2016年1月20日水曜日

本当の輝きというのは、目に見えない所に真実がある。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今朝は、全国各地で雪雪雪!!!



ですね~。


みなさん朝の通勤と重なった時間だったので
大丈夫でしたか??


雪の少ない地元岡崎でも今朝は5センチほどの積雪があり

道路も渋滞でした( ;∀;)


幸い、数日前にスタッドレスタイヤに交換していたので

無事に出勤できました(^^♪


今年は本当にあたたかな冬だな~と思ってましたが、

暦の上ではあすは大寒です!


一年で一番寒い時期ですので

みなさんくれぐれも雪や体調にお気を付けくださいね(^^♪




さて、今日はこれから

新規桶太鼓を3台ほど組み上げて納品させてもらいます(^^


今日の仕上がりはこちら>>>




綺麗ですね~♬


まさに漆黒(しっこく)の闇のごとく深い黒。



これは、本漆塗りでございます。


ここ、地元岡崎は昔から三河仏壇と言って

仏壇作りが産業として栄えた土地で、


その伝統技術が残されています。


太鼓つくりの工程の中で

いくつか漆職人さんにお手伝いいただくことがあるのですが、


胴の本漆塗りも、

そんな大切な作業の一つです。



本漆というのは、天然樹脂塗料で

乾燥させるのに必要な湿度と温度の管理が必要で


室(むろ)と呼ばれる、湿度温度管理を徹底しないと

塗ることができません。



漆にとって最適な条件というのは、


温度が24度前後で、湿度が70~80%だといわれています。



逆に、この条件がそろわないと

漆は乾かないということです( ;∀;)



そしてそして、


ただ、乾かないだけではなく

漆黒と言われるその美しい輝きを放つまでの工程というのが



ざっくりでも13工程もるんです!



最近の化学塗料というのは、

表面的にクリアーを塗って輝きを強制的に出そうとするところが

ありますが、漆はその真逆です。


表面にクリアーでコーティングするのではなく、

その中にある“下地”や“生地”をいかに丁寧に仕上げて積み重ねていくか・・・


そこにこそ本当の美しさの源があるんです(^^♪


人も、自然も同じですね。


本当に美しい人というのは、見た目の華やかさではなく

心そのものがうつくしい。


いくら、表面で着飾ろうとしても

そこには限界があるように思います。



“本当の輝きは目に見えない所にこそ真実がある”



誰もが心奪われる本当の輝きというのは、

目では見えないそのなかにきっと答えがあるんですね(^^♪



今日も素敵な一日を(^_-)-☆