2015年2月15日日曜日

“たががゆるむ” 緩むには必ず原因がある。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


金曜は東京へ、昨日は50キロ自転車走破!

今日は瀧山寺にてリハーサルと週末テンション↗
あがりっぱなし。

身体とこころの緊張をOFFにする瞬間がなく
夜も寝れません(笑)


すこしは“たがをゆるめたい”


はい、これが本当の“たががゆるんだ状態”


たががゆるむ。



ちょうど、今日三六-SABUROKU-のたがが
ゆるんだので見てほしいというご依頼がありました。




“たががゆるむ”というのは、
まさに、この事をあらわした言葉の表現の世界ですね。


ゆるんだ気持ちや精神を締めなおす。


そんな感情や状況になる背景にはかならず、理由であり“原因”が存在します。


たとえば、この太鼓の胴。


どうして“たががゆるむ”か分かりますか?



桶というのは杉やさわら材を張り合わせて成型し
竹の“たが”を組んで締め込んでいます。


この桶の特性というのは本来は、中に何かを“入れる”という事が
目的で作られていました。


それも水分を有するもの、水や酒、みそ、しょうゆなど・・・


水分を木が吸収することで膨張しふくらみます。
こういう状態を維持できていれば“たが”は緩むことがすくないです。


ただ、太鼓の場合は胴の中に水分は入れられませんね


唯一、太鼓はこの桶を乾燥した状態で使わなければなりません。


結果、胴体がどうしても乾燥によって縮んでしまう・・・


だから木が痩せて→“たががゆるむ”


という事です。



“結果”にばかり目を奪われがちですが
かならず結果には原因という意味が同時に含まれています。



どんな事でもそうですね。


恋人同士のケンカの原因や病気の原因・・・

ケンカも病気も突然降ってくるわけではありません。


良い事も悪い事も原因と結果。


できる事なら良い結果がたくさん起きるような“原因”を
誰しも作れたら幸せですね(^^)/


みなさんに良い幸せが訪れることを
今日も願っています!