こんにちは六代目彌市です(^^)/
一昨日は、全国的に大雪、
そして、昨日は大寒。
一年で一番寒いこの季節に
地元岡崎、徳川家康公ゆかりの神社
伊賀八幡宮にて江戸時代から続く伝統的な神事、
武者的神事が行われ、私たちも奉納演奏をさせていただきました(^^♪
武者的神事とは、大変珍しい神事で、
15間(約28メートル)も離れた場所から、
1尺2寸(約36センチ)四方のヒノキの板的を目指して矢を放ち、
その結果によって、一年の主に農作物の豊凶を占うという
伝統的な神事です。
矢を放てるチャンスは2回!
矢が当たっても、当たらなくても
また、必ずしも当たったから良い結果が出るという事もなく
占いの結果はきちんと出るようになっているのですが、
それでも、誰もがかたずをのんで
矢の行方を見守ります(^^
今年の射手は小野さん!
小野さんは、前日から神社に入り
翌日の神事に備えていきます。
さて、気になる今年の結果は!
残念ながら、矢は二回とも外れてしまいましたが、
以下のような結果となりました(^^
その昔、江戸時代には
この神事の結果をここ岡崎から、遠く江戸城の家康公のもとまで
早馬に乗って急ぎ知らされていたそうです!
みなさんも初詣でおみくじなど引かれた方多いと思いますが、
時代をさかのぼり、
江戸時代というのは、米をはじめとする農作物の作柄の良しあしが
人々の生活にそのまま影響した時代であり、
これは現代の私達では想像もできません。
そして、お米は食糧としてだけではなく“通貨”であり、財産でもありました。
私達日本には昔から各地に五穀豊穣を祈る
伝統文化がありますが、
その背景には、人々の生きるうえでかかすことのできない
“本気の願い”があったんだと想像します。
伊賀八幡宮の武者的神事は、
時代は変わり、早馬こそありませんが
各種メディアに取り上げられ
全国各地に結果が報道されています。
今年も一年五穀豊穣、
みなさまにとって実り多き一年でありますように!