2013年5月14日火曜日

太鼓の命

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

今日はこんな太鼓が修理に入ってきました(>_<)


太鼓の胴のなかで、“ガラガラ”と異常な音がする・・・・


皮をはずし、ふたを開けてみるとなんと!?



これなんだかわかりますか????


そう太鼓の命でもある、うた口と呼ばれる部分です。





胴の材質より、固いバチで叩いてしまった事がおもな原因です。


太鼓の場合、どうしても調子やリズムをとったりするのに
ふちを叩く事があり、太鼓によくない事は分かっていても

いたしかたないという現実も理解しています。


その場合は、太鼓に少しでもやさしい
ばちの材質を選ぶなど、方法を考えていかなければなりませんね・・・


もちろん、皮も大事ですが

その皮を支え、和太鼓の軸となっているのは
なんといっても胴です。

胴がなければ太鼓になりません。


逆に言えば、胴を大切にしていただければ
何十年、何百年と受け継ぐことができるのです。