2018年6月10日日曜日

どこを叩くと一番良い音がするの?「良い音」を鳴らす方法。太鼓打ちの皆さんへ♬

こんにちは、六代目彌市です♪( ´▽`)

今日からお天気いよいよ
下り坂のようですね〜♬

今日はイベントもひと段落して
通常のお仕事です♪( ´▽`)

昨日は、本当に
梅雨の合間のお天気に恵まれて!

屋外での演奏だったんですが
「味噌六」もまたまた大活躍してくれました!!


そうそう、

初めて「味噌六」を見ていただくと、

その大きさに
当然みなさん驚かれますが、


それと同時に、

「良い音」ですね〜♬って


「音」の良さを感じて
いただいてます♬


まぁ、

味噌六の場合は、

太鼓そのものが
良い音をするってこともありますが、


我々が「良い音」を
鳴らす仕組みをきちんと理解して

叩いているってこともあります♬



これは、

「味噌六」に限らず、


どんな太鼓の種類にでも
言える叩き方なので、


今日は、職人の視点で
お伝えできる

「良い音」の出る
叩き方の仕組みを♬


お伝えしたいと思います!



まずは、

皆さんに質問です。


太鼓って、
そもそも


どこを叩くと一番「良い音」が
出せるのでしょうか???↓↓



どこを叩く???


そんな事、考えた事ないよって
言う方もいるでしょうし、


何となく、
この辺を意識して
叩いているって方もいると思いますが♬


正解は、「ど真ん中」を叩く↓↓
ことなんです♬




音の考え方そのものも
様々ありますが、

私が今日お伝えする
「良い音」というのは、


太鼓が一番大きな
エネルギーを発する「音」と理解してください。


太鼓そのものが持っている
最大限のエネルギーを引き出す♬


そんな叩き方です。



さて、「ど真ん中」を
実際に叩いた時の

音の反響がどのように
伝わっていくのか?


太鼓の中を覗いてみると
こんな感じになります↓↓





ど真ん中を叩くと
このように音の振動が均等に

太鼓全体に広がっていきます♬




だから、

音の「余韻」は残りにくいんですが、


先にお伝えした通り、


「太鼓全体」に一気に
音が伝わるので、


その太鼓が持っている
一番大きなエネルギーのある「音」が

出せるんです♬


これが、
私のお伝えしたい「良い音」の仕組みです♬


で、

ここからもう少し
具体的に説明させてもらうと、


実は、「真ん中」を叩くことを
意識して叩いているよって方も

いると思うんですが、


ただ真ん中を叩けば
良い音が出せるわけじゃないんです♪( ´▽`)


ここが難しい、、、、

例えばこんな感じです↓↓



例え、ど真ん中を
叩けていたとしても、


バチが入る角度が間違ってしまうと、


叩いた音が
まっすぐに入っていかなくて


こんな感じで斜めに音が
入っていってしまします♬↓↓



すると、

せっかく真ん中を
叩けていたとしても、

太鼓全体にエネルギーが
伝わらずに「良い音」には

ならないのです♬


だから意識して
もらいたいポイントは2つあります。

1つは、叩く場所を
ちゃんと真ん中を狙うことと、


もう1つは、

叩いた先の
音の広がり方を

ちゃんと意識して叩くってことです♬





ここは、


真ん中を叩くということは、
目の前の太鼓の叩く面を見てれば

何となくできますが、



太鼓は、目の前の
叩く皮面だけが鳴っているわけじゃなくて


太鼓全体が鳴らせて
初めて良い音につながるので、


叩いていない反対側の皮だったり

胴も「鳴らす」♬
そんな意識が必要なのです。



これは、

目に見えない部分なので
なかなか難しいですね♪( ´▽`)


例えるなら、

最近はほとんどの車が
オートマチック車なので、

マニュアル、ミッションの車の免許を
持っている人も少ないかもしれませんが、


ミッションの免許を持っている人なら
一度は経験があると思いますが、

「エンスト」しますよね♪( ´▽`)


なぜ?

エンストをしちゃうのかっていうと


エンジンが動力と
繋がっている「仕組み」は
残念ながら、

エンジンルームを見ながら
運転できるわけじゃないので、

頭の中で理解できてないから


どこをどう操作したら
上手に車を動かせるか?が


最初のうちはわからないのです。



太鼓も、
それと同じようなことで、


なかなか、
叩いた先の太鼓の「音」の
広がり方まで意識して叩ける人は

少ないでのです♬



ちなみに、

わざと「ど真ん中」を外して
叩く♬

と言う人もいると思います↓↓



さて、こうすると
今度はどんな音になるでしょうか??



真ん中を外して叩くと、


今度は、太鼓の中の音の
振動はこんな感じで伝わっていきます↓↓




こんな感じで、

音の伝わる「距離」が
微妙に変わって複雑に交差するので、


音に「余韻」が響きが
残るんです♬



ど真ん中を叩いた時のような

ドン!!!

と言うエネルギーあふれる「真」の
ある音ではありませんが、


これはこれで、


意識して使い分けて
叩けることで


より、

太鼓の「音」を
上手にコントロールしながら

演奏できるようになります♬



余韻の残る音と、

真のある音の違いをきちんと
理解してもらう為にも、


やはり、

まずは「ど真ん中」を
きちんと叩いた時に

太鼓全体を鳴らせる♬


そこを目指して欲しいですね!




今日お伝えしたのは、

決して目では見ることができない
太鼓の中の世界ですが、


その世界を見る為には、

心で「感じとる」♬
必要があります。


人と人、人と自然との
関わりも同じですが、


相手のことをより
理解をしようと思ったら、


相手の気持ちを
感じとる必要がありますよね♬


それができると、

自然と関係性も深まります。


「関係性」が深まるということは
お互いにハッピーになるってことです♪( ´▽`)


はい、

太鼓の音をより理解できるようになれば、


もっと
太鼓を叩くことが楽しくなるってことです♪( ´▽`)



私は、

いつもそんな太鼓との
コミュニケーションを楽しく感じながら

演奏してますから


めちゃくちゃハッピーなのです♪( ´▽`)


さて、

今日は遠方から
2件ほどお客様が来てくださるので、

楽しみです!


今日も素敵な1日を^_−☆