2017年1月21日土曜日

三河の伝統、『武者的神事』での奉納演奏

こんにちは六代目彌市です(^^)/


先週は、全国的に大雪、


そして、昨日は大寒!

一年で一番寒い時期ですね~(゚∀゚)



さて、そんな大寒の日に毎年

地元岡崎の徳川家康公ゆかりの神社、


『伊賀八幡宮』にて江戸時代から続く伝統的な神事、

武者的神事が行われ、

私たちも奉納演奏をさせていただきました(^^♪




これが、今年零~ZERO~としての

初の演奏、そして


神聖なる場所、伝統の儀式の中での

新作『鼓路和ーKORONA-』の記念すべき

デビュー演奏!!とあり


いつも以上の気合と(^^♪

そのご縁に、ただただ感謝なのです!







『武者的神事』とは、大変珍しい神事で、


15間(約28メートル)も離れた場所から、

1尺2寸(約36センチ)四方のヒノキの板的を目指して矢を放ち、



その結果によって、一年の主に農作物の吉凶を占うという

伝統的な神事です。



矢を放てるチャンスは2回!


矢が当たっても、当たらなくても

また、必ずしも


当たったから良いとか

当たらなかったら良くないという事ではないのです(^^




それでも、現場は張り詰めた緊張感!!!


誰もがかたずをのんで

矢の行方を見守ります(^^


今年の射手は小野さん!






小野さんは、前日から神社に入り

当日の神事に備えていきます。



さて、気になる今年の結果は!





残念ながら、矢は二回とも外れてしまいましたが、


その結果は、すぐに

このような形で報告されます!






今年の結果はこちらです↓






その昔、江戸時代には

この神事の結果をここ岡崎から、遠く江戸城の家康公のもとまで


早馬に乗って急ぎ知らされていたそうです!



みなさんも初詣でおみくじなど引かれた方多いと思いますが、


時代をさかのぼり、

江戸時代というのは、米をはじめとする農作物の作柄の良しあしが

人々の生活にそのまま影響した時代であり、

これは現代の私達では想像もできません。


そして、お米は食糧としてだけではなく“通貨”であり、財産でもありました。



私達日本には昔から各地に五穀豊穣を祈る

伝統文化がありますが、



その背景には、人々の生きるうえでかかすことのできない

“本気の願い”があったんだと想像します。




伊賀八幡宮の武者的神事は、

時代は変わり、早馬こそありませんが


各種メディアに取り上げられ

全国各地に結果が報道されています。


YAHOOニュースの動画はこちらから観れます>>>



今年も一年五穀豊穣、


みなさまにとって実り多き一年でありますように!





写真提供:ASAKOさん