1月20日、暦の上で大寒の今日
地元岡崎の徳川家康公ゆかりの神社
伊賀八幡宮にて江戸時代から続く伝統行事
武者的神事にて奉納演奏させていただきました(^^)
武者的神事というのは、弓矢を放ち的の割れ方で
その年の豊作物の作柄を占う神事です。
的の大きさは約35㎝、的までの距離はなんと約27メートル!
これを射とめるのは至難の業です。
今年の射手は昨年に続き小野さんです!
今年の射手、小野さん
矢を射るチャンスは2回のみです。
あたってもあたらなくても神事として占いの結果は出ますが
やはり、スパッと射抜かれると感動します。
残念ながら今年は、2回とも的を射抜く事はできませんでしたが、
肝心の結果は、天候や五穀は“上”
米や商業は“中”などの判定になり結果としては上々の年である
という判定でした。
この神事の結果というのは、三州岡崎のこの地から
千代田の江戸城まで報告されていたそうです。
これは、単に家康公のふるさとからの便りに浸るという事とは
大きく違う意味を持っていたようです。
江戸時代というのは、米をはじめとする農作物の出来の善し悪し
というのが、もっと言うなら“生きる事”そのものにとても影響した時代です。
お米は食糧としての価値だけでなく、通貨であり財産でした。
だからこそ、この神事は単なる“占い”ではなく
人々の願いが込められていたそうです。
現代に生きる私達には想像もできませんね。
だからこそ私達の住むここ日本には昔から各地にこうした
五穀豊穣を祈る伝統文化が残されているという事を
改めて感じました。
神事の様子がNHKのニュースになってました。
少しの間こちらのリンクから動画が見れます
ぜひ拝見ください