2016年10月29日土曜日

ひとりで叶える夢よりも、みんなで叶える夢!

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


突然ですがみなさん、“夢”ってお持ちですか?


わたし、正直小さいころから

あんまり夢っていうのが持てなくて、


将来こういう自分になっていたなぁ~とか、

こういう事がやってみたい!


そう思える瞬間がほとんどありませんでした。


みなさんはいかがでしょうか?



でも、

そんなわたしでも、


最近、たくさんの夢が持てるようになったんです(^^♪


いったい何が変わったのか?


いろいろな要素がありますが、

自分自身のなかでのある一つの大きな“変化”に気付きました。



それは、“夢”をひとりで叶えようとしていた。


小さい頃って、

自分ひとりのチカラで何かできる夢ばかりを探してた気がします。


だから、結局何をしたらよいか

よくわからなくて、、、、


でも、大人になって

たくさんの“仲間”ができて思ったのは、


その大切な“仲間達”が、わたしに“夢”を与えてくれたってことです(^^♪


例えば仕事。





私が新たな桶づくりに挑戦するかたわらで、

私が仕上げた桶をピカピカに仕上げてくれる仲間がいる





日々、さまざまな塗装技術を開拓し

その技と知恵を磨き続けてくれている慶さん(^^)/





そして、私が桶づくりに励むかたわらで、


その桶にピタリとはまる皮を、毎日作ってくれている

新人日置君!



まだまだ入社して短期間ではありますが、

さすがの感性と器用さで、今は完全に信頼して

任せています(^^♪



こうした“仲間”がいるから、

自分の中での“夢”がどんどん膨らんでいくんです(^^



彼らとなら、こういうことができるかもしれない!


そう思わせてくれる存在です。



例えば、兄弟もそうだったな!





私は、5人兄弟の次男坊(^^


兄弟が多いと、幼いころから

兄弟の友達とか、いろんな人との関わりが

果てしなく広くなっていく、、、


そんな兄弟のつながりで

やっぱり仲間ができていく。


もちろん、兄弟自身も

私に大きな夢を与えてくれる存在。


兄弟が多くて良かったなと心から思える。

だから、私も子供をたくさんつくりました(笑)



例えば、和太鼓零~ZERO~




結成して10数年。


彼らとの出会いなくして今の私はぜったいにない。


それほどまでに、たくさんの経験と感動を

共有できた大切な仲間たち。


彼らが、たくさんの夢を私に与えてくれました(^^♪




だから、これからも私の夢はどんどん続いていくんです(^^



今日もありがとう(^_-)-☆


2016年10月28日金曜日

皮は何年もつのか!?太鼓の皮の寿命のお話。教室では教えてくれない太鼓のお話パート6

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



今日は、太鼓の皮の寿命のお話(^^♪


よく聞かれるんですよね!

太鼓の皮って何年持ちますか?って、、、、




さて、みなさん太鼓の皮

いったいどれくらい持つと思いますか?




ほら、こんな感じで

穴が開いてしまったら、残念ながらもうお役ご免なのです( ;∀;)






今回は、そんな太鼓の皮の寿命について

せまってみたいと思います!!!ドンドンドン♬





昨日、ちょうど親父と共に、

3尺6寸の大平胴太鼓の張り替えをしてたんですよね(^^)/








今回の太鼓の修理、


片面はもともとの皮を使っての“締め直し”


そして、

もう片面は新しい皮に張り替えるというモノでした。



もともと当店で作った太鼓ではありませんでしたが、

胴の中には1997年(平成9年)にできたという文字が。





約20年という事になりますね!




ただし、この太鼓

決して穴が開いてしまったから張り替えるのではなく


“音”が緩んでしまったから張り替えました。



ここで一つ、


もし、音が緩んでしまって鳴らなくなってきたら

どうすればいいか?


ということですね。


最近の太鼓はですね、音がゆるんでも


かんたんに“締め直し”ができるように

“耳”と呼ばれる皮を引っ張る部分をそのまま残すことが


多くなりました!


だから、皮に穴が開いていなくて、

“耳”がしっかりとしていれば


締め直すということができるのです!


↑こちらは締め直しの皮


昔の太鼓は、締め直すという概念すらなかったので

“耳”は当たり前のように太鼓を張ったら切っていました。


今でも、祭礼や伝統芸能の太鼓は

耳を残さないで切ってしまう場合がおおいです。


こんな感じです↓





こうやって、皮を引っ張っていた

耳の部分を切ってしまうんですね!


だから切ってしまうと、

締め直すことが難しいので


最近は耳を残す傾向が高まりました(^^♪



ただし、耳さえ残っていれば

何度でも締め直しできるかと言えば、そうでもないのです。


今回の太鼓で言うと、

締め直しをするのが2度目!




こうやってふたたび、耳にロープをかけて

締め上げてから鋲を打っていくのですが


よく見てください!


ほら、引っ張っている耳の部分が

もう限界で裂けてきてるのわかります??





耳さえあれば締め直しできますが、

その肝心な耳も、やはり強烈なテンションで締めるのに

何度も何度もやれるほどの耐久性はないのです( ;∀;)


でも、安心してください。


そんな締め直しの事を考えて、

太鼓屋さんはちゃんと耳の部分に皮を必ず“2重”に重ねて

作ってあります(^^)/↓





“あて皮”と呼んでますが、

この2枚重ねのお陰で、2回目の締め直しが

無事できました。


ただし、次回はもうできませんね!


よって耳がついている太鼓の締め直しは

2回がくらいが限界でしょうね!




そして、反対面の皮は


はい!きれいで美しい新品の皮へと

張り替えました(^^♪





さて、寿命のお話に戻りますが、


この太鼓で言うと、



20年で片面張り替えて

そして、

もう片面は締め直しを2回でしたね。



私達からしたらだいたい平均的な寿命かなという感じです。



太鼓の皮って消耗品なんですよ~


だから、何年というよりも

どれだけ使ったかという“使用頻度”が寿命に一番影響します。



みなさん、お車乗られますよね!



車の寿命ってどうやって想像しますか?


うちはハイエースを愛用していますが、


寿命っていうと走行距離を考えますよね!

古い方のハイエースが10年で25万キロを超えていますが


あぁもう、いつ寿命がきてもおかしくないなって感じで

頑張ってくれてます。



でも、例えば10年乗っても

私達みたに、あまり遠くまで走らずに

同じ10年でも10万キロもみたいない人いると思います。


そういう車はきっとまだまだ元気に走りますよね!


太鼓の皮も同じです。


単純に使った分だけ“消耗”するわけですから

使用頻度によって寿命は違います!



今年の春に張り替えた、

滋賀県の名願寺というお寺さんから預かった太鼓の皮!


これは驚きの寿命でした(^^






パッと見ても古そうな皮ではありましたが、


なんと!



1848年!今から168年前に作られた

当時の皮がそのまま現役で使われていたんです( ;∀;)



お寺さんの事ですからね、


きっと毎日使われるわけじゃなくて

何か特別行事があるときに、ポンポンと軽くたたく

くらいだったのでしょうか、、、、



それにしても160年以上も持つ太鼓の皮に

出会ったのは私たちも初めてで驚きました。


その時の修理の詳しいご紹介は
過去のブログ記事

リンクはちらから>>>



まぁこれほどまでに長持ちは異例ですが、


通常の太鼓チームが1週間に1度くらいの練習で

普通に使っていれば、

10年くらいは平気でもつとおもいます(^^♪



万が一、1年2年で破れてしまう


そんな太鼓があったら、通常では


ちょっと考えにくいので、当店では

無償メンテナンスで交換させてもらってます(^^




大切な太鼓ですからね!


みなさん少しでもながく愛用されるために

いろいろ気を使っていただいていると思いますので


また、次回は太鼓の管理の方法なども

お伝えできればと思っています(^^♪


今日も素敵な一日を(^_-)-☆



2016年10月27日木曜日

シンプルは本当にイズベストなのか!?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝も、1時間の早出!

つづいてます~(^^♪


朝ってたった1時間早く起きるだけでも

結構な気合がいりますね( ;∀;)

どこまでつづくか・・・・ 乞うご期待(笑)



昨日のブログ、とても評判がよかった。

あるお客さんから締太鼓について

よく分らないからって言われて、


私にとって当たり前すぎるので

あまり気にもしてなかったことをアップしただけでしたが、、、


やっぱり、自分にとって当たり前が

他の人にとってはそうでないこと、

私のように専門職であれば余計にそうなのかなって


あらためて勉強になりました!


なので、これから少しずつですが

そうした専門的なお話もブログでご紹介していきます(^^♪


何か聞きたいコト、分からないコト、

不安なこと、不満におもっていることありましたら、


六代目彌市までドシドシご連絡くださいませ!



シンプルに考えてみれば、太鼓屋でしか

伝えられないこと、私たちにとっては当たり前の事ってきっと

たくさんあるんだろうな~( ;∀;)



“シンプル”と言えば、

先日読んだこの本の中で


シンクロコーチの井村さんが印象的なお話をされてました(^^♪




2008年北京五輪大会でのこと。

これまで日本代表シンクロは非常につよく

この大会でも上位メダルが期待されていた。



が、結果は5位。


日本がはじめてこの競技でメダルを失うという

完敗に終わった。



当時、中国代表コーチとしてその時の、

日本の演技を見ていた井村さんがこう言っていた。


“日本の演技はわたしには過去最高のレベルに観えた”



と、、、、


では、なぜ?それでもメダルに手が届かなかったか、、、


それをこう分析されてました。



“表現が難しすぎて伝わらない”



日本特有の“詫びさび”精神を表現で貫こうとし

その精神が難しすぎて審判団にまったく伝わらなかったと、、、、


シンプルイズベスト!


伝わってなんぼ!だと。



なるほどな~



そういえば、現在世界中で大ヒットし

今や日本一の有名人となっている

PPAPのピコ太郎さん(^^♪







なぜ?それほどまでに

海外の方々の反響があったのか?という

分析に、外国人がこう答えていた。



“誰でもわかるカンタンな言葉”

“一度聞いただけで頭に残るメロディー”

“一緒に踊りだしたくなるシンプルなダンス”



やっぱり“シンプルイズベスト”なのです(^^♪




そうか~、

せっかくなので、シンプルで分りやすいモノ

他にもあるかな?




バリスタ!
家庭用のコーヒーマシン。これもシンプルで大ヒット


iphoneのインターフェースは、
難しい取扱説明書はいっさいなくて
だれでも簡単に操作できる!


昔の歌!
これは母が言ってた。
昔の歌は歌詞がシンプルに伝わってきたと♬


そういえば、和太鼓もそうだ!
だれでも叩けば音が出せる楽器!
だからこそ世界中に広がった(^^♪




逆に、複雑で難しいことって何だろう?


政治!
まったくわたしはよくわからない。
人間関係や、歴史、、、
複雑すぎる。


家電製品!
日本の家電製品は多機能すぎて
ボタンがいったいいくつあるんだ( ;∀;)
使ってない機能がほとんど!


MYホーム!
昨年新居を建てましたが、
いくつかある中からどうやって私が住宅メーカーを
決めたのか?
それは、このメーカーに頼んだら
こういう家が建つんだということが
シンプルに理解できたから。
あとのメーカーは、ここの会社にたのんだら
どういう家が建つのか?まったくわからなかった。




“シンプル”なもの“複雑”なもの

比べてみると、やっぱりシンプルさってとても

大切なことなのでしょうかね~(^^♪



だとしたら、

もしうまく行っていないことがみなさんの

周りにあったとしたなら、それは意外と考えすぎて

“複雑”に絡みあっている可能性があるってこと。



人間関係も同じ。


ありがとう、ごめんなさい。


こういうシンプルな関係性がきっとうまくいく。


あれやこれやと複雑な問題ばかりを

絡み合わせるとダメなんだろうなぁ~



さて、今日もシンプルイズベスト!


素敵な一日を(^_-)-☆


2016年10月26日水曜日

徹底検証!締太鼓大きさによる違いはどこにある!?教室では教えてくれない太鼓のお話パート5

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


今朝も1時間の早出出勤をして、

ジブリソング聞きながらブログ書いてます(^^


最近、あさのニュースも街中も

ハロウィーンばかりですね~!


みなさん楽しそうだけど、

どう乗っかたらいいのかわかりません( ;∀;)


現代に置いていかれないように

わたしなりのハロウィーン楽しんでます(笑)






さて、今日は「締太鼓」のお話~!!!


先日、あるお客さんから

六代目、教室で太鼓を習っているんだけど

締太鼓の大きさとか何丁??とか

どこにどんな違いがあるのわからず、

どう呼んだらいいのかもわからない、、、





そんなお悩みご相談を受けたので、


今日は、徹底検証!

すべての大きさの締太鼓を比較検証してみようという

お話なのです(^^♪


さっそく行ってみよう!GOGO~♬




まずはその呼び名から行きますかね!


締太鼓の呼び名は、

並附け、2丁掛け、3丁掛け、4丁掛け、5丁掛け

という大きく分けると5種類の規格があるのです。


何が違うかと言いますと、

かんたんに言うと、皮の厚みと胴の高さ

そして外側リングの太さの3点。


上から比較するとこんな感じです↓






さて、この写真を見ただけで

どれが並附けで、どれが2丁、3丁と分かる方は

よほどの太鼓通ですね( ;∀;)



左から2丁、中央上が4丁で、その下3丁

一番右が並附けの皮です(^^♪


上からみてもほとんど分からないでしょ?


重ねてみました↓




ほら、ほとんど重なってしまうほど

外径には大きな差がないのです。


ただし、厚みは違います!

こんな感じです↓ じゃじゃ~ん♪





下から4丁、3丁、2丁、並附けの順ですね(^^♪


こうするとはじめて、多少違いがある事が分かりますね!


では、今日は徹底検証ですから

その厚みが何ミリあるのかも測ってみようか!



こちら並附けの皮、約1.1㎝ですね






続いて、2丁は1.7㎝くらいかな♬

どんどん行きましょう!






こちらは3丁、2.2㎝! 並附けのちょうど倍の大きさになりました!






そして、最後は4丁 約2.7mmでした!



さぁ皮の違いはなんとなく分かっていただけた所で


次は、胴ですね!


はい!こちら↓





それぞれ高さが微妙に違うのわかりますか?


左から、

5寸約15㎝高

6寸約18㎝高

7寸約21㎝高

8寸約24㎝高


なのです~。


高さは違うんですが、実は口径はどのサイズも全く同じです!


だから重ねるとピタリとタワーになります(^^♪






ちなみに、胴の高さというのは

一番小さな並附けが5寸の胴を使い、

2丁が6寸、3丁が7寸、4丁5丁が8寸の胴を使います。


これはあくまで三浦太鼓店の規格なので

太鼓屋さんによって3丁でも6寸の胴で組んである

モノもありこの辺りがややこしいですがね( ;∀;)



さて、胴の違いもわかっていただけた所で

組み上げ完成した太鼓を見てみましょう!


これが、並附けです。



一般的に民謡やお祭りで使われることの多く

胴体はキレイに蒔絵などを施す場合があります。


こんな感じ↓








つづいて、2丁掛け



ロープで組んだりボルトで組んだりいろいろありますが、

こちらは麻のロープで組まれた2丁掛け締太鼓です。



つづいて、平輪のボルトで組まれた3丁掛けです~♬





胴も皮の厚みも増して、一回り大きく見えますね!



そして、最後4丁掛けです~♬





ターンパックルのボルトで組むとこんな感じに仕上がりました!



さて、

それぞれの違いご理解いただけましたか~(^^♪


大きさや厚みが違えば、当然“音”も変わっていきます。


皮の厚みが厚くなるにつれて、

音の厚みが増すという感じです。


単純に音が高い低いという事ではなく、

音色が微妙に変わっていきますね(^^♪



ご覧いただいてお分かりのように、


一般的な太鼓であれば大きな太鼓は大太鼓、

小さな太鼓は小太鼓という感じで



大きさそのものが圧倒的に違うので

分かりやすいんですが、


締太鼓って、違うといっても

微妙な違いなので、わたしたち太鼓屋でも

パッと見サイズを見間違えることあるんですよね~


太鼓屋によっても、

若干仕様が違う事もありますし!


よって、

今回は、締太鼓の違いがこれほどわずかな違いである!


と、いうことをご理解いただければ

幸いです(^^♪



また、これから

いろんな太鼓のご紹介もしていきますので~

おたのしみに(^^)/



今日も素敵な一日を(^_-)-☆





2016年10月25日火曜日

褒めた方がいいのか?叱る方がいいのか?

こんにちは六代目彌市です(^^)/


一か月に数冊の本を読むことを

習慣にしていますが、


昨晩読んだこの本に書かれていた

時間の使い方に感動し、


いつもより少し早く、一人出勤することを

あらたな日課しようと挑戦しています(^^♪




アメリカ人と日本人の働き方の違いについて

書かれてたのですが、


日本人て長く働いて遅くまで会社にいることが美徳と

される風習がどこかありますよね


一方アメリカ人の考え方は、いかに早く帰って

家族の時間を大切にするか、、、


そう考えるそうです。


でも、だからと言ってアメリカ人の方々は

日本人よりさぼっている訳では決してないそうです。


“早く”帰るために、

“早く”から仕事をしている。


日本の会社の平均始業時刻は9時だそうです。

一方アメリカは平均8時。

6時や7時というところもざらにあるそうです。


なるほど~(^^♪


夜になれば頭も体もつかれて

非効率的にだんだんなっていきますから、


朝の活力を最大限にいかして

効率的に働いて、そして家族の時間も大切にする!


これは凄い( ;∀;)


どこまで続けられるかわかりませんが、

とにかくなんでも思い立ったらやってみる!が私の一番の

得意技ですので(*'▽')


今日も1時間の早出してブログ書いております~




さて、前置き長くなりましたが

家に帰れば、4人の子供の父親なわけで( ;∀;)


たまに忘れるときがあり

自分が5番目の子供のようになって


嫁さんにいつも怒られています(笑)



みなさん、子育ては協力的ですか?育メンですか( ;∀;)


みなさんは、私のようでないことを願います(笑)



そして、子育ての一番の悩みと言えば


そう、しつけ教育ですよね。



褒め方、叱り方、、、、


とても難しいです。



私のタイプは、完全に前者で

あまり叱ったりすることはなく、、、

むしろ子供と一緒に嫁さんに叱られるタイプ( ;∀;)



それでも、

褒めた方がいいのか、叱った方がいいのか

やっぱり悩みながら子供と日々向き合ってます



そんなとき、こんな記事と出会いました。


そこにはこう書かれていました。


褒められるか、叱られるか以前に

もっと大切な大前提があるというのです。


その前提とは、


“誰に”叱られるか、“誰に”褒められるか

これが一番大切ということ。



彼らは普段から、


親の“あり方”を見ています。

先生の“あり方”を見ています。

上司や社長の“あり方”を見ています。


その言葉、態度、姿勢、後姿を観ているのです。



叱られた、その人が

自分にとって尊敬に値する人であれば

“素直”に反省し悔い改める。


いっぽう、


自分を叱る人が尊敬に値しない人であったなら

どんなに上手に叱ろうが相手の心にその言葉は

響かない、、、、



そう書かれていました。


なるほど~



本当の問題は、


叱り方や褒め方ではなく、

自分自身の日々のこころの“あり方”にあったのです(^^


たしかにそう思う。


この人に叱られてしまったら、

もっとがんばらなきゃって素直に思える人もいるし


この人に褒められたら、

うれしくてうれしくて、もっともっとがんばれる!


そんな活力が湧いてくる人もいる。



叱り方や褒め方はすぐに上手になりませんが、

自分自身のあり方であれば、


いつでも見直すことができますからね(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆



2016年10月24日月曜日

なぜ人はそのギャップに萌えるのか( ;∀;)

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


はい~週末の出演してきたイベントの一コマです(笑)↓






今回は、運動会での余興演奏ということで、

ステージはグランドのど真ん中( ;∀;)


楽しい場所で楽しい演奏が終わった後は、

やっぱり運動会に参加して楽しんできました(^^)/





さて、今朝のニュースで

あるPOPを付けた本が今売れにうれている、、、


そんな話題が流れていました。






これは、盛岡市にある“さわやか書店フェザン店”の

従業員の長江さんが、この本を実際に読んだとき

とても面白かったそうで、


どうしても、多くのみなさんに手に取ってもらいたい、、、


そんな思いから

あえて、書籍名や中身をすべて隠して、

自分自身が感じたこの本に対する想いだけを

手書きで書いてカバーにした所、


爆発的に本が売れた!というお話でした。







わたしもよく本を買いますが、

中身がわからない本は基本的に買わないですね( ;∀;)


でも、今回のお話は

あえてそこに目をつけて、

なんだろう?というワクワク感、

普通ではないなぁ~というギャップ?が

人の心を奪ったようです。





先日も、有名バンド“ハイスタンダード”が

一切の事前告知や宣伝活動なしで


突如としてCDショップ店頭に、

16年ぶりのCDが発売され、


ファンが驚き、ネット上で拡散が広がり

またたくまにオリコン1位となった

ニュースが話題になってましたね~♪



これも、通常であれば

プロモーションして広告して

やっと店頭に並ぶという流れを断ち切った

ゲリラ的なギャップでしょうか( ;∀;)




そんなニュースを見ていて、

あぁギャップって、人の心になんかこう

ワクワクだったり、引き付ける魅力だったり

驚きを与えるのかな~って思いました。




そういえば、

昨日、トヨタ自動車で働く弟と話していて

毎日トヨタは1,000台の車を作るって話聞いて

やっぱり世界のトヨタはスゲーーなと( ;∀;)


毎日1,000台


月に20,000台の新車だそうです( ;∀;)



はい、

ちなみに私は

2日で1台


月に15台の桶が精一杯なのです( ;∀;)


世界のトヨタと比べる訳じゃないですが

これもギャップに驚いた事例です(笑)







結局、今回のいろいろな話題を考えて思ったんですが


きっと、今の世の中は

いろんなコトや、いろんなモノ、いろんな情報が

ありすぎて人々の心が、


なんというかマンネリ化しているのでしょうかね~


だから多少のことでは驚きや感動は生まれないのかもです



“普通”なことを普通にしていては

人の心に響かない時代であれば


思い切って身体を張ったチャレンジを

していこうか(笑)





何年か振りに、

運動会で本気のスタートダッシュを決めてやりましたよ(笑)


自分では、現役さながらのダッシュだと

思ってましたが、


まわりからは足が空回り、宙に浮いて走ってるみたいだったと

笑われましたが( ;∀;)



お陰で、健やかな筋肉痛の月曜朝です( ;∀;)


今日も素敵な一日を(^_-)-☆





2016年10月22日土曜日

あの人は変わってしまった、、、一体なにが変わってしまったのか!?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


関西人ってなんで、こんなに面白いんだろう( ;∀;)




いつもは、いろんな講師のビジネスDVDを主に借りてくる

TSUTAYAレンタルで、


まじめすぎる自分の新しい世界を見出すべく( ;∀;)

笑いのDVDを借りてきたのである(笑)


見ていて気付いたことは2つ。



1つは、芸人さんって

観察力がすごいなぁ~ってこと。


普通の人だったら、

完全に見逃してしまいそうな日常のささいな“変化”に

気付いて、それを面白おかしくネタにしている。



そして、もうひとつは

必ず話に“オチ”があるってこと。

ふふ~んで終わらない、最後は必ず笑いがある(*'▽')



これって本当にすごいなぁ~( ;∀;)



なんだろうな~、

こころのゆとりなのかな~、、、


クソがつくほど、真面目な親父の背中をみて

育ってきた私には、自分をさらけ出す強さがないのである(*'▽')



そんなことを考えながら今日もお仕事

おはようございます(^^♪




人って、そんなにカンタンに変われるものじゃないですよね!


むしろ、私は私なのだから変わってしまったら

私じゃなくなってしまうのか、、、



私の普段の仕事もそうだなぁ~


守ることと、新たなモノをつくる事。


あらためて考えてみると、

私にとって“守る”ことも“創造”することも

その考え方の“格”になっているモノは同じだったことに気付きました。



それは“愛”。



“愛”こそその中心にいつも

変わらずそこにあれば、どんなモノを作っても

きっと喜んでもらえる。



逆に、“愛”が

その中心からいなくなってしまったら、、、、


どうでしょうか?


きっと世の中から、必要とされなくなっていく、、、



例えば、

家族に対する“愛”がなくなってしまったら、、、

家族から必要とされ続ける存在でいれるでしょうか?



例えば、

仕事に対する“愛”がなくなってしまったら、、、

多くの人を感動させることができるでしょうか?




伝統を守り、伝統を創る

われわれは活きた和太鼓の音を届けます。



これは三浦太鼓店の経営理念です。


活きた和太鼓の音って、昨日までは

単に“良い音”みたいな感覚がありましたが


そうではなく、


活きた和太鼓の音ってきっと“愛”なんだなって


なんとなく、お笑いのDVDを見ていて

気付いちゃいました(笑)



愛って、

この世の中から失ってはいけないモノ

ナンバー1!ですよね。



逆に、


どんなお仕事でも、どんな家族でも、

どんな物事でもその中心に“愛”があれば



きっとうまくいかない事は

ないんだろうなぁ~って思いました(^^♪



あなたの周りにある

うまく行かないことがもし今ひとつでもあったら

思い返してみてください


そこに“愛”が薄れていないかってことを、、、



今日も愛をもって素敵な一日を(^_-)-☆












































2016年10月19日水曜日

差別化とは何か特別なことをすることじゃなく、あなたらしさを表現すること。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


おかげさまで、日々太鼓作りを

忙しくさせていただく中でも、


なんとか時間をこじ開けて

勉強するようにしています。



さて、太鼓屋がいったい何の勉強をするでしょうか( ;∀;)



私の勉強のテーマは、“今”です。


歴史をつないできた仕事ではありますが、

私が生きているのは2016年~ そして未来。



過去を振り返るのではなく、

“今”という時代を知り、

これから先の“未来”を創造していくこと。



言葉にすることはカンタンですが、

これはとっても難しく、日々学びなのです(^^)/



そんな“現代”を学んでいく中で、

よくキーワードとして出てくる言葉がありました。


それは“差別化”という言葉。



私は、最初にこの言葉を聞いたとき


何か人とは違う事を極める、

人がやらないことをやる。



単純にそう思ってました。


でも、最近ちょっと私の考え方が

間違っていたことに気付きました。



本当の差別化というのは、

何か特別なことをするということではなく


“あなたらしさを表現すること”だという事がわかりました。



あなたらしさや自分らしさというのは

一生懸命見つけよう、見つけようとせずに


ありのままで、素直な自分でいられること。



みなさん、子供の頃を思い出してみてください。



悲しい時は、泣いて

寂しい時は、甘えて

嬉しい時は、喜んで

楽しい時は、笑って叫んで



それが、だんだん大人になるにつれて

どこか自分らしくあることに蓋をするようになってしまって、、、




今朝の末っ子、四男坊 キラ君( ;∀;)




あまり難しいことを考えすぎず、

素顔のままでいられることが


あなたらしい究極の“差別化”



他人と違う事をひがんだり、

うらやんだりせずに、


あなたは、あなたらしさでいることが

何より素晴らしい!



世界的に有名な曲、


ビリー・ジョエル“素顔のままで”




今日も素敵な一日を(^_-)-☆


2016年10月18日火曜日

“伝統”とは、受け継がれたモノを守る事ではない。

こんにちは、六代目彌市です(^-^)

昨年150週年を迎えた三浦太鼓店ですが、
150年の伝統すごいねってよく言っていただきます。

じゃあそもそも“伝統”って何でしょうか?

私は“伝統”って、
単に守られてきたモノを受け継ぐことではないと思っています。

私の感覚で表現するとしたら、
伝統とは“信頼”受け継ぐことだと思っています。


そして、その信頼という言葉の中に

確かな技術や経験、知恵、
人と人との“つながり”があるんです。

だから、企業も人も失ってはいけない
一番大切な事というのは、

私は、常々この“信頼”だと思っています。


いくら技術が高くても、
信頼されていなければ支持されません。


いくら経験が豊富でも、
信頼を失うようなことをしてしまったら、
一瞬で崩れてしまいます。


私たちの経営理念である
“伝統を守り 伝統を創る 我々は活きた和太鼓の音を届けます”

この活きた音こそ、守るべき和太鼓の本質
そう“信頼”ということです。

三浦の太鼓を通して、
お客様に心から喜んでもらいたい、

そして、
喜びの中から生まれた音を聴いた人が
さらに心を豊かにしてくれること(^-^)

これが私たちの目指す夢の世界なのです(^-^)


そんなことを考えていたら、

ふと今日嫁さんが、趣味で自作してきたと
こんな額を見せてくれました(^-^)




楽しいから笑うんじゃない、
笑うから楽しいんだ(^-^)



楽しいから笑うでは、
楽しいことをいつも外へ探さなければならない。

でも、実は大事なことっていつも外側じゃなくて
すでに自分の中に持っている、、、

大切なことはどんな時でも、
自分の中にある。

そんな気がします。


そうやって考えると、
伝統の世界であっても

人々からの“信頼”さえ守り続ければ、

どんな時代になっても“変化”を恐れず
チャレンジすることができるのかなって、、、

さて、今日も1日お疲れさまでした
おやすみなさい♪( ´▽`)











2016年10月16日日曜日

できなくていい、、、上手にできることよりも大切なコト。リーダーの本当の役割とは、、、

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日、あるテレビ番組で

ソフトボール日本代表の元監督である

宇津木妙子さんが、まだ経験のあまりない

小学生の子供たちにソフトボールを教えていました。


それを見ていてとても面白かった!


本当に限られた短い時間の中で

宇津木さんの匠な指導によって、


みるみる子供たちが変わっていく姿がわかる。


とても感動しました。



そして、

すぐに宇津木さんて、いったいどういう方だろうか?


もっと知りたいなぁ~と思って、

本でも出されてないかと探し


出会った本が、

“ソフトボール日本代表が金メダルを獲った理由”と

“あなたが変わるまでわたしはあきらめない”という

この2冊の本です(^^




ソフトボール日本代表が北京で世界最強と言われる

アメリカを破り、みごと金メダルを獲るまでの道のりを

描かれた本と、


伝説のシンクロコーチである井村雅代さんの本。


いずれも女性監督。


実際は、北京の時の監督は宇津木さんでは

ありませんでしたが


私自身、社長という立場だったり

チームのリーダーという立場だったり、


また、

大きな日常的に大きな役割が無くても

こうした人たちの経験や考え方って絶対勉強になるだろうなぁと

思って夢中になって読みました(^^



そこで、見えてきた答えが

やっぱり面白かった。



そこには、こう書かれてありました。


“スポーツのゴールはよい人間をつくること”






オリンピック選手であれば、当然よい成績をおさめることがゴール!


日本を背負って戦うのだから、

金メダルを獲ることが何より大切にしている一番のゴールだと

勝手に思っていましたが、



井村さんも、宇津木さんも

スポーツのゴールは金メダルを獲ることではなく

“よい人間をつくること”


と、そう言われていました。





“よい人間”という言葉の中には、


さまざまな要素がもちろん含まれていると思いますが、


スポーツを通して、人間を育てること

人生を考えさせることを何より大切にしている。



これって、スポーツ以外のことでも

言えるなぁ~と思いました。



会社であれば、社員。

リーダーであればチーム。

親であれば、子供。



上に立つ人間にとって、

人を育てることと言うのは


何かを上手にできるようにさせる事や

よい学校に通わせる事よりも

“よい人間を育てること”



すなわち、ゆたかな“心”を持った人を

育てることを大切にしなければなりません。




なに不自由のない現代という暮らしの中で、


モノの豊かさ、お金の豊かさ、


わたしたち人間は、時にこうしたモノが

すでに十分に自分のまわりにあるにも関わらず、


その環境に慣れ過ぎてしまうばかりに、

もっと、もっとと求めすぎてしまう。




このような世の中の風潮が、


人々から本当の豊かさというのを

見失わさせてしまっている原因なのかもしれません。



三浦太鼓店、

小さな会社ではありますが


良い太鼓を作り続けることも

もちろん大切にしながら、


何より“縁”あって共に歩んでくれる

人々の心を大切にできるような会社に

したいなぁ~と(^^♪


まだまだ未熟な新米社長!


今日も勉強です( ;∀;)







2016年10月15日土曜日

本気の祭りに参加して思うこと。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

行ってきました!行ってきました!


今年も!

四国中央市土居町の秋祭りへ~(^^)/




いや~!


昨年に引き続きの祭りへの参加( ;∀;)



そして、今年は念願叶って新調させていただいた

上天満さんの太鼓の音を体感しに行ってきました!



こんな遠く、四国の地に来ても

三浦の音に出会えることに感動し、


今年は、また昨年の“感動”とはまったく違う想いが

わたしの心を揺さぶりました~( ;∀;)




少し、話は長くなりますが

祭り男たちのその熱き魂に触れて感じた

“本気の祭り”の感動を、

自分自身の記憶を残すためにも

書き留めておきたいと思います。



話は、1年半前にさかのぼります。




今年この地区、八雲神社氏子の

上天満さんから太鼓台の太鼓の“音”の

ご相談をお電話で頂戴したのがキッカケでした。




そもそも、太鼓台とは

その名の通り、24金の大変豪華な刺繍で彩られた

大きな大きな山車の中央に太鼓が据えられたもの。





幅約3メートル、

高さ5メートル、

長さ11メートル、

そして、重さなんと2トン!!!


すべてが規格外のサイズなのです( ;∀;)






あまりの高さに、電線は当然そのままでは

通り抜けられず、


太鼓台のてっぺんには、4人の男が

電線を自らの手でよけながら進んでいくんです( ;∀;)





またあまりの重さに、、

かき夫(かきう)と呼ばれる

担ぎ手は、100人は必要なのです( ;∀;)



そして、この太鼓台の心臓とも言える

中心に据えられているのがたった1台の長胴太鼓なのです。






太鼓の大きさは各地区によって

多少ことなりますが、


2尺2寸から2尺4寸ほどの長胴太鼓です。


そして、

とにかく祭り男たちは、この太鼓の“音”に命を懸けている。



はじめて上天満さんからそんな太鼓の“音”のことで

ご相談の電話をちょうだいしたときには、

彼らの音へのこだわり、想いがいったいどういう事なのか?


分かりませんでした。



だって、当然です。

そこへ行ったこともなければ、

その祭りも知らないんですから( ;∀;)


ならば、現地へ行き

その祭りを体感し男たちが求める“音”を感じるしかない!


そう思って、昨年この祭りへ参加しに、

三浦太鼓店社員みんなで行ってきたんです(^^♪





土居町秋祭りは、

そんな太鼓台が14台ほどあります。



総勢14台の太鼓台は、

自分たちの地域を練り歩きながら


最終的に、河川敷へと集結し

太鼓台の“一斉かきくらべ”というものが

行われるんです~( ;∀;)




“かきくらべ”というのは、


漢字で書くと“担きくらべ”と書きます。


読んで字のごとく、


この総重量2トンもの大きな太鼓台を

一斉に担ぎあげる様をそれぞれ

地域の威信をかけ競い合うんです!


今年の担きくらべの様子はこんな感じでした↓




ご覧の通り、総重量2トン!

100人もの男たちが、

どれだけピッタリと息を合わせて、

チカラを合わせても、


上がるか上がらないか!!


そんな重量なんですよ( ;∀;)



そのまさに!

すべての指令の中心に太鼓の“音”があるということが

体感して分かったんです。



これだけ、地区と地区がせり合って、

担きくらべが始まると、


隣の地区の“音”に負けてしまっていたら

肝心かなめの自分達の“音”が聴こえないんです。


太鼓の音=担ぎあげるために必要不可欠な音

ですから、


息を合わすことができないんですよ。



なるほど~♬


だから、祭り男たちは

とことんにまで太鼓の“音”にこだわっていたんだ!


と、いうことが分かりました。



“音”の感覚は人それぞれ。


高い音、低い音、

深い音、響く音、、、、


みな感じ方は違うのです。


だからこそ、

言葉だけでは理解できないその音を

体感できたことは、新たな太鼓を作らせていただく上で

欠かすことができないことでした。


四国から、三浦太鼓店まで

祭り男たちに来ていただいて、

こだわりの太鼓作りの様子は以前の

ブログで紹介しておりますので!

こちらから>>>>

http://6daimeyaichiblog.blogspot.jp/2016/09/blog-post_4.html


今年、新調させていただいた太鼓はこちらです↓




そして、

見事に太鼓台めいっぱいに、

三浦の太鼓が据え付けられておりました(^^♪






果たして、その音は!どうかな( ;∀;)


ドキドキの中、

その音を聴きました↓







まだ作らせていただいたばかり、

新しい状態ではあり


新しい太鼓特有の“硬さ”は残ってましたが、


響き、厚み、音の高さと質は

狙い通りの理想的な音だと感じ♬


ホッと一安心!


これなら、担きくらべでも聴こえる!!








今回、本気の祭りに参加して分かったことがあります。


それは、“本気”であること。


山車の大きさも本気、

山車の装飾も本気、

人々の願いも本気、



だから、

必然的に太鼓の“音”へも本気になる。



中途半端はひとつもないってことです。


これって、意外と言葉で理解できないことだと思いました。


実際わたしがそうでしたから。


現地に行って、

その太鼓台の重さを感じた瞬間に

本気で命も危ないと思ったし、

本気で上げたい!

そう思いましたね。



担ぎ上げるときに、

“さすぞーーー!”という合図がきます。



その合図をキッカケに、

太鼓のリズムが呼魂する。


そして、その音に合わせ

男たちが一斉に掛け声を合わせる


“そ~りゃ、えんやこ~ら! よいやさ~のさっ!!”






何度やっても、“させない”時もあれば

一発でうまくさせるときもある。


本気でなければさすことができないからこそ、

うまくさせた時の“感動”がある。



上の写真みてください。

この瞬間、すべてが一つなんですね。


今の世の中で、

こういう瞬間ていったいどれだけあるだろうか、、、、


人と人との関係、

地域との関わり、、、


家族ですら希薄だといわれる現代。


祭りは、そんな現代において

助け合い、チカラを合わせて生きるということが

本当にどういう事なのか?


それを身体で教えてくれました。



太鼓を作らせていただいたことより、

私は、この祭りに出会わせていただけたことそのものが

とてもとてもうれしかった。



だから、子供たちも

そんな大人たちの“本気の姿”を見て憧れるんですよ。


まだ祭りへ参加できない子供たちは、
大人たちの休み時間を利用して、
太鼓のリズムや掛け声の練習をはじめる。


味合わせていただいた“感動”を

今度は、自分自身にできる何かに置き換えて

これからまたがんばっていきたいと本気で思った!


土居町のみなさん、

本当にありがとうございました!