昨晩から突然ランニングを始めました!
20代の頃、7年くらいかな~
自宅から太鼓屋まで、ほぼ毎日走って通ってたんですが
ここのところサボってました^^;
30代半ばにきて、最近足の衰えを感じはじめ
三六-SABUROKU-なんか作る時に足の踏ん張りが
とっても大事なのですが、足腰きつーーい(>_<)
これではダメだと足腰鍛えてがんばります!
さて三日坊主になりませんように(^^)/応援してね!
健康な体を手に入れたければ、適度な運動と食事。
私がランニングをはじめたように、
何か目指す目的やゴールが欲しければ
それを求める行動を起こさなければ何も変わりませんね。
“求める”からこそその先の結果につながるんだと思います。
つい先日の話。
3年ほど前に自分の求める音を追及したいと
産地や特徴の違う皮をいくつか試作して担ぎ桶の皮を作りました。
20枚ほど作ったかな~。
全部馬革です。
欲しい音、目指す音がある程度見えてきたときに
今の皮ではダメじゃないかという疑問があったんですね。
ただ、やはり試作した皮はそんなにスムーズにいきませんでした。
どれも品質がバラバラで皮質や厚さに違いがありすぎるのです。
あまりに安定性がなくこれでは製品化するのは、ちょっと難しいなぁと
断念していたのですが
ただし、ここで一つ
品質はバラバラだったのですが、
中には自分がこれならいけるのではないか!
と、思える仕上がりの皮がいくつかできたんです。
それでもその皮を使う事は残念ながらありませんでした。
いくらいいモノであっても、品質が違い過ぎてまた同じものが作れなかったのです。
そんな3年もタンスの肥やしになっていた皮に
突如日の目を浴びる時がやってきました^^;
それは、私が太鼓の音の本質をこの方から学んだと
言っても過言ではないほど尊敬する方からのお電話。
お電話の内容は、こういう“音”がでる皮が欲しい。
そういうご要望でした。
そんな音に対するとことんにまで
こだわって追及される要求を聞きながら
ふと試作したこの皮の事を思い出したんです。
太鼓の本質は音。
これは、受け継がれる古い太鼓や伝統芸能から教えてもらいました。
太鼓屋の仕事をしていて感じるのですが、伝統芸能の方々は
必ずこの“音”を求めにやってきます。
求める音があるということは、その先につながる世界を知っているからです。
いつの時代も人々はより深いつながりを求めますね。
生かしてもらえる方のもとで
よき音を奏でてくれることを願うばかりです。