みなさん今日もご機嫌いかがですか?
基本、私は日々何かと格闘し
悩みながら生きてるのでブログを書ける日は
心に余裕がある日です(笑)
そんな私のこころを“つない”でくれているのは
太鼓が好きという情熱と、みなさんからの
あたたかいメッセージだったりします。
今日は、ちょっとそんな“つなぎ”の話。
太鼓って、もうブログを読んでくださってる
あなたならお分かりでしょうが
太鼓の本質。命は→“音”です。
では、その音はいったいどうやって生まれてるかご存知ですか?
太鼓の音は打つ面である“皮”を“胴”にテンションをかけて
張ることで叩いたときに“音”がうまれます。
胴体だけが鳴っているわけでもなく、
皮と胴が一つになってはじめて良い音がうまれるんです。
この時!良い音を生むために
とーーーーっても大事なポイントがあるんです!
それは!?
“歌口”(うたぐち)と呼ぶ皮と胴体が密着する部分。
言わば、胴と皮をつなぐ大切な役割を担っている場所です
太鼓の歌口
管楽器や笛なんかでは、唇をあてる場所、
また咥える部分を同じく歌口と呼ぶそうです(^^)
そう!まさに音を生む大切な場所っていう意味ですね
実はこのポイントがしっかり押さえれていないと
皮と胴が一つにならず、良い音が生まれないんです。
言わば、皮と太鼓を“つなぐ”大切な場所。
自転車に例えるならペダルが皮で、タイヤが胴としたら
この歌口はエネルギーを伝えるチェーンみたいな感じです
いくら競技用のスピードの出せる自転車だって
チェーンが外れていたら??
一生懸命こいでもこいでも、チカラが伝わらずに前に進めないですよね!
太鼓の皮のエネルギーをきちんと胴へつなぐ
そんなチェーンのような大切な役割があるのが
この歌口とよぶ部分なんです。
先日、とある修理の太鼓をメンテナンスしている際に
胴の素材も、皮も悪くないのにどうして音が鳴らないのか・・・
そう思って皮を外してみると
はやりこの歌口のカタチが悪く、
皮のエネルギーがうまく胴に
伝えられてなかったんですね~
早速、歌口をきちんとつながるようメンテナンス。
かけ橋、つなぎ、絆・・・
人も太鼓も外身ではなく、大切なのはそれを支える隠れた部分なのかもしれません。