こんにちは、六代目彌市です(^^)/
自分史上最大に忙しい月がやってきました(>_<)
何かと重なると言いますが
ここまで重なるとまた乗り越え方に工夫をしないと
正直すべてがパーー!
ああ、こんな時こそ自分に優しくしてあげよう笑
さて、今日もお仕事お仕事。
今日はとても良い相性の皮と出会えたので
三六-SABUROKU-を製作します。
三六-SABUROKU-ほど大きな太鼓になると
牛革1頭のほとんどを使うのですが、
やはり皮は生き物ですので
1枚の中で厚さは均等ではなく
厚いところ、薄いところがあります。
それを均一にするというか、
皮を削る事で、実際に完成したときの“音”を作っていく
とても大事な作業があるんです。
ケヤキの1枚板。
この上に皮を置いて削るのですが、
いくら目の詰まった丈夫なケヤキの板でも
長い間使い続けていると表面はかなり凸凹してきます。
最近あまりにも皮を削るのに
やりにくさを感じていたので、
知人の建具屋さんへ持ち込んで
表面磨いてもらったんですね!
その皮を削る台と道具がコレ^^;
凸凹していた表面が、鏡のように驚くほど美しく
まっすぐにきれいになりました!
実際、この蘇った台の上でいつも通り
皮を削る作業をしてみると、
これまた驚くほどカンナの刃が素直に
入っていく。
ああ、土台ってこんなにも大事なんだぁと
体感した瞬間でした。
最近、皮を削る時あまりにも調子が良くないので
ずっとカンナのせいしてましたが、
カンナが悪いわけではなく、土台、基礎がしっかり
できてなかったんですね~
何事も、土台、基礎が大事だと言われますが
本当にそうだ。
土台ひとつでその上に立つものが
自由に安心して役割を果たすことができる
そしてその土台や基礎があるから
その先がちゃんとつながっていく。
演奏者として舞台に立つとき、
その土台がしっかりしてなければ
足は踏み込めないし、
明日、いよいよ新居の引き渡しなのですが
一家の大黒柱がしっかりしていれば
やっぱり安心して暮らせる。
我が三浦太鼓店も五代目親父がいるから
私は今まで安心して自由奔放に飛び回ってこれたなぁ~
そんな親父も明日の6月4日をもって
人生の節目である60歳還暦を迎えます。
まだまだ私にとって土台であり、基礎の存在ですが
いずれ自分がその役割を担う時が来る。
人生の基礎を教えてくれた
偉大な親父でございます^^;
私もそんな人を支えられる人になれるだろうか・・・
そうなりたいと願っている。