2016年11月12日土曜日

これは、想像力と感性をやしなうテストです(^^ ブログ番外編

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


先日のテレビ番組がおもしろかった(^^


現役東大生と京大生の

就職活動に関するトーク番組。



いろんな話しが出ている中で

強く感じたのは、


人は、「頭脳」だけがいくら優秀でも

社会的に活躍できる人になるとは限らないということ。



机上の能力プラス

やはり人としての「人格」、


すなわち「人間力」みたいなものが

同じだけ必要なんだなってこと。



だって、iphoneのsiriに登場するような

人口知能「AI」ってますます発展し優れてくる。


何億ものデータを瞬時に解析できる

すぐれた知能を持つロボットに人間の知力なんて

微々たるものだと思う。



ということは、これからの時代は

ますます頭がいいことだけじゃなくて、


人間じゃないとできないこと、

人間らしさを高める事、


すなわち感性やセンス、コミュニケーション能力が

とても大切だということですかね(^^♪





そんなことを考えながら番組を見ていたら、


小学校六年生の長男が

とても面白い宿題をやっていました(^^



みなさん下の4つの絵を見てください↓





さて、この4つの絵を見て

何を創造しますか???



今回の宿題は、


この4つの絵の中から

自分が好きな絵を一つ選んで、



そこから想像できる「物語」をつくろう!


というモノ( ;∀;)



たった1枚の絵から物語を作るって!


すごい面白い宿題だな~と思いましたが


これってめちゃくちゃ難しいですよね~



いわゆる想像力や感性、センスの世界ですから( ;∀;)



そんでもって長男に

どれを選んだの?


と、聞くと

この絵でした↓





大きな木の周りに、子供たちが手を取り合って

見上げているシーン。




さて、ここからいったいどんな物語を創造するでしょうか(^^♪



小学生の宿題ですから、

それほど長い文章ではありませんが


ここから想像した長男が作った物語が

なかなか感心するほど面白かったので

今日はご紹介しちゃいます(笑)


お時間あるときに読んでやってくださいませ(^^



ブログ番外編スタートです(^^)/


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タイトルは「ふしぎな木」

作:三浦はうる(笑)



ある所に一つの小さな島がある。

その島は「子どもの島」と呼ばれている。

なんとその島には、子どもたちしか住んでいないのだ。

大昔は、子どもの島には大人たちも住んでいたが、

何かの事情で、大人たちは子どもたちにとても小さな

“種”を渡しどこかえ去ってしまったという。


それから子どもたちは、一生懸命みんなで協力し、

その種に水をあげたりしてついに大きく、立派な木に成長しました。



でも子どもたちはとても驚きました!

なんとその木は、虹色にかがやいているのです。







それだけではありません、

その木はリンゴが実ったり、モモが実ったり、

ナシが実ったり、どんぐりが実ったりするのです。


つまりなんでもできてしまう木なのです!


そして子どもたちはその木に名前をつけることにしました。

何時間も考えていると、ついに決まりました。


その木の名前は「ふしぎな木」。


理由は、虹色に輝いたり、

いろんな食べ物ができたりするので「ふしぎな木」と名づけました。

そんなある日、一人の子どもが病気になってしまいました。



子どもの島には、もちろん子どもしかいないので、

病院も薬も何もないのでいつも病気や大けがをすると、

死んでしまうことが多いのです。


そんな危機におちいってしまった子どもを

なんとか助けようとしても、やはり病気は治りません。


そして子どもたちはふと思いました。


あの「ふしぎな木」のくだものを食べたら元気になるかもしれない!

そして子どもたちは一人の子どもにふしぎな木のくだものを食べさせました。


すると、なんとふしぎ!!

子どもの病気がみるみる治っていくではありませんか!

そして一人の子どもはすぐに元気になってしまいました。







ふしぎな木のくだものや、木の実は

食べると元気になるという事が子供たちはわかりました。


数年後。事件はおこりました。


子供たちがふしぎな木のくだものをなかよく食べていると、

「ドーーン!」


というとても激しい大砲の音が鳴りました。


海賊が来たのです!!


子供たちは必死に逃げますが、次々と襲ってきます。


やがて子供の島は、火の海になってしまいました。


だが、子供たちはあきらめませんでした。


子供たちは海から水を汲み、

火にかけて苦しみながらも頑張りました。



でも、なぜか海賊たちはふしぎな木の方へ、

攻撃をしかけてくるのです。







そうか!!

海賊たちの目的はふしぎな木を奪うことだったのです。


そして海賊たちはふしぎな木に近づきますが、

子どもたちはふしぎな木を守るために
海賊たちに石や棒を投げつけたりしながら必死に戦いました。


その時、海賊の大砲の弾がとうとう切れてしまいました。

それを知った子どもたちは、
最後の力をふりしぼって海賊たちを追いつめました。

どうしようもなくなった海賊たちはとうとう逃げていきました。



それから子どもたちはふしぎな木の周りに
手と手をつないでお礼を言いました。

「ありがとう」







そして子どもたちはいつの間にか
一人ひとりが立派な大人になっていました。


それからふしぎな木は、
立派に育った大人たちのたくましい背中を
いつまでも見守っていました。



作:三浦はうる