2015年4月6日月曜日

私がどうして新しい太鼓を作れるのか。それこそ“伝統”の本質。


 こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今日から新学期スタートですね!

我が息子もこの春で長男5年生、次男2年生、三男年長、と
それぞれ進級しました^^


元気よく今朝も学校へ行ったので
今年も一年たのしみです^^


新しい学期は何かあたらしい事が
スタートしワクワクする時期ですよね~


私も新しい事、何か挑戦すること

自分がワクワクするような事が大好きです^^;



今までも、そうやっていろんな新しい太鼓を創ってきました。


でね、


私が新しい太鼓を作る際に

何より大切にしていることがあるんです。



というか、これがなければ

新しい太鼓なんて作れない。


それほど大切な事があります。



なんだかわかりますか?




それは、


和太鼓の本質。



太鼓にとって一番大切な核となる部分です。



太鼓の本質、太鼓にとって一番大切なことは

たった一発の“活きた音”なんです。



それを私に教えてくれたのは、すでに“伝統”として
受け継がれてきた古ーーーい太鼓たちです。


約500年前より受け継がれた太鼓。



太鼓にはすでに長い歴史や伝統というものがあります。


では、その“伝統”とはなんでしょう。


これは、積み重ねられた先人たちの“知恵”です。



日本人の平均寿命がいくら世界一長いと言えど人生80年。



それを遥かに上回る歴史の積み重ねが
太鼓たちには宿っています。


それが、現在もなお私の目の前で生きているんです。


だから、その太鼓さんに私は聞きます。


どうしたら私の作る太鼓も
あなたのように長い歴史を積み重ねられますか?


すると、


その太鼓が答えを教えてくれるんです。


“故きを温ねて新しきを知る”



まさにその感覚です。



だからこの2つの太鼓は全く同じなんです。






何が同じなんでしょうか^^;



はい、太鼓の本質、“活きた音”というのは

太鼓の中に宿っています。


だから、装いや見た目はいくらでも変える事ができる。


現代に時代に求められる想いもカタチにできるんです。



でも、太鼓の中に宿している“本質”は


絶対に変えていけないし、なくしてはダメです。



もしそれをなくしてしまったら、
太鼓が太鼓でなくなってしまうからです。


1から積み重ねていたら80年の歴史しかないけれど


私の目の前には数百年の歴史がすでにある。


これほど貴重な財産はありません。


マスターカードだって買えませんよ(笑)


“今日の太鼓からvol.32”


今回は、メタリックのボディに

本漆“蒔絵”を使用して桜デザインを入れさせていただきました(^^)/


桜満開のこの春にギリギリ
間に合った!!!



またあたしい太鼓


ワクワクする太鼓作るぞーーー