2014年12月13日土曜日

モノマネ王座決定戦から知る、“ホンモノ”と“モノマネ”の違い。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


昨日の帰り道・・・


普段仕事や打ち合わせなどでほとんど
夜テレビを見ることがないのですが


帰り道の車の中でモノマネ王座決定戦をやっていたんですね(^^)/


懐かしいです。


私の子供の頃はモノマネ王座全盛期!


清水アキラに、栗田貫一、コロッケにビジーフォー
一世を風靡しましたね~

審査員の渋谷のり子先生も独特のオーラが
子供心に印象的に残ってます(^^)


今は清水さんの息子さんが現代のモノマネバトルで
活躍されるほど長きにわたって愛される長寿番組です!



でね、その中のおひとりが
美空ひばりさんの『川の流れのように』をモノマネされてたんです。


美空ひばりさんの川の流れのようには、
日本人のみならず今や世界中で愛される
名曲中の名曲です。


私も、もちろん大好きです!


ただ、残念ながら今は亡き
ひばりさんの歌を聞いていたのは子供の頃・・・



ああ、久しぶりにひばりさんの声
聞いてみたいなって思って

さっそくyoutubeで検索(笑)



便利な時代ですね~
すぐに出てきます!





数々の方がモノマネされてますし、
昨日モノマネされてたビューティーこくぶさんも上手でした(^^)/


でもね、そのモノマネの後、
この美空ひばりさんのホンモノの動画みたんですよ!



どうして、ひばりさんの動画を見たい!と思ったかと言うと


モノマネの映像見ていて、ああモノマネって
やっぱりモノマネなんだ~


って思ったんです。

伝わっていますでしょうか・・・(?_?)



何が言いたいかというと


どんなにモノマネが上手な人でも、
どんなに声が似ていても


伝えられるのは表面だけなんだな~と
感じたんです。


表面的というのは、歌で言う
“歌詞やメロディー”、はたまた“声の質”だったりします。


“ホンモノ”と“モノマネ”の明確な違い


それは、“景色”だと
感じました。



ひばりさんの川の流れのようにを聞いた瞬間、
その歌声から“景色”が見えてくるんです


景色とは、単に“風景”という事だけではなく
悲しみ、せつなさ、愛情、喜び・・・・


そういう人の心の“景色”まで
伝わってきます。


その歌声の深さに触れたとき
心から“感動”しました(泣)


だからこそ、今なお長きにわたって
世界中の人に愛される理由なんですね。



これは、太鼓作りの中で
私たちが常々感じている大切な“事”と

とてもよく似ているなぁと感じた瞬間でもありました。





伝統と呼ばれる、長きにわたって
受け継がれた太鼓にはやっぱりさっきのひばりさんの歌と同じく

その太鼓にはしっかりモノの“景色”が宿っているんです。




正直現代という時代は
どちらかというと、表面的な文化が発展しているなぁと感じます。


これは人間の感情にしても、モノにしても
同じです



表面的なモノっていうのはなかなか“景色”までは
繋がらないんです。


一時の流行や、エンターテイメントとしては
伝えられるかもしれませんが、長きにわたって
受け継がれるモノにはならない気がします。



ただし!

時代のニーズとしてエンターテイメントや
パフォーマンスが求められているという事も事実。


だからこれがいけないという事ではないですね



大切にしなければならない“景色”と
“時代のニーズ”を同時に感じた瞬間でした。



ニーズや文化を受け継ぐのも、
ニーズや文化を作るのも“人”です。



今という時代に生きる私たちの
失っていけない大切なモノと、“現代”という時代ニーズを
感じた瞬間でした。



みなさんも、ぜひこの動画ご覧ください>>>