2013年7月28日日曜日

ふるきをたずね あたらしきを知る

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


どこもかしこも夏祭りシーズンですね!


夏の祭り、イベントってなんか青春ぽくて
毎年たくさんの出会いと素敵な思い出があります!


今年はどんな出会いがあるかしら(^^♪


さて、日曜の今日もお仕事です!



今日はよく質問を受ける太鼓作りの話でも・・・

これな~んだ


これなんだか分かります?


そう!竹の皮です


これ太鼓つくりで欠かせない道具と言うか材料なのですが

さて、いったい何に使っているのでしょうか?




おにぎりを包むわけではないですよ(笑)



正解は!

まずこの竹の皮を細くカットします。



そんでもって、あるものに巻き巻きします!

何に巻いているんでしょう


完成するとこんな感じ・・・



もうお分かりの方もみえますね


正解はこちら!

締太鼓の鉄枠に巻く竹の皮です!



締太鼓は太鼓の大きさに合わせた鉄の枠(鉄輪)を使って

皮を張っていきます。



ではなぜ鉄の枠に竹の皮を巻き巻きするかと言いますと、

一つは鉄の枠なので錆(さび)防止。



それからもう一つは、

締太鼓はこの鉄枠に皮を巻き込んで締めて作りますが

竹の皮は縦にすじ状の繊維が入っているので

よくすべり、締め上げやすい効果があります。



これも先人の知恵ですね!


歴史のある伝統芸能とか、伝統産業なんていうのは

きっと些細なことの積み重ねてきて、試行錯誤を繰り返してきた
先人たちの知恵のかたまりみたいなもんだと思います。



私の好きな言葉で『温故知新』という言葉があります。


古きをたずねて 新しきを知る



古きの部分に日常から触れられる仕事だからこそ

その大切さや偉大さに気付き、何を軸に新しいものを生み出せばよいのか

がわかるのだと思います。




今日もご先祖さまに感謝ですね!