こんにちは、六代目彌市です!
残暑まだまだ厳しいこの季節、、、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はお蔭様で今日も必死で桶太鼓作りに
励んでおりますが、
本当に時間ばっかりかかってしまって、、、
長らくお時間お待たせしている
みなさんゴメンなさい( ;∀;)
夏休みの宿題がようやく終わって、
本当なら父として、
子供たちをどこかへ遊びに連れてって
やりたいのですが、
それどころじゃない父を見て、
逆に次男坊が手伝いに来てくれて( ;∀;)
もうね、うれしくて涙出てきましたね( ;∀;)
そもそも、今私がやっている桶作りは、
もともと今は亡き秋田の伝統工芸士である五十嵐さんに
お願いしておりました。
晩年、お身体の体調も悪く
なかなか満足に発注した桶ができてこなくて、、、
それこそ、お客様を待たせてしまってばかり、、、、
これでは、この先本当にダメだと
去年の1月から私自身が桶作りの修行をスタートしたんですが、
その矢先に、五十嵐さんはお亡くなりになってしまいました。
最後の年に五十嵐さんに作っていただけた桶は
わずか2台。
結果的に、有無もいわさず
すべて私の作った桶がそのまま商品になるという
状況が生まれました。
良いとか、悪いとか、
出来てるとか出来てないとか、、、
そういうことを判断してられる
状況では全くない。
とにかく待ってくださっている方の為に
作り続けるのみ。
そしてこの時点で、最大8カ月の納期がかかってました。
まだまだ当然うまく行かないことばかりで、
昨日も四国で桶職人をしている
知人に電話でいろいろと相談したばかり、、、
桶作りだけじゃありません。
太鼓にするためには、
様々な要素が必要で、、、
例えば皮作り↓
皮は素材としてたくさんあります。
だから、皮は思った通りに作れるか!?
と、思ったら大間違いで
太鼓はご存動物の皮を使いますので、
当然、「傷」もあれば皮の「厚み」も違うのです。
今日この太鼓を作ろうと思っても
全く使い物にならないって事、
とても良くある事なんです( ;∀;)
とくに大きな皮になればなるほど皮選びは一苦労。
ちなみに、上の写真のような大きさの皮だったら
5枚用意しても、
1枚とれればいいくらいの割合なんです。
また皮だけじゃありません。
今年に入って苦労したのが竹ですね( ;∀;)
桶太鼓のタガの竹は「真竹」という
種類を使うのですが、
9月から1月くらいまでの時期しか
切ることができません。
今は、滋賀県の竹屋さんに
お願いしてるんですが、
切れる時期も限られていて、
更に今年冬は大雪の影響で雪が解けるまでの
2か月くらい全く竹が入荷せず
桶作りが止まってしまいました( ;∀;)
それでも、
外の環境の変化や原因に
振り回されてばかりいては、
お客様にも迷惑ばかりかけてしまいますし、
自分たちとしても納得いきませんので
何とか一つずつ、着実に
「自社」でできることを取り組んできました。
その一つに、塗装の技術もあります。
我が塗装職人しろちゃんが、
家具塗装の職人さんに弟子入りし
現在では、ほとんどすべての塗装が
自社でできるまでになりました。
こうやって一つずつ着実に
積み重ねて、何とかカタチにしてきて今があります。
それでも、現在4~5か月ほどの
お時間をいただいております。
まだまだご迷惑おかけしてしまってますが、
結果的に「できる事」が増えたお陰で、
自分たちの未来は自分たちで作ることが
できるようになった!
そう思ってます(^^♪
夢見る未来は自分たちの手で作る!
これが今の私たちの原動力です♬
さて、今日も暑くなりそうですね
熱中症にはお気をつけて
今日もステキな一日を(^_-)-☆