こんにちは、六代目彌市です(^^♪
すっかり朝晩は涼しいというより
寒くなってきて秋の気配深まる今日この頃!
みなさんいかがお過ごしでしょうか
実は!!
最近全然やる気が起きなくて(笑)
完全に燃え尽き症候群です(笑)
この夏までの疲れが
どーーーーーーーっと押し寄せてきた感じで
とにかくボーーーっとしたくて
何も手につきません( ;∀;)
当然、ブログも書けなくて(涙)
リラックスるする方法も
分からなくなってしまう今日この頃(笑)
少しずつ回復してますから
ご安心くださいませ!
さて、お蔭様で
日々のお仕事はとんでもなく充実しております!
先日は、静岡県浜松市神ケ谷という地域伝統で
使われている、今年還暦を迎える古い桶太鼓の
修理をさせていただきました。
パッと見ても古い感じでしょ!
はい、昭和32年に作られた
今年還暦を迎える古い大桶太鼓です!
大きさは4尺!
今回の主な修理は、外れてしまったり
割れてしまった「タガ」の交換。
まずは皮を外して、
タガを外すと桶はバラバラになります~♬
さらに、板は1枚1枚バラバラになります~♬
ここまでバラしてから
再び組み直し!
今回はタガの交換のみのご依頼でしたが、
ここは、やっぱり職人魂( ;∀;)
できるだけ、表面のデコボコもキレイに削ってあげたい~♬
思った以上に、表面の状況が悪かったので
やれることに限界はありましたが、
それでも、削り直してあげると
見た目だけじゃなくて、バランスもよくなります!
何より太鼓が喜んでくれてる感じがします(^^♪
そして、いよいよ新しいタガ入れね!
今回は、6本タガを入れ替えるんですが
1つのタガを作るのに
10メートルの竹を2本使って
タガを編んでいきます~
一番胴の太いところに使ったタガは
それでも竹の長さが足らずに
プラス8メートルの竹を2本。
よって、36メートルの竹を使って
ようやく1つのタガができてます~
って言っても分からんですよね(笑)
とにかく、1つのタガをつくる為の
竹が“長い”という事だけわかってくださればいいです( ;∀;)
はい、こうして無事完成↓↓
こうして、キレイに
仕上がった胴に再びロープを組みまして~
無事アップサイクル完了です!!
もともとは、コレでしたから↓↓
綺麗によみがえりました~!!
桶太鼓は、「タガ」の役割がとても重要なんです。
見てもらってわかる通り、
カタチが保ってているのは
「タガ」がしっかりと締めてあるからです。
だから、緩んでしまったタガを
もう一度しっかりと締め直しをしてあげることで
実は、見た目だけじゃなくて
「音」も良くなります。
昔から人の心にも例えた言葉で
「タガをしめ直す」という言葉がありますが、
緩んだ気持ちを引き締めるという
意味と同じですね!
人の心も、太鼓も
タガを締め直すことで“シャキッ!!”とします(^^♪
さて、わたしの心は未だ
ゆるみきったタガのようになっておりますが(笑)
少しずつ、締め直して
気持ちあらたに頑張りたいと思います(^^♪
太鼓と同じように、時にタガが緩むことは
ごくごく自然の事なんでしょうね( ;∀;)
そんな自分を許してあげましょう
今日もステキな一日を(^_-)-☆