2017年3月28日火曜日

守る伝統と、変化する伝統

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)


昨晩、富山県の株式会社能作さんの社長
能作克治さんの講演に伺ってきました♪( ´▽`)



能作さんは100年以上の歴史を持つ老舗で
もともとは、仏具などの伝統的な鋳物を作っている会社。

それが、10年ほど前から
モノづくりの視点を変化させて、

仏具だけではなく、

生活日用品などの様々なジャンルに
伝統技術を活かすことで

それこそ革命的に変化を遂げられた
今や世界的な企業です。




最近では、様々な番組メディアなどでも
紹介されてますから

みなさんもどこかで
見たことある!って方多いのではないでしょうか




実は、この能作さんの技術は
三浦太鼓店にも欠かすことのできない
モノを昔から作ってもらってきたんです!

それはこれ⇩


はい、手拍子とかチャッパという名で知られる
近年の太鼓演奏には欠かせない楽器ですね!

三浦太鼓店のチャッパは実は、
昔からこの能作さんが作ってくださってたんです(^-^)


そんなご縁もあって
今回のお話を社員含めみんなで聴きに
伺ったのですが、

そりゃ〜驚きの凄さでしたね♪( ´▽`)

10数年前から様々なモノづくりにチャレンジされ

当時10数名だった社員が

なんと、今では100名を超える企業に!

能作さんの、その革命の
原動力って一体なんだろうって??

そんなことを考えながら
話を聞いてたんですが、

見えてきた答えはとてもシンプルでした。

能作さん、

実は、これ不思議なことに
先祖代々、みな社長は婿養子なのだそうです( ´▽`)


能作さん自身も、
福井県出身で、もともとは全く違う企業に
勤めてみえたのですが、

先代の一人娘さんとの結婚を機に
今の道へと入られたそうです。


なるほどなって思いました。

いわゆる老舗と言われる
伝統を受け継ぐ企業で、

ここのところ会社として業績を上げられて
多方面で活躍される企業の多くは、

実は、代々の血筋ではなく
全く別の方が社長になっていることが

少なくないんですよ!

一般的に考えると、

日本は天皇家にはじまり
歌舞伎などもそうですが、

DNAとか遺伝子とか
受け継がれた歴史が深ければ深いほど

長男がその世界を受け継ぐことが一番!

という思想は根強いですね。


ただ、ビジネスとして
視点を考えていくと

伝統的な技術や思想を受け継ぐだけなら
長男でも全うできるかもしれませんが


これだけ変化の激しい激動の時代を
捉えていくには、

いかに自分たちの技術や状況を“客観的”に
捉えられるかという視点は欠かせないと
思っています。

これが、意外と難しい!

誰でもそうですよね。

自分自身を客観的に
見ることって、できそうでできません。

伝統が深くなればなるほど、

時間が長くなればなるほどなおさら難しいのです。

能作さんは、
いつも社長自身が外からの風ですから、

常に、自分たちの歴史と技術と伝統を

“客観的”に見れてるんだなって感じました。


ちょっと、今日は文章ばかりの
難しく感じられちゃう内容でごめんなさい♪( ´▽`)



私はいつも考えているコトがあります。

それは伝統には、

代々受け継がれてきて
変わることのない、変えられない
いわゆる“守るべき伝統”と、

時代の変化、匂い、風を
敏感に察知してその時その時に
合わせてカタチを変える
“変化する伝統”が同時に存在しているコト。

そして、
受け継がれた伝統を守るためには、

やっぱり時代を敏感に察知して
革新すること、
革命を起こすくらいの大胆な発想力が
とても大事だと思っています。

その考え方は、

昔からあったんですが

最近はその思いが
自分の中で加速度を上げて起こってますね(^-^)


だから、仕事が面白いのかもしれないです(^-^)

与えられたモノを守るだけの仕事って
きっとつまんないです。

だって、そこに自分の意思はないのですからね。

自らの意思で、

やりたいことを
やらされごとじゃなく作っていけること!

これが何より今の私の原動力です(^-^)

太鼓作り!

本当に楽しいですよ(^-^)

いつも遠足に行くみたいにワクワクしてます(笑)

いつか能作さんのような会社にしたいな!
今度富山へ行くことにしました!

さて、今日も楽しくお仕事頑張りますか〜

今日も素敵な1日を♪( ´▽`)