2016年7月22日金曜日

教室では教えてくれない太鼓のお話し。パート3

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今や全国、いや世界中に輪を広げる

和太鼓の世界。

伝統芸能や祭礼という枠を超えて

楽器として多くの人が愛用してくれていますね(^^♪


そんな和太鼓はサークルや教室も、

近年めまぐるしく増えてまいりました。



今日は、そんな教室では

なかなか教えてくれない、

太鼓屋ならではの視点でとらえた

お話ししたいとおもいます(^^♪


今日のテーマは「構え」。




みなさん、太鼓の前に立ったら

まず最初は「構え方」から教わると思います。



では、この「構え」とは、


いったい何を構えるのでしょうか???



正しい姿勢をとることでしょうか?


正しい心の準備をすることでしょうか?



もちろん、そうですね。


正しい姿勢をとり、心の準備を整える。

とても大切なことです。



でも、もう一つ

実は大切なことがあります。



それは、


“受け止める準備をする”こと。




何を受け止める必要があるのか?




太鼓の前に立ち、

振り上げたバチで一発ドーーーーーン!!!


と叩く、その“音”を受け止める準備をするんです。





太鼓はそもそも、“音”で意志を伝える

コミュニケーションです。


誰かにその意思を伝えるためには、

まずは“自分自身”と目の前にある“太鼓さん”と

つながる必要があるんです。



誰かに、その音で想いを伝えたいと願うのであれば、


何より、一番最初に


目の前にある太鼓さんと自分がつながっている

必要があるんですね~(^^♪



じゃあどうやったらつながれるでしょうか、、、



太鼓と人って考えると、

ちょっと難しく感じるかもしれないので


人と人で考えてみてください。



人と人との関係性で、

信頼できるつながりを生むには


「コミュニケーション」が大事ですよね。


コミュニケーションは一方通行で良いですか?


ダメですよね。


コミュニケーションは相互関係が大事です。


話して伝えることと、相手の話をよく聞いてあげること。


そうすると、互いのつながりが

深まっていきますね(^^♪



これは、人同士であっても

人と太鼓であっても同じということです。



人と太鼓。


人が一方的に太鼓さんに想いをぶつけるだけじゃ

だめなんです~。



想いを伝えたら、

今度は自分の想いを受け止めてくれた

太鼓さんの話を(音)を聴いてあげること。




だから、一発打つことで生まれた

そのドーーーン!という音を、

ちゃんとその響き、余韻が消えるまで

聴いてあげること(^^♪



すると、不思議なことに

今まで聴こえなかった音や

太鼓さんからの想いが伝わり、


自然と自分と太鼓がつながっていく

感じができるとおもいます~(^^♪


人も太鼓もお互いの

気持ちの通じ合いからつながりが生まれていきますね(^^♪


今日も素敵な一日を(^_-)-☆