この週末は、〇えん~ひとつの太鼓から~vol3
ということで、川崎市で合同コンサートを行ってまいりました(^^♪
今回も共同主催として、全面的に運営協力くださった
和太鼓蓮さんと零~ZERO~のちょっとした世間話から
はじまったこの企画も今回で3回目!
毎回、全国各地より
たったひとつの太鼓からつながったご縁で
集った個性あふれるチームが集結し、
ひとつの舞台を作り上げる。
それだけで感慨ぶかい想いが込み上げてきますが、
お客様はもちろんのこと、
出演している自分達にとっても本当に
毎回刺激的なステージ!
どう言葉に表現していいか
まだ興奮が覚めずにいますが
遠く関東の地に来ても、
我が三六-SABUROKU-に会えること
それだけでもうれしい涙
また今回オープニング演奏を飾ってくれた
和太鼓暁の塚本君!
先日、当店で作らせていただいた
3尺8寸の大太鼓をすばらすぎる一人打ちで飾ってくれました。
もともと、この大太鼓は
三浦太鼓店の初代のころの職人が120年ほど前に
作られた古い太鼓だったんです。
これが、この太鼓の原型です~
ここ地元三河地方で、100年以上もの間
地域の伝統芸能で活躍してきた太鼓でした。
しかし、
現代の少子化、
後継者不足問題により
祭りを中心的な存在で
守ってきたこの太鼓も、
打ち手がとうとういなくなってしまって
なくなく引き取らせていただいた
太鼓なんです。
そんな時、
たまたま三浦太鼓店に遊びに来ていた
塚本君が、この古い太鼓を見て
この太鼓が欲しい!
そう言ってくれたんです。
最初は、えっ!?
こんな古い太鼓でいいの?
本当にそう思ったんですが、
それがいいんですと、、、、
昭和初期に張り替えしたときの
三浦彌市の銘の横に、
平成の彌市の銘、そして間には
塚本君の名である鷹が入りました(^^
これこそ“ご縁”という言葉以外に
なんと表現できましょうか、、、
太鼓の命をつなぎ、
そして新たな時代のたくさんの方々に響くその音は、
人々の心の奥深くに響き渡る、本当に深い音でした。
私は、仕事柄
普段から普通の人では見ることのできない
太鼓の歴史だったり先人たちの想いを
感じながら仕事をさせていただいています。
そして、昔から
私たちのご先祖様は
そんな目では見えない大切なモノを
“神”として祀ってきました。
人の大切な心も、
運命の赤い糸も、神様も
決して目で見ることはできません。
最近の暗いニュースの中には、
そんな目で見えない大切な何かを粗末にした
結果がそこにあるように思います。
改めて今回のえん〇を通して、
私は、そんな見えないけれど、大切なモノが
世の中にはあることを教えてもらった気がします。
これは、今回来場くださった
大切なお客様が読んでくださった詩です泣
まだまだ未熟すぎるほどの私ですが、
こうやって一人一人のご縁に支えられ
生かされている事にあらためて感謝いたします。
ありがとうございました!