2016年1月26日火曜日

今この瞬間の心の在り方が、 あなた自身の未来を作っている。

こんにちは、六代目彌市です^ ^

月曜日から3日間の研修勉強会で
瀬戸の山奥の学校へ通っています^ ^




さすがに、一日中のデスクワーク・・・

普段はどちらかというと
身体を動かすことが仕事な私は、

なかなか机に向かい続けることに
慣れません( ^_^)/~~~



ここのところ、
いろいろな本を読んだり

新たな挑戦や研修に参加させていただいたりしていますが、

それぞれ、本のタイトルだったり
研修のテーマこそ違えど、


私には、すべて一貫して
同じことを一つのことを言っている。

そんな気がします。


それは、“心”


長い人生、皆さんも

それぞれの環境の中でいろんな問題に直面しますよね。


そして、その多くの問題というのは

元をたどれば人の“心”が影響していることがほとんどなのではないでしょうか?


だってその“心”は、

他の誰でもなく、


あなたの中にあるのですから。


タイムマシンでもない限り、
“過去”は変えられない。

でも、“未来”は変えられる。


そして、その未来を変えたい!
切り開きたい!

そう思うのであれば、

“今”を変えること。

今この瞬間の心の在り方が、
あなた自身の未来を作っている。

そう言えますね。

研修3日目最終日、
今日も1日山奥で勉強頑張ります!

今日も笑顔で
素敵な1日をお過ごしください\(^o^)/












2016年1月22日金曜日

単なるイベントではなく、大切な意味がある神事。

こんにちは六代目彌市です(^^)/


一昨日は、全国的に大雪、


そして、昨日は大寒。


一年で一番寒いこの季節に

地元岡崎、徳川家康公ゆかりの神社


伊賀八幡宮にて江戸時代から続く伝統的な神事、

武者的神事が行われ、私たちも奉納演奏をさせていただきました(^^♪







武者的神事とは、大変珍しい神事で、


15間(約28メートル)も離れた場所から、

1尺2寸(約36センチ)四方のヒノキの板的を目指して矢を放ち、



その結果によって、一年の主に農作物の豊凶を占うという

伝統的な神事です。



矢を放てるチャンスは2回!


矢が当たっても、当たらなくても

また、必ずしも当たったから良い結果が出るという事もなく


占いの結果はきちんと出るようになっているのですが、



それでも、誰もがかたずをのんで

矢の行方を見守ります(^^


今年の射手は小野さん!




小野さんは、前日から神社に入り

翌日の神事に備えていきます。



さて、気になる今年の結果は!





残念ながら、矢は二回とも外れてしまいましたが、

以下のような結果となりました(^^




その昔、江戸時代には

この神事の結果をここ岡崎から、遠く江戸城の家康公のもとまで


早馬に乗って急ぎ知らされていたそうです!



みなさんも初詣でおみくじなど引かれた方多いと思いますが、


時代をさかのぼり、

江戸時代というのは、米をはじめとする農作物の作柄の良しあしが

人々の生活にそのまま影響した時代であり、

これは現代の私達では想像もできません。


そして、お米は食糧としてだけではなく“通貨”であり、財産でもありました。



私達日本には昔から各地に五穀豊穣を祈る

伝統文化がありますが、



その背景には、人々の生きるうえでかかすことのできない

“本気の願い”があったんだと想像します。




伊賀八幡宮の武者的神事は、

時代は変わり、早馬こそありませんが


各種メディアに取り上げられ

全国各地に結果が報道されています。




今年も一年五穀豊穣、


みなさまにとって実り多き一年でありますように!






2016年1月20日水曜日

本当の輝きというのは、目に見えない所に真実がある。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝は、全国各地で雪雪雪!!!



ですね~。


みなさん朝の通勤と重なった時間だったので
大丈夫でしたか??


雪の少ない地元岡崎でも今朝は5センチほどの積雪があり

道路も渋滞でした( ;∀;)


幸い、数日前にスタッドレスタイヤに交換していたので

無事に出勤できました(^^♪


今年は本当にあたたかな冬だな~と思ってましたが、

暦の上ではあすは大寒です!


一年で一番寒い時期ですので

みなさんくれぐれも雪や体調にお気を付けくださいね(^^♪




さて、今日はこれから

新規桶太鼓を3台ほど組み上げて納品させてもらいます(^^


今日の仕上がりはこちら>>>




綺麗ですね~♬


まさに漆黒(しっこく)の闇のごとく深い黒。



これは、本漆塗りでございます。


ここ、地元岡崎は昔から三河仏壇と言って

仏壇作りが産業として栄えた土地で、


その伝統技術が残されています。


太鼓つくりの工程の中で

いくつか漆職人さんにお手伝いいただくことがあるのですが、


胴の本漆塗りも、

そんな大切な作業の一つです。



本漆というのは、天然樹脂塗料で

乾燥させるのに必要な湿度と温度の管理が必要で


室(むろ)と呼ばれる、湿度温度管理を徹底しないと

塗ることができません。



漆にとって最適な条件というのは、


温度が24度前後で、湿度が70~80%だといわれています。



逆に、この条件がそろわないと

漆は乾かないということです( ;∀;)



そしてそして、


ただ、乾かないだけではなく

漆黒と言われるその美しい輝きを放つまでの工程というのが



ざっくりでも13工程もるんです!



最近の化学塗料というのは、

表面的にクリアーを塗って輝きを強制的に出そうとするところが

ありますが、漆はその真逆です。


表面にクリアーでコーティングするのではなく、

その中にある“下地”や“生地”をいかに丁寧に仕上げて積み重ねていくか・・・


そこにこそ本当の美しさの源があるんです(^^♪


人も、自然も同じですね。


本当に美しい人というのは、見た目の華やかさではなく

心そのものがうつくしい。


いくら、表面で着飾ろうとしても

そこには限界があるように思います。



“本当の輝きは目に見えない所にこそ真実がある”



誰もが心奪われる本当の輝きというのは、

目では見えないそのなかにきっと答えがあるんですね(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆











2016年1月18日月曜日

私が本気で桶屋に習いに行く本当の理由。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


早くも、桶屋修行4日目になりました。





普段の太鼓つくりももちろんやってますから、

1週間に1度くらいのペースですが、


それでも着実に進んでます!


いよいよ、今日は胴の中を仕上げカンナ削りをし、

そして“たが”を組みました。



胴の中も丁寧にカンナ仕上げ




何度聞いて、何度習っても

いまだにうまくいかない“たが”を組む作業( ;∀;)





本当に難しいです。


本当に地道です。




“地道”が“近道”



私が本気で桶屋修行に来ている理由はそこにあります。



では、私にとっての“近道”とは何だと思いますか?




それは、本当に大切なものは“何か”という事を

肌身をもって体感することにあります。




まだまだ短い私の人生ではありますが、


そんな中でもいろんなことに挑戦してきました。



そこで一つ見えてきた世界があります。



それは、物事には決してブレてはいけない“本質”があるということ。



例えば、


人と人との関わりもそう。


価値観や環境、育ちの違う人同士が関わりあう中で

大切にしなければならない人間同士の“本質”がブレてしまうと、、、


やはり争いが起きてしまう。



例えば、


ビジネスもそう。


目先のお金や利益、自分たちだけが良ければいいという

考えだと、いずれどこかに歪がやってくる。


ビジネスの本質は単に“利益”ではなく、世の中の人の為になるということ。




例えば、


太鼓もそう。


こういう時代ですからね、安価なコピー製品や

姿カタチは太鼓のようでも、まったく素材や材質の違うモノも

多く出回っている。


和太鼓の本質は“音”。


姿カタチが太鼓であっても、中身が違うと不思議なことに

“活きた音”は生まれてこないのです。




いろいろやってみて、


いろいろ挑戦してみて、そんなことがだんだんと見えてきました。



物事には、決して変えてはいけない、変えることのできない“本質”がある。




ただ、残念なことに


時代の変化とともに、人々のニーズ、社会環境が変化し

いくらすばらしい本質を兼ね備えたものであっても


“守る”ことが難しいということを実感しています。



桶屋さん。


私の師匠は80歳を過ぎてます。


全国にも、桶職人というのは

今や数えられるほどしかいなくなっている現実があります。



この“音”を本気で守りたいと思ったとき、


必死になって全国各地の桶屋さんを

探し歩いてきましたが、


どこも非常に厳しい状況でした。



だから、最終最後


これは自らやるしかないと奮い立ったのです。



守りたいのです。


“技術”や“カタチ”を守りたいのではなく、


その中に宿る物事の“本質”を守りたいのです。



積み重ねられた伝統、古き良き日本の文化の中には

ものすごい、素晴らしい価値と“知恵”が宿っています。


失うのは一瞬です。


積み重ねられた歴史はお金で買う事なんかできません。



“たが”を組み、

しっかりと締め上げられた初の試作1号機!

いよいよ完成です(^^





一つ作ってみてわかりました。


姿カタチ、見た目はマネできても


やっぱり、その中に宿る積み重ねられた“知恵”までは


決してマネできないんだと。


“地道”は“近道”


残りの人生をかけるだけの“価値”があると

私は信じています。







2016年1月15日金曜日

「できない」ことは、「できる」ことより幸せ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


あっというまに、一月もハーフ折り返し地点ですね( ;∀;)


いや~早すぎる、、、


このペースで今年も一年過ぎ去っていくのだろうか ^^)



新しい年を迎え、


みなさんも気持ち新たに、今年挑戦したいこと、

夢などそれぞれお持ちですよね(^^♪



私も、もちろん


今年もやりたいこと、夢たくさんあります!



そんな一つが、

先日からちょくちょく修行経過報告させてもらっています

桶胴作り!







まだ修行3日間ですが、


少しずつではありますが、

いろんな作業を実際にやらせてもらっています。



前回は、1枚1枚の板すべてを

最終の胴の口径になるよう、板の外側、内側をカンナで曲面に

削るという作業をさせていただきました。


こんな感じ>>>


これは削る前の杉板です。




これをカンナで削っていきますと

こんな感じになります(^^






そして、そして


いよいよ“あら胴”のカタチまで成型するところまでいきましたよ(^^






まだまだ組んだだけの段階ですから


ここから、仕上げのカンナや

とてもとても苦戦していますが竹の“たが”を

組む作業に入っていきます( ;∀;)



姿カタチになってしまえば、

ただの桶かもしれませんが、


その一つ一つの工程にたくさんの“知恵”と“工夫”がありました。


これこそ、職人の“技”であり

積み重ねられた“知恵”、“伝統”ですね。



感動するばかりです。




まだまだ、師匠なしでは当然何もできませんが


私は「できない」ことって、「できる」ことより幸せ・・・



そう感じてここまできました。



だって、


「できない」からこそチャレンジ!できるし、


「できない」からこそ夢がうまれるし、


「できない」からこそ経験できるのです。



“経験”は人生の財産です。




まわりを見渡せば、うらやましいくらい「できる人」って

たくさんいますよね( ;∀;)



でも、そんな人だって誰もが最初は「できない人」だったはずです。




本当に「できる人」というのは、「できない自分を認められる人」



そんな話を聞いたことがあります。



できないことは、不安だし、

できないことは、苦しい。



でも、その闇の中で、

できないできないともがいていても

実は何も変わらない。



できない自分を認められるからこそ、

次の一歩が見えてくる。


そして、その一歩こそ人生のかけがえのない財産です。



少なくとも私はそうでした。



「できないこと」ことがたくさんあったお陰で、

それを「できること」にチャレンジする中で


たくさんの経験ができました。




さて、今日もたくさん「できない」ことがありますから


一歩ずつ挑戦したいとおもっています。



今日もすてきな一日を(^_-)-☆




2016年1月12日火曜日

すべらんな~(^^♪すべらない話は関西の文化でした!笑

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

無事京都一人旅から帰ってまいりました~!!!


一番の目的は実はコレ!(笑)





いつもお世話になっている

太鼓関係の方々との新年会!!



あまりに突然お誘いいただいた話だったので、

スケジュールが空いていたことが奇跡(^^♪



スタートは夜10:00ですよ(^^


ご想像通り、


終了は明け方6:00!!笑



もう明け方じゃないですよね、朝ですよね笑



とにかく、太鼓の熱い話や

ここでしか言えないことなど盛りだくさんの内容でしたが


まぁとにかく笑った笑った!(^^)



2時間くらいしてからかなぁ~


なんだか話し方というか、

話のノリというか、テンション??



いつも慣れた感じの空気と全く違うことに気付くんですね。


それは、とにかくみなさん面白いんですよ(^^)


面白いというか、ユーモア?なのか


遊び心?なのか????



どうしても、愛知出身の私には

入り込めない話のテンポみたいなのが


会話の中に混ざっているんですよね( ;∀;)



あまりに、不思議に感じたので、みなさんに聞いてみたんです。



そしたら、人と話をするとき、

会話をするときに必ず意識していることがあるんだ!


と、真剣におっしゃられる( ;∀;)



それは、


必ず、話をする人は「オチ」をつけること!!!!


だそうです( ;∀;)



衝撃でした~!



関西人の人ってみんなそうなのでしょうか??



カルチャーショックって

まさにこういう事を言うんですよね笑



「オチ」がない話をするときは、


今から話すこと、「オチ」がないけど聞いてくれる~??


ってわざわざ聞くそうです( ;∀;)




まったく分からない・・・・・



「オチ」って何だろう??


と、頭をはてなにしながらも


笑い!と笑顔が絶えない

会話が繰り広げられていく・・・(^^♪


あんなに笑ったのはどれくらいぶりだろうか(^^



笑う門には福来る!


本当にそう心から感じた瞬間でしたね。





会話についていくことはできても、

話に「オチ」をつけることができない私でしたが、



笑って過ごせる空間にあこがれちゃいましたからね笑


ちょっと関西に修行にいこうかしら笑



すべらんな~♪



まさに、これは関西の文化なのでしょうか(^^



あぁどなたか、


今度私に会話に「オチ」をつける方法教えてくださいませ~笑


今の私の力量では、


どうあがいても、「オチ」じゃなく


間違いなく「オヤジギャグ」にしかなりませんからね爆笑




今日も笑顔でがんばります(^_-)-☆


2016年1月10日日曜日

短気は損気。損をして徳を取れ。

こんにちは、六代目彌市です^ ^

突然ですが、今夜急遽
京都まで一人旅に行くことになり
只今新幹線内からブログ書いてます^ ^



さて、今回はどんな旅になりますやら
楽しみです!

またご報告します^ ^


私、本気で桶作り学びはじめました!

初日は、タガの編み方。



今日は2日目、

桶の大きさにあわせた板の、
微妙な削り方を習いました ^ ^




一通り削り終えた板を
立てていきます。



板の角度をあわせ、
一通り削るに半日かかり

実際に桶のカタチに立てるまで
1日かかりました。

師匠はおんとし八十歳。


ひ孫ほども離れた私に、
とても丁寧にひとつずつ教えて
くださいます。

また、桶作りだけでも
多くの学びがある中、

人生哲学もお話しくださるんです(≧∇≦)


今日の学び。

「短気」は「損気」。

どんな理不尽な事、自分が
損だと感じても、

「損」をして「得」(徳)を取れ!と。


今の時代の若者は、、、


こんな言われは、
実は何百年も前から使われて来た

言葉だそうです(T ^ T)


どんな時代、どんな境遇に
いたって

自分の周りに“問題”を探しても
答えは見つからないのかもしれない。

考え方、捉え方一つで

人生を豊かにできる。

それは、あなた自身。


物事の本質的な価値が、
ハッキリと見えている

人生の大先輩からの言葉が
胸に突き刺さりまし(T ^ T)

今の時代の私達は、
どこか焦りや直ぐに答えを出したがる
ように感じます。

時間がかかること、

時間をかけてじっくり考えることも

時に必要な事かもしれませんね。

京都への旅、

楽しんできます\(^o^)/



2016年1月9日土曜日

「変わらぬ」手作りで、「変わる」を楽しむ。

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


太鼓を作る道具は、いくつか特殊な刃物を使うのですが

そんな道具の中で、ほぼ毎日のように使うのが

こちら>>>




これは、皮裁断用のはさみです。


美容師さんのはさみほど高価なものではありませんが、

それでも、一つ数万円ほどします。


切れなくなっては自分で研いで使うので、

新しいはさみを下すと、数年


長ければ10年以上はもちますね(^^


そんな仕事用のはさみを親父がプレゼントしてくれました(^^♪






社長就任記念でしょうか笑


代が新しくなり、


新たな時代に求められる「変化」は必要不可欠です。



ただし、その中で

変われるモノ、変わってよいモノ、そうでないモノがあります。



それを見失わず、大切にし

より豊かに発展させるのが私の使命だと思っています。



「変わる」を楽しむ、「変わらぬ」手作りで。



ここに、モノづくりの

職人としての大切な心があるような気がしています。



記念のはさみ、大切にしなくちゃ(^^


切れ味抜群です!

2016年1月7日木曜日

なぜ職人は減り続けるのか?

こんにちは、六代目彌市です。

2016年はあらたにいくつかの目標、
取り組みを掲げていますが


その一つに桶製作技術の習得という

大きな課題があります。



みなさんご存知桶胴太鼓。


当店でも、三六-SABUROKU-や担ぎ桶など

最近ではくり抜き胴の太鼓よりコストが安価で

運搬や利便性も兼ね備えて、大変人気の太鼓なのですが


この桶太鼓の胴というのは、

当店では以前から桶職人さんの手を借りて製作してもらっています。



当店自慢の大太鼓三六-SABUROKU-。こちらの胴も桶胴




こちらは担ぎ桶太鼓。




そもそも、みなさん“桶”って何だかわかりますかね~( ;∀;)


最近の若い人たちは、

生活の中で桶に触れる文化がほとんどないのかもしれません。



ひと昔前であれば、

風呂桶やすし桶など、一般の生活の中でも


ごくごく当たり前に桶が使われてきましたね。



それが、生活スタイルの変化や時代の流れによって

人々の生活の中から桶を使う文化というのが


ほとんど見られなくなってしましました。




人々の生活の中に需要とニーズがなければ、


やはりどんなに腕のいい職人技や高い技術と価値があっても


生き残ることは難しい。。。



そんな現実を私は日々目の当たりにしています。


数年前までここ地元岡崎にも、桶職人さんが見えたのですが

残念ながら、今は一軒もなくなってしまいました。



需要やニーズがなくなってしまった現代社会の中で

後継者が育たない、


後を継がせる環境にないというのが
一番の要因のようです。


たまたまひょんなご縁で知ることになった

地元愛知の桶職人さん!


まだまだ元気とは言え、
御年80を越える高齢者。




残念なことに、後継者の方は見えません。




テクノロジーの進化は職人の技術と必要性を奪うのでしょうか?



そこに本当の豊かさがあるのでしょうか?


少なくとも私は疑問を感じています。



桶職人さんに限らず、


今、日本の大切な大切な文化の中で


あと10年もしたらなくなってしまうこと、、、


きっとたくさんあると思います。




でも、


なくなってしまったらその技術や歴史は

お金で決して買えるものではありませんから


きっと誰もが困るはずです。



困ってから気付くのでしょうか???



便利さを求めることは決して悪いことではないですが、



便利さを誤った価値観で捉えてしまうと

文化そのものが薄っぺらくなってしまうのかもしれません。



この桶職人さんは、

今でも薪をくべて、お風呂を炊かれているそうです。


下からくべた風呂は、何分たっても湯冷めせず
とても温かいそうです。



“現代人は何でも上から落とすだけ”



そう現代の社会に対して話されていた言葉が
印象的でした。


お昼ご飯に伺った隣のお寿司屋さんは、

この桶職人さんが作られた寿司桶を30年も使い続けているそうです( ;∀;)




水分を適度に吸って、おいしいしゃりができるんだ!

これじゃなきゃ家の寿司はできない!


そう、熱く語ってくれました(^^)




太鼓もやっぱり同じなんですよ~。


表面的には太鼓のようなカタチが作れても、

“本質”のないモノというのは


本当に良いモノ、良い価値を生みません。




大切な文化とともに、


人々の豊かな本当に大切な心まで失わないように

していきたいですね。


本質のあるモノの価値は“時間”がかかるということ。


手間暇こそ、日本の忘れてはいけない

大切な“文化”なのかもしれない。。。



そんな事を感じた一日でした。









2016年1月6日水曜日

企業の目的。経済とは世の為、人のためになるということ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日社長就任の件を公表させていただいたところ
本当にたくさんの方々から激励のメッセージ頂戴しました。

本当に、本当にありがとうございます。


自称日本一小さな太鼓屋と思っている
三浦太鼓店ですが、


小さいながらも一つ一つのステップ、階段を上がってきました。


家業を継いだ当初は、親父もサラリーマンと兼業でしたから

平日、三浦太鼓店には私しかいませんでした。



そこから、親父もサラリーマンを辞め
太鼓屋に専念できるようになり、


さらに、妹にも協力し家業を手伝ってもらうようになり、


2011年には家業から事業へという想いのもと

株式会社としてあらたなスタート。


今では、外から2名の従業員を迎え入れ

毎年毎年、着実にステップを踏んできました。



株式会社になったからと言って、

社員を雇ったからと言って


すぐに組織として、会社として

きちんとした体制がとれるわけでは全くありません。


会社にしたらどうなるか?

人を雇ってみてはじめて感じる事、



環境を自分たちの手で“変えた”わけですから

組織としても“変わる”必要が当然ありますね。



ただし、すぐにはやっぱり答えは見つからないんですよ~。


何か問題に直面するたびに、考えること

考えさせられることが本当に多いです。


最初から、こういう問題が起きる!


そうわかっていたら誰でも対処できますが、


“問題”というのは起きてから、

あぁ!!!

ここでそういう問題が起きるのか~( ;∀;)


と、後悔することが多いです。


ただ、問題や失敗って


やっぱり学びだと私はいつも思うので、


間違ったら素直にゴメンナサイをして、

考える。


徹底的に考えて、話をする。


これが私のやり方です。


そこで、昨年末から

三浦太鼓店ミーティングというものをスタートしました(^^♪





誰もが立場や環境というのはそれぞれ異なりますね。


でも、


どんな立場や環境の位置にいたって

誰もが同じく“豊かな生き方”や“しあわせと思える人生”を望んでいます。



まだまだ心にゆとりは持てず、

本当の豊かさには程遠いのかもしれませんが


経済とは、“経世済民”


世のため、人のためになるということ。



私たちは、太鼓屋ですから


良い太鼓、お客様に喜んでいただける太鼓をつくることは

当然のごとく何より大事なのですが、


それと同時に、

一人一人がきちんと“自立型人間”になることも

とても大切だと感じはじめました。



経済的に自立し、精神的にも自立し、社会的に自立できている人になることこそ


究極の社会貢献、世の為人の為になれる人なのかもしれません。



まだまだまったくできませんがね( ;∀;)


一歩ずつ、歩んでいきたいと思っています。


どうかこれからも応援よろしくお願いいたします(^^♪






2016年1月4日月曜日

本当大切な事を見失い、大切だと思い込んでいる?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


本日1月4日付をもちまして、わたくし三浦和也は

五代目三浦彌市の後任として株式会社三浦太鼓店の

代表取締役に就任いたしました。



甚だ微力ではございますが

社業発展と地域貢献、また和太鼓界の発展に努力いたす所存でございます


前任者同様よろしくご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。





いよいよ2016年、

新しい年と、新しい立場での1年がスタートしました。


代表となって今すぐに何かできるわけではありませんが、

人ずつ確実に積み重ねていきたいと思っています。



益々忙しく、慌ただしい日々がはじまると思いますが、


人生において、命とも言える大切な「時間」を何にどう使うのか?



それを見失わないことが今とても大事なのかなと感じています。


“クリー族の予見”というのをみなさんご存知ですか?


200年以上も前に書かれたある種族の予見だそうです。


以下>>>

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最後の木が切り倒された後になってはじめて、

最後の魚が釣り上げられた後になってはじめて、

最後の川が汚染された後になってはじめて、



その“時”になってはじめてあなた方は知る。

“お金”は決して食べられないものであることを。

---------------------------------------



私達現代人は、もしかしたら

このクリー族の予見通りに向かっているのではないでしょうか・・・



本当に大切な事を見失い、

大切だと“思い込んでいる”ものを必死になって大切に

しようとしているのかもしれない。



私たちは自分たちにとって、本当に大切にすべきものを

見直す必要があるのかもしれない。





仕事も大事、お金も大事、夢も大事、家族も大事、

社会も大事、世の中も大事、他人も大事、時間も大事。




忙しい、時間がないといって


本当に大切にすべき事を見失ってしまっては

きっとダメですね。



本当の“豊かさ”とは?


そんな事を考えさせられた

あらたな年のスタートとなりました。



みなさんにとって、

本当に幸せで豊かな1年になりますことを

心からお祈り申し上げます。



平成二十八年一月吉日

株式会社三浦太鼓店 代表取締役三浦彌市











2016年1月3日日曜日

大切なのは自分がどう思うかではなくて、相手がどう思うか?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


いよいよ正月休み最終日みなさんいかがお過ごしですか?



普段から家にほとんどいないので、

私にとってお正月休みというのは


・日常の家の状況を知ること

・子供たちの成長を間近に感じること



この2つがありますね(^^♪



まず、日常の家の状況・・・


やっぱり家族が多く、

人が集まることも多い三浦家では


自宅にいながらも、ゆっくりと休むことは難しいんだなぁと( ;∀;)


そんな中で、普段から家事に育児に一生懸命働いてくれている
嫁さんの偉大さにあらためて感謝です( ;∀;)


そして、

子供たちとゆっくり、じっくり触れ合う貴重な休み時間。


末っ子が来月で2歳になりますが、

まぁ~よくしゃべるようになり、いろんなことが

分かるようになってきたから面白い面白い(^^♪


ご存知の通り決して育メンではありませんが笑


子供は大好きです(^^ 癒されますね~




さて、そんなさわがしな環境の中ですが

家にいながらも、今年は本を読んで勉強しています。


今日読んだ本、とても衝撃的でした。

今まで何冊も本は読んでますが、


私が本を見極めるポイントが3つあります。


1つ目は、読んで捨てる本。

2つ目は、読んで本棚にとっておく本。

3つ目は、読んだら読み返す本。



1つ目の読んだら捨てる本というのは

決して悪い本という意味ではありません。


それでも、とっておいてもまた読むことは多分ないだろうという本です。


たいていの場合は読んだら本棚に収納します。


そして、3つめが滅多にないのですが、

読んだら読み返す本。


また読みたい!


そう思える本に出会えることって本当に少ないんですが

今回はそんな読んだら読み返したい!


そう思える本に出会いました(^^♪




元CAの松澤萬紀さんの本。


CAというお仕事柄たくさんの方々と日々接する中で

どんな人が人から好かれ、

どんな人が自分の人生を切り開ける人なのかという

学びが書かれています。



今日はその中で私が心に響いた一説をご紹介したいと思います(^^♪




「大切なのは自分がどう思うかではなくて、相手がどう思うか?」



この言葉を聞いて私は心になにか突き刺さった感がありました。


例えば、会話。


自分が人の話を聴いていると思っても、

相手が話を聴いてくれていないと感じなければ聴いていることにならない。



なるほど~。



例えば、価値。


いくら価値があるモノであっても、

相手にその価値が伝わっていなかったら、存在していないのと同じ。



例えば、想い。


いくら強く、熱い想いがあっても、

相手にその想いが伝わっていなかったら、想いがないのと同じ。




大事なことは、


「自分がどう思うかではなくて、相手がどう思うか?」


という事だそうです。



誰もが自分の存在とか、伝えたい想いというのは持っている。


でも、それは自分一人では確立できるものではない。

「相手」という自分以外の存在あって初めて「自分」が認められるのかもしれない。




それは、太鼓を作っていても、太鼓を演奏してても


だれかの演奏みてても同じことを感じます。



太鼓の演奏って目の間に必ず「太鼓」という「相手」がいるんですよ~。


この存在をもし「無視」してたとしたら、

太鼓と自分の心がつながるでしょうか?



つながりませんね。



自分がいいたいことばかりを太鼓にぶつけていたとしたら・・・・



それは、先のいくら強く、熱い想いがあっても、

相手にその想いが伝わっていなかったら、想いがないのと同じ。



自分のいいたいことばかり考えてばかりで

目の前の太鼓の事を考えられなければ、想いはつながらないのです。



つながる心は、人と人同士であれ、人とモノであれ、人と自然であれ

きっと同じなんですね。



常に相手の立場に立って物事を考えることが

良いことだということは子供のころから教えられても


大人になってもなかなかできないことの方が多い。


まだまだ勉強の日々ですね~。



今日は連休最後の家族時間大事に過ごして

明日からの英気を養いたいと思います。


みなさんも素敵な一日を(^_-)-☆

2016年1月2日土曜日

大切な仕事に出会えた幸せを噛みしめて生きよう。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


新年2日目の朝。

今日もすがすがしい新年の朝ですね!


正月休みで少しゆっくりでき

ようやく年末の疲れ、体力も回復してきました~


10月から走りはじめ、

11月は好調。


12月は一変して全く走れない日々|д゚)


忙しいもありましたが、

そうではなく、身体がまったくついてこない・・・


健康な身体あってこそ、

本当の一歩が踏み出せるんだという事を実感した月でした。


2月にはいよいよフルマラソンに挑戦ですわ~( ;∀;)


まずは完走をめざして!
挑戦してきます(^^♪






さて、プライベート年賀状もひと段落。


新年から、みなさんから
あたらしい報告やメッセージを受け取ることができ

とても幸せです。


そんな中、ある人からこんなメッセージをもらいました。


“大切な仕事に出会えた幸せを噛みしめて生きよう”


私に贈ってくれたメッセージ。


これは、歌手のさだまさしさんの言葉だそうです。



実は、新年1月4日付けで

私は三浦太鼓店の代表となることが正式にきまりました。


もちろんまだまだ親父も元気なので、

職場環境そのものに大きな変化があるわけではありませんが、


ひとつ、体制としての変化がはじまります。


“仕事”とは?


あなたにとって仕事とはいったい何ですか?




私にとって仕事とは、生きるそのものです。



もう少しわかりやすく言うなら、


仕事を通して“生きている”ことを実感している。



そう思っています。



先のさだまさしさんの言葉のように


自分が大切だと感じられる仕事に出会えるということは、


すなわち、

日々の生きがいと出会えるということ。




誰もが人生の大半を“仕事”と共に過ごします。


家族と過ごすよりも長い時間、人は仕事と過ごすのかもしれません。



だとしたら、自分の仕事が大切だと
思えなかったら、本当の日々の幸せはあるのでしょうか・・・



だれもが、そんな幸せと思える仕事と
出会えているのでしょうか・・・





“大切な仕事に出会えた幸せを噛みしめて生きよう”



この言葉には続きがありました。



“大切な仕事に出会えた幸せを噛みしめて生きよう”

“こんな幸福はない”



大切な仕事に出会えるほどの幸せは

人生において他にない。


そんなメッセージでした。



私が“大切”だと感じる今の仕事を

本当に“大切”と発見したのは私だけのチカラじゃありません。



たくさんのご縁と環境、出会いが

その気づきを与えてくださいました。



だからこそ、



私が気付かせてもらったように

誰かに伝えたい。。。


それがわたしのおせっかいなのです( ;∀;)


まだまだ親父の背中は遠いですが、

必ず越えなければならない壁が目の前にあることこそ


最高の幸せなのかもしれません。