2015年1月19日月曜日

“音”と“音”の間にも“音”があることをご存知ですか?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


意気込んでもダメですね~
新年早々体調をくずし、まず“書く”という

気力、考えるという思考を失ってました(泣)


書くことも、考えることも、発信そのものにたくさんの
エネルギーがいるのだという事を改めて感じましたね~


発信したいのに身体がついて来なかった・・・


復活です!


私はインフルエンザではなかったですが
今流行ってますのでみなさんもどうぞ
お身体大切に(^^)



さて、昨日は地元岡崎で開催された
【多文化共生フェスティバル】という催し物に
出演させていただきました(^^)/





多文化共生とは、市内に在住される外国人の方々との
文化交流が主な目的です。


現在岡崎市内にはなんと65か国、9,000人もの
外国人の方々住んで見えるそうです(^^)


そして、やっぱりその間をつないでくれるのが
各国の伝統的な“音楽”


それぞれがそれぞれの国の文化、風土に
根付いた音楽が世界にあることを改めて実感しました。


でね、その中でとても感じたこと・・・


それはやっぱり“音楽”は“コミュニケーション”なんだという事


音楽という大きなメッセージは、言葉の壁を無くしてくれます。


だって、もともと音楽って
文字や伝達手段のない時代に


よりたくさんの人に、より遠くの人に
その想いやメッセージを伝える手段でありました。


英語、日本語、中国語、韓国語・・・・


人の発する言葉には限界があるけれど
音楽にはそれがまったくありません。


そして、今日はさらにその先の世界も
お伝えしたいと思います


それは“間”。



私はいい音楽というか、メッセージとして伝えようと思ったら
“音”そのものがメッセージなっている必要があると思っています。


伝わっていますでしょうか・・・



単なるリズムや曲を演奏することと、

その音をメッセージとして演奏できる事とは
異なるという事です。



では、その違いはどこにあるのでしょうか?


それが先に言った“間”です。



間というのは“音”と“音”の間にあるみえない“音”のことです。


いきなり???
ですかね~(笑)


分かりやすくお伝えするなら

太鼓で言うと、まず一発の音を叩く。


そうすると“ドン”と音がうまれます。


では、質問です。



太鼓の音って一発叩くとこの“ドン”だけでしょうか???


違いますね~


ドン!と叩いた瞬間に音の余韻、響きがうまれます。


そして、次の音へとつながっていく。



この“ドン”とつぎの“ドン”の間にある見えない音
余韻、響きの事を私は“間”と表現しています。


演奏者自身がこの“間”を
感じて演奏できているかどうか

一目瞭然で分かります。


だって、まったく伝わってくる音が
違うんです。



間を感じられる演奏は不思議と、安心感や
メッセージ、すべてが途切れることなく“つながり”として

伝わってきます。


これは日本特有の文化でもなんでもなく
世界中のトラディショナル(伝統)と呼ばれる世界では

当たり前に存在している“音”です。


楽譜所の♪を追うだけ、
リズムやテンポをいくら正確にあわせる、演奏することができても

この“間”を感じる事ができなかったら
とても薄っぺらい音楽になってしまいます。



世界中の音楽、音、そのメッセージに触れ
あらためて音楽ってすごいなぁと感じたイベントでした(^^)/


そして、私たちは和太鼓の活きた音を通して
その想い、魂を伝えたいと思っています