こんにちは、六代目彌市です(^^♪
今朝も気持ちの良い秋晴れの月曜日ですね!
本当に秋は大好きです♬
お祭りや、イベントも多いこの季節
楽しみワクワクいっぱいです~!
さて、そんな祭りシーズンではありますが
先日あるお客さんが
こんなお話をされてました。
皮に穴が開いてしまって、
とある太鼓屋さんで張り替えをお願いしたんですが、
「耳」が切られてしまっていて、、、、
と、、、
みなさん、太鼓の「耳」って
どこの場所のことか?
そもそもどんな役割があるのか?
ご存知でしょうか、、、
ご存じない方のために、
まずはここが太鼓の「耳」と呼ばれてる部分ですね♬↓↓↓
これが太鼓の「耳」と呼ばれる部分です。
では、なんの為にこの「耳」があるのかと
言いますと、
こちらですね↓↓↓
そう、耳とはこのように
皮を張るときに、引っ張るための場所なのです。
昔は、この「耳」というのは
実は切るのが当たり前でした↓↓
どうやってカットしているかというと
こんな感じですね↓↓↓
耳にロープをかけ、
しっかりと引っ張り上げた皮に鋲を打ち終えたら、
もう「耳」の役割はそこで終わりです!
なので、役割を終えた「耳」は
その後カットするのが当たり前でした。
それが、近年の創作和太鼓文化が盛んになり
太鼓の「音」に対する要望や
こだわりが強まってきて、、、
この「耳」を残す傾向が増えたんですね。
では、耳を残すとどんな良いことがあるのか???
それは、締め直しがカンタンにできることなのです♬
太鼓の皮は、打ち込めば当然
皮も伸びてきます。
その際に、この「耳」をカットせず
残しておくことで、
もう一度鋲を外して引っ張り直すことが
できるんですね♬
ある程度打ち込んだ皮を
締め直しすることで、
実は、音も安定して良くなります。
ただし、先ほども言った通り
これは近年になってからの事で
従来太鼓屋さんと言うのは、
耳はカットしてしまうのが当たり前でしたので、
きちんとこちらの意志を伝えないと
カットされてしまう事があると思います。
また、カットする前提で
皮も仕込んでいるので、
たとえ耳が残っていても、
耳のバランスが悪かったり、、、
やたら伸びていたりと、、、
そもそも残す事を考えられていない耳は
見た目やバランスが悪かったりします。
どちらが良い悪いということではありませんが、
本来の「耳」の役割を理解していただいた上で
太鼓屋さんにご相談されることが良いかと思います(^^♪
締め直しがカンタンにできることから
当店では、最近では圧倒的に「耳」を残される方が
増えていますね♬
これも一つの時代の流れでしょうね♬
さて、今日は
本当に気持ちの良い朝で
清々しい気分です!
今日もステキな一日を(^_-)-☆