2014年10月15日水曜日

中学校に講演講師として話に行ってきました(^^)やっぱり私は太鼓屋の子だった・・・

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今日は地元岡崎の北中学校さんにて、

学校講演?学校公演?でした(^^)



ここ愛知県の中学校はこの時期に体験学習といって
課外授業として地元企業などと連携し、社会とは
仕事とは、働くとは何かというのを体験する授業があります


今回はそんなこれから人生の選択をしていく
中学生を相手に、まさに1人ですべてをぶつけてまいりました。


ああ~


それでも緊張しながら、まずは校長先生にご挨拶と
学校の玄関に入るとこんな看板がお出迎え(?_?)

玄関出迎えの看板



あらためて背筋がピンとしましたね(笑)


“生き方講座”



今回のお話をキッカケに、あらためて
自分自身も学生時代の事や昔のこと思い出して、

今の自分がこの子たちに伝えられることを
一生懸命考えました。



今でこそ、代々続く家業の六代目として
仕事をさせていただいてますが


実は、私は長男ではありません(^^)



そして、小さいころは太鼓屋に
なるという目標も目的も夢すらなかったです。


そもそも、親父の時代は太鼓屋として
非常に厳しい時代でした。


お祭り文化の縮小や、少子化など
太鼓そのものの需要がなかったんですね~


需要がないということは→仕事がない


仕事がないという事は→生活できない・・・


よって、親父も私達子供に太鼓屋を継げとは
言いませんでした。


言わなかったというより言えなかったんですね。



だから私の学生時代は、
太鼓屋になるという選択肢すらなかったんです。


そして自分自身、中学校、高校時代に
将来の夢とか目標が本当に持てなかった・・・


みんなが学校へ行くから学校へ行き、

みんなが就職するから就職する。




義務教育という敷かれたレールを
社会に出たときはじめて外れ、地元企業に就職し


自分自身が社会というのを体験したときに
初めて自分自身の将来とか、どうなりたいのか?


真剣に考えました。


私の場合は、たまたま家業が太鼓屋であったので


家業を手伝う事を言い訳にし
会社を辞めさせてもらい、太鼓屋の世界に入ったんです。


こんなめちゃくちゃ不純な動機が
私の太鼓人生の実ははじまりなんです(苦笑)



小さいころは、太鼓にも興味なかったし、

太鼓屋やれとも言われなかったし、


何より親父も厳しい人だったので嫌いだったし(笑)


そんな幼少時代でしたね。





それでも不思議なものですね~


そんな私が今は太鼓が何より大好きで

これこそ自分の人生すべてをかけて
伝えていくべき世界だ!


なんて思って仕事してます(笑)



その人にとってのキッカケとか
タイミングって人それぞれ違います。


だから、すでに小さいころから
夢目標がある人もいれば、


私みたいにある程度、歳をかさねてから
気付く人もいる・・・


でも自分のやるべきことが何か見つかった時
気付いたことは、


ああ、人間ていうのはその人にしかできない
何か大切な使命や役割をもってこの世に誕生するんだな~ってこと。


そして、その人にしかできない
世の中や社会に役に立てることを一生懸命やりながら生きていく。


そうすることで、誰かのためだったり
世界の平和につながっているっていう事。


私はたまたまそれが和太鼓という
カタチで与えられた役割があるだけ。


これから世界に羽ばたく
将来有望な若き子供たちに、

そんな私なりのメッセージ伝ったらと思い
講演してまいりました(^^)


あっ!


そうそう、講演と言っても話だけでなく

私が伝えられるのは活きた音でもあるので
最後に1曲演奏もさせてもらいました(^^)



やっぱり私は太鼓屋の息子なんだな~(^^)/

幼きころの写真を見ながらあらためて
自らもいろんな事考えるキッカケを与えてもらえたことに感謝です!!

左→私 右→兄貴










2014年10月12日日曜日

音=自然。ニュージーランドの古い太鼓からあらためて感じたこと。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨日は、西尾市産業物産フェアにて
おかざき匠の会として出展ブースを設け、

製作実演をしてました!


週末の台風接近でこの時期の大切な
各地の祭り、イベントが中止になっている地域も
あるよですがみなさんの地区は大丈夫でしょうか・・・・


さて、先日ブログで紹介させてもらいました
ニュージーランドの古い太鼓!


先方さんより、いよいよ修理に取り掛かかり
古い皮を外すことができたとご連絡いただいたので

今日は、みなさんにもお伝えしたいと思います(^^)/



まずは、無事に皮を外す作業が完了した太鼓→




やはり古い太鼓、
胴の中はノミで削られた跡が残っております。

ノミでくり貫かれた胴


ただ、ひとつ残念なことに
胴の中には作られた年や、製造者の銘は

残ってなかったそうです(>_<)






それでも、皮を外す時の木の香りだったり、


太鼓の中の人の手や、作られた人の息吹を
少しでも感じることができ、とても楽しく有意義な時間に
なったと、お話いただきました(^^)


それと同時に、もう一つ
大切なお話をしてくださいました。


それは、ニュージーランドでは
このようなくり貫きの太鼓を作りたくても、

気候や環境の違いから、こうした木を手に入れることが難しいという事。



日本とまったく同じ木の種類があったとしても
育つのが日本の何倍も早い木ばかりだそうです


だから、日本の和太鼓のように
何百年も持つ太鼓は作れないと思います・・・・



こんなお話をいただきました。



なるほどな~



日本の和太鼓って今では世界中に愛好家がいて愛されていますが

日本の和太鼓を模倣して、
同じようなカタチを作ることはできても


和太鼓は日本で作るから
和太鼓なんだ! その“音”なんだ!
と改めて感じました。







以前、イタリアで生まれたバイオリンの名器と呼ばれる
ストラディバリウスの研究をされてるテレビを見たことがあります。


その時、思ったんですね。

いくら現代の人がこれを真似しようと思っても
そりゃ無理だなと。


なぜか?


それはストラディバリウスは
その土地で生まれているんです。


楽器というのは人間の手が作り出すモノではあるけれど
自然のエネルギーと人のエネルギー、

そして、そこから生まれる“音”って


実はすべて繋がっているんです。


そこには、無理やりだったり
強制的にするのではなく


“自然”であることが何より大切なこと。


だから、いくら科学が進んだ現代の人が
機械的にその構造を学び、模倣したところで


絶対おなじ音は生まれません。


ストラディバリウスは、あの時代の
イタリアという土地だからこそ作ることができた音。




日本の和太鼓も
同じなんだな~と、今回のお話をきいて

改めて感じました。



余談ですが、最後にこんなお話も(^^)


ニュージーランドの練習場所は
りんご園の真ん中でまわりに隣家なんか
まったくないところだそうです


ところが、練習していたら
おっかない顔をしておじさんが飛んできたそうです。


そのおじさんが、家で飼っている馬が
変な行動をとっておかしくなっている、なんだ!?

と思ってきた。と・・・


日本の動物は太鼓の音にも慣れてますので
あまりそういう話は聞いたことないから


ああこれも面白いお話だな~と


土地や文化の違いって
動物も自然も、人間もやっぱり同じなんですかね










2014年10月10日金曜日

いよいよ公開ゼブラ桶太鼓!“今日の太鼓からvol.29”

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝は秋らしいすがすがしい朝でしたね~

先日の皆既月食もみなさん素敵な月の写真
アップされてました(^^)

わたしはその時間練習中だったので、
一時中断し夜空をながめましたが

残念ながら雲におおわれ
見れませんでした(>_<)


それにしてもここ最近の
月は綺麗です(^^)


さて、今日はそんな美しい月に
負けず劣らずのデザイン桶太鼓!


いよいよ、先日からお伝えさせていただいている
ゼブラデザイン桶!公開いたします!


“今日の太鼓からvol.29”

ゼブラ柄カスタムデザイン桶太鼓




ゼブラデザインを要望されていることは
お伝えしてましたが、まさかこの配色とは
誰も想像できなかったでしょうか(^^)


ベースは白地、ゴールドという
コントラストで製作依頼を受けました。

白地にゴールド




オフホワイトの中に浮き出す
ゴールドのゼブラライン。


打族-DAZOKU-の知念さんの
ワイルドなイメージに合うようにと


ゴールドは“ギミック”塗装という
手法を使って表情をつけ、

たが→ゼブラ→皮裏面をコーディネート!

表情ゆたかたゴールドギミック塗装


また皮面も本漆巴デザインを入れる
こだわりでより華やかさがプラス!


皮面は巴デザイン



今回の太鼓は遠く沖縄に
旅立ちました。


沖縄の地で、活きた音
届けてほしい・・・


そんな願いを込め
銘を入れ。





伊勢湾台風に匹敵するような非常に大きい台風が
沖縄この週末に迫っているということで

とても心配です。



ただただ、被害少なく
通り過ぎることを祈るばかりです。



太鼓が渡ったことで
沖縄にいく理由ができたので

また太鼓に会いに沖縄いきたいな~


DAZOKU、知念さん
ありがとうございました!












2014年10月9日木曜日

職人はモノづくりのプロでいけない。あらたな時代の伝統となるために必要なこととは・・・

こんにちは、六代目彌市です(^^)


先週の台風に引き続き、またあらたな
台風が・・・・

それも超大型ハリケーンですね


とても心配です。


大きな被害なく終わることをただ
願うばかりですが、備えられる準備は
やらなければいけませんね。



さて、いよいよ太鼓店新聞vol.7!無事発行しました(^^)/


創刊号から、発行を続けさせていただく中で


ああ、やはり言葉で伝えることは
大切なことなんだなぁと改めて実感しています。



今回も購読くださったお客様から
早速いろんなお便りいただきました。


その中に、

三浦さんありがとうございます!
絞太鼓の皮がどうしてあんなに高いのかという理由がよくわかりました。



というお声をいただきました。



これほど嬉しい声はないですね~



高く売りたいという事ではないですよ(笑)



モノの価値や役割って、なかなか完成品という“結果”

からだけではわ分からないですもんね。



いや、むしろその“過程”が伝わって
はじめて理解されることにつながると最近とくに

強く感じます。



職人の世界って一昔前は、
ただ愚直にその世界を突き詰めて自分の腕を磨き

モノづくりだけしてればよかった・・・・


そんな時代だった。



でも今は違う。


愚直に仕事を突き詰めれば突き詰めるほど
時代に取り残されてしまいます。


モノだけ作っててもだめ。


今という時代において、
何を求められてるのかという事を
理解し勉強することが大切だと思ってます。


そして、今まで培った技術や経験、ノウハウを
時代に求められるカタチに変化させればいい。


すばらしい日本のモノづくりの伝統が
後継者がいなかったり、需要がなく消えてしまう傾向にあるのは


私は作り手の責任だと思います。



だって、そのモノや仕事を愛し
突き詰め追及しているそのノウハウは


職人さんしかわからない世界ですから・・・



伝えられるのもその人しかいないんです。

だれも変わって代弁なんかできません。



太鼓店新聞、編集長はわが社期待の社員!


慶さんです(^^)


もちろん、慶さんも新聞作るために
入社したのではなく、毎日太鼓作ってくれてます!


だからメッセージできるんですね。



次号は年末に予定してます!

お楽しみに(^^)

編集長の慶さん!

2014年10月4日土曜日

カスタムデザイン!ゼブラの太鼓出来ました(^^)/全貌は!?“今日の太鼓からvol.28”

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日ブログで紹介させてもらった
沖縄DAZOKUの知念さんからご依頼うけました
ゼブラ柄カスタム桶太鼓!


できました(^^)/


昨日当店を発送し、沖縄に向けて旅立ったので
まだ現在空の上でしょうか(^^)

まだお客様自身に完成した太鼓画像を
お送りしてないので完成した写真はまた後日!!


引っ張るね~(苦笑)


ゼブラ柄というのはもちろん初めてのご依頼ですが
過去の経験と私のセンスを信じて、こちらからも

塗装方法について色々ご提案させてもらい
納得の仕上がりになりました(^^)/


何ができて、何ができない
ここのデザインを活かすにはこうしたらいい・・・


経験とは言われることを完璧にこなす技術でなく、
よりよくするための糧だと思ってます!


仕事を言い訳に沖縄に行くぞ(^^)/
後日アップお楽しみに。

沖縄に響け活きた音!



と、いう事で知念さんの太鼓は後日ですが(^^)


後日かい!!(笑)


今日せっかくなので、デザイン桶太鼓の新作
ご紹介しますね(^^)/

“今日の太鼓からvol.28”

今日は深緑のメタリック胴に光る
虎デザイン桶太鼓ご紹介します!

新作虎デザイン桶太鼓



前回、エメラルドグリーンのペガサスを
ご紹介させていただきましたが、


今回のこの太鼓は、あのペガサスさんの
相方の太鼓なんです(^^)/


皮面には本漆で巴をデザイン。


胴だけでなく、担ぎ桶サイズでも
巴が入ると太鼓の印象がグッと変わりますね~

皮面巴デザイン(^^)



そして、メタリックの深緑胴をベースに
“ゴールドギミック”というわざとマーブル調に
グラデーションをほどこした方法で虎をデザイン。


こうすると虎がより深い表情になるんですね~

表情の深さを出すためにマーブル調のゴールドギミック塗装



深緑の調べとの相性も
バッチリでこれまた素敵なデザイン桶太鼓が完成しました(^^)/


次回は、いよいよ
ゼブラ桶全貌がお目見えです


次回もご期待ください(^^)





2014年10月3日金曜日

太鼓屋なんて大嫌いだった子供のころ・・・好きこそものの上手なれ。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日つくろ~ど、という技能五輪に関する
雑誌に取材&掲載いただきました(^^)

技能五輪・アビリンピック

私の普段の仕事、取り組みを記事にしていただきました(^^)




実は、今月ここ地元岡崎の北中学校2年生全員の前で
仕事をテーマに講演を依頼されちゃったんですよ~(>_<)


すばらしいチャンスをいただけたと
気合が入る反面!

正直めちゃくちゃ緊張してます(笑)



雑誌に取り上げていただいたり、
講演のお話をいただくなかで


あらためて、働くとは・・・
会社とは、仕事とはなんなのかという事を
真剣に考えるキッカケになりますね


突然ですがみなさん!
小さいころから夢とか目標ってありました?


私は全くなかったんですね~


本当に夢とか目標とか
まず、将来?仕事?

なにそれ?って感じで学生時代過ごしてました。


みんなが進学するから進学して

みんなが就職するから就職する。


実は私、脱サラして家業を継いだんですが
最初の就職先は、やりたいことも、働く意味も分からなかったので

学校の先生と親に決めてもらいました。


そして、そのまま社会人へ・・・


何も考えていない若者には
大きな大きな社会の波には耐えられなかったんですね~


たまたま運がよかった私は
家業をやるという逃げ道があっただけ・・・


これを運命だったと言えばかっこいいですが
ただ当時は逃げただけでした(>_<)


だから最初は太鼓だってもちろん
好きでも何でもなかった。


むしろ親父も太鼓も嫌いだった(笑)


今はもちろんちがいますよ!!!



自分の使命であり宿命であり
この道を次世代につなげたいと強い気持ちがあります。

親父もものすごい尊敬してます(^^)


でも最初からそんな思いはなかったです





今、日本の教育は“個性”を活かすより
平均を求める傾向がまだまだある

そんな気がします。



好きこそものの上手なれ・・・



好きなこと、嫌いなこと
得意と思えることが仕事にできたら
やっぱり最強ですかね(^^)/


それにしても、雑誌にしていただいた
わたしの似顔絵キャラ

ちょっとかわいすぎないか(笑)




2014年10月2日木曜日

なぜ!?ニュージーランドに古~い太鼓?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

あっという間の10月ですね~


いよいよ各地のお祭りも本番間近!


今週は岐阜県恵那にあります中山太鼓さんの
祭り前の練習に見に行こうと思ってます(^^)/


そうそう!みなさん

お祭り本番はもちろん文句なしに
楽しめますが、この練習にお邪魔するという事も

これまた本番では見れないレアな
雰囲気を味わえたりしますので、お邪魔でなければ

伺ってみるのも
面白いですよ~(^^)/


さて、そんな日本の祭りシーズンに熱気を帯びる中
今回は日本からのお便りではなく!


遠く海を渡ったニュージーランドから
こんなお便りをいただきました(^^)


過去に当店からも何度かご縁をいただいた
ニュージーランド在住の日本人の方からのお便り。


以下>>>


三浦さんこんにちは!
いつも楽しくfacebook拝見しています

今週、ニュージーランドのオークションサイトで
とても古い太鼓を見つけました!

なぜ?ニュージーランドにこんな古い太鼓があるのか
不思議でしたが、“直観”で購入しました。


旦那と2人で再生に挑戦したいと思ってます!
もしよければアドバイスなどいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします!



こんなお便りでした(^^)



ニュージーランドに古い太鼓?


確かに私もどういう経緯かな~と
半信半疑で伺ってましたが
送っていただいた画像をみてこれは確かにすごい!


遠く海を渡った日本の古い太鼓。



これを素人の方が直感!で購入されたのが
またすごいなぁと感心しますが、


まさしく、日本製の立派なケヤキ胴の太鼓です。


わたしが推測するに日本の
それこそどこかお宮さんで祭礼などで
叩かれていた太鼓ではないでしょうか・・・


ざっと100年は経っているはずです。



これから、ご主人さんと皮を外し
なんとご自身で新しく皮を張ってみるという事で

外す際の注意点や、
張り上げる際の気を付けることなど

お伝えできることをお伝えし
私もこの子がいったいどう生まれ変わるのか

いち視聴者の感覚で
ワクワク待っています(^^)




それにしても、本当にいったいどういう
経緯で運ばれたのか気になりますね~


今は日本全国にお祭り以外で太鼓を楽しむ
演奏者が増えていますが、


実は和太鼓は→wadaikoとして
今や世界中にその愛好家を増やしています。


ただ、やはり日本の太鼓は高価だし
輸送の問題もあり中々難しいですが


海外ならではの工夫、

例えばワイン樽を利用して
皮を張って太鼓として商品化する

なんていう業者さんが
あったりしているようです。


これも広がったからこそ
繋がったwadaikoの新しいカタチ


面白いです(^^)



この太鼓、これから
ゆっくり再生されていくようなので

そんな様子私の楽しみと共に
みなさんにご紹介させていただければと思います(^^)/


次回の報告お楽しみに!