2015年6月3日水曜日

何事も土台があってこそ輝けるその先に。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



自分史上最大に忙しい月がやってきました(>_<)


何かと重なると言いますが

ここまで重なるとまた乗り越え方に工夫をしないと
正直すべてがパーー!

ああ、こんな時こそ自分に優しくしてあげよう笑




さて、今日もお仕事お仕事。

今日はとても良い相性の皮と出会えたので
三六-SABUROKU-を製作します。


三六-SABUROKU-ほど大きな太鼓になると

牛革1頭のほとんどを使うのですが、

やはり皮は生き物ですので


1枚の中で厚さは均等ではなく

厚いところ、薄いところがあります。



それを均一にするというか、

皮を削る事で、実際に完成したときの“音”を作っていく


とても大事な作業があるんです。



ケヤキの1枚板。

この上に皮を置いて削るのですが、


いくら目の詰まった丈夫なケヤキの板でも

長い間使い続けていると表面はかなり凸凹してきます。



最近あまりにも皮を削るのに
やりにくさを感じていたので、


知人の建具屋さんへ持ち込んで

表面磨いてもらったんですね!


その皮を削る台と道具がコレ^^;




凸凹していた表面が、鏡のように驚くほど美しく

まっすぐにきれいになりました!



実際、この蘇った台の上でいつも通り
皮を削る作業をしてみると、


これまた驚くほどカンナの刃が素直に
入っていく。


ああ、土台ってこんなにも大事なんだぁと


体感した瞬間でした。



最近、皮を削る時あまりにも調子が良くないので
ずっとカンナのせいしてましたが、

カンナが悪いわけではなく、土台、基礎がしっかり
できてなかったんですね~


何事も、土台、基礎が大事だと言われますが

本当にそうだ。


土台ひとつでその上に立つものが
自由に安心して役割を果たすことができる


そしてその土台や基礎があるから
その先がちゃんとつながっていく。


演奏者として舞台に立つとき、
その土台がしっかりしてなければ

足は踏み込めないし、



明日、いよいよ新居の引き渡しなのですが
一家の大黒柱がしっかりしていれば

やっぱり安心して暮らせる。



我が三浦太鼓店も五代目親父がいるから

私は今まで安心して自由奔放に飛び回ってこれたなぁ~



そんな親父も明日の6月4日をもって

人生の節目である60歳還暦を迎えます。



まだまだ私にとって土台であり、基礎の存在ですが

いずれ自分がその役割を担う時が来る。


人生の基礎を教えてくれた
偉大な親父でございます^^;


私もそんな人を支えられる人になれるだろうか・・・


そうなりたいと願っている。