こんにちは、六代目彌市です(^^♪
祭りに、踊りに、花火~(^_-)-☆
全国各地で、夏祭り本番ですね~!
私も、岡崎城下の祭りが終わったかと
思えば、今日は一畑山薬師寺の盆踊り大会に
参加して~♬
今宵は、滝町の子供たちへ
盆踊りの太鼓指導へ行くのです~( ;∀;)
あぁ、8月の忙しさは
毎年恒例なのです~!
みなさんも暑さに負けないように
体調管理お気を付けくださいませ~
さて、
祭りが忙しい=仕事が忙しい!
そう、一年でこの時期が
太鼓屋にとって一番忙しい時期でも
あるのです~( ;∀;)
新しい太鼓から、修理の太鼓まで
日々様々な太鼓さんと出会いますが、
今日は少し変わった
古い太鼓の修理が入ってきたので
みなさんにもご紹介します(^^♪
明治二十五年七月に
名古屋の平野小市郎さんという
職人さんが作った太鼓。
残念ながら、今は
この平野さんという太鼓屋さんは
残っておりませんが、
ちょくちょく修理で平野さんの
作られた太鼓を目にするのですが、
それはそれは、さぞ腕のいい職人さんで
いつも惚れ惚れするほどの
すばらしい太鼓なのです(^^♪
そんな平野さんの太鼓、
張り替えるために、皮を外してみると
何やら、ワイヤー?釣り糸?
のようなものが、
胴の中に星☆彡の形をして
ついているんです~↓
みなさん見えますかね~
アップで見るとこんな感じです~
引っ張ってみると、
ビ~ン♬ ビ~ン♬
と、このワイヤーが揺れるというか
響くというか、、、
親父と、これなんだろうね~???
と、想像するに
たぶん、太鼓の音をより響かせたい
響鳴させたいための工夫?なのかと、、、
実は、こういう太鼓
たまにあるんですよ~
ワイヤーだったり、薄い鉄板のような
板が貼られていたり、、、
関西方面の太鼓によくみられる
工夫と言っていいのか何と言えばいいのか、、、
いずれにしても、
こういう後から加える人工的な加工をしても
実は、残念なことに
太鼓の音が良くなることは一切ありません。
逆に、
変な金属的な音がまじってしまったり、
本来の良さを消してしまう可能性の方が高いです。
人も、太鼓も同じで
本当の“良さ”というのは
“素材”そのものの中にあるんです。
外から何か強制的に手を加えようと思っても
一見、良くなったように感じるかもしれませんが
それは、本当の良さではありません。
何か、無理やり手を加えようとするのではなく
その子の“個性”をきちんと見てあげて
その子にとって何が一番よい方法かを
感じ取ってあげること。
でないと、もともと素晴らしい
モノを持っているその子の本当の星☆彡さんに
気付いてあげられない。。。
この太鼓さんも、すばらしい星を持ってましたから
120年以上たっても、
少し磨いてあげただけで、
これだけ美しい輝きで、“音”も“表情”も
よみがえりました(^^♪
明治25年に作られたとき、
最初からこのワイヤーがあったわけではなく
どこかの修理のタイミングでつけられたものです。
それぞれが個性的で、
こんなにすばらしい素材を持っているのに、
強制的に手を加えようとするのは
やっぱりもったいないなぁ~って感じます。
あなたは、あなたしかない☆彡を
どうか輝かせてくださいませ~(^_-)-☆