2016年1月22日金曜日

単なるイベントではなく、大切な意味がある神事。

こんにちは六代目彌市です(^^)/


一昨日は、全国的に大雪、


そして、昨日は大寒。


一年で一番寒いこの季節に

地元岡崎、徳川家康公ゆかりの神社


伊賀八幡宮にて江戸時代から続く伝統的な神事、

武者的神事が行われ、私たちも奉納演奏をさせていただきました(^^♪







武者的神事とは、大変珍しい神事で、


15間(約28メートル)も離れた場所から、

1尺2寸(約36センチ)四方のヒノキの板的を目指して矢を放ち、



その結果によって、一年の主に農作物の豊凶を占うという

伝統的な神事です。



矢を放てるチャンスは2回!


矢が当たっても、当たらなくても

また、必ずしも当たったから良い結果が出るという事もなく


占いの結果はきちんと出るようになっているのですが、



それでも、誰もがかたずをのんで

矢の行方を見守ります(^^


今年の射手は小野さん!




小野さんは、前日から神社に入り

翌日の神事に備えていきます。



さて、気になる今年の結果は!





残念ながら、矢は二回とも外れてしまいましたが、

以下のような結果となりました(^^




その昔、江戸時代には

この神事の結果をここ岡崎から、遠く江戸城の家康公のもとまで


早馬に乗って急ぎ知らされていたそうです!



みなさんも初詣でおみくじなど引かれた方多いと思いますが、


時代をさかのぼり、

江戸時代というのは、米をはじめとする農作物の作柄の良しあしが

人々の生活にそのまま影響した時代であり、

これは現代の私達では想像もできません。


そして、お米は食糧としてだけではなく“通貨”であり、財産でもありました。



私達日本には昔から各地に五穀豊穣を祈る

伝統文化がありますが、



その背景には、人々の生きるうえでかかすことのできない

“本気の願い”があったんだと想像します。




伊賀八幡宮の武者的神事は、

時代は変わり、早馬こそありませんが


各種メディアに取り上げられ

全国各地に結果が報道されています。




今年も一年五穀豊穣、


みなさまにとって実り多き一年でありますように!