こんにちは、六代目彌市です(^^)/
今や全国、いや世界中に輪を広げる
和太鼓の世界。
伝統芸能や祭礼という枠を超えて
楽器として多くの人が愛用してくれていますね(^^♪
そんな和太鼓はサークルや教室も、
近年めまぐるしく増えてまいりました。
今日は、そんな教室では
なかなか教えてくれない、
太鼓屋ならではの視点でとらえた
お話ししたいとおもいます(^^♪
今日のテーマは「構え」。
みなさん、太鼓の前に立ったら
まず最初は「構え方」から教わると思います。
では、この「構え」とは、
いったい何を構えるのでしょうか???
正しい姿勢をとることでしょうか?
正しい心の準備をすることでしょうか?
もちろん、そうですね。
正しい姿勢をとり、心の準備を整える。
とても大切なことです。
でも、もう一つ
実は大切なことがあります。
それは、
“受け止める準備をする”こと。
何を受け止める必要があるのか?
太鼓の前に立ち、
振り上げたバチで一発ドーーーーーン!!!
と叩く、その“音”を受け止める準備をするんです。
太鼓はそもそも、“音”で意志を伝える
コミュニケーションです。
誰かにその意思を伝えるためには、
まずは“自分自身”と目の前にある“太鼓さん”と
つながる必要があるんです。
誰かに、その音で想いを伝えたいと願うのであれば、
何より、一番最初に
目の前にある太鼓さんと自分がつながっている
必要があるんですね~(^^♪
じゃあどうやったらつながれるでしょうか、、、
太鼓と人って考えると、
ちょっと難しく感じるかもしれないので
人と人で考えてみてください。
人と人との関係性で、
信頼できるつながりを生むには
「コミュニケーション」が大事ですよね。
コミュニケーションは一方通行で良いですか?
ダメですよね。
コミュニケーションは相互関係が大事です。
話して伝えることと、相手の話をよく聞いてあげること。
そうすると、互いのつながりが
深まっていきますね(^^♪
これは、人同士であっても
人と太鼓であっても同じということです。
人と太鼓。
人が一方的に太鼓さんに想いをぶつけるだけじゃ
だめなんです~。
想いを伝えたら、
今度は自分の想いを受け止めてくれた
太鼓さんの話を(音)を聴いてあげること。
だから、一発打つことで生まれた
そのドーーーン!という音を、
ちゃんとその響き、余韻が消えるまで
聴いてあげること(^^♪
すると、不思議なことに
今まで聴こえなかった音や
太鼓さんからの想いが伝わり、
自然と自分と太鼓がつながっていく
感じができるとおもいます~(^^♪
人も太鼓もお互いの
気持ちの通じ合いからつながりが生まれていきますね(^^♪
今日も素敵な一日を(^_-)-☆