2017年6月24日土曜日

手のひらサイズのミニ桶ちゃん!

こんにちは、六代目彌市です。

昨日は日本中が泣いた日。

私も泣きました。

どれだけいろんな事を
深く考えても誰にもその答えなんて
分からない、、、、

それが人の人生です。

自分の生きる年数は
いくら自分であっても決められない。

それでも、
生き方だけは自分で決められる。

私は、私のできることを
改めて精一杯。

言葉で伝えて
言葉を残すことの大切さを
あらためて実感しています。


さて、秋田での修行の話

まだまだみなさんに
それこそ伝えていきたい事

たくさんあるんです!


私が、五十嵐さん宅に
滞在中に愛用していたグラスがあるんですが

通常の桶作りだけじゃなくて
伝統工芸士として、工芸品づくりも

積極的にされていた
五十嵐さんの作品です↓



最高級の秋田杉で作られ、

飲み口に口をあてると
不思議なほどすーーっと口になじむ。


これこそ、
人の手作りがなせる業です。

まさに伝統工芸士!





小さい桶を作るって、

実は、

大きな桶を作るのと同じくらい難しいのです。


というか、

それぞれ全く違う技が必要なのです。


道具だって、小さいものが必要だし

何より、本当に繊細で
感覚を研ぎ澄ませた手先の技が必要なのです!


実は、そんな小さな桶を作るための
道具や材料を

今回、五十嵐さんから
いつか三浦さんならできるようになるから!


そう言って
すべてもらってきたんですね( ;∀;)




小さくたって、

正真正銘、すべて本物。

最高級の秋田杉。


そして、それを作るための道具







道具もある。

材料もある。


あと、ないのは
私の「決断」だけ( ;∀;)


なんだかふと!
昨日はそんな「スイッチ」が入る。


よし!やっタルで~(^^)/




作業をはじめてみるものの、、、

すべてのサイズが
あまりに小さいので

いったい何を作ってるのか見えてこない(笑)

それでも、
小さくたって工程は、ほぼ同じなので

とにかくやってみる!




お!

なんとかカタチが見えてきた( ;∀;)




これなら
本当にいけるかも!

そんなワクワクそわそわしながら
作業は続行!


表面を仕上げていくカンナも
小さくって手のひらサイズ(^^)





こう見えても私の自慢は
手と足がデカイこと(笑)

よって、

こういう細かな作業には
たぶん向いてない(笑)

一番難しいのは
竹を極限まで細~く割いていく作業↓




これ、自分でやってみて
驚いたんですが、

ビックリするくらい
上手く竹が割けていくんです。


ブログ見てくださっている
方ならご存知かもしれませんが、


つい数か月前まで、
私はこの竹さんにことごとく
悩まされてきましたから( ;∀;)


これほどまでに
すんなりと竹を操れる自分になってる!

そんな成長を
自分で感じられた驚きの瞬間だったのです!

これはもしかして
本当にいけるかも!

ドキドキはとまらない(笑)

ただひたすら
ミニちゃんと向き合う( ;∀;)




そして、ついに!


ついに!


ついにーーーー!




↓↓↓↓




手のひらサイズのミニ桶ちゃん!

できちゃいました( ;∀;)



これが、どんなに
難しくてすごい事か

だれも分かってくれなくていいんです(笑)


ただただ、
そんな大切な道具と成長するチャンスを
私に与えてくださった五十嵐さんに

これまた感謝感謝(涙)





この記念すべき第一号の
ミニ桶ちゃんはキレイにかわいく塗装して

五十嵐さんの奥さんに
送ることにしよう!

製品のクオリティとしては
まだまだ全然低い⤵


それでも、またあらたな道が開けそう!


さて、
ミニ桶ちゃんで心癒されたので

今日は打って変わって
4尺5寸の大桶くんを作ることにしよう!

今日もステキな一日を(^_-)-☆