こんにちは、六代目彌市です(^^)
お陰様で、
新入りしゅんたまると共に
毎日桶作りに
励んでおります♬
まだまだ納期
お待ちいただいている皆さん
一生懸命、日々製作しておりますので
今しばらくお待ちくださいませ!
ちょうど、今日
そんな桶太鼓のご注文で
しゅんたまるの母校の先生から
学校の太鼓部で使いたいと
ご注文いただいていた
桶太鼓が完成しましたのですが♬
しゅんたまるに、
学校の子供達って
自分たちで桶って締められるの?
と、
聞いたら、
普段は締めたりゆるめたりを
自分たちでやってますが、
みんな締め方がよく分かってなくて
テキトーーだから
めちゃくちゃバランスが
悪いんです、、、
なるほど。
そういえば、
先日納品させてもらった
お客様からも、
どのくらい桶太鼓は
締めても大丈夫なのですか??
と、
聞かれた所だったので
今日は、
桶太鼓の正しい締め方を
ご紹介させていただきます♬
しゅんたまるが言ってる
バランスが悪い状態ってこういう事です↓↓
写真右の赤↓のように
締め方が悪いと、
ある一方向だけにチカラがかかってしまって、
皮が傾いてしまうんです。
皆さんの所にも
こんな風になってしまった太鼓が
多分、結構あるんじゃないでしょうか?
こうなってしまうのには
いくつか「原因」があるんです♬
安心してください!
しゅんたまるに、
この傾いてしまった桶を
直せるか?
と、やらせてみましたが♪( ´▽`)
全然ダメでした(笑)
しゅんたまるでも、
このレベルですから、
今日は具体的に
一つずつお伝えしていきたいと思います♬
まず、桶太鼓締める紐の事を
我々は「調べ」と呼びますが、
桶太鼓を立てた時に、
皮から皮を結んでいる縦方向の調べを
☆「縦て締め」
と呼びます♬
これに対して、
太鼓の横方向に進行する
調べを、
☆「横締め」
と呼びます♬
今回は、2本締め
と言う方法をご紹介するので
横締めが
上の画像のようにジグザグ進行する
ような仕上がりになります♬
さて、
早速締めて行きたいと思いますが、
まず先ほどの調べは、
スタートとケツ(終わり)があります↓
赤く円で描いた所が
始点で、桶太鼓の場合は
太鼓によっては
編み込まれていたり、
または結んであったりする部分が
スタートの始点になります。
ここから時計回りと逆に
進行方向へ締めて行くと、
縦て締めが
しまっていくんですが、
ここで、最初にして
最大の注意点があります!
それは、
どうしても
最初の始点の方は締めやすくて、
力が入りやすいので
最初の方ばかりに
テンションがかかってしまって、
青い→のケツの方が
ゆるいと言う状態が
よく起きてしまうんです。
だから、
どうしても、
最後締め上げた時に
こんな感じで
バランスが悪くなってしまう、、、↓
これは、
最初に行う
「縦締め」の締め方のバランスが
悪いことが原因で
起こってしまうということです!!
じゃあ、
どうしたら?
縦て締めの
バランスが上手に締められるのか?
ってことですが、
縦て締めを締め終えた時に
一度、全体的に
上から縦て締め調べを
押してもらうとわかりやすいです↓↓
こんな感じで、
全体的に
縦ての調べを押してもらうと、
テンションのかかりすぎている所と、
逆に
テンションが弱い所が
わかると思います。
「縦て締め」のテンションが
悪い=バランスの悪い締め方
と言うことになるので、
ポイントは!
縦て締めにあるんですが
先にもお伝えした
どうしてもスタートが締めやすくて
ケツが締めにくいので
スタートの方は、
逆にあまり意識して強く締めずに
ケツの方を
できるだけ強く締めることを
「意識」してもらうと
ちょうどいいバランスに仕上がっていきます。
そうは、言っても
やっぱり難しそう♪( ´▽`)
そんなあなたの為に、
今お伝えした事を
動画でも撮ってみました♬
また、お時間ある時にでも
ご参考ください↓
締め方以上に、
ゆるめかたも大事ですし、
また、
2本締めだけじゃなくて、
もっと手軽な
3本締めと言う方法もございます♬
2本締めと3本締めの違いは、
単純に「横締め」の
やり方の違いだけですので、
それほど難しくないですし
こちらも以前紹介した動画がありますので
ご参考ください↓↓
私が締め直す前には
これだけバランスが悪かった桶も↓
こんな感じで
綺麗なバランスで締め上げられました↓↓
バランスがよく締められると
見た目だけじゃなくて、
当然「音」もよくなりますし、
太鼓の寿命も長持ちします♬
少し経験とコツは入りますが、
大切な「太鼓」ちゃんが
少しでも元気に活躍してくれた方が
嬉しいですもんね!
ぜひぜひ
ご参考いただけたら幸いです♬
今日も、1日お疲れ様でした^_−☆