2018年4月15日日曜日

つながった瞬間に初めて生まれる「感動」

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)

昨日は、「味噌六」2号機の製作!!

今年のカクキュー八丁味噌さんから
いただいた古い桶の材料は
昨年のモノよりさらに古くて!!

弘化二年、今から172年前に
作られた味噌仕込み桶。


その、底板のみをいただいて
きたんですが、


正直、今回の材料は
とんでもなく大きな節(フシ)が
たくさんあって、、

途中で、カンナの歯が負けてしまって
こりゃ〜上手く削れるのか♪( ´▽`)と、、、


不安だらけ、、、



これが、今年いただいた底板です↑


これを、桶の材料として使えるように
柾目という方向に縦に引きなおしていって、

こんな感じに下準備します↓




ここから、

1枚1枚の板を
太鼓の曲線になるように

外側も、内側も、側面も
カンナで削っていくんですが、


こんなに大きな節がたくさん
あったんです♪( ´▽`)↓↓




普通、

新しい桶を作る時は、
こんな節があるモノなんて当然使いませんよ♪( ´▽`)


ただ単に、新しい材料を使って
大きなサイズの桶を作るだけなら

節のない良い材料を使えば
当然、仕事はスムーズ楽なのです、、、


でも、「味噌六太鼓」は
歴史と文化をつなぐ事にこそ意味がある太鼓なので、


この大きな「節」も、


我々にとっては、越える価値がある
壁なのです(^^)




カンナの歯が何度が
飛んでしまうくらい大きな節と格闘しながら、、





みんなの「想い」をのせて♬





そんな大人の真剣な背中を見て、

子供達も真剣に手伝ってくれる♬



我が家の四男坊キラくんも♪( ´▽`)



みんなが楽しそうな事が
何より嬉しい♪( ´▽`)




作業は、大人でも
本当に大変な作業ばかりなのに、

みんな素敵な笑顔(^^)







もはや遠足気分です♪( ´▽`)




そして、

そこにはたくさんのつながりと、、、♬







たくさんの「知恵」♬


これは、皮を縫う糸を麻の繊維からよって作る作業↑


昔の人は、こうやって
紐も糸も作ってました♬




細かくて、丈夫な麻の繊維から
より合わせた糸は、

太鼓の縫い糸になります♬




ちなみに、
これが今年の味噌六2号機になる

牛の皮↓






すごいな〜!

本当にすごいな〜♬



最近、自分の心の中に
確信的に強く思っていることは


モノづくりって「感動」作りなんだって事♬


じゃあ、その「感動」って
どういう時に生まれるのかって言うと、


何かとつながった瞬間に
「感動」は生まれるんです♬


先人の「知恵」とつながった瞬間。

人と人の心がつながった瞬間。

たくさんの笑顔がつながった瞬間。

歴史や文化とつながった瞬間。





伝統を「守る」ことや、

新たな時代に求められる
伝統を「創る」ことも、


そこに「感動」がなければ
決してつながっていかないと思ってます。


そこに「感動」があったから
真剣に「守ろう」と思うわけで、


そこに「感動」があったから
真剣に「創ろう」と思うわけです。



今年も多くの感動が
つながって、無事に形になってまいりました♬





次回作業は、
4月28日の土曜日♬

タガ作りが
メインになる予定です!


モノづくりは「感動」作り!!


そんな感動を体験したい方
ぜひ遊びに来てくださいね(^^)




今日も素敵な1日を^_−☆