こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)
昨日は、「味噌六」2号機の製作!!
今年のカクキュー八丁味噌さんから
いただいた古い桶の材料は
昨年のモノよりさらに古くて!!
弘化二年、今から172年前に
作られた味噌仕込み桶。
その、底板のみをいただいて
きたんですが、
正直、今回の材料は
とんでもなく大きな節(フシ)が
たくさんあって、、
途中で、カンナの歯が負けてしまって
こりゃ〜上手く削れるのか♪( ´▽`)と、、、
不安だらけ、、、
これが、今年いただいた底板です↑
これを、桶の材料として使えるように
柾目という方向に縦に引きなおしていって、
こんな感じに下準備します↓
ここから、
1枚1枚の板を
太鼓の曲線になるように
外側も、内側も、側面も
カンナで削っていくんですが、
こんなに大きな節がたくさん
あったんです♪( ´▽`)↓↓
普通、
新しい桶を作る時は、
こんな節があるモノなんて当然使いませんよ♪( ´▽`)
ただ単に、新しい材料を使って
大きなサイズの桶を作るだけなら
節のない良い材料を使えば
当然、仕事はスムーズ楽なのです、、、
でも、「味噌六太鼓」は
歴史と文化をつなぐ事にこそ意味がある太鼓なので、
この大きな「節」も、
我々にとっては、越える価値がある
壁なのです(^^)
カンナの歯が何度が
飛んでしまうくらい大きな節と格闘しながら、、
みんなの「想い」をのせて♬
そんな大人の真剣な背中を見て、
子供達も真剣に手伝ってくれる♬
我が家の四男坊キラくんも♪( ´▽`)
みんなが楽しそうな事が
何より嬉しい♪( ´▽`)
作業は、大人でも
本当に大変な作業ばかりなのに、
みんな素敵な笑顔(^^)
もはや遠足気分です♪( ´▽`)
そして、
そこにはたくさんのつながりと、、、♬
たくさんの「知恵」♬
これは、皮を縫う糸を麻の繊維からよって作る作業↑
昔の人は、こうやって
紐も糸も作ってました♬
細かくて、丈夫な麻の繊維から
より合わせた糸は、
太鼓の縫い糸になります♬
ちなみに、
これが今年の味噌六2号機になる
牛の皮↓
すごいな〜!
本当にすごいな〜♬
最近、自分の心の中に
確信的に強く思っていることは
モノづくりって「感動」作りなんだって事♬
じゃあ、その「感動」って
どういう時に生まれるのかって言うと、
何かとつながった瞬間に
「感動」は生まれるんです♬
先人の「知恵」とつながった瞬間。
人と人の心がつながった瞬間。
たくさんの笑顔がつながった瞬間。
歴史や文化とつながった瞬間。
伝統を「守る」ことや、
新たな時代に求められる
伝統を「創る」ことも、
そこに「感動」がなければ
決してつながっていかないと思ってます。
そこに「感動」があったから
真剣に「守ろう」と思うわけで、
そこに「感動」があったから
真剣に「創ろう」と思うわけです。
今年も多くの感動が
つながって、無事に形になってまいりました♬
次回作業は、
4月28日の土曜日♬
タガ作りが
メインになる予定です!
モノづくりは「感動」作り!!
そんな感動を体験したい方
ぜひ遊びに来てくださいね(^^)
今日も素敵な1日を^_−☆