2014年9月28日日曜日

100年続けば伝統!確かな理由があるから受け継がれる。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨日は、御嶽山の突然の噴火・・・
登山の多いこの季節、想像もできないような
ニュースの映像に驚きました。


地震、豪雨、噴火・・・・

いずれも天災とよばれ
いつなんどき起こるか誰にもわからない自然災害。


改めて自然の驚異を感じ、
大きな地震がくるくると言われるこの地方も

まだまだ意識は薄いんだなぁ~と
自分自身を含め改めて考えるきっかけになりました。




さて、そんな本日は
出演にお仕事に大忙しの日曜日。


地元岡崎の富田病院さん110周年記念式典に
出演させていただきました(^^)/

蒲郡クラシックホテルにて


セレモニー演奏


県知事はじめ、多くの著名人が
この式典に参列され110年の重みと歴史を感じました。


と、言いながら


実は来年われら三浦太鼓店は150周年を迎えるんです(^^)

東京ディズニーランドでも貸切ろうかしら!?(大笑)



そんな冗談を言っている暇もなく
演奏後はとんぼ返りして、今日は先日ブログにアップさせてもらった
太鼓をお客様立会いのも皮張り!

先日歌口メンテをさせてもらった大平太鼓


お客様立会いのもと皮張り



皮をはずして、胴に手を入れた時点で
なんというか、もうすでに太鼓が喜んでいると言いますか・・・


ああ、この太鼓はまた良い音鳴るな~
というのが分かっていたので、今日は実際に皮を張るのを
私も楽しみにしておりました(^^)/


片面を張り上げ、予想以上に
太鼓が期待に応えてくれたので一安心!


こんな時しか太鼓の中も見れないので
お客様にとっては貴重な時間でしょうか




ご自身で銘も入れていただきました(^^)/




式典に出演させていただいた富田病院さんも110年・・・


この太鼓も刻まれた銘はきっと100年、200年、300年と
必ず残されていくと確信しています。


受け継がれる“モノ”や“コト”には必ず
受け継がれる理由が存在すると、

私は日々伝統にたずさわる
この仕事の中でとても強く感じています。


便利さやを追い求め、使い捨ての文化が
決して悪い事とは思いませんが、


それだけになってしまうのは
問題です。


受け継ぐ理由の中に宿るその“価値”とは
先人たちの知恵の結晶です。


長年つちかい、育まれたその“知恵”は
お金で買えない我々日本人の財産ですね~



時代が多様に変化し、
現代人のもとめる生き方が変わってしまったから


昔のままのカタチでは現代人のニーズにあわない
モノもたくさんあります。


何を守るべき軸にしてどう変化していけるのか


これからの時代には必要不可欠な
大きなテーマです。


大切な魂をつなげてくださった
鼓燐のみなさんに感謝です(^^)/