2018年4月13日金曜日

「職人」になるために必要な才能。

こんにちは、六代目彌市です(^^)


さて、
今年から我が社に入社した
新人、しゅんたまる♬


桶作り修行の日々を
続けておりますが、


ようやく自作1号桶!!
完成しました♪( ´▽`)




もちろん、
商品にはなりません。


できるとか、
できないじゃなくて、


まずは全ての工程を知るために
自分でやってみる!

これが大事なのです♬




初めて手にするカンナを握り、

桶の材料となる板を
1枚1枚削りだすところからスタート。



太鼓独特の
美しい丸みが出るように削り、、、


胴の準備ができてきたら
今度はタガ♬


タガは、まず
桶の大きさに合わせて

「厚み」そのものを
調整する必要があるんです♬


これが難しい♪( ´▽`)




最初は、何本も
失敗して竹を折りながら、、


うまく厚みが調整できたら
ここからようやくタガを組みます♬




今回の自作桶は、
4本タガを入れたいということなので、


組タガ、巻タガと言う
2種類のタガの組み方を挑戦!!





そして、

晴れて完成したのが
「しゅんたまる1号」♬なのです。




一体、しゅんたまるは
この自作1号桶を見て

何を感じてくれたかな???


と、言うのが
社長の私にとって一番気になるところ♪( ´▽`)


そんな彼の日々の感じた思いを
知るために

「気づきノート」というのを
作って、

書いてもらってます♬





私は、職人にとって
とても大切な能力は2つあると思ってます。


1つは、「気づく」ということ。


どんなに些細なことでもいいのです。

感じたことに「気づける」習慣が
とても大事です。


自然を相手に仕事をすることが
多いので、

天気によって変わる些細な変化だったり、

素材によって変わる微妙な
違いを感じ取ったり、、、

数字には表すことができない
「感覚」を養うためには、

日々、自分自身の心を感じて
気づく習慣がとてもとても大事なんです♬


でも、これって
考える習慣がないと中々成長しません。



そして、もう一つが
これです↓↓




しゅんたまるに、

初めて桶を作って
その感想を書いてもらったのですが、


そこには、
しっかりとその答えが書いてありました。


それは、「感動」なのです♬



人は、「感動」して
初めていろんなことが動き出すんです。


逆をいえば、

「感動」がそこになければ、
その人は動き出すことはありません。



私自身、

どうして桶作りを始めたのか、、、


それは、
先人たちの作るその「技」に
「感動」したからです。


しゅんたまるは、
なぜ?三浦太鼓店に来たのか?


その「桶」から放たれる「音」を
聞いて感動してくれたからです♬


心で感じた「感動」って

こうやって、
人から人へと必ず繋がっていくんです。


そうやって考えたら、

モノ作りと言うのは「感動」作りだと思います♬


私たちの全ての原点が「感動」にあります。



自分たちが「感動」すらできないモノを
この世に生み出しても、


それは決して人々の心に
届くことはないって思います。



商品としての技術は
まだまだ当然これからですが、


しゅんたまる、まずは
職人としての大切はハートは
持っているようです(^^)



人が増えて、

正直、社長として日々考える事
やるべき事、やらなきゃいけない事が

たーーーッくさん増えましたが、


それ以上に、

できる事、

やれる事、

ワクワクする事が増えました♪



一人一人の才能を
生かすも殺すも社長次第ですね♪( ´▽`)


頑張りろう♬


今日も素敵な1にちを^_−☆