貧乏暇なしとは、
昔からよく言ったもので♪( ´▽`)
私には週末もクソも
ありませんので、
今日も明日もお仕事です(^^)
それでも、
楽しくお仕事させていただいてますから
それが何より幸せな事ですね♬
さて、
そんな今日の
お仕事は、
桶太鼓の修理依頼でした↓↓
今回の修理は、
「タガ」が緩んで外れてしまったので
その緩んだタガを交換するというモノ♬
ほら、
桶って普通は
風呂桶とか、味噌、醤油、酒、、、
桶の中に「水分」を含むモノを
入れますよね。
これによって、「木」が膨らんで
くれるので
タガも緩みにくいんですが、
太鼓だけは唯一、常に「乾燥」した
状態で使われるので、、、
特に、この冬場の
乾燥する時期にタガが緩む事が多いんです。
という事で、
いざ、タガを交換しようかと
フタを開けてみると、、、
何と!
五十嵐さんが作ってくれた
桶でした(^^)
どうして、五十嵐さんの桶って
分かるかと言うと、
実は、五十嵐さん
ご自身で作られた桶に
全てその「証」を残されているんです。
写真右側の「三本」の線と↓
中央の一本の線↓↓
これが、
五十嵐さんの「証」なんです!
五十嵐さんの作ってもらった
桶にはこの「線」が全て入ってて、
私も、ずっと、この「線」が
何を意味してるのか??
作る工程で、必要なマークなのか????
と、、、
それを、
たった1度だけお会いした時に
ご本人に直接聞けたんですね。
五十嵐さん、
このマークって何か意味があるんですか??
と、、、
そしたら、
これは、自分が作った「桶」の証だと
教えてくださいました。
本当は、
自分の名前を入れたいんだけど、
その代わりに、
いつか修理で戻ってきた時に
自分の作ったモノだと分かるように
全ての桶にこの「証」を
残していると
教えてくださいました。
まさに、職人の「魂」。
このお話を直接聞きながら、
自分が作ったものに対する
「誇り」と「責任」を強く感じたことを
はっきりと覚えています♬
そんな五十嵐さんの桶の修理!!!
こんなチャンスはないと、
緩んだタガだって
私にとっては「宝」です!!
だって、
これ五十嵐さんがどうやって
竹を削っていて、
どうやって編み込んでいたか??
バラす事で、
ここからたくさん「学び」取る事が
できるんですからね♪( ´▽`)
ほら、
やっぱり、胴の中だって
すべすべ「べっぴん太鼓」でした!!!
あ、
「べっぴん太鼓」って言うのは、
五十嵐さんの奥さんが教えてくれたんですが、
いつも、お父さんは
べっぴんさんのような
仕上がりをイメージして作ってたよって♬
まさに、
秋田の職人、秋田杉を使ってますから
きっと「秋田美人」のような
白く滑らかな女性の肌をイメージされてたんだろうなって♬
三浦さんも、
そんな「べっぴん太鼓」目指してくださいねって、
先日、奥さんが
こんな素敵な色紙を送ってくださいましたよ(^^)
嬉しいですね♪( ´▽`)
はい、
だから今日も、べっぴん太鼓作りを
目指して頑張れるのです♬
今日も素敵な1日を^_−☆