2017年4月1日土曜日

きれいなモノ=本物ではないのです。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

先日、とあるお客さんから
「ホウレンソウ」をいただいたんですよ~(^^)

これが、本当に美味しくて美味しくて( ;∀;)




ね!

みるからに青々、イキイキして
美味しそうなホウレンソウでしょ(^^♪


なんだか、

いつも見慣れたホウレンソウと違っていて

茎もしっかりしているし、
葉っぱの緑の色も濃いんです♬


無農薬だからちょっと虫食いの穴とか
カタチが不揃いだったりするんです。


でもね、

カタチは不揃いでも
やっぱり「味」が全然ちがうので

いただいたお客さんに聞いたところ、


そりゃ~そうだよ!

みなさんがいつもスーパーで買ってくる
当たり前にキレイに揃ったホウレンソウは
温室育ちで2か月くらい。

うちのホウレンソウは、
太陽の元でそだてて、倍の4か月かかってるんだが

栄養も、味も本物だよ!

とね。


なるほどな~。


今の世の中は、

きれいなモノ=良いもの

とか、

きれいなモノ=本物


だという風になんでも思われガチですが
実は違いますよね。


野菜なんて特にそうですね。

傷があったり、曲がったりしてたら
売り物にならないっていいます。

そういえば、

TOKIOさんの番組で
0円食堂なってのが流行してますが、

まさに「捨てる」モノであっても
立派な食材になってますよね。


実は、太鼓も同じです。


ほら、

みなさん皮ってあたりまえに「白い」って
思っていませんか?



そんなはずないですよ( ;∀;)


だって、皮って動物ですもん。

生き物ですもん。

人間と同じです。

肌が白い人もいれば、黒い人もいる。


こんな感じで「ホクロ」だってあるし




シミだってある。





もっと言うと、

この2つの皮を見比べてみてほしい↓

これはきれいな白ですね~♬

一方こちらは↓茶褐色でまだら模様



でね、

実はこれ

どちらの皮が強度的に強いかと言うと
圧倒的に茶褐色の皮の方が強いんです。


先のホウレンソウと同じで
茶褐色の皮は科学的な薬品を使わないので

天然自然の「色」も「強度」も「匂い」も残るんです。


でも、

多くの方はこういうのを嫌がります。


きれいで揃っているモノ=良いモノ、本物


現代の日本文化の「価値観」は

違うモノや不揃いなモノは“個性”として
認められず、良くないモノとして
捉えられてしまっていますね。

教育もそうかもしれません。


だから、より一層わたしは思うのですが

“本当の価値”とか
“本物”を伝えることの

大切さというより、“難しさ”ですね。


大切なコトはだれだって理解してくれるんですが、

その価値を本当に理解してもらう事が
何より難しいです。


だって、先のホウレンソウのように

生まれてから一度もスーパーの
ホウレンソウしか食べたことがなかったら
わからないのは当然ですよね。

そういう時代です。


あまりに美味しかったのでね、

お客さんに伝えたところ、
喜んでくださって(^^)/


なんと、畑にホウレンソウを刈りに
おいでよ!と誘ってくださって( ;∀;)

なんとホウレンソウ刈りに!







土にたわむれて、

ホウレンソウを刈らせて
もらった後は、畑は子供たちの遊び場でした( ;∀;)



こういう、「感動体験」があって

はじめて伝わる“価値”って
やっぱりあるんですよね。


“価値”あるモノを理解できても
それをどうやって現代の世の中に伝えていくか

あらためて、
いろいろと考えていかなきゃな~と(^^♪

さて、今日からいよい4月ですね!

新年度のスタートです。

今日もステキな一日を(^_-)-☆