太鼓作りの工程で、毎年寒い冬の時期に欠かせないものがあります(>_<)
それはこれ!!
熱湯!?
はい。瞬間湯沸かし器からの熱湯です(^_^.)
完成した太鼓しかご覧になったことがない方が多いので、
なかなかイメージできないかもしれませんが
太鼓の皮の原皮は乾燥した1頭の皮です。
この皮を乾皮と呼んでいますが、乾燥した皮っていうのは
カッチカチに硬いので、そのままでは加工のしようがないんですね・・・
そこで、どうするかと言いますと
乾燥した乾皮を2~3日水につけて、柔らかい状態にもどします。
イメージしてもらうなら、乾燥ワカメや干ししいたけなどの乾燥食品て
使うとき水に戻すじゃないですか~
あんな感じです。
そこで柔らかくなった皮が、いよいよそれぞれいろんな太鼓の種類に
あわせて加工されて行くんですが、この過程で水を使うんですね(^_^.)
だから、真冬の水仕事、場合によっては
表面が凍るほど冷たい水との戦いなんです(>_<)
前掛けに長靴、魚業者さんみたいな格好
皮を作る作業はとても重要で、
それぞれの太鼓の種類や大きさによって削ったり厚さを判断したりします。
結構長い時間水場での作業がつづくので、あまりに冷たくて(>_<)
だんだんと手の感覚がなくなってきちゃうんですね~
そこで、バケツに熱湯を用意して
水➟お湯➟水➟お湯みたいにかじかんだお手手をあっためながら仕事してます(^_^.)
もうかれこれ十数年経つので、だいぶこの寒さや冷たさに慣れましたが
仕事はじめた当初は、これまたあかぎれやしもやけだらけで大変でした(^_^.)
どんな仕事でも職業病?仕事柄大変な作業や習慣がありますよね~
この前テレビで見たそば打ち職人は、
魂込めて打ち込むゆえに、背中がまんまる(>_<)でした!
それでもその姿に、その人の生き様と魂、情熱を感じましたね(^^