2016年11月27日日曜日

太鼓屋の本当の仕事。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


つめたい雨の日曜日。

みなさん今日はお休みですか~(^^


私は、今日も朝からお仕事&午後からは

下呂温泉へ遊び、、、


じゃなくて( ;∀;)


下呂温泉で演奏依頼があり

出演してきますーーー(^^♪



雨降りだけど、雪じゃなくて一安心~(^^)/




さて、いつも楽しみに見ているNHKの

プロフェッショナルという番組に鹿児島で鮮魚店を営む

門川さんがとりあげられていました。



門川さんのお仕事は、

市場に集まった魚のなから“最良”の魚を目利きし

三ツ星レストランから、地元の居酒屋まで

それぞれのオーダーに合わせて魚をおろして届けるという

お仕事でした。





中でも、これはすごいな!と感じたのは



注文を受けたお店の店主の好みやくせを

全て把握して、それにあわせた魚やおろし方をして

届けているところ。




改めて背筋がピーン!としましたね( ;∀;)




実は太鼓屋、私たちの仕事もまったく同じなんです。





使う人、地域によって“叩き方”や音の“好み”

“要望”や“こだわり”は全然ちがう。




例えば私が作ってる桶太鼓♪





①女性が使うのか

②子供が使うのか、

③男性が使うのか、、、

④担いで使うのか、

⑤セットとして使うのか、、、、



はい、これだけで実は5通りの作り方があるんです~(^^♪




これらを見極めて1台の桶太鼓を完成させるのに


実は、何枚も皮を作って

そこから一つ一つの個性を見極めて組むようにしています♪






これが、先の門川さんに例えるところの


“目利き”と同じです。




門川さんの話を聞いてて、目利きって

良い悪いをただ単純に判断するためにあるんじゃなくって



本当はその先にいる“お客様”に一番よろこんでもらえる方法を

“知る”ためにあるんだなぁ~と感じました。



そうした人の“想い”は自然と伝わりつながっていく。




多くを語らずとも伝わる信念を見たとき、


まだまだ私もやれることがたくさんあると勇気をもらいました(^^♪





今日もお仕事頑張ります!



ステキな一日を(^_-)-☆


2016年11月26日土曜日

限りある人生をより輝かせるために。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨日の夜、


長男がどうしてもTSUTAYAに行きたいと言うので

つれて行ってあげました(^^♪


何を借りるのかな~と思ってたら


このCDでした(笑)






はい、みなさんご存知


お笑い芸人のオリエンタルラジオさんの新曲です(^^♪



この歌と、ダンスを見て衝撃を受けたな~♬



歌もうまいし、

またその歌とダンスとの一体感がハンパない!



とうとう、今年の年末紅白に出場が決まったそうだ!!


そういえば、昨日知人にすすめられて

私が買った本もコレだった↓





これ今話題になっているビジネス書らしいのですが、


あのお笑い芸人キングコングの西野さんが書いた本らしい、、、



お笑い以外にそんな才能があったのか( ;∀;)



すごい!




先のオリラジにしても、この西野さんにしても


本来のお仕事は「芸人」ですよね。



その一つの才能を開花させている

だけでもすごい!ことなのに、


そこから、さらに自分の可能性を広げてる。


これって本当にすごいことだと思う。



こういう人、今の世の中にはたくさんいますよね。


もとは芸人、今や世界的映画監督北野たけしさん。



今では、ジャニーズがバラエティは当たり前の時代だけど

その世界を切り開いたSMAP。



日本中からの批判をあびながらも自らを貫き、

投げては防御率1点台、打っては3割20本という

ものすごい成績をおさめた大谷翔平。




この人たちに共通しているのは、

一つの「道」にこだわらず自らの「可能性」を

とことん磨く努力をしているってことですね(^^♪




もしかしたら、これからの時代は

こういう人たちがたくさん活躍する時代なのかもしれません。




職人の世界もそうだな~



職人って、ただ一つ唯一無二の道を突き進む!


そんなイメージありますよね。


もちろん、実際にそういう「道」的な精神は

今もとても大切なこととして受け継がれてます。


事実、私も職人という道を選びながら

太鼓演奏活動を積極的にやってると、


まわりからあーーだこーーだ言われることが多々ある。




でも、そんなことは勝手に言わせておけばいいと思ってます(笑)


逆に、私が演奏活動をもししてなかったら

三六-SABUROKU-だってこの世に生まれてなかったし

叩き手の感覚を生かした音作りだって、今もできなかったと思う。




世の中に溢れるモノにそれほど大きな「差」がなくなってきている

現代において、その道を究めたからと言って

選ばれる理由や、「個性」になるとは限りません。




そんな難しい時代ですが、


でも、見方を変えれば

今やっているあなたの本業、本職と同時に


あなたが昔からやりたかこと、

本当は好きなのに我慢していることなんかを


我慢せず!好きなだけやってみる(^^♪



そういう所から、きっと人生って新たな道を開かれるんじゃないかな~と(^^



他の誰でもない、私の、あなたの人生。


あなたは、あなたにしかできないことをやる!




無理して我慢してやる必要は全くありません。


得意なコト、興味のあるコト、好きなコト!


時間を忘れて熱中できることを探す!


そして、すでにそれがあるけれど

やってないという人は、とにかくやってみること(^^♪



歳を重ねるごとに、

1日1日の大切さが身に染みるようになりました。


限りある人生。

限りある時間。



よりあなたらしく素敵に輝く人生。



今日もステキな一日を(^_-)-☆








2016年11月24日木曜日

カンタン!実は誰でも預言者になれる方法。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝は、全国各地で予報通りの大雪ですね( ;∀;)


愛知は冷たい雨で、

雪まではいまのところ降ってませんが


一段と冷え込む朝を迎えました。




積雪の多い地域のみなさん、

くれぐれもお気をつけてお出かけくださいね~( ;∀;)



さて、今日の大雪


実は、もうすでに昨日から知ってました~!



と、いう方多いと思います。


今朝のニュースでも、

事前の雪対策で、タイヤを冬用に変えたり、

すべり止めの長靴を履いて出勤されているという

話がでてました。



現代は、「天気予報」というモノが


私たちの世の中にはあり、

明日の天気を高い確率で予報してくれる。



言い換えれば、「まだ見ぬ未来を予想している」ということ。


これって、本当にすごいことですよね(^^♪




では、なぜ?天気は未来を予想できるのでしょうか???



それは、「今」を徹底的に調べているからです。




決してタイムマシンに乗って、明日を見てきてから

ニュースを伝えている訳じゃありませんね。



「今」起こっている雨雲の様子や

気圧配置の様子などを徹底的に調べて、



そこから分析される結果を「予報」として伝えているのです。




そうやって考えると、


実は私たちは誰でもかんたんに未来を知る“預言者”に

なれるのだと思います(*'▽')




例えば、150年続く三浦太鼓店。



受け継がれた大切な“伝統”は守るモノ。


そして、


守るためには、これから訪れる未来を創造する

創っていかなくちゃなりません。



伝統や、過去のモノは

もうすでに目の間にカタチとして“ある”モノなので


それを真似すればいい。



でも、新たな歴史や未来を“創造”するためには

それではダメなんですね。


では、どうすればよいか?


それは、天気予報と同じです。


「今」という時代を徹底的に“知る”ことです。



だから、私は

受け継いだ技術を守ることと同じだけ、

「今」という時代がどういう時代なのかを

学ぶ努力をしています(^^♪






今日は晴れと思ったら、

明日は突然の大雪。



日々激変する天気とまったく同じで、

それだけ時代も激動している訳ですから


「今」という時代がどういう時代なのか?


それが分かっていなかったら、

未来を予測した「行動」には移せないと思っています。




高齢者ドライバーの事故のニュースも

同じようなことが言えると思います。



自分では、昨日までの自分と同じ感覚で

運転しているつもりかもしれない。


でも、


体力も、感覚も人間ですから当たり前のように

衰えていくわけです。




実は、わたしたちの身の回りのすべてが

日々刻々と「変化」しているのに、


自分だけが変わってないと、勝手に思い込んでいるから

あとから手遅れな事態になってしまう。




とても難しいことかもしれませんが、



未来を予報するために、

徹底的に「今」を知ることの方が

やっぱり大切なことなんだろうな~って思います(^^♪



今日も安全運転で、

風邪など引かれませんようお過ごしくださいませ(^_-)-☆




2016年11月21日月曜日

良い“演奏”とは?一体どういうことを言うのか?教室では教えてくれない太鼓のお話パート9

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)

昨日は、わたくし名古屋のセンチュリーホールで開催された
愛知国民文化祭2016、太鼓の祭典へ行ってきました(^-^)




全国各地より、名だたる30団体が出演!

オープニングは、我らが愛知松平わ太鼓さん!

朝10時に始まって、なんと終演は17:30と言う
ビッグイベントなのでした♪( ´▽`)

私は今回は、出演ではなく
いち視聴者として客観的にそれぞれの団体の
演奏を見て学びたいと、

とてもワクワク♬!


愛知にいながらにして、
これほどまでに全国各地の素晴らしい団体の
演奏を見れる機会に感謝しましたね♪


それで、改めて30団体
全てのグループさんを真剣に見させていただいて
わかったことがありました。

それは、

演奏には、
自然と会場、客席の空気を巻き込む演奏と
そうでない演奏があるってこと。


ズバリ言ってしまうと、

“良い演奏”と“そうでない演奏”があるってこと。


皆さんも、聞き手として
ステージを見ている時に

きっと同じような感覚を覚えることが
誰しもあると思います。


これは太鼓にかかわらず、どんな舞台でも
同じことが言えるでしょうけどね。


じゃあ、この“良い演奏”って

一体何がそう感じさせてくれるのか?

わかりますか???


私は、そのポイントは2つあるなぁと
感じました。


1つは、お客さんとのつながり。

自分たちの演奏を通して、
目の前にいる人たちとの心と心のつながりを

どうやったら作れるか?

それを意識している演奏は
自然と引き込まれていきました。

これは、

何をどうやったらとか、
技術的な問題とか、
経験とか、、、

そんなの全く関係ないです。

「意識」があるか?ないか?

ただそれだけで、

不思議とその想いって伝わってくるんですね〜♬


もう1つは、太鼓とのつながり。

徹底的に、目の前にある太鼓と自分が
つながることを意識した演奏。

これは、例えるなら
感動的な「恋愛映画」を見ているような感覚。


心吸い込まれる感動的な映画って、

決して自分が主人公なわけじゃないんだけど、

その世界観に勝手に引き込まれていく「錯覚」を
覚えるじゃないですか〜♬


映画が終わって、エンンドロールが流れはじめた時

なんとも言えない感情に酔いしれる〜♬

そんな感覚です♪( ´▽`)



どちらにしても、この2つのポイントは

人の心の声、
太鼓の声を深く「聴く」という点が共通点。

徹底的に聴くことでそこから、「つながり」
が自然と生まれ、

そのつながりの深さに、心が動き
「感動」や「共感」が生まれる♬


とても、いい経験をさせていただきました!


人のことを想う気持ちも、

目の前の太鼓のことを想う気持ちも、


どちらも、自分以外の人やモノに
意識を置く訳ですから

心のゆとりがどこかにないと
なかなかできないことなのかもしれません。

もしかして、
今うまくいかないことが続いているとしたら、

たまには心休めて、

リラックス〜♪( ´▽`)

そんなゆとりも必要なのかもしれないですね!

あたらしい週の始まりです!

今日も素敵な1日を^_−☆



以下出演団体一覧

1.松平わ太鼓(愛知)
2.童心・飛騨高山太鼓團 (岐阜)
3.信州上田真田陣太鼓保存会(長野)
4.下野不動太鼓保存会(栃木)
5.和太鼓いぶき(秋田)
6.須成鼓笛保存会(愛知)
7.皷風(宮城)
8.銭太鼓高杉会(広島)
9.和太鼓パフォーマンス集団SERO(愛知)
10.岩美龍神太鼓 (鳥取)
11.関西福祉大学金光藤蔭高等学校和太鼓部"鼓響"(大阪)
12.大治太鼓保存会(愛知)
13.仰願寺幼稚園浅草わんぱく太鼓(東京)

第二部(公募団体)13:30~
14.海東流神楽太鼓保存会(愛知)
15.藤枝太鼓(静岡)
16.北綜警荒鷲太鼓(栃木)
17.広島文教女子大学附属高等学校和太鼓部「文教太鼓 葵」(広島)
18.逢鷲太鼓連(鳥取)
19.天くう(愛知)
20.鼓國雷響JAPAN日本太鼓集団鼓國雷響プロジェクト(岐阜)
21.台湾太鼓協会合同チーム(台湾)
22.髙野右吉と秩父社中(埼玉)
23.やまと獅子太鼓(奈良)
24.倉敷天領太鼓 (岡山)
25.尾張新次郎太鼓保存会(愛知)

第三部(ゲスト団体)16:00~
26.蘭導 (秋田)
27.御諏訪太鼓保存会(長野)
28.手取亢龍太鼓 (石川)
29.大江戸助六太鼓(東京)
30.豊の国ゆふいん源流太鼓(大分)
フィナーレ

2016年11月19日土曜日

すべては「知る」ということから始まっている。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



普通の企業より、

地域に根付いた歴史あるお店、日本の伝統ということで


昔からいろんな方が会社訪問や

取材に来てくださることが多いのです(^^♪






それでも、ここ最近

なんだか特にそんな訪問くださる方が多いな~( ;∀;)


昨日なんて、1日の中で

午前中はフランス人留学生、午後から地元の大学生

夕方はこれまた地元の高校生( ;∀;)



青い瞳のフランスから留学生が来てくれました~( ;∀;)




そんな方々とお話をさせていただきながら、


自分自身も今までの人生を振り返る、

またこの太鼓屋という仕事をより深く感じる

キッカケにしてもらえてるな~と(^^♪思いました。




そんな話をしていて、ふと思ったこと。



伝統を守ることも、伝統を創る事も

職人という仕事も、考え方も

今という時代をどうやって生きていくかもすべては、



「知る」という事からスタートしていると思いました。




伝統を守りたいのであれば、

過去を「知る」必要があります。



伝統を創りたいのであれば、

今を「知る」必要があります。



それも、中途半端は絶対ダメです。



徹底的に、知りたい、知りたい、感じたい、、、



そう願い続けていると、ふとした瞬間にハッと!!

「気付く」瞬間が訪れるんです(^^




「知る」という行為から「気付き」が生まれ、


そして「気付いた」その瞬間から


自分自身が変わっていくんですよ。



伝わってますでしょうか、、、、



気付くことができなかったら、

その先の一歩は残念ながら変わることがないのです。





だから、私は

守るべき伝統は、先人たちの知恵から深く学び

伝統を創りたいのであれば、「今」という時代を知るために

やっぱり勉強しなければならいと思っています。




「知る」ことで発見する新たな“出会い”によって、

その先の世界が広がり豊かになった。


もしかして、

何をやってもうまくいかないな~( ;∀;)



そう思っている人がいたなら、

自分だけの世界にとどまらず


目の前にある世界のたった一つでいいから

「知る」を深めてみると


そこから新たな「気付き」がうまれ、

そこから小さな変化がうまれるかもしれません(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆








2016年11月18日金曜日

超かんたん!?「本物」と「偽物」を見分ける方法教えます。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


2日間ほど、

瀬戸の山奥へこもって名だたる経営者さんたちと

一緒にお勉強してました( ;∀;)



今回も学びが多かった。


その中で強く感じたのは、

「職人」という職業はきっとないんだと思う。



モノがない時代というのは、

職人が作るモノこそ人々の生活必需品だった。


今は、モノに溢れてる。

職人じゃなくても同じようなモノは機械でもかんたんに作れる。



だから、職人になったから

手に職をつけたから将来も大丈夫という考え方は今の時代は通用しない。




職人であれ、経営。


モノづくりだけに集中できる時代じゃないけど、

職人という生き方を選んだ以上は、

どうやって今の時代に伝えていくか、、、


これが、今のわたしのテーマです(^^♪




さて、そんな職人的な生き方のお話で

今日は書きたいと思いますが



みなさん、職人が作るモノのイメージってどうですか??


「本物」か「偽物」かって例えたら、


きっと日本の職人さんが作るモノって

「本物」だなってイメージありますよね。



じゃあ、その「本物」か「偽物」かどうか


どうやってみなさんは、見分けているでしょうか、、、



見分ける自信ありますか???



ある宝石商のお話を聞いたことがあります。


この方、普段からダイヤモンドを見分けることが

お仕事だそうです。


こういう時代ですからね、

ダイヤモンドと言えども偽物が多く出回っているそうです。


そこで、この方は

どうやってその目をやしなっているか???



それは、

毎日徹底的に“本物のダイヤモンドを見る”訓練をしているそうです。



伝わってますでしょうか?



要するに

“本物”を知らずして“偽物”は見抜けないということです。



毎日毎日、本物を見続けているからこそ

ふと紛れてやってきた偽物に違和感を感じるそうです。



なるほどな~と思いながら

これって当たり前だよな~と、、、、



今の世の中、

もう何が本物で何が偽物かすら

価値観という基準は崩壊している気がします。



例えば、ここに一本の醤油があります。





これ、先日facebookの視聴者プレゼントにも

させていただいた、小豆島にある

ヤマロク醤油さんのお醤油です(^^♪




これ、ただの醤油ではありません。




何が違うか、、、、


それは、この醤油

私がいま毎日作っている桶太鼓と全く同じ


大きな杉の桶で作られた醤油なのです。






四代目社長の山本さんは、

“醤油は人が造るんじゃない、桶の菌が造るんや”



とおっしゃってます。



みなさんのご自宅にあるお醤油は

どんな醤油ですか???



実は、

この日本でヤマロクさんのように今も昔と変わらぬ

製法で作られている醤油は


これ、驚きの数字なのですが


わずか1%だそうです。


のこりの99%、

ようするに世の中に出回っている醤油のほとんどは


ステンレスで人工的に作られた醤油なのです。



じゃあ、

その醤油とこの桶の醤油の何が違うのか?



言える人いますか?


きっといないですよね。


だって、食べたことないんですから本物の味というのを。


私も偉そうなことまったく言えずに、

桶を作るようになって、たまたまこのヤマロクさんに出会って


お醤油を買わせていただいて

それで“感動”しました。



天然のお塩と、穀物、自然の菌が作り出す

その味は、身体にスーーっと入ってくる不思議な感じを覚えます。




これほどまでにおいしいお醤油なのに、

なぜ多くのメーカーはステンレスに変わってしまったのでしょうか、、、



それは、品質の安定と職人の減少があうようです。


大きな桶を作る職人がもういないそうです。


だから、その味を守るべく

ヤマロクさんは自分たちで大桶作りをやろうと、


毎年少しずつ新しい桶を作って見えます。

私と同じですね(^^♪




太鼓だって、人工的な素材や

プラスチック製などがどんどん出回る時代です。



いずれそれが主流になってその“音”しか

聴いたことない時代になってしまったら、


きっとプラスチックの音が本物で、

天然素材の太鼓の良さなんて誰も分からなくなっちゃうんだろうな~



本物を作り続ける事の難しさを

痛切に感じています。



安定したモノは作れないし、

毎回同じものは一つもない。




何を大切にして、何を伝え

何を残して次の世代にバトンを渡すか、



まだまだ試行錯誤は続きますが、


やっぱり私達には私たちにしか守れないモノを

伝え続けることが使命だと思って


太鼓づくり頑張ります(^^♪


今日も素敵な一日を(^_-)-☆











































2016年11月14日月曜日

変わらぬ伝統ではなく、変わってきたから伝統。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨日は、最高の秋晴れのもと

地元おかざきでスペシャルなイベントに参加してきました( ;∀;)







三浦太鼓店から徒歩1分ほどのところにある

地元商店街が企画したコスプレイベントです(^^)/



実は、この場所は

なんと!490年も前から市が開かれ、


現在も毎月2と7のつく日に

毎朝市が開かれています。



でも、岡崎の中心だったこの地区も

市街地大型商業施設などの影響によって

激減、、、、



地域再活性の起爆剤として、


そんな伝統の街と現代を融合させる

イベントが開かれました~( ;∀;)



そして、そのオープニング

和太鼓零~ZERO~なのです( ;∀;)






おのおの、それぞれが勝手に

コスプレをイメージして衣装を用意したんですが( ;∀;)



これ、

完全にコスプレじゃなくて


あやしい“変装集団”( ;∀;)



安心してください、

普段はけっしてこうじゃないですからね(笑)


でも楽しかった( ;∀;)




今回のコスプレイベントに参加させていただいて

私はわかったことが2つあります(^^♪


それは、まず


ロン毛だと息ができなくて、

はげしい太鼓を叩き続けると酸欠になること( ;∀;)







そして、もう一つは


“伝統”というのは変わらぬものが伝統じゃなくて、


常に“変化”し続けてきたから伝統なんだ!


ということ。



伝統という言葉のイメージからすると、


“変わらぬ伝統”


とか、

“変わらないことこそ伝統”



などと思われガチですが、

これは大きな間違いです。




変化する時代と共に変化し続けてきたからこそ、

その時代その時代の人たちに求められるんです。




時代が変化しているのに、

伝統だけが変化できなかったら


求められなくなってしまう。。。


だから、

変わらぬ伝統ではなく、

変わってきたから伝統なのです(^^



そうです!


だからわたしのように皆さんも

勇気をもって変化しましょう(笑)


さすがにこの格好で

三浦太鼓店の六代目彌市と紹介されたときは


ご先祖様ごめんなさい(笑)




カツラ以外の衣装は

すべて自前です(笑)




やっぱり変化してこそ守れるんだと確信し

今日もお仕事がんばります!



新しい週のはじまり、

素敵な一日を(^_-)-☆












2016年11月12日土曜日

これは、想像力と感性をやしなうテストです(^^ ブログ番外編

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日のテレビ番組がおもしろかった(^^


現役東大生と京大生の

就職活動に関するトーク番組。



いろんな話しが出ている中で

強く感じたのは、


人は、「頭脳」だけがいくら優秀でも

社会的に活躍できる人になるとは限らないということ。



机上の能力プラス

やはり人としての「人格」、


すなわち「人間力」みたいなものが

同じだけ必要なんだなってこと。



だって、iphoneのsiriに登場するような

人口知能「AI」ってますます発展し優れてくる。


何億ものデータを瞬時に解析できる

すぐれた知能を持つロボットに人間の知力なんて

微々たるものだと思う。



ということは、これからの時代は

ますます頭がいいことだけじゃなくて、


人間じゃないとできないこと、

人間らしさを高める事、


すなわち感性やセンス、コミュニケーション能力が

とても大切だということですかね(^^♪





そんなことを考えながら番組を見ていたら、


小学校六年生の長男が

とても面白い宿題をやっていました(^^



みなさん下の4つの絵を見てください↓





さて、この4つの絵を見て

何を創造しますか???



今回の宿題は、


この4つの絵の中から

自分が好きな絵を一つ選んで、



そこから想像できる「物語」をつくろう!


というモノ( ;∀;)



たった1枚の絵から物語を作るって!


すごい面白い宿題だな~と思いましたが


これってめちゃくちゃ難しいですよね~



いわゆる想像力や感性、センスの世界ですから( ;∀;)



そんでもって長男に

どれを選んだの?


と、聞くと

この絵でした↓





大きな木の周りに、子供たちが手を取り合って

見上げているシーン。




さて、ここからいったいどんな物語を創造するでしょうか(^^♪



小学生の宿題ですから、

それほど長い文章ではありませんが


ここから想像した長男が作った物語が

なかなか感心するほど面白かったので

今日はご紹介しちゃいます(笑)


お時間あるときに読んでやってくださいませ(^^



ブログ番外編スタートです(^^)/


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タイトルは「ふしぎな木」

作:三浦はうる(笑)



ある所に一つの小さな島がある。

その島は「子どもの島」と呼ばれている。

なんとその島には、子どもたちしか住んでいないのだ。

大昔は、子どもの島には大人たちも住んでいたが、

何かの事情で、大人たちは子どもたちにとても小さな

“種”を渡しどこかえ去ってしまったという。


それから子どもたちは、一生懸命みんなで協力し、

その種に水をあげたりしてついに大きく、立派な木に成長しました。



でも子どもたちはとても驚きました!

なんとその木は、虹色にかがやいているのです。







それだけではありません、

その木はリンゴが実ったり、モモが実ったり、

ナシが実ったり、どんぐりが実ったりするのです。


つまりなんでもできてしまう木なのです!


そして子どもたちはその木に名前をつけることにしました。

何時間も考えていると、ついに決まりました。


その木の名前は「ふしぎな木」。


理由は、虹色に輝いたり、

いろんな食べ物ができたりするので「ふしぎな木」と名づけました。

そんなある日、一人の子どもが病気になってしまいました。



子どもの島には、もちろん子どもしかいないので、

病院も薬も何もないのでいつも病気や大けがをすると、

死んでしまうことが多いのです。


そんな危機におちいってしまった子どもを

なんとか助けようとしても、やはり病気は治りません。


そして子どもたちはふと思いました。


あの「ふしぎな木」のくだものを食べたら元気になるかもしれない!

そして子どもたちは一人の子どもにふしぎな木のくだものを食べさせました。


すると、なんとふしぎ!!

子どもの病気がみるみる治っていくではありませんか!

そして一人の子どもはすぐに元気になってしまいました。







ふしぎな木のくだものや、木の実は

食べると元気になるという事が子供たちはわかりました。


数年後。事件はおこりました。


子供たちがふしぎな木のくだものをなかよく食べていると、

「ドーーン!」


というとても激しい大砲の音が鳴りました。


海賊が来たのです!!


子供たちは必死に逃げますが、次々と襲ってきます。


やがて子供の島は、火の海になってしまいました。


だが、子供たちはあきらめませんでした。


子供たちは海から水を汲み、

火にかけて苦しみながらも頑張りました。



でも、なぜか海賊たちはふしぎな木の方へ、

攻撃をしかけてくるのです。







そうか!!

海賊たちの目的はふしぎな木を奪うことだったのです。


そして海賊たちはふしぎな木に近づきますが、

子どもたちはふしぎな木を守るために
海賊たちに石や棒を投げつけたりしながら必死に戦いました。


その時、海賊の大砲の弾がとうとう切れてしまいました。

それを知った子どもたちは、
最後の力をふりしぼって海賊たちを追いつめました。

どうしようもなくなった海賊たちはとうとう逃げていきました。



それから子どもたちはふしぎな木の周りに
手と手をつないでお礼を言いました。

「ありがとう」







そして子どもたちはいつの間にか
一人ひとりが立派な大人になっていました。


それからふしぎな木は、
立派に育った大人たちのたくましい背中を
いつまでも見守っていました。



作:三浦はうる

2016年11月11日金曜日

太鼓が一番喜ぶ叩き方とは!?教室では教えてくれない太鼓のお話パート8

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



先日、おとずれた地元中学校での学校公演には、

つづきがありました。


それは、公演後にいただいた

担当の先生からの電話。



校長先生ふくめて先生方も、

また子供たちもとても感動しました。


もし、零~ZERO~さんの公演を

今回のような学校の体育館ではなく、


おおきなホールで依頼したいと思ったら

それは可能なのでしょうか???


と、、、






とてもうれしかったですね。


今回、「THE☆思春期」をテーマに

人生のなかで、最初にいろいろと悩みはじめる

リアルタイムな世代の子供たちに向けて

演奏を通して、わたしたちはメッセージを届けました。



それが、伝わったことが何よりうれしい(^^




演奏がうまくいったとか、

間違えずに演奏できたことがうれしいのではなくて、



自分達の想いがちゃんと伝わり、

子供たちと心の“つながり”を作れたことが何よりうれしかったのです。




みなさん、生きていて

どんな瞬間にこうした喜び、しあわせを実感しますか???



ちなみに、三浦太鼓店の社是として

掲げている言葉にこうしう言葉があります↓





“お客様に喜んでもらえるモノを作る”


これは、代々受け継がれた三浦太鼓店の

アイデンティティみたいなものです(^^)/



お客様に喜んでもらえるモノというのは、

わたしは、単にいいモノを作ることだと

勘違いしてました。



先の演奏に例えるなら、

間違えずに完璧な良い演奏をするみたいな感じでしょうか、、、、



でも、単にいいモノ、いい演奏だけで

本当にお客様は喜んでくれるでしょうか?



さっきの話に戻りますが、

“本当”の喜びがうまれる瞬間てどういう時でしたか?


自分だけが良いと満足した時ではなく、

ちゃんとその想いが“つながった”ことが実感できた時に


なにより大きなよろこびが生まれたのです。



伝わってますでしょうか、、、



お互いの心と心がつながって、それが実感できて

はじめて本当の喜びは生まれるんだと思います。




だから私は、太鼓を叩くとき

何より一番大切にしている思いがあります。



それは、

目の前にある太鼓と“つながる”という事。



太鼓さんも同じなんですよ(^^♪


つながりたいのです。

つながってほしいのです。




でも、残念ながら

せっかく目の前に太鼓さんがいるのに


自分だけの想いを話し続けたり、

押し付けたりしている人はたくさんいます。



太鼓を叩くということは、

太鼓とのつながりを深めるという事♬




だから、自分の想いを伝えたら

どうしたら良いでしょうか???



そう、今度は逆に

太鼓の声を聴いてあげてください。


太鼓の声はすなわち“音”ですよね!



自分が伝えたい想いに対して

必ず、太鼓さんは声(音)にして返事をしてくれてます(^^♪



その声をよーーーく!


よーーーーーーーーーく!


耳を澄まして聴いてあげてください。





そうすると、不思議なことに

だんだんと太鼓さんとのつながりが深くなって


そうすると、不思議なことに

太鼓さんがどんどん喜んでくれるようになって、




そうすると、不思議なことに

今まで以上に大きな喜びエネルギーが

そこから声(音)となって生まれていくのです(^^)/






本当の喜びって、

こうしたお互いの深いつながり愛から生まると確信します!



逆に、

不安やおそれ、嫉妬やねたみは

深いつながり愛がないから生まれるんだと思います。



つながり愛。


生きる喜びそのものですね(^^♪


今日もすてきなつながり愛の一日をお過ごしください(^_-)-☆












2016年11月10日木曜日

いつの時代も人々が求め続けているモノ、それは「変化」

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝は、アメリカ大統領選挙の話題で

メディアがにぎわっていますね~


私は政治のことは

正直まったくよくわかりません( ;∀;)


日本の政治ですら

よく理解していないのに、


ましてや、異国の話なんて

もっとよくわからない。



それでも、

今回の選挙に驚いている人たちが

多く、世界中がザワザワしているのは


なんとなく分かります。



今日、そんなニュース番組で

日本在住のアメリカ人が


トランプ氏の当選をとても

喜んでいたのですが、


その“理由”は?


と聞かれて、こう答えていた。




私たちは、“変化”を望んでいる

これまでと同じことの繰り返しはもう嫌なんだと、、、



この話を聞いて思った。


何が良いか?、悪いか?なのではなく

いつの時代も人々は“変化”を求め続けているということ。



誰だってそうですよね、

私だってそうだし、


みなさんもそうだと思う。



今日より明日、

少しでもよくなるように変わってくれたら、、、



そう願うのは当然です。


そうやって世の中は、

少しずつ変化して、たしかによくなってきていると思う。



でも、

ひとつ私は自分で気を付けている事があります。


それは、


“変化”を外に求めないということです。







“変化”を外の世界に求めてるだけだと、


振り回されることばかり。


今回のアメリカもそうなんじゃないかなって思う。



結局、他人を変えようと思っても

自分じゃないんだから絶対無理だし、


人にたよってばかりでは、

いざという時に、自分の判断ではなく

他人に命をあずけることになってしまう。




そんなの絶対に嫌だ。


だから、私はいつも徹底的にその“変化”のベクトルを

自分自身の内側に向ける努力をしている。




今日より明日、


決して大きな変化じゃなくていい。


時に、変わっているのか?

よくなっているのか?


それすらわからなくて不安になることもある。


それでも、自分を信じて

毎日小さな“変化”を繰り返すこと。



それが、世界の平和につながっていると信じる事。



だから今日より明日、

世界は必ず良くなっていくんです(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆


















2016年11月7日月曜日

何年経てば一人前の職人になれるの?


こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今週は、地元小学校の子供たち

なんと!?


60人もの生徒さんが三浦太鼓店へ

見学にくるそうです( ;∀;)


ご存知、日本一小さな太鼓屋ですからね(笑)


いったいどうやって60人も

対応するのか!?


まぁなんとかなるか!?


いや、なんとかなるのか( ;∀;)


ご期待ください((´∀`))ケラケラ



お蔭様で、伝統的な仕事を

学ぼうと、大手旅行会社ツアーや

地元の子供たちまで、、、


いろんな方々が訪れてきてくれます(^^♪



そんな中、


よく質問されることがそういえばあるなぁ~



それは、「何年修行したら一人前」になれますか?



と、いう質問です。





業種や形態にもよりますが、


ちなみに、うなぎ屋さんは、


“串打ち三年、裂き八年、焼き一生”



うなぎ業界では、こんな風に言われているそうです(^^



さて、太鼓屋さんはどうかな~?


19歳からはじめて、

現在36歳。



あっという間に17年が経ってしまいましたよ( ;∀;)


あの頃の自分と今の自分。。。


ちなみに若かれしあの頃の写真(笑)





自分の経験から言えることは、


10年経ったあたりから

なんとなく、、、、


なんとなくですよ、


なんとなく、仕事に対する考え方が

見えてきたような気がします。



“10年やってスタートラインに立てた”



そんな感じです。



スタートラインに立っただけですから、

ゴールが見えているわけがありません。



17年経った今でも、

昨日までこれがベストだと思っていたことも


今日は、まったく反対の答えが正しく思える、、、、


相変わらずのそんな日々なのです( ;∀;)



でも、


そんな日々でも楽しい(^^♪




太鼓は“音”が育っていく楽器ですから、


だいたい、その時出した答えが見えてくるのは

作ってから3年後くらいかな~、、、


3年くらいたって、自分の作った太鼓の音を聴いて


あっ!


これは大正解!


とか、


あぁ~、、、

やっぱりもう少しここをこうしないとダメだ~( ;∀;)


そう感じながら日々

自分の中のマイナーチェンジを繰り返しています。



だから、やっぱり

うなぎ職人とおなじく“一生”かかって

積み重ねていくものなんだなって思います(^^♪





ふと、自分自身に悩んだら


“過去”の自分と“今”の自分を

見比べてみると、


もしかしたら忘れかけていた“何か”がみつかるかもしれませんね。


今日も素敵な一日を(^_-)-☆


これが2016年今のわたし(笑)















2016年11月6日日曜日

中学生の自分に会えるとしたら、何を伝えたいですか?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



昨日は、地元岡崎の

福岡中学校さん文化祭にお邪魔し

和太鼓零~ZERO~は学校公演でした(^^♪




私たちは、毎回毎回

どんなイベントにも必ず自分たちの届けたい

“テーマ”を掲げて舞台に立つのですが、


そんな今回のテーマは、「THE☆思春期」


みなさん、中学校時代

いわゆる思春期時代の自分のコト覚えてますか(^^



大人になった今の自分からしたら


どうしてそんなことで悩んでいたのか?


今ではなんとも思わないような

本当に些細なことにすごく神経質になり

不安になり、心は傷つきやすかった、、、、



そんな不安から抜け出したくて

早く“大人”になりたい、、、


そんな大人になるにもなれずの

間でいろいろと考えていたことを

思い出します。




だとしたら、今


私たちが、実際に大人になった“今”


もし中学校時代の自分が客席に座っているとしたら?


どんな姿、どん想いを届けられるか?



それが「テーマ」でした(^^



正直、とても緊張しましたね~( ;∀;)



リアルに自分自身の学生時代を創造すると、

ひとつのささいな出会いや感動で、

自分の“考え方”が変わったりすることもあったので、



どうしても、あの頃の自分に

今の自分だから伝えたい想いみたいなのが

心の中で燃えてきてしまいました(^^



無事ステージを終えると、

控室の黒板に一人ひとりのメンバーが、

それぞれ勝手に子供たちへのメッセージを

書き始めました(^^♪







幼いころから、


特別わたしは何か一つの事や、人に

憧れてあぁいう大人になりたい!


そう思えることがなかった、、、、



だからこそ、

今の自分は子供たちに“夢”を語れる大人でありたい。



そういつも思っています。


あらためて、いろいろと

振り返らせてもらえた福岡中学校のみなさんに


こころから感謝し、

心地よい疲れで目覚めた日曜日の朝(^^♪



今日も午後までお仕事で、

夕方にまたイベント演奏出かけてきます~



今日も素敵な一日を(^_-)-☆
































2016年11月5日土曜日

すべて知恵と工夫は実は、「ない!」ところから生まれている( ;∀;)

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝は、パソコンの動きがにぶい( ;∀;)

パソコンも、寒さで縮こまっているのかな~(^^



すっかり、朝晩が寒くなりましたので

みなさん体調管理に気を付けてくださいね!


さて、


常々私は“伝統”とは、知恵の結晶だと話してきました。


では、


その“知恵”ってどういうところから生まれるんでしょうね~(^^



みなさんの身の回りにある日常のささいな“知恵”



実は、きっとたくさんあると思います!




今日は、硬い話じゃなくって( ;∀;)


きっと、これを見たらショッキングな

驚きがあるとおもいますが、


三浦太鼓店の“知恵”の結晶を1つ公開しちゃおうかな~( ;∀;)



まずは、この美しい桶たちの写真をご覧あれ~!



光と影が美しいメタリック塗装



木目を活かした染色塗装



片面に巴が入ったカスタム塗装



ね~、きれいでしょ~(^^♪



わたしは、毎回必ず出来上がった

太鼓をこうして“写真”を撮って記録を残しています(^^



実は!この写真、


三浦太鼓店には太鼓を撮る用の専用スタジオが

あるんですよ~( ;∀;)



じゃなかったら、こんな綺麗な写真撮れませんからね~!




どんなスタジオか見たいでしょ!


今日は特別に見せちゃいます(^^♪




じゃじゃ~ん!!!!!!!!!




↑これが、三浦太鼓店特設スタジオです( ;∀;)




こんな感じで写真撮ってます(笑)↓





ホームセンターでパイプハンガーを買ってきて、


そこにロールスクリーンのカーテンをくくりつけて

作ったハンドメイドスタジオです( ;∀;)


材料費ざっと1万円!




これね~


わたしにとっては超画期的なスタジオで


もともとは、このカーテン式にたどり着く前は

いちいち専用のパソコンソフトで

撮った写真を1枚1枚背景を切り抜くという作業をしてたんです( ;∀;)





だいたい1枚切り抜く作業に30分はかかっていましたからね~(笑)


今は画期的な速さなのです(^^



それでも、全天候型ですから


雨はもちろんダメ( ;∀;)

風が強いとカーテンがわさわさとなびいてダメ( ;∀;)



条件が揃わないといいお写真撮れません(笑)




それでも、お金なんてなくても

広い場所なんてなくても、人類の“知恵”を最大限活用すれば


なんとでもなるもんなんですね(^^♪




すべての“知恵”って


こうした“ない”ところから生まれるんだと思います。



お金がない。

場所がない。

時間がない。

知識がない。

経験がない。




“ない”からこそそこに“工夫”や“創意”が生まれ

知恵となっていくわけです(^^




人間は本当に欲深い生き物で、


さっきまでなかったものが“ある”に変わった瞬間、

また次の欲が湧いてくる。



そうやって少しずつ少しずつ

世の中は知恵と工夫を積み重ねてきたんです(^^



自称日本一小さな太鼓屋である三浦太鼓店は、

日々、知恵と工夫をこらして

せまいなりに楽しく過ごしております(^^♪



なきゃないで何とでもなるもんですね~!


あまり多くを求めすぎず、

今日も素敵な一日を(^_-)-☆






















2016年11月4日金曜日

桶を作るようになって、分かったこと。

おはようございます、六代目彌市です(^^)/


今朝も1時間の早出出勤!

続いています(^^♪


66日続けば人は習慣になるという本を読みましたので

なんでもとにかく、習慣になるまで続けてみようと


がんばっています~


すっかり寒くなりましたね、三浦太鼓店にも

暖房を入れる季節がやってきました(^^)/



さて、

ここ最近の私はご存知の通り

完全に桶職人となっております(^^





今年の1月から師匠のもとで修業をはじめ、


あれよあれよと言う間に75台目の桶を仕上げました(^^


当然、まだまだ日々の試行錯誤はつづいているのですが、


少しずつ、桶づくりというか

“桶”そのもののことがよくわかるようになってきた気がします(^^






桶づくりを自分でやってなかったときに、


いろいろと桶太鼓の“音”について研究していたんですが、


正直、自分で作った桶じゃないので

よくわかっていなかったなって今だからそう思えます。



例えば、昔こんな実験をやったことがありました↓






上の2つの桶、少しカタチが違うのわかります???


左はまったくストレートの桶、

右は膨らみをもたせた桶、



いい桶太鼓の音を追求していく中で、


胴のふくらみっていったいどんな影響がでるのか?


それが知りたかったんです( ;∀;)





さて、みなさん

どちらがいい音なると思いますか???



正解は!!!!!!!




なんと!!!!!!!



どちらも、まったく同じでした( ;∀;)




当然、太鼓はふくらみがある方がいい音!


そう思っていた私の当時困惑した表情がこちらです(笑)↓






でも、この時はその違いがなぜ

出ないのか?という答えが分からなかったんです。


当然です。


だって、自分で桶を作っていなかったので

私は見た目だけの“カタチ”で理解しようとしていたんです。



伝わってますかね~



24歳のとき、はじめて太鼓を叩くようになったのも

同じでした。



19歳からこの太鼓屋という仕事に入り、

24歳までの5年間はただただ親父の下で修業をして


太鼓という“カタチ”を作るだけの日々。


そして、あるときふと気づいたんです。


太鼓は見た目じゃないってことに。


いくら美しく綺麗な太鼓が作れても、

その先にある“音”を深くりかいしていなければ

自信をもって自分の太鼓だと言えない。


自分の作った太鼓に自信と責任を持ちたいと思って

太鼓を叩いてみよう!


そう決心してわたしの演奏活動はスタートしたのです(^^



太鼓を作り手の立場から、

叩き手の立場へと視点が変わったことで



今までとまったく同じ“太鼓”が目の前にあっても

その見え方は180度変わりました。



姿カタチだけしか見れなかったのが、

難しい言葉で言うならもっともっと大切な

太鼓の“本質”が見えてくるようになった。






太鼓を叩くようになって、

太鼓にとって一番大切な事が理解できるようになった。


それと同じで、


桶を作るようになって、

桶にとって一番大切な事が理解できるようになったんです(^^




なんでも表面上のカタチだけでは

本当の深いところまでの“理解”とはいえないのかもしれないですね。



人との関わりだったり、自然との関わりだったり


理解しているようで実は、表面的な

浅い部分で勝手に決めつけてしまっている事


世の中にはまだまだたくさんあるような

気が、最近ますますしてくるのです( ;∀;)




好奇心旺盛ですからね私(^^


知りたいと思ったら、

とりあえず飛び込んでみると


今まで見ていた景色とまったく違う景色が

広がっているかも!?



そう思うと、今日もワクワク(*'▽')



今日も素敵な一日を(^_-)-☆







2016年11月3日木曜日

バチの選び方。教室では教えてくれない太鼓のお話しパート7

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


さて、今日は太鼓のバチのお話ですを

少ししてみたいと思います~(^^♪








とは、言ってみたものの、、、


実は、このバチ選びって

とても難しいんですよね。



実際、みなさんが太鼓を打つときに

当たり前のように使っているこのバチですが、


どれが正しくて、何が良いのか?

きちんと理解しながら使えている人って

本当に少ないと思います。


みなさんいかがでしょうか???




そんな不安の解消に

少しでもお役に立てる情報となれば幸いです(^^♪




まず、バチを選ぶ際にとてもとても大切な

“考え方”をひとつお伝えしておきます。


きっと多くの方が、勘違いしている概念です。


それは、

“人がバチを選ぶのではなく”

“太鼓がバチを選ぶ”


と、いう事です。


伝わっていますでしょうか、、、、




私たちは、体が小さいからとか

チカラが弱いから、手が小さいからと言う感じで


自分に“合うバチ”は何か?

という視点で選びますよね。



でも、実はそうじゃないんです。



太鼓とバチというのは、

そもそも別々のモノではなく、


この太鼓にはこのバチというのが決まっていて、


それを叩く人が、そのバチを使いこなせるかどうか?


という事なのです。


分かりますかね~( ;∀;)




では、なぜこの太鼓にはこのバチという風に

決まっているのか?


という事ですが、


太鼓は“音”を伝える楽器だからです。



考えてみてください、、、



例えば、大太鼓。





3尺を超えるような大きな太鼓に対して、


身体が小さいから、手が小さいから

チカラがないからと言って



小さな太鼓を叩くような細バチで

叩いても、この大太鼓の芯の響きは

生まれません。




伝統芸能の太鼓というのは、

現代の創作系=表現やパフォーマンス

という視点ではなく、


もともとが“音”を伝えることを

目的としていたので、


最大限その太鼓の音を引き出すために

試行錯誤されたバチというのが多く存在します。



例えば、先日うかがった佐久島保存会の太鼓は

こんなバチです(^^





3尺を越える大太鼓のバチ。


島の人たちはこれを“ブチ”と呼びますが

繰り返し、単調なリズムの中にも


芯があり、人の心を突き抜けるその音は

このバチがあるから生まれているんです(^^♪





当然、小さい子供から

大きな大人までみなこの“ブチ”を使います。


身体の小さい子供は、

チカラがないなりに振りぬきますが、



実際は、まだまだ本当にいい音は出せません。


それが、高学年、大人の演奏になっていくに

したがって、



太鼓の音の深さに引き込まれるような、

芯のある音が生まれていくんです。



子供たちは、


いつか自分もあんな“音”を出せるようになりたい、、、



そう思って頑張るんですね(^^♪





今日のお話はここまで。



“人がバチを選ぶのではなく”

“太鼓がバチを選ぶ”



人間の勝手な視点でバチを選ぶのではなく、


最大限、目の前にある太鼓の良さを引き出すためには


その太鼓に合った“バチ”を選ぶことが大切♬



基本的な考え方をお伝えし、

また次回具体的にそれぞれ太鼓に合うバチを

ご紹介していきたいとおもいます(^^♪


今日も素敵な一日を(^_-)-☆