ここの所、終日天気が不安定ですが
この週末は良さそうですね!
はい、明日は三浦太鼓店150周年特別事業!
50キロウォークです(^^)/
地元徳川家康公ゆかりの地をめぐり、
次なる時代に向けて一歩ずつ開運必勝祈願企画です!
なんと最高年齢77歳!
遠くは群馬から、
呼びかけに58名もの参加者が集まっていただくことができました(嬉泣)
また達成した際には報告させていただきます(^^)/
さて、先日このような
修理の皮がもちこまれました。
当店で製作させていただいた皮ではないですが
何年もしっかりと打ち込まれた締太鼓、三丁掛の皮です。
見た目は結構使い込んで見えても
まだまだ皮の表面はしっかりしている。
締太鼓はこれぐらい打ち込んできてからが
高音の中にも深みのある音が出る用になります
だけど、残念ながら
この皮のふちを縫っている糸が切れてしまっている状況。
締太鼓は高い音を出すために
皮自体にかなりの負荷、テンションをかけて
締め上げるので、糸が切れてしまうと
皮が耐えきれなくなって開いてしまうんです・・・
こうなってしまうと、いくら表面が
まだまだ使える状態でも締め上げる事ができません。
でも、ご安心を。
このように糸が切れて開いてきてしまった
皮もちゃんと直すことができます。
少しずつ少しずつ、切れた糸を抜きながら
新しい糸を縫い合わせていきます。
これ、正直新しい皮を作るより
糸を抜くという作業がプラスになるので倍、手間と時間がかかるのです^^;
はい!
そして、無事作業完了した皮がこちら。
しっかりと、乾燥させ
また次の活躍出番を迎えることができます。
現代は、
モノにあふれる世の中。
何不自由なくありとあらゆるものが手に入る世の中で
みなさんの周りにありますか???
壊れたら買い替える。
使い捨て・・・
そんなモノは溢れています。
でも、直してでも使いたいって
思えるモノって本当にそこに価値が宿っているからこそ。
これこそ本物の証です。
本物がホンモノで
そうでないものがニセモノという事ではないですが、
やはり良いモノというのは、
間違いなく受け継がれていくし普遍かつ長く続きます。
何が便利で、何が環境によくて
いったい何が為になるのか・・・・
目先の便利さだけに
とらわれていると本当の価値はなかなか
見えてこない。
便利と不便は紙一重ですね。