新たに、私のひ・み・つ基地( ;∀;)
桶作り専用工場が稼働して数日が経ちましたが
やっぱり環境って大事ですね~!!
場所が広くなって、
道具も整理整頓できただけで、
はかどるはかどる(^^)/
ここからスピード感上げて
さらに桶づくり頑張りますよ!!
さて、
しかしながら、相変わらず滋賀県から
“竹”が届かず( ;∀;)
肝心かなめの“タガ”がはめられずに、
待ちぼうけしている桶がドンドン溜まってきました~( ;∀;)
早く、この子たちを完成させてあげたいのですが、、、
こればかりはどうしようもない(涙)
もうかれこれ2か月以上の竹待ち状態が続いて
さすがに困り果て、、、
いつもと違うルートでなんとか竹を入れてみたんですが、、、
なぜか???
編んでいる途中でポキポキと簡単に折れちゃうんです〜(涙)
竹とともに私の心も折れました(笑)
なんだからここまで試練が続くと
それすら何か試されているような気がしてきましたね(笑)
こればかりはどうすることもできないので
焦らずやれることをきちんとやる!
頑張ります♪( ´▽`)
さて、さて
でもね、よく考えてみてくださいね!
ここで、ひとつの疑問が浮かびませんか???
そもそも桶太鼓にある「タガ」って
なんで必要なんでしょうか???
そういうちょっとした疑問を
突き詰めたくなるのが、どうやら私の性格なようです(笑)
と、いうことで
やってみましたよ~!!
過去にいろいろとね~!
こんな感じ↓
左から
①たがなしのストレート
②たがなしのふくらみあり
③たがあり
④たがなし塗装あり
こんな様々な桶を作っては叩いて、
その「音」がどう違ってくるのか??
ひたすら検証検証を繰り返してきたんです。
そしてね、
その時はすぐに分からなかった答えも
今こうして自分が実際に桶胴を作るようになって
やっと、答えが見えてきたことがあるんです。
それはね、
面白い動画撮りましたから見てみてください↓
すごいでしょう!
これ、
実は「タガ」をはめる前の桶の胴なのです。
こんなにグニャグニャにたわんじゃうんですよ〜
でもね、
ここからタガをきつくしっかりと締め付けることによって
胴は強度を増し、どれだけ押しても
たわみません。
ここからが大事。
じゃあ「タガ」は単に胴の強度をつけるために
つけているのか?
ってことです。
もちろん、それも一つの正解ですが、
桶作りをするようになって、
この「タガ」がもっと太鼓にとって大切な
意味があることに気づいたんです。
それは、「音」。
先のグニャグニャ桶に
皮を張ってみたんですよ♬
そしたら、どうなったと思います?
太鼓は、皮を叩き胴体がそのエネルギーを
“受け止める”ことによって“良い音”が生まれます。
だから、
タガがはめられてしっかりとした胴は、
その大きなエネルギーを“受け止める”準備ができてるってことです。
伝わりますでしょうか?
逆に、
タガがはめられずに、グニャグニャの胴だと
叩いたエネルギーが受け止めきれずに
「音」があちらこちらへ逃げちゃうんです。
だから、芯のある良い「音」が生まれないのです。
昔からいろんなことを試してきて、
昔ながらの方法で作られた桶が一番音がいい!
ということは分かっていたので
伝統的な桶作りを習いはじめたんですが、
その本当の意味に気づいたのは、
最近のこと。。。
昔から、
“タガを締め直す”
“タガがゆるむ”
などと、人の心のあり方を
タガに例えて表現されていますが、
まさに、そういう事なのです!
太鼓も人も、
「タガ」が緩んだままでは本来のパワーを発揮できない!
という事ですね♪( ´▽`)
よっしゃ!
今日は、太鼓のタガは締められませんが
代わりに、
自分自身の「タガ」を締めなおして
頑張ります!
今日も素敵な1日を♪( ´▽`)