2018年9月25日火曜日

春を呼ぶ太鼓フェス♬

こんにちは、六代目彌市です♬

今年は猛烈なほどの夏の
暑さが過ぎ去り、

ようやく秋の気配を感じられる季節に
なってきたというのに、


気が早いので


今日は来年の「春」の
話をさせてください♪( ´▽`)



毎年恒例の
岡崎公園で開催している

春の桜祭り太鼓フェス!


実は、


来年の桜祭りに向けて
ちょっと今までにない動きを

してみたいと、、、
思いまして♬


発案者はこの方↓↓




はい、
ご存知たくちゃんなのですが


桜祭り太鼓フェスを
たくちゃんは今まで、

お客さんとしての立場で
見てきて感じたことは、


「岡崎」の桜祭り太鼓フェスって
こんなにたくさんのチームが

岡崎にはあって、


それが一挙に集まって
これだけお客さんにも楽しんでもらえてる♬


こんな素晴らしい文化があるなら、


当日1日だけで終わるのは
もったいない、、、



この、桜祭りの当日に向けて
みんなで作る桜祭りになったら


もっと、当日の祭りが
盛り上がるし、

「文化」として
もっと発展するんじゃない??


そう言ってくれたんです♬


確かにそうだ!



と、いうことで早速


三浦太鼓店新聞の号外として

来年の桜祭りフェスに
向けて一体何をするのか?

何をしたいのか?

と言う案内を作ってくれました♬





今ざっくりですが
こんなこと企画しようとしてます♬



具体的には、

①ひーくん先生による
初心者太鼓教室♬


これは、太鼓未経験者限定の
太鼓を初めてやってみたい♬

そんな方に向けた
教室です♬



あぁ、ひーくん人気が
最近零でも圧倒的だからな♪( ´▽`)


これが一番人気になりそうだ♪( ´▽`)



続いては
②和太鼓零と一緒に演奏♬
ハレルヤ!合同部



我ら、和太鼓零の
代表曲である「ハレルヤ!」を

サテライトステージで
一緒に叩こう!と言う企画♬


もちろん、
事前に練習も一緒に数回やります!



まだまだ
いろいろありますよ〜♬


今年の味噌六作りで
大人気となった

たくちゃんによる
オリジナルTシャツプリント♬





これをチームオリジナルを考えて
ロゴを作ってプリントしちゃおー!

と言うワークショップ♬



桶職人しゅん太丸は、


タガを使った
ブレスレット作りと桶太鼓の構造のお話しWS♬




そして、私は

教室では教えてくれない太鼓のお話と題して、

太鼓の音が鳴る仕組みや
太鼓にとって大切な「音作り」のお話し

などを、

トークライブ形式で
秘密基地にて開催させていただく予定でいます♬




すでに、

日にちが決まっているのが


・ひーくん太鼓教室
火曜日の夜 春までに全15回を予定

・しゅん太丸タガブレスレット
2月23日土曜日 秘密基地にて予定

・六代目太鼓のお話し
11月17日土曜日 秘密基地にて予定
参加費500円 14:00〜17:00


この3つです〜



その他の講座も、
スケジュール決まり次第

随時アップしていきますから
お楽しみに♬


参加されたいご希望ありましたら
お気軽にお問い合わせください♬


定員になり次第
締め切りとなる講座もありますからね!



おかげで来年の
桜祭り太鼓フェスはますます
盛り上がりそうです♬


今から、春が
待ち遠しいです♬




今日も素敵な1日を^_−☆

2018年9月24日月曜日

言葉ではなく、感じる事の大切さ♬しゅん太丸、修行へ行くの巻

こんにちは、六代目彌市です♬


入社して、

早くもちょうど
半年が過ぎた

しゅん太丸♬




先日、

めでたく20歳の
誕生日を迎える事ができました!


はい、

来年の1月が成人式です♬

若いな〜♪( ´▽`)


うちの社員はありがたい事に

しゅん太丸だけじゃなくて
本当にみんな真面目で、


何より
太鼓が大好きなんです♬



自分が20歳の頃を
ふと思い返してみても♪( ´▽`)


一旦は地元の企業に勤めたんですが、

その会社を辞めて、、、




ま、

その間に
たまたま家業が「太鼓屋」だったから


親父の仕事を手伝いながら



何か次の新しい道でも
模索しようかと、、、、



太鼓が好きでもなければ、

興味もない、、、



今の彼らとは
真逆のスタートラインだった頃を

思い出します♪( ´▽`)




だから、

余計に若い彼らの成長を
間近で感じられる事は幸せに思うのです♬



しゅん太丸、


実は、ここ数日
「加藤建具」さんという


友人の建具やさんに
いろいろと道具のメンテナンスの仕方や

木の材料の事を
教えてもらいに

短期修行に出ておりました♬


私自身、

師匠に桶の作り方
そのものは教えてもらっても、


桶って、本当にたくさんの
刃物やカンナを使うんですが、


その手入れの仕方までは
習う事が出来ず、、、


自分でもわからないことだらけ、、


当然、
しゅん太丸にも教えてあげられない、、、



そんな中、


友人の加藤建具さんが

手入れの仕方を
教えてあげるからと


なんともありがたい
お声掛けしてくれたのです♬




今回、

しゅん太丸が
主に教えてもらってきたのが


「カンナ」の研ぎ方♬





ありがたいことに、

今は亡き、
秋田伝統工芸士であった

五十嵐さんから


大切な「カンナ」は
たくさんいただいたのですが、


正直、いただいた直後は

切れ味バツグン!!で


これはすごい!

そう感じていたんですが、


当然、使えば使うほど

だんだん切れなくなっていく、、、



そこで、

いざ研ごうとしても、



角度や形の
特殊なカンナを研ぐという技術が


今までの三浦太鼓店では
なかったので、


研げば研ぐほど切れなくなってしまう、、、



困ったそのたびに
いろいろ教えてくれたのが

加藤建具の同級生
林くんだったのです♬




持つべきものは友ですね♪( ´▽`)


カンナの研ぎ方
教えてやるから、


しゅん太丸を
1週間くらい預かるぜと、、、


そして、
修行の旅に出ることになったのです♬





太鼓づくりも
当然そうですが、

私たちの仕事って、


言葉とか教科書では
決して伝えきれない「感覚」っていうのが


本当に大切です。


そして、

その「感覚」っていうのは

心で感じて初めて
気づける「感性」なので、


百聞は一見にしかず、


とにかく
優れた「技」とか


優れたモノに触れることが
一番の勉強になるんです♬


短い期間ではあったけど、

少なからず
しゅん太丸は、

今回の修行生活でいろいろと
感じてくれたようで、


日報にこんな風に
書いてくれてました♬



“言葉で教わる以上に、感じたことが大きい”


本当にそうなんです。






修行から帰ったら、

早速その教えてもらった研ぎ方を

今度はしゅん太丸が
教える立場になって、

カネゴンや、
若い社員同士に教え合ってくれました♬





基礎からきっちりと
叩き込んでいただけた事で、


おかげさまで
これまで使っていたた刃物も

みんなピカピカに研げる
ようになりました♬





太鼓作りは、
単に美しい太鼓が作れたら
「ゴール」ではないと、、


常々思ってます。


目に見えない「音」とか、

お客さんの「想い」とか、


そういう大切な事って
決して「目」では見えないから


心で感じられる「感性」を
磨く事♬


これをいつも大事にしています。


ピカピカに
磨かれたのは、

刃物だけじゃなく
心も一緒に磨かれたって事ですね♬


ありがたいです。


さて、


今日は祝日ですが
私たちはもちろんお仕事です♪( ´▽`)


ここのところ、
少し疲れが溜まってフワフワしてますが、


ぼちぼちと
マイペースで頑張ります♬


今日も素敵な1日を^_−☆






2018年9月22日土曜日

自分らしく生きるコツ♬

こんにちは、六代目彌市です^_^


人生で、5度目の
秋田への旅路♬


みなさん、秋田へ
行ったことありますか?


秋田は本当に素晴らしいところです(^ ^)


何が素晴らしいって、


まず、その景色♬

何度行っても
まず最初に目に入ってくるのが

この青々と澄んだ青空と
どこまでも続く秋田こまちの田んぼ道(^ ^)




秋田の空って、

なんて言うのか、、、、


空が近く感じるんです。


地元愛知にいて、
あまり普段の日常に「空」を感じることって

本当に少ないんですが、


不思議なほど、秋田は
「空」を身近に感じるんです。


高い建物が
少ないってこともあるんでしょうが、

それだけ澄んだ空気と
秋田の自然が美しい証拠なんでしょうね♬


普段いろんなモノを
背負いながら生きてます♪( ´▽`)


そんな私の心を
浄化させてくれる場所。


「シンプル」に生きるって事の
素晴らしさと、

その大切さを
教えてくれる場所が
私にとって「秋田」なのです♬



そして、

なぜ?秋田なのか


今回は、前回の6月に続き

桶太鼓の材料となる秋田杉を
買い付けに行ってきました♬


秋田との不思議なまでの
「縁」はこれまで幾度なく


このブログで書き綴ってきた

今は亡き伝説の桶職人
五十嵐さんとの出会い♬


私が生きる「伝説」だと
感じた素晴らしい人を

世の中の人たちにも
知ってほしいと言う思いもありますが、


自分自身の「記憶」として
忘れない為にも何度も書き残します。



五十嵐さんとの壮大な物語は
過去のブログでも書き残してます↓↓


私が今なぜ桶を作っているのか?


そして、


なぜ原木を買いに秋田に
行くのか?は

これを読んでもらえたら分かります♬


★五十嵐さんとの物語ブログはこちら↓↓
>>>五十嵐さんとの物語



そして、

今回5度目となった秋田への旅は

前回6月に続いて
2度目の秋田杉原木市場へ行ってきました!!!




原木市場というのは、
毎月2回開催されるんですが


実は、

いつでも行けば
必ず秋田杉が買えるわけじゃないんです。



季節によっては
もちろん全く原木が出ない月も

当然あるので、


実際は、これ
行ってみないと分からないので


前回6月の時は
季節があまり良くなかったこともあり

数本しかなかったのが


なんと!


今回は150本以上も
良質の秋田杉がズラリ!!





これだけでも、興奮します♬


そして、

もちろん今回も

五十嵐さんの奥さんが
何から何までサポートしてくださいました♬




長年買い付けに同行されてた
五十嵐さん奥さんですら、

これほどまでに
たくさん並んだ秋田杉を見るのは

めったにない!!

そう言って、
五十嵐さんがこんなメモを
渡してくださいました(^^♪




当然、まだまだ

原木の事なんて
詳しく分からない私に、


色んなことを
教えてくださったり、


現地の市場の方と
密に連絡を取り合ってくださって


原木市場のスタッフの方も

五十嵐さんのお陰で
ビックリするくらい!

とても親切にいろんなことを
教えてくださるのです( ;∀;)


そして、
150本もある秋田杉を

1本1本、、、


何度も何度も

五十嵐さんと見て回って



これだ!

と思う10本に絞って
今回は入札することにしました( ;∀;)



買い付けの方法というのは、


「競争入札」なので、


当然私以外にも
たくさんの業者の方が

買いに来る中、


一番「高い」金額を
付けた人がゲット!できるという仕組み♬


こんな感じで
お目当ての番号が書かれた箱に

金額を書いて投入!!





こうして後は、
ドキドキの結果を待つだけ( ;∀;)


結果はいかに!!



( ;∀;)



無事!

今回も見事に2本ゲットできましたーー!!


1本目はこれ↑


いずれも96年物の秋田杉♬


そして、もう一本↓




150本良質の秋田杉と
ひと言で言っても、


1本1本見ていくと
当然なのですが全部違うんです。


中でも、

少しでも「桶太鼓」に適したモノって
考えると、


より年輪が細かく
美しいモノを選びます♬



とはいっても( ;∀;)


まだまだ全然
よく分からないんですが


これが楽しいのです( ;∀;)


そもそも
私がなぜ?原木まで仕入れに
来ようと思ったかというと、


今は亡き
五十嵐さんが


桶を作る事だけじゃなく、


「原木」から仕入れて
桶作りをしていると聞いたとき、


なんてカッコいいんだと( ;∀;)


そう思いました。



職人として、

自分で作るモノに
そこまでこだわって挑む「姿勢」に


単純に、

男としてカッコいい!!


そう思ったんです♬



原木から仕入れる事は
当然リスクもあります。


わざわざ行っても買えないかもしれないし、


買った秋田杉が
必ずしも良いモノとも限らないし、、、



でも、


そういうことじゃないんですよね。


リスクがどうこうじゃなくて、


何か、

そういう「生き方」に
単純に憧れてしまったんです( ;∀;)


それが、

わたしらしい「生き方」。



そんな事を
思いながらふと目をやると


相変わらず「詩人」の
奥さんが、

ご自宅の工房に
こんな「誌」を飾られていました♬




五十嵐さん奥さんは、


お子さんがお一人見えますが
仙台に就職されていて


今は
お一人で暮らされています。


夫婦二人三脚で
必死に「桶作り」と向き合って来られたた


その溢れる人生の「想い」を


こうして
たくさんの詩にされていています(^^♪





工房だって、

道具こそ私が
たくさんいただいてしまいましたが、


今も、

あの時と同じ景色♬




ただ、

そこにいるはずの人がいない。

そんな想いですら
「詩」にされています♬







もう言葉に言い表せない程

これほどまでに、


純粋でシンプルで
「素敵」だと感じる生き方って

あるでしょうか、、、



そこには、

憎しみも、妬みも、
恨みも、嫉妬も、怒りも存在しません。


そんな、ご夫婦だったからこそ


生み出すことができた
「桶」は奇跡とも呼べる

夫婦の愛の結晶でした♬



さて、

すべてを受け止めてくれる
秋田の空のような

大きな「空」に憧れて

私も私らしくがんばります♬


今日も
ステキな一日を(^_-)-☆


2018年9月17日月曜日

和太鼓は楽器になれるのか??

こんにちは、六代目彌市です^_^


さて、

今日は、またまた!?
密かに頭の構想にあった

私が作ってみたかった
「担ぎ専用桶太鼓」の試作第1号が完成したので

こちらをご紹介させてください♬




まだ、塗装前ではあるものの

一見すると普通の「桶太鼓」

それが今回
「担ぎ専用桶太鼓」という目的で製作♬



一体、どこか
どう違うのか??


その誕生の裏にあった
物語をご紹介します♬


実は、

さかのぼること、
昨年の11月に

三浦太鼓店メンバー全員で

岐阜県可児市にある
世界的にも有名なギターブランドメーカーの

ヤイリギターさんへ
工房見学に行ってきたんです♬





ヤイリギターさんは、

高い技術を持つ職人集団が
日々、手仕事で「本物」のギター作りに

こだわる素晴らしいギターブランド♬




同じ職人として、

これは絶対深い学びがあるに違いないと
社員みんなで訪れたのですが、


「本物」を作るために
整えられら環境や設備を見て


ただただ、
同じ職人としてうらやましてく、

それはそれは
圧倒されるばかりでした♪( ´▽`)


当然、

「ギター」と「太鼓」


一見、何の接点も
ないように思いますが、


「楽器」という角度で
捉えれば、


見るもの、感じるもの
全てが新鮮で


太鼓づくりにヒントになることが
たくさんあったんです♬


中でも、
私が一番ヒントになった話が
これでした↓↓



ギターの音が生まれる仕組みは、
とてもシンプルで


ボディとなる胴に弦が張られ
それを弾くことで「音」が生まれます♬


そして、

その「音」というのも

これまた胴の素材や
作り方によって無限に作れるのですが、


そのギターの「音」に
大きく影響しているのが

ボディーにあたる胴の
「素材」とその「厚み」だというのです。


素材で音が違うのは
太鼓も全く同じなのですぐに理解できましたが、


「厚み」という視点は、

正直あまり意識したことが
なかったので、


直感的に、面白いなぁ〜って
感じました♬




そうか〜、


ギターは、
ボディの厚みを薄くすることで

胴自体がよく響くようになり
結果、音がよく鳴るという♬



だったら、
もしかして「桶太鼓」も

そういう視点で捉えたら

新しい可能性が生まれるんじゃないか?



と、いうことで


今までの私の視点は、


胴が「薄い」ということは

イコール胴の「強度」に
関わってくるので、

逆にあまり薄くしてしまうのが
怖くて、

どちらかというと
いかに厚みを残して作れるか?

と、いう視点で
桶太鼓を作ってましたが


今回は、

思い切って真逆の視点で


桶太鼓の胴の響きを
最大限活かせるように、


極限まで薄い胴で作ってみよう!


そう思ったのです。



思い立ったら即行動!


早速、いつも使っている
厚みの板よりも薄い材料を準備♬



写真の右はこれまで桶を
作る時に使っていた材料の厚み

そして、

左側が今回の試作用に
準備した板の厚み♬

一見すると、

それほど大きな差が
ないように見えるかもしれませんが、


このわずかな違いこそが
大きな差になっていくんです♬



薄いがゆえに、

これまで以上に
一つ一つの作業を丁寧に

積み上げていかないといけません。



試作の桶のサイズは
1尺6寸♬



なぜ1尺6寸にしたかというと、

実は、

私が桶づくりを習い始めて
師匠と一番最初に作ったのが、

自分用の1尺6寸の
担ぎ桶だったんです↓




当時は、

ちゃんと桶という「カタチ」に
できたことだけで感動してましたから、


当然その先の「音づくり」だったり
仕上がりだったりは、二の次でした。


そこから、

自分なりの経験と知識を
積み重ね、


ようやくたどり着いた


自分が求める「音」を
自分で作れるという幸せを感じながら

試作作りに没頭すると同時に、



懐かしの1号機を改めて
見つめながら、


あの頃いろんなことを
教えてもらった師匠との時間を思い出し


いろんな思いが
蘇ってきました♬





私が桶づくりを師匠の元で
習い始めたのは、

平成28年の1月。

胴の中には、
もちろんその歴史が刻まれています↓↓




今年が平成30年ですから、

まだ桶を作り始めて
たかだか2年と9ヶ月なのです♪( ´▽`)


いろんな方との
奇跡的な出会いに改めて感謝しながら

気合を入れて
試作作りを続けます♬



この1号機が幸運にも
当時、本当に何もわからず
作っていたので、


とにかく重い♪( ´▽`)




当然、板の厚みも厚いので


今回の試作を作って
音の違いを確かめるには絶好の相手だ!


よって、

板の厚み以外は

この師匠と作った第1号と
全く同じ仕様で作ることにしました♬





ようやく、

少しずつカタチになってきたところで


いよいよ、
胴の中を削り込んでいきます。


ここでの作業が、

今回一番試してみたかった
板の「厚み」を決める重要な作業♬




ただただ
削ることはカンタンでも、


削り過ぎてしまえば
胴が割れてしまうし、

バランスよく削っていかなければならず、


いつも以上に
時間をかけ、


いつも以上に
たくさん削り込んでいきます♬




こうして、

ただでさえいつもより
薄い材料を、

さらに削り込んでいき、


これまでになかった
胴の薄さにチャレンジしました♬


そして、

いよいよ完成した試作第一号がこちら↓↓




右が、今まで使っていた
最初に作った桶で、

左が、今回新たに
作った試作第1号♬


塗装前ではあるものの、

パッと見ても
その違いはそれほど感じはしませんが、

この時点で、

桶の軽さが歴然と違うのです!!


早速、重さを測ってみることに!

まずは、今まで
使っていた重たい桶↓




胴だけで2.85キログラム!


これは、正直重いです♪( ´▽`)


今、標準で作っている桶で

だいたい1尺6寸が
2.2キロほどで作ってますから

ペットボトル1本分以上
重いので、

担いだ時の肩への負担も
当然大きいわけです、、、



続いて、

今回の試作機↓↓



なんと!!

2キロを切って、

1.8キロ!と
驚きの軽さ♬


今までの桶とは
1キロ以上軽くなったし、


1.8キロというのは、


通常の1尺4寸サイズの
桶と同じ重さです。


さて、

重さだけで驚いている
わけにもいかず、


肝心なのはその「音」に
どれだけ違いが出るのか??


早速、組み上げてみることに!





緊張の音出しは、いかに〜!!!!!!





おおお!!

これは、


明らかに違う♪( ´▽`)



確かに、胴が薄くなったことで

胴自体の響きが増して
音の響きに加えて、


なんと言えばいいのか、


胴が響くことによって
深みのある音色もプラスされたような印象になりました♬


胴が厚くてしっかりしていると、


芯のある音は出るのですが、

胴自体がああり響かないので
硬くてクリアな音の印象。


一方で今回の薄い胴は、

胴自体がよく響くので
クリアな音の中に深みと響きが
プラスされたような印象に仕上がりました♬


まさに、

ギター作りのノウハウは
太鼓にもそのまま同じことが言える!


そんな検証結果です♬


そして、なおかつ軽い!


「軽さ」とアンサンブルに埋もれない
音のクリアな「響き」が、


もしかして作れたら
桶太鼓の可能性はもっと広がるかもしれない、、、


「担ぎ専用桶太鼓」には、
そんな想いが込められています♬





さて、

せっかくここまで
「軽さ」と「響き」にこだわって作ったので、


塗装も、音を止めずに
塗膜を薄く仕上げられるよう

ここからは
塗装職人のしろちゃんに相談して


この太鼓にあった
最適な塗装で仕上げてみたいともいます♬


僕が目指しているのは、

「桶太鼓」を
ただの太鼓じゃなくて、

ギターのように「楽器」としての
価値を高めたいってこと。


ギターだったら、


素材や、製法によって
演奏者が様々な「音」を選んで買うことができる。


でも、

太鼓は、今は選べても
大きさだったり、デザインが主流。


そこに「音」という
視点がプラスされれば、


もっともっと桶太鼓の可能性は
広がると思う。


そう考えると
まだまだ作りたい桶、

まだまだ作れる桶が


実は無限にあることに気づくのです♪( ´▽`)


さて、


今日も、どんな桶を作ろっかな♪( ´▽`)


試作の商品化も
必ずやりますから

お楽しみに♬


今日も素敵な1日を^_−☆