2013年3月24日日曜日

祭りの音を感じたい・・・

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!
昨晩、いつも大変お世話になっております
愛知県常滑市・保示囃子保存会さんの練習へお邪魔してきました!


今回なぜ伺ったのかと言いますと
“祭りの音”を感じたかったから・・・
 
祭りの音とは、なんぞや!?
ですが、
 
元来、太鼓の音や、笛の音が持っている
役割というか、本質というのは“音”そのものが
メッセージであり言葉なんです
 
中心にあるものは、“音”

近年、和太鼓文化の中にあらたに定着しつつある
いわゆる創作和太鼓と言われる奏者の多くは
中心にあるのが、“音”でなく自分自身であったり、
見た目やパフォーマンスに偏りがちであると感じています


それは、伝えたいものの中心が“音”ではありません

見た目やカタチだけでは、本当の意味で文化や伝統になるものは
残せない、残らないのではないかと感じてなりません。

昔ながらの祭りの太鼓や、伝統芸能というのはたしかに見た目は地味だったり、華やかさはないかもしれませんが その中にある本質、“音”は何だ!? という事をしっかりと感じ、理解したうえで新しいコトを起こさなければ
一時の流行りすたりで終わってしまうのではないか・・・

これは和太鼓文化に限ったことではないですね

現代社会は、 いろんなモノやコトに溢れる時代
でそのモノがもっていた本来の価値や本質が
伝わらず、損なわれてきている気がしています

私自身は幸いにも、仕事に恵まれ
現代と伝統を肌で感じることができるから
少なくとも和太鼓の本質はわかっていると思っています

そもそも新たなムーブメントが起きる前に
すたれて行ってしまう世界もたくさんあるなか

和太鼓は伝統だけでなく
すくなくとも現代文化の中にムーブメントが起きている

そのことはとても大事な事だし
嬉しいことだし幸せな事です


現代にうまれた新たな文化を
本当の意味で伝統にするには

その“本質”、“音”たるものが何ぞや

という事をこれから少しずつ
伝えていく、感じてもらう役割が
私にはあると思っています


練習の音、グルーブを感じ
一人興奮する昨晩の私でした!(^^)!