2018年7月4日水曜日

1つの太鼓から3つの太鼓パート2!?

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


さて、

今年はしゅんたまるという
新戦力の加入で、

ますます桶作りに
磨きがかかってきましたが、


ここ最近、

少し去年までの流れと
仕事の流れが変わってきたなぁ~って


感じてることがあるんです♬


それは、

修理やリメイクの
お仕事が増えたこと♬


先日も、浜松で7尺~8尺クラスの
タガを修理させてもらったり、、、


新しい太鼓だけじゃなくて


メンテナンスのお仕事が
だんだん増えてきて


これも、技術や信頼
あってこそご依頼いただける話だなぁ~と

とてもうれしいのです(^^♪


先日も、
あるお客様から

こーーーーんな長いーーーーい( ;∀;)


桶を持ち込んでいただいて
リメイクのお話しをいただきました↓↓





長さは約150㎝


10数年前には
こういう太鼓が流行った時があって、、、


結構見かける事も
多いんですが、


実際のところ

太鼓の「打面」に対して
ここまで長さが必要な理由も


正直あまりなくて、、


「運搬」や「保管」が大変、、、、


と、いう事で


今回、この長ーーーーい1つの太鼓から


新たに、3つの太鼓を
作ってほしい♫


そんなご依頼をいただきましたので
ご紹介いたします(^^♪


まずは、

この長ーーーーい太鼓を
3つに単純にカットするところから

スタート♬





次は、

表面をキレイに削り直して
行きます♬




表面がキレイに仕上がったら、


次は、胴の中♬





もともと、長ーーい桶だった為に

厚みもしっかりあったんですが、


短くカットしたことによって
これだけの厚みは必要なくなり、、、


適切な厚みと軽さになるよう
胴の中も削っていきます↓



でもって、

もともとのこれが↓↓




こうなりました↓↓




下の2つは
長さ60㎝で、

今まで使っていた
やぐら台でも使えて、

なおかつ据え置きとしても
活用できるようにリメイク!


そして、

余った短い桶は、
担ぎ平桶太鼓として生まれ変わりました♬




塗装もキレイに仕上げて

完成した太鼓はこんな
感じにしあがりました↓↓





時代に合わなくなったり、
上手く活用できなくなってしまったモノ


古くて使えなくなってしまったモノなどを


時代に合わせて、
新たな活用方法を見出していく♬


そんな考え方を
「アップサイクル」って言うそうです。



本来廃棄するだけのはずだった
150年使った古い味噌仕込み桶を、

「太鼓」として「祭り」として
あらたな可能性を生み出した「味噌六」も


まさに、アップサイクルですね♬




実は、

1つの太鼓から3つの太鼓は

今回はじめてじゃなくって
過去にも同じようにご依頼がありました。

1つの太鼓から3つの太鼓パート1はこちらから>>>




太鼓の役割も、

私達の仕事の役割も、


やっぱり時代の変化と共に
ニーズが変わっていくんでしょうね♬


今回もお役に立てて
何よりです。


さて、

今週末は
台風の影響が全国的に広がりそうです


みなさん
お気をつけて、


今日もステキな一日を(^_-)-☆