2016年9月12日月曜日

見えないけれど、大切なモノ。見えないからこそ大切なコト。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


この週末は、〇えん~ひとつの太鼓から~vol3

ということで、川崎市で合同コンサートを行ってまいりました(^^♪




今回も共同主催として、全面的に運営協力くださった

和太鼓蓮さんと零~ZERO~のちょっとした世間話から

はじまったこの企画も今回で3回目!



毎回、全国各地より

たったひとつの太鼓からつながったご縁で

集った個性あふれるチームが集結し、

ひとつの舞台を作り上げる。


それだけで感慨ぶかい想いが込み上げてきますが、


お客様はもちろんのこと、

出演している自分達にとっても本当に

毎回刺激的なステージ!





どう言葉に表現していいか

まだ興奮が覚めずにいますが



遠く関東の地に来ても、

我が三六-SABUROKU-に会えること


それだけでもうれしい涙




また今回オープニング演奏を飾ってくれた

和太鼓暁の塚本君!


先日、当店で作らせていただいた

3尺8寸の大太鼓をすばらすぎる一人打ちで飾ってくれました。






もともと、この大太鼓は

三浦太鼓店の初代のころの職人が120年ほど前に

作られた古い太鼓だったんです。


これが、この太鼓の原型です~






ここ地元三河地方で、100年以上もの間

地域の伝統芸能で活躍してきた太鼓でした。


しかし、


現代の少子化、

後継者不足問題により


祭りを中心的な存在で

守ってきたこの太鼓も、

打ち手がとうとういなくなってしまって

なくなく引き取らせていただいた

太鼓なんです。



そんな時、

たまたま三浦太鼓店に遊びに来ていた

塚本君が、この古い太鼓を見て

この太鼓が欲しい!


そう言ってくれたんです。


最初は、えっ!?



こんな古い太鼓でいいの?


本当にそう思ったんですが、

それがいいんですと、、、、






昭和初期に張り替えしたときの

三浦彌市の銘の横に、

平成の彌市の銘、そして間には

塚本君の名である鷹が入りました(^^





これこそ“ご縁”という言葉以外に

なんと表現できましょうか、、、



太鼓の命をつなぎ、

そして新たな時代のたくさんの方々に響くその音は、


人々の心の奥深くに響き渡る、本当に深い音でした。





私は、仕事柄


普段から普通の人では見ることのできない

太鼓の歴史だったり先人たちの想いを

感じながら仕事をさせていただいています。



そして、昔から

私たちのご先祖様は


そんな目では見えない大切なモノを

“神”として祀ってきました。




人の大切な心も、

運命の赤い糸も、神様も


決して目で見ることはできません。



最近の暗いニュースの中には、

そんな目で見えない大切な何かを粗末にした

結果がそこにあるように思います。



改めて今回のえん〇を通して、

私は、そんな見えないけれど、大切なモノが

世の中にはあることを教えてもらった気がします。




これは、今回来場くださった

大切なお客様が読んでくださった詩です泣





まだまだ未熟すぎるほどの私ですが、

こうやって一人一人のご縁に支えられ


生かされている事にあらためて感謝いたします。






ありがとうございました!