2015年5月3日日曜日

僕が一番創りたいもの。

こんにちは、


モノに溢れ、何不自由なく生きていける現代という時代。

ここに、“豊かさ”という
キーワードが聴こえてくる。

“豊かさ”とは本当はいったいどういうことだろう。

お金がある。
地位がある。
名誉がある。
家がある。
車がある。
家族がいる。
恋人がいる。

あなたは、いったいどんなことに
“豊か”だと感じるだろうか。


太鼓の“音”と自分がつながったとき、

その“活きた音”が私にたくさんのことを教えてくれた。

太鼓の活きた音というのは、
表面ではなく太鼓の“中”に宿っているんです。


そしてそこから、本当の“豊かさ”が見えてきた。

ああ、太鼓も、自然も、私たち人間もみんなおなじなんだ。


本当の豊かさとは人の“心の中”にある。


地位や名誉、お金や財産ではない。


心の豊かさはお金で買えない価値なのです。


人の心の環境が育まれると身近な事や
身近なモノに“感動”することができます。


もしかしたら、現代人はこの心の環境を見失い
“感動”する心をどこかに置いてきてしまったのではないでしょうか。


豊かな心とは、つながる心。

豊かな心とは、思いやりの心。

豊かな心とは、寄り添う心。



いくら私が熱く想いを語っても、

その先にある人の心が育まれていなければ、
一方通行でその人に伝わらないのです。


もしかしたら、私が一番創りたいものは、

こうした人の“心の環境”なのかもしれません。



だからその先に“感動”があり、

心動いた“感動”はまた新たな“感動”をうみ

しいては、世界の平和へとつながっている。


そう願いたいです。


難しい事ではありません。


豊かさへの気付きは、日常の些細なところに
溢れています。


大正12年生まれ、御年92歳になる
太鼓屋、私のばあちゃん。





腰は曲がるが、まだまだ元気!!



そんなばあちゃんは、いつも亡くなったじいちゃんの仏壇に

花を供えています。



決して特別な花ではありません。



季節ごとに庭に咲く、ちょっとした花も

ばあちゃんの魔法の手にかかれば
とても美しい装いになるんです!




私は、こんな日常の姿から人の心の中にある「豊かさ」の
本質を学ぶ事ができます。


活きた音も、活きた心も同じです。



今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください(^^)/