2014年7月20日日曜日

雨天時の太鼓演奏について・・・雨にあたってしまった皮は?メンテナンス方法お知らせします

こんにちは、六代目彌市です。

昨日はここ岡崎はすごい雷雨だったようですね〜!
私はちょっと出張で遠方にでておりましたので
運が良い事に雨にはあわず・・・

今日は、これから岐阜県各務原の真伝不動明王寺さんで
竹華灯籠まつりに出演させていただくので、天気の神様が
到来してくれることを祈って演奏してきます!

この季節、外でのイベントや演奏が多くなると思いますが
太鼓に取ってこの“雨”ほど大敵なものはありませんね・・・

あるお客様から、この時期屋外での演奏が多く
雨の日の天候に悩まされ、万が一太鼓が濡れてしまった場合の
対処方法を教えてほしいと、ご依頼ありましたので

今日は、雨天時の対応について少しお話しさせてもらいます

雨は太鼓にとって大敵。

まず、基本的に雨の中での演奏は
もちろんNGです。

太鼓の皮は水分を含む事で柔らかく伸びやすくなります。
よって、雨があたってしまった皮(伸びやすくなった皮)を
叩き続けるということは=一生懸命皮を伸ばしてしまっている
事になり、結果皮が緩んでしまう原因になります。

皮の張りは太鼓にとって、音をつくる命でありますので
こういう状況は避けていただきたいですね。

ただ、そうは言ってもどうしても
ちょっとの小雨や演奏中に雨が降ってきてしまう・・・

そんな経験私達もあります。


そういう時は、演奏後に以下3つの対応をきちんとしていただければ
大丈夫ですのでご安心ください。


①濡れてしまった太鼓の表面、胴体を
 乾いたタオルでよく拭き取る。

②締太鼓や桶太鼓など、皮を緩める事ができる太鼓は
 すぐにテンションを緩めていただく。

③最後はカバーなどにはすぐに入れずに、湿度の低い環境で
 ゆっくり乾かして上げる。

日陰や涼しい場所でゆっくり乾かしてあげると良い


この3つをしっかりやっていただければ
大丈夫です!

ただし、③の乾燥については
皮は極度の温度や湿度の変化を与えると
これも負担がかかりすぎて破れてしまうなどの
原因にもなりますので、直射日光や熱いドライヤーなどは避け

日陰や涼しい場所で扇風機など
あてていただくのが一番よい方法かと思います

そして、しっかり乾きさえすれば
また同じように問題なくご使用いただけます!


夏まつり本番でいよいよ太鼓が
屋外で、各地で活躍するこの季節です。

きちんとメンテナンスしていただければ
雨の日の対応も心配なく長く愛用いただけると思いますので

ご参考ください!

さて、今日のイベントは雨降らない事を
祈って!!!