2015年5月9日土曜日

裏も表もあるんです。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


さて、近年太鼓にしては価格もお手頃で軽量かつ
持ち運びもかんたんな事から人気の桶太鼓。


太鼓チームではほとんどの方々が
取り入れて見えるのではないでしょうか


私たち零~ZERO~も、この桶太鼓を
音のバリエーションや使い勝手が便利なので
いろんな場面で多用しています(^^)/

零~ZERO~




さぁそんそんな桶太鼓ですが、

実は表も裏もあるってご存知でしたか???



さて、なんの表と裏でしょうか



答えはこちら→

皮の表と裏。



そう、担ぎ桶太鼓には表と裏の皮が存在している事


みなさんご存知でしょうか?



具体的に何が違うかと言うとやはり“音”なんですけどね笑



表の皮は裏の皮に比べ厚みのある低い音。

反対に裏の皮は表の皮に比べ張りのある高い音。



どうしてこのようにわざと音の違いをつけるのか
ちゃんと理由があります。


表と裏の音が違う理由とは。



裏面にくる高い音を“アクセント”として表現することが一番の理由です。



そうすることで、高い音を表現したいときに見た目と実際の音が

うまくリンクして、音とパフォーマンスが一つになり表現できます。





単なるパフォーマンスだけの為に裏面や両面打ちがあるのではなくて


その音を表現したいために裏面の高いアクセント音があるんです。




パフォーマンスに偏りすぎてしまうと、

単に両面打ちを早く打てればかっこいいからと勘違いしてしまいがちですが、



両面打ちを早く打つのは、実際は“おまけ”みたいなもので

ちゃんと表の音、裏の音の役割を認識して

演奏できると、もっともっと担ぎ桶太鼓の可能性が
広がると思います(^^)



和太鼓である以上、届くのはその“音”なのです。



見た目やパフォーマンスももちろん大切な要素ではありますが、


パフォーマンスが届くのではなくて、“音”が届くのだという意識を

もつことで、よりその表現が活きてくるのではないでしょうか(^^)



どんな事にもこうしいた“理由”って存在しますね。


ただ、それを知っているかそうでないかで

その先に大きな違いがうまれます。


ああリズムの中にアクセントを表現する為に
裏面の音があるんだと理解できれば、きっと


“パフォーマンスの為の音”ではなく

“音のパフォーマンス性”があがると思います(^^)/



ぜひこの事を意識してみてください。


みなさんお手持ちの桶太鼓も、必ず音の高い方
低い方があると思います。


ますはその音を聞き分けてみることから挑戦してみてください(^^)/