2016年9月17日土曜日
“こだわり”は持つことより、捨てることのが大事。
こんにちは、六代目彌市です(^^)/
秋雨の合間の雲の影から
先日は美しい十五夜お月さまを眺めることができましたね~(^^♪
お月さまと言えば、
以前こんな太鼓を作らせていただいた事を
思い出しました~(^^
お月見桶太鼓!?
秋の夜長にぴったりのカスタムデザイン桶太鼓です~
もちろん、これはお客様からの
オーダーで作らせていただいた太鼓なのですが、
お蔭様で、こうしたオリジナルの
デザインをほどこした桶太鼓を
三浦太鼓店では、これまでたーーくさん!
作らせていただいてきました。
皮のふちもゴージャスに
胴体に鷹をデザイン↓
ゼブラ柄をイメージしたデザイン↓
ご自身で描いていただいた絵を
デザインに起こして作った蓮の華デザイン↓
こちらも、和紙に書かれた書道家の先生の作品を
そのまま和紙ごと胴体に貼ってしまったデザイン↓
などなど、これはまだまだ
ほんの一部ですが、
みなさんの想いをカタチにしてきた
太鼓たちです。
でも、私いつも思うんです。
こうしたオリジナリティの高いモノって
過去に製作例や実績があるわけではなく、
お客様から伝えていただくのは、
こんな“イメージ”の太鼓が欲しい!
という、ご要望のみ。
お客様はもちろんのこと、
私達ですら完成形のイメージが
具体的になるのは、
そう、
太鼓が完成した時しかないのです。
これって、すごい勇気!?
だと思いませんか( ;∀;)
どちらかというと、“こだわり”の強い私は
一発で完璧なモノなどありえない、、、、
そう思うタイプなので、
一発勝負の特別な注文なんて
ようせんな~( ;∀;)
だからこそ、こうして
一人一人想いをカタチにさせていただけることは
とてもとてもありがたい事なのです。
“こだわり”って当然大切な事だと思います。
でも、最近思うのは
あぁ、“こだわり”って持つことより捨てることのが
大事かもしれないな~と、、、
それは、なぜか?
最初から“こだわり”が強すぎると、
物事は何も進まないからです。
最初は誰もが初心者なわけで、、、
どんなにこだわったところで、
経験のないモノに対して
最初から完璧に行くことなんて絶対ありません。
先にも言いましたが、
それでも私はどちらかというと“こだわり”の強いタイプ( ;∀;)
そんな私に、お客様だったり
一緒に仕事をしている親父は
自分のこだわりを押し付けるよりも、
そうではなくって、いつもチャレンジさせてくれました。
振り返ってみると、
これほどありがたいことはありません。
きっと分かっていたんでしょうね、、、
チャレンジの積み重ねが本当の“こだわり”になっていくことを。
“こだわり”があると、伝統は守れない。
伝統は、革新の連続です。
過去の実績や栄光にこだわりすぎると、
革新をする勇気がなくなってしまう。
“こだわり”があると、人に任せられない。
こだわりがあることは大切ですが、
ゆえに自分で全部を抱え人に任せられなくなります。
これでは、人は成長できません。
“こだわり”があると、新しい出会いに恵まれない。
ときめきの片付けで有名なこんまり先生も言ってました。
あたらしい自分との出会いをしたければ、
タンスにある古くて着ない服を捨てること。
タンスの中がいっぱいだと、もっと魅力的な
自信を持たせてくれる服があったとしても、
買いに行く!という思いにならないはずです。
新しいモノ、新しい人間関係、
新しいチャンスは全てはこだわりを捨てることから
はじまるのかもしれません。
そうして、空いたスペースに
きっと新たな出会いが待っているんでしょうね(^^♪
今日も素敵な一日を(^_-)-☆