2016年8月7日日曜日

太鼓の中から星☆彡が出てきた~( ;∀;)

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


祭りに、踊りに、花火~(^_-)-☆

全国各地で、夏祭り本番ですね~!


私も、岡崎城下の祭りが終わったかと

思えば、今日は一畑山薬師寺の盆踊り大会に

参加して~♬


今宵は、滝町の子供たちへ

盆踊りの太鼓指導へ行くのです~( ;∀;)


あぁ、8月の忙しさは

毎年恒例なのです~!


みなさんも暑さに負けないように

体調管理お気を付けくださいませ~


さて、


祭りが忙しい=仕事が忙しい!


そう、一年でこの時期が

太鼓屋にとって一番忙しい時期でも

あるのです~( ;∀;)


新しい太鼓から、修理の太鼓まで

日々様々な太鼓さんと出会いますが、


今日は少し変わった

古い太鼓の修理が入ってきたので


みなさんにもご紹介します(^^♪




明治二十五年七月に

名古屋の平野小市郎さんという

職人さんが作った太鼓。


残念ながら、今は

この平野さんという太鼓屋さんは

残っておりませんが、


ちょくちょく修理で平野さんの

作られた太鼓を目にするのですが、


それはそれは、さぞ腕のいい職人さんで

いつも惚れ惚れするほどの

すばらしい太鼓なのです(^^♪


そんな平野さんの太鼓、

張り替えるために、皮を外してみると


何やら、ワイヤー?釣り糸?

のようなものが、

胴の中に星☆彡の形をして

ついているんです~↓




みなさん見えますかね~


アップで見るとこんな感じです~




引っ張ってみると、

ビ~ン♬  ビ~ン♬


と、このワイヤーが揺れるというか

響くというか、、、


親父と、これなんだろうね~???


と、想像するに


たぶん、太鼓の音をより響かせたい

響鳴させたいための工夫?なのかと、、、



実は、こういう太鼓

たまにあるんですよ~



ワイヤーだったり、薄い鉄板のような

板が貼られていたり、、、


関西方面の太鼓によくみられる

工夫と言っていいのか何と言えばいいのか、、、



いずれにしても、

こういう後から加える人工的な加工をしても


実は、残念なことに

太鼓の音が良くなることは一切ありません。


逆に、


変な金属的な音がまじってしまったり、

本来の良さを消してしまう可能性の方が高いです。




人も、太鼓も同じで


本当の“良さ”というのは

“素材”そのものの中にあるんです。



外から何か強制的に手を加えようと思っても

一見、良くなったように感じるかもしれませんが


それは、本当の良さではありません。



何か、無理やり手を加えようとするのではなく


その子の“個性”をきちんと見てあげて

その子にとって何が一番よい方法かを

感じ取ってあげること。



でないと、もともと素晴らしい

モノを持っているその子の本当の星☆彡さんに

気付いてあげられない。。。





この太鼓さんも、すばらしい星を持ってましたから

120年以上たっても、

少し磨いてあげただけで、

これだけ美しい輝きで、“音”も“表情”も

よみがえりました(^^♪




明治25年に作られたとき、

最初からこのワイヤーがあったわけではなく

どこかの修理のタイミングでつけられたものです。





それぞれが個性的で、

こんなにすばらしい素材を持っているのに、


強制的に手を加えようとするのは

やっぱりもったいないなぁ~って感じます。



あなたは、あなたしかない☆彡を

どうか輝かせてくださいませ~(^_-)-☆