に味方にもなり、敵にもなる。


いや、自然は敵になる訳ではない。


人間が無理り自然をあざむこうと、
しているだけなんだ。


自然は自然のままで、
常に普遍なもの。


だからこそ、
自然をあざむくではなく


自然に寄り添うこと、
自然とはいったい何なのかという事を

私達人間も、自然の中で生かされているのだから
考えなければならない。

そう強く体感させていただく事ができました。



一見の価値がある祭りです^ ^

来年は、瀧山寺鬼祭りを見にお越しくださいませ!